「設置たった4時間!」「コスト1/10!?」イベントの「駐車場渋滞」を劇的解消するタイムズ24の最新システムが衝撃だった
- 乗りものニュース |

10万本のひまわり畑を悩ませる「駐車場渋滞」が劇的解消!
都内最大級のひまわり畑として知られる「清瀬ひまわりフェスティバル」が今年も始まりました。約2万4000平方メートルの広大な農地に咲き誇る約10万本のひまわりは、まさに圧巻の一言。しかし、地域の大型イベントにつきものなのが、臨時駐車場での「入り口渋滞」です。これまで同フェスティバルでも、入り口でスタッフが手作業で駐車料金を徴収していたため、入庫待ちの車列が周辺道路の渋滞を招き、課題となっていました。
タイムズ24が提供する移動式駐車場管理サービス「タイムズパーキング キャラバン」の精算機。バッテリーと屋根上に設置した太陽光発電パネルで稼働する(乗りものニュース編集部撮影)
そこで、このたび16回目の開催に合わせて導入されたのが、タイムズ24が提供する移動式駐車場管理サービス「タイムズパーキング キャラバン」です。
実際に現地で来場するクルマを観察していると、ほとんどのクルマが入庫時にノンストップで駐車場へと入っていきます。駐車場は清瀬市のコミュニティプラザにあるグラウンドを一時転用する形で設けられていましたが、一時停止して窓を開け、スタッフに現金を渡すドライバーの姿はありませんでした。
その仕組みは、入り口に設置されたカメラが車両ナンバーを瞬時に読み取るという形です。このシステムであれば、精算機やカメラなどの機材を現地に運び込むだけで、ただの空き地を最新のカメラ式・キャッシュレス事前精算型駐車場へと変えることができます。
実際、今回の清瀬市の臨時駐車場を開設するためにタイムズ24が用意したのは、ワンボックスカー(日産キャラバン)1台だけ。車内にはキャッシュレス精算機2基とバッテリー、そして入り口と出口のそれぞれに設置するカメラのみです。さらに、ワンボックスカーの屋根上には太陽光発電パネルが搭載されており、これと前出のバッテリーを用いて24時間以上の稼働電力をまかなえるとの説明でした。
設置は最短4時間、撤収も迅速
システムを構成するのはこれだけのため、設置については最短4時間、撤収の場合は最短1時間程度で済むとのこと。また、設置場所に屋外コンセントなどの外部給電装置が用意されている環境なら、システム設置後に搬入車両(キャラバンなど)を撤収させてしまうことも可能だといいます。
駐車場入り口に設置されたナンバープレート読み取り用カメラ(乗りものニュース編集部撮影)
加えて、特筆すべきはそのコストパフォーマンスです。常設のコインパーキングを整備する場合、通常1000万円程度の費用がかかり、工期も1〜2週間ほど、工事を行う作業員も相当数必要です。しかし、本システムの設置費用は100万円前後。およそ10分の1のコストで導入でき、イベント主催者側の「省人化」という切実な課題も見事にクリアしていました。
実はこのシステム、すでに今年2月に宮崎県で行われたプロ野球・読売ジャイアンツの春季キャンプでも先行導入されています。県内外から多くのファンが詰めかけた宮崎市の県総合運動公園において、実に1800台もの駐車に対応した実績があります。
タイムズ24商品開発本部ソリューション開発部の高橋広一郎部長に話を伺うと、「イベントにおいて、周辺の渋滞緩和や駐車場の満車問題は常に大きな課題です。入庫がスムーズになり、決済もスムーズに行えることで、渋滞緩和に大きく貢献できるとともに、来場者のイベントに対する満足度も間違いなく上がります」と手応えを語ってくれました。
未精算への対策と、データ活用が導く未来
また、「ゲートがないと未精算のまま出庫してしまうクルマがあるのではないか」という疑問についてタイムズ24の広報担当者に尋ねたところ、入庫時にナンバープレートを記録しているため事後の追跡は可能とのことでした。しかし実際には、未精算のまま出たクルマの大半が出庫直後に気が付き、路肩などにクルマを停めて歩いて支払いに戻ってくるため、未収率は極めて低いと語っていました。
「清瀬ひまわりフェスティバル」のひまわり畑(乗りものニュース編集部撮影)
さらに今回は、予約制駐車場サービス「タイムズのB」も併用されています。事前にWebで駐車スペースを確保できるため、「空き駐車場を探して周辺をうろつくクルマ」が減ります。また、車両認証で得られた滞在時間や来場地域などのデータは、次回以降の運営計画にも活かされるそうで、繰り返し用いることで来場者や滞留台数などの予測精度を上げることができる模様です。
2026年7月現在、「タイムズパーキング キャラバン」の機材は全国に12台ありますが、この夏はすでにフル稼働状態。同社は今後、需要増に合わせて台数を増やし、さらなるニーズに対応していく構えです。
美しい自然の風景をストレスなく楽しむために、裏方として最新テクノロジーがしっかりと機能している。清瀬のひまわり畑の傍らで、これからのイベント運営の「新たなスタンダード」を見たように感じました。
なお、「清瀬ひまわりフェスティバル」は7月26日(日)まで開催されています。
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