実に50年ぶり!? 米国で砕氷船が新造へ 新型「そうや」沿岸警備隊版のような存在か
- 乗りものニュース |

50年以上前の老朽砕氷船から最新鋭に。
長らく砕氷船を建造していなかったアメリカ
アメリカのボリンジャー造船所は2025年5月3日、アメリカ沿岸警備隊向けに新たな砕氷船の本格的な建造を開始すると発表しました。
2025年現在、アメリカ沿岸警備隊が主に極地任務に使っているのは1976年に就役した老朽船である「ポーラー・スター」(画像:アメリカ沿岸警備隊)
同船は「ポーラー ・セキュリティ・カッター(Polar Security Cutter:PSC)プログラム」という建造計画により建造される1隻であり、アメリカとしては実に50年ぶりに建造される砕氷船となります。
沿岸警備隊では、2025年現在、大型砕氷船「ポーラー・スター」と中型砕氷船「ヒーリー」の2隻を保有していますが、1976年に就役した「ポーラー・スター」は老朽船であるため、現状では頻繁な点検が必要です。「ヒーリー」の方は1999年就役ですが、主に観測用に使用する船であるため、本格的な砕氷船の活動には向いていません。
そのため、ポーラー ・セキュリティ・カッター・プログラムでは将来的にはこれら2隻の砕氷船を最低でも3隻の多目的砕氷船に置き換えることになっています。
アメリカが最新の砕氷船の建造に踏み切ったのは、北極地域などの極致でロシアや中国の活動などを監視し、同海域での沿岸警備隊の存在感を高める狙いがあります。
新たな砕氷船であるPSCは建造費用は約9億8400万ドル(約1416億円)で、極地での巡視・安全保障や軍事支援のほか、捜索救難、科学調査支援にも活用される多目的船であり、完成は2030年5月頃を予定されています。
ポリンジャーは今回の新型砕氷船建造に際し「PSCは、国家安全保障、経済安定、そして海洋権益の確保に不可欠な極地における我が国の作戦能力を大幅に強化する」と発表しています。
ちなみに、日本の海上保安庁でも、老朽化が進む現用巡視船「そうや」を置き換えるため、砕氷機能を備え、様々な任務に対応可能なヘリコプター搭載型巡視船「そうや」が2025年に就役する予定です。
※一部修正しました(5月8日11時00分)。
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