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「旅客機撮影の聖地」今どうなってる? 「BBQできる公園にします」まであと2年…「旅客機飛ばなきゃただの土手」から変化は

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伊丹空港の滑走路南端に位置し、「飛行機撮影の聖地」として航空ファンに名高い千里川土手。その近辺が変わりつつあります。豊中市などが2027年3月の全面開園を目指し、このエリアの再整備を進めているなか、現地はどのような状況なのでしょうか。

バーベキュー場などがある公園に

 伊丹空港の滑走路南端に位置し、「飛行機撮影の聖地」として航空ファンに名高い千里川土手の近辺が、変わりつつあります。豊中市などが2027年3月の全面開園を目指し、このエリアの再整備を進めているのです。2025年1月時点での現地の様子は、どのようになっているのでしょうか。

Large figure1 gallery2千里川土手の上を飛ぶ旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。

 豊中市は現状の千里川土手エリアについて「全国から人が集まる本市の貴重な観光資源である一方、トイレなどが未整備で、駐車場も不足しているなど観光スポットとしての環境が整っていない状況となっています」と説明。そのため、このエリアをトイレや展望・芝生広場、屋根付広場、バーベキュー施設のほか、空港の歴史案内、航空機情報案内スポットなどが設けられた公園へと再整備する計画を打ち出しています。

 そのような「千里川土手」ですが、旅客機が頭上を超低空で飛ぶことを除いては、ただの川沿いの砂利道といった出で立ちでした。この土手の様子は2025年時点でも大きく変わっていない模様です。その一方で大きな変化が確認できたのが、土手の南側にある区画。このエリアの工事が進められているのです。

 再整備現場の入口にある立て看板には、工事区域の面積は約5万9100平方メートルで、工事は2027年2月28日まで実施予定と明記されています。敷地内はほぼ更地の状態ではあるものの、フロアマップが描かれた立て看板らしきものがすでに設置されていました。

 なお、同市は再整備の狙いについて、次のようにコメントしています。

 「本市の観光名所の創出と大阪国際空港周辺緑地整備の推進を目的に、自然の多い緑地帯となっている環境のほか、真上を通過する飛行機を間近に鑑賞することができる立地特性を活かし、水とみどりと空を一体的に体感できる公園として、航空機運航の安全を前提に、騒音対策の機能を維持したまま整備することとしました」

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