まだ“20隻以上が未着手”英国の原子力潜水艦 30年経ってやっと解体が始まるも手探り状態
- 乗りものニュース |
やっぱり原子力潜水艦の解体は大変。
まだ1隻目の解体作業を始めたばかり?
イギリスのマリア・イーグル国防調達産業相は2025年1月16日、退役原子力潜水艦の解体とリサイクルの滞りが課題であると認め、長年の課題であり解決しなければならないと同国議会で語りました。
ドックの水を抜かれ解体作業を待つ「スウィフトシュア」(画像:SDA)。
実はイギリスでは2023年8月に、スウィフトシュア級原子力潜水の1番艦「スウィフトシュア」の解体作業を始めるまで、原子力潜水艦を解体する設備が整っておらず、手探りの状態で作業を行っています。
原子力潜水艦に関しては、アメリカ、フランス、ロシアなどで複数の解体実績があるものの、イギリスでは最初の1隻が退役してから30年経ってようやく解体に着手しました。
イギリス海軍では、常に攻撃型原子力潜水艦と戦略ミサイル原子力潜水艦の2タイプを運用しており、既に、ヴァリアント級、チャーチル級、スウィフトシュア級は全艦が退役。トラファルガー級も2024年に最後に残った「トライアンフ」が任務を終えており、20隻以上の原子力潜水艦が解体されぬままロサイスとデボンポートに係留されたままになっています。
現在解体作業が行われている「スウィフトシュア」は2026年末に完了する予定ですが、この作業に関してはかなり特殊な方法で行っているようです。
同国国防省内の執行機関であるサブマリン・デリバリー・エージェンシー(SDA)は、同艦解体に際し、原子炉の燃料除去、放射性物質の除去、艦の分割などの段階を含む複雑なプロセスをこなしつつ、適切な廃棄物管理に加え、解体で出た部品のうち約90%のリサイクルも行うと発表しています。原子力潜水艦を解体して廃棄するために必要なコストは1隻あたり約1億ポンド(約190億円)と言われており、部品の再利用も重要な予算確保となっています。
なお、公式Xでは「他のどの国も試みたことのない方法で行われるでしょう」とアピールしています。ただ新しい作業方法で実施しているため、ほかの艦の解体計画に関してはまだ決まってはおらず、いつほかの艦が解体が始まるのかとの批判もあります。
この件に関して、イーグル国防調達産業相は「スウィフトシュア」の解体から作業員たちが、原子力潜水艦の有効な解体方法を学んでいる最中とのことで、「来年末に同艦の解体が完了すれば、解体プログラムを加速することができるであろう」と見解を述べていますが、具体的この後の計画については明らかにされなかったようです。
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