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実は不吉な色だった? カワサキがライムグリーンを選んだ理由

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  • 乗りものニュース
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カワサキのオートバイの色といえば、今やライムグリーンで定着していますが、昔、レースマシンでは赤を使っていました。その色を変更した背景には、緑色を欧米の人がどう思っていたのかが深く関係しています。

とにかく目立つのが大事とあえて緑に

 カワサキのオートバイといえば、レースでは鮮やかなライムグリーンが目印です。市販されている車両に関しても同カラーが必ずといっていいほど存在し、カワサキのバイクといえばこの色となっています。しかし、他のメーカーでは全く採用していないこのカラーリング、一体いつから使い始めたのでしょう。

Large 221208 kws 022022年のスーパーバイク世界選手権に参戦しているNinja ZX-10RR(画像:カワサキモータース)

 最初にライムグリーンの車両が登場したのは、1969年アメリカで行われたデイトナ200のレース場に持ち込んだ2ストロークレーサーマシンでした。それ以前、カワサキのチームマシンカラーは赤でしたが、ブランドイメージを上げる大胆な戦略として、1968年からライムグリーンの塗料の開発が行われていました。カワサキはバイクメーカーとしては後発であり、海外のメーカーだけではなく国内で先発だったホンダ、ヤマハ、スズキなどとも肩を並べるべく、積極的にレースへ参戦し、目立つことを重要視していました。

 では、なぜライムグリーンだったのか。実は欧米では、緑系の色は不吉の象徴と考える人も多かったのです。緑色は毒物や腐った肉などの色ということで負のイメージがあり、レースなどでは避けられる傾向にありました。初めてレース場にお披露目されたときは、驚きをもって迎えられたそうです。

 色のせいでいい成績など残せる訳ないと思われていたカワサキですが、予想に反して活躍し続けます。そして1970年代、カワサキはレースにKR250、KR350、H2Rといったハイパワーのマシンを投入すると、その驚異的な速さと活躍により、いつしか「グリーン・モンスター」とあだ名され、畏怖されることになりました。

 レースでの活躍により、やがてカワサキ=ライムグリーンというイメージが定着し、広く市販モデルへと普及していくことになります。そして現在では、カワサキといえば、ライムグリーンのカラーと言われるまでになったのです。

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