お酒の強さは無関係!? 酔うと「顔が赤くなりやすい人」「赤くなりにくい人」の違いとは
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3月は異動する人や退職する人などを対象とした職場の送別会が行われる時期です。この時期にお酒を飲む機会が増える人は多いと思います。
ところで、お酒を飲んで酔うと顔が赤くなりやすい人と赤くなりにくい人がいます。顔が赤くなる人はお酒に弱い人というイメージがありますが、中にはお酒に強い人でも酔うと顔が赤くなりやすい人がいるようです。お酒を飲んだとき、顔が赤くなりやすい人となりにくい人の違いは何なのでしょうか。「eatLIFEクリニック」(横浜市旭区)院長で、内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんが解説します。
アセトアルデヒドの分解能力が関係
飲酒時に顔が赤くなるメカニズムについて、説明します。そもそも、飲酒時に摂取したアルコールは胃や小腸で吸収された後、「門脈(もんみゃく)」という太い静脈を経由して、肝臓に運ばれます。肝臓では分解酵素の働きによって、アセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸に分解されて、全身の血液中を巡り、最終的に水と二酸化炭素になります。
アセトアルデヒドによって、吐き気や頭痛といったいわゆる「酔い」の症状が出るとともに、アセトアルデヒドが毛細血管を拡張するので、顔や全身が赤くなるのです。
ここで飲酒時に顔が赤くなりやすい人、なりにくい人の違いについて説明します。アセトアルデヒドの分解能力によって、体内にアセトアルデヒドが残りやすいのか、早く消失するのかが決まります。この分解能力は遺伝的要因が大きく、個人差が大きいものです。
例えば飲酒時に顔が全く赤くならない人は分解能力が高く、酔いにくい傾向があります。赤くなりにくい人の中で、多く飲酒すると赤くなる人は分解能力が高いものの、飲酒量に影響される人です。
また、「お酒に強いけれど赤くなりやすい」という人は「アセトアルデヒドが体内に残りやすいものの、アセトアルデヒドによる頭痛や吐き気などの酔いの症状が出にくい」人といえます。そして、アセトアルデヒドの分解能力が低い人もやはり、赤くなりやすい人です。
なお、アセトアルデヒドの分解能力は加齢によって衰えやすいので、若いときには飲酒時に顔が赤くなりにくく、酔いにくかった人でも、年を取ると赤くなったり、酔いやすくなったりすることがあります。
また、人によっては飲酒後に顔が赤くなるときとそうでないときがあるようですが、こちらのケースもアセトアルデヒドの分解能力の問題です。例えば、体調が優れないときは分解能力が下がるので、いつもよりも赤くなったり、酔ったりしやすいことがあります。
職場の飲み会で飲酒時に顔が赤くなって恥ずかしいと感じる人もいるかもしれません。飲酒時にできるだけ顔が赤くなりにくくするためには、ゆっくりと飲酒すること、そして、お酒の量を控えめにすることが大事です。こうすることで赤くなりにくくすることは可能です。
飲酒時に急に顔が真っ赤になったときは飲酒量が多いか、急に大量にお酒を飲んだことによる影響の可能性があります。この場合、酔っぱらった際の症状により、転倒してけがをしたり、嘔吐(おうと)して脱水状態になったりと、さまざまな危険も考えられます。
宴会の際に酔いの症状に加え、見た目でも赤くなる変化が強いようなら、水分を取り、いったん、飲酒をやめて休憩することが大切です。
オトナンサー編集部
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