【漫画】「燃え尽き症候群」になった作家　考えていることを書き出してみたら…人生が大きく変わったワケ＜作者取材＞

　心を整えるために始めたことを描いた漫画「何も手につかない日々を送っていた私が続けた習慣」が、Xで合計600以上のいいねを集めて話題になっています。

　いろいろな感情に振り回され、気持ちがいっぱいいっぱいになってしまう日が続いていた作者。そんなとき、頭の中で考えていることを書き出す「ジャーナリング」を始めてみたところ…。読者からは「やってみようかな」「私もやっています！」「自分を大切にできるのは自分ですよね」などの声が上がっています。

一時はイラストを描けなくなったことも

　この漫画を描いたのは、Xやブログ「男児2人に振り回され隊！」で漫画を発表している、コミックエッセー作家のなおたろーさんです。これまでに『生理前モンスターだった私が産婦人科医に聞くPMS・PMDD攻略法』（KADOKAWA）などの作品を手がけています。なおたろーさんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

なおたろーさん「2015年の夏ごろです。今、小学6年になる長男が2歳の頃から、SNSやブログで漫画を発信し始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。

なおたろーさん「元々は漫画のコンテストに応募するために描きました。惨敗でしたが…（笑）」

Q.ジャーナリングをやってみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

なおたろーさん「新しい手帳を買ったときに、YouTubeで『手帳術』を調べたのがきっかけです。当時、書籍出版という夢をかなえ、燃え尽き症候群のような状態になり、ちょっとしたイラストすら描けなくなっていました。そんな自分と向き合うためにジャーナリングを始めました」

Q.ジャーナリング始めて、どれくらいで効果を感じましたか。

なおたろーさん「始めて2週間くらいで、頭の中がスッキリしてきました。数カ月にわたって燃え尽き症候群になっていたので、『こんなに効果があるんだ…！』と驚きました」

Q.ジャーナリングは、どのくらいの時間をかけて書いているのでしょうか。

なおたろーさん「始めた頃は慣れていなかったということもあり、『とりあえず30分間書き続けよう！』と決めていました。今は5～10分くらいで、書きたいときに書いています。仕事を始める前にジャーナリングをすると作業効率がアップするような気がしています」

Q.ジャーナリングを続ける中で、改めて発見したメリットはありますか。

なおたろーさん「モヤモヤを抱え込まないようになりました。ちょっとしたモヤモヤも、放置しておくと思考や行動の足かせになってしまうので、ノートに気持ちを吐き出して、どうするべきかを考えられるようになりました。以前と比べて、心穏やかに毎日を過ごせています」

Q.作品について、どのような意見が寄せられていますか。

なおたろーさん「『私もやってみたい！』という声をたくさん頂きました！　今回の漫画は『心を動かす作品』を目指していたので、とてもうれしかったです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。

なおたろーさん「読んでくれる人の息抜きになれるような漫画や、誰かの助けになる漫画、知識を得られる漫画…。いろいろな漫画を描いていきたいです！　『おばあちゃんになっても漫画を描いていたい』と思っています！」

オトナンサー編集部

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