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なぜ、人は「不倫」を繰り返すのか 性依存障害? “彼氏”複数の44歳既婚女性も

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  • 2021年10月23日
不倫を繰り返す人は変われる?
不倫を繰り返す人は変われる?

「不倫は何度も繰り返すものなんですか」。この問いを、いったい何人の人たちからされたことでしょう。今年夏に放送されたテレビ東京系連続ドラマ「うきわ」。不倫をテーマにしたこのドラマから、「不倫未満」という言葉がSNSをにぎわせましたが、まず、「不倫とはどういう状態か」という基本から考えてみます。

 私は著書「モンスターワイフ」(講談社)の中で「不倫の定義」を自分なりに提言しました。「1度の体の関係は不倫に入らない。2度以上から不倫と定義しましょう」と。人は弱いもの、だから、魔が差すときもある。お酒に負けるときもある。ハニートラップに引っ掛かるときもある。よって、1度目はアクシデントと処理するが、2度目からは本人の意思が強く働くから不倫だ!ということです。

 不倫は動詞の変換によって、「する夫」「する妻」「される夫」「される妻」の4つに分かれます。全て、誰かの悲しみや怒り、自責の念が伴います。人は学習する生き物なので、負の感情が伴う行動について、2度目は避けるはずなのになぜか、浮気や不倫を繰り返す人もいるのです。

遺伝子のせいだからしょうがない?

 脳科学者の中野信子さんは著書「不倫」 (文春新書)の中で「人間は遺伝的に浮気をしがちな“不倫遺伝子”を持っている」と書いておられます。つまり、浮気をするのは先天的な問題で仕方がないのだと。人類の歴史をさかのぼってみると、もともとは一夫一妻制ではなく、一夫多妻や乱婚が当たり前でした。

 それはひとえに「子孫を残す」という欲求に基づいたもので、現在のように一夫一妻で「一度結婚したら、他の人と関係を持ってはいけない」というルールは後付けです。既婚者でも他の誰かを好きになるのは、先天的な“不倫遺伝子”のせいだからしょうがなく、これを持っている限り、浮気をし続ける。こう言ってしまうと諦めるしかないように思えますが、中野さんはこうも書いています。

「“不倫遺伝子”を持っていても、成長の過程や経験、パートナーとの関係によって変わる」。つまり、必ずしも不倫を繰り返すとは限らない、または“不倫遺伝子”を持っていても、その後の生き方によって、浮気防止はできるのだということです。一筋の光が見えてきたではありませんか。

 関係性が変われば、あるいはパートナーが変われば、本当に不倫をしなくなるのでしょうか。実例をご紹介しましょう。

確固たる“不倫遺伝子”の持ち主

 私の運営する「恋人・夫婦仲相談所」の浮気に関するインタビューで、翔子さん(44歳、仮名)の話を聞きました。

 翔子さんは学生時代から、男性関係が途切れることがありませんでした。常に男性と一緒にいて、女性から見ても色気たっぷり。彼女にロックオンされたら、どんな男性でも落ちてしまうので、友人たちは彼女に彼氏を会わせたがらないほど。そんな翔子さんは26歳のとき、いちずな彼に何度もプロポーズをされて結婚します。

 ただ、結婚した当時から、他に彼氏がいました。それは子どもを産んだ後も変わらず、母親や姉妹が近くに住んでいるのをいいことに、子どもを預けて、彼氏と会っていました。妹さんはそれに気付いて1度叱ったそうですが、その程度で行動を正す翔子さんではありませんでした。当然、夫は怪しみます。しかし、そこは高根の花の翔子さん、見て見ぬふりを貫きました。

 翔子さんも隠し続け、大人2人の化かし合いです。翔子さんのすごいところは「離婚して、Kさん(彼氏)と結婚する」と泣いて、げっそり痩せたかと思ったら、その後すぐに「他にも気になる人を見つけました」と切り替えることです。恋愛依存症か、はたまた、メンタルヘルスに問題があるのか。

 既婚なのに複数の異性と付き合うのは、法的にも完全にブラックだと私は何度も告げました。彼女を見ていると、確固たる“不倫遺伝子”の持ち主だと感じます。ただ、一方で、「離婚して、Kくんと結婚するんじゃないの?」と彼女に聞くと「子どもが小さいし、まだ離婚しない方がいいんじゃないかと思って」と一般的な回答が返ってくるのです。

 翔子さんのみならず、既婚なのに彼氏が複数いる妻は多数いて、実際にインタビュー依頼を通じてお会いしました。浮気相手が1人でも「道徳心がない女性」とレッテルを貼られるのに、複数となると「性依存障害なのでは」と疑いたくなります。

再婚相手の影響で「よき伴侶」に

 和也さん(45歳、仮名)は2度の浮気が原因で離婚しました。2人の子どもは元妻が引き取り、和也さんは独身生活を謳歌(おうか)。「再婚しないのですか」と聞くと「俺、世界中の女と付き合いたいから」と笑って答えていました。

 そんな和也さんは趣味のバスフィッシングを通じて、絵美子さん(47歳、仮名)と知り合いました。絵美子さんは10年前に離婚したバツイチで、2人の男の子のママでした。ただ、彼女は若いときに出産していたので、既に子どもたちは独立していて1人暮らし。自立した2人の男女として知り合い、自然とお付き合いが始まりました。

 絵美子さんは今まで、和也さんが付き合ったことのないタイプの女性でした。和也さんに甘えたり、何かを望んだりすることがなく、連絡も絵美子さんから来ることはありませんでした。しかし、2人で会っているときは常に和也さんを立てて、短気な和也さんが店員さんとけんかしそうになるとすぐに前に出て謝るなど、男性の一歩後ろを行くような女性でした。

 次第に和也さんは「絵美子さんがいないと寂しい」と感じるようになります。何をするにも彼女が一緒だと安心するのです。離婚後、絵美子さんと出会うまでに何人かの女性と付き合ったこともあったそうですが、いつも何か物足りないと感じていました。

 44歳になっていた和也さんは「いろんな女性と体の関係を持ちたい」という欲求がなくなってきていました。それよりも、一緒にいてリラックスできて、常に自分が笑顔でいられることに最大の幸せを感じるようになっていました。そして、和也さんは絵美子さんにプロポーズ。見事、2人は再婚します。

 和也さんが浮気性だということもよく知っている絵美子さんは「彼は本当に女性が好きよね」と達観。しかし、現在も和也さんは浮気することなく、絵美子さんとの時間を大切にしています。こうして、和也さんの“繰り返し不倫”は終了しました。人生にはタイミングがあると思います。よいも悪いもいろいろな経験を経て、人は変化します。

 先述の翔子さんもいつの日か、一人の男性に決める日が来るかもしれません。シンガー・ソングライターの吉田拓郎さんも過去、度重なる不倫報道で世間をにぎわせましたが、女優の森下愛子さんとの再婚時、森下さんが「過去の奥さん方のおかげで、今は丸くなっています」とテレビでほほ笑みながら話しておられた言葉が印象的で、いまだに頭に残っています。

 一般的には、不倫を繰り返す夫・妻に「遺伝子のせいだから、目をつぶろう」と達観できるほど強くない人がほとんどでしょう。不倫発覚時には、された側の人生観も問われます。離婚を決断するもよし、年齢を重ねて丸くなるまで待つもよし。「浮気症の相手と結婚したことで自分が試されるのだ」という崇高な理念まで持っていければ、かなり豊かな人生を送ることができるでしょう。

「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美

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