つい無駄遣い…人はなぜ「セール」「お得」という言葉に弱い? 背景にストレス関係も【心理カウンセラー解説】
- オトナンサー |

人はなぜ「セール」「割引」などの言葉に弱い?(画像はイメージ)
店舗や通販サイトなどで「セール」「割引」「お得」などと記載された商品を見かけると、ついお得に感じてしまい、買う予定がない物でも購入してしまったという経験がある人は多いと思います。このような心理的なマーケティング手法は、なぜ消費者にとって有効なのでしょうか。また、無駄遣いをしないようにするにはどのようにすればよいのでしょうか。心理カウンセラーのうるかすさんに聞きました。
心が消耗している可能性も
Q.店舗や通販サイトで「安い」「お得」「○%引き」などの言葉を見たときに、大した目的もなく買ってしまう人がいます。この場合、心理的にどのような状態にあるのでしょうか。
うるかすさん「『安い』『お得』『〇%引き』といった言葉にひかれて、特に必要性を感じていなかった物まで買ってしまう背景には、人の心理の働きが深く関係しています。
この行動は単なる浪費や判断力の欠如ではなく、人は不安や孤独、ストレス、疲労が蓄積すると、物事を長期的な視点で考える力が弱まり、即時的に気分を和らげる選択をしやすくなってしまうんですね。このような状態になると、買い物という行為が『欲しい物を手に入れる行為』から『感情を調整する行為』へとすり替わってしまいます。
割引やセールの表示を見ると、『損をしない』『得をしている』という感覚を瞬時に与え、心の不安定さを一時的に緩和する効果があります。特に『今だけ』『限定』といった言葉は、考える時間を奪い、冷静な検討をする前に行動へと駆り立てる力を持っています。
また、自己評価が下がっているとき、人は達成感や成功体験を手短に得ようとする傾向にあります。『お得に買えた』という感覚は、小さな成功として作用し、自分を肯定する材料になります。さらに、先行きが見えない状況に置かれるほど、人の意識は未来よりも現在に集中しやすくなり、確実に得られる満足感へと引き寄せられます。
その結果、本来は慎重に判断されるはずの『本当に必要かどうか』という視点が後回しになり、感情を落ち着かせるための行動として衝動的な購買が起こります。つまり『安い』『お得』に弱くなるのは、理性の問題ではなく、心が消耗し、安心や満足を求めている状態の表れだと言えるでしょう」
Q.「安い」「お得」「○%引き」などの言葉を見たり聞いたりしても、すぐに買わないようにするにはどのような心構えが必要なのでしょうか。心理的な観点で教えてください。
うるかすさん「もし、買いたいと思っている物が『安いから』『お得だから』という理由だけであるかどうかを、購入前に一度考えてみるとよいと思います。本当に欲しい物が安くなっていたら、それは本当にお得で、良い買い物だと言えると思います。
しかし『安くなっているから』という理由だけで購入してしまうと、『損失回避』といって、『お得に買えるこの機会を逃したくない』という理由だけで購入に踏み切ってしまう可能性が高くなります。そうすると、目先の損を逃したくないばかりに、最終的にはいらない物を買って損をしてしまうという流れになってしまうんですね。
ですから、ついついセールや割引などでお得感のある物を買いがちな人は、『これは定価でも欲しい物かどうか』を、購入する直前に一度考えるとよいかもしれません」
Q.もしどうしても「安い」「お得」などの言葉につられて物を買ってしまうのがやめられない場合、心理的にどのような原因が考えられるのでしょうか。
うるかすさん「どうしても買い物をやめられない、自制がきかないという場合は、『買い物依存症』という状況に陥っている可能性があるかもしれません。依存症の一種である『買い物依存症』は、衝動的に買い物をすることをやめられなくなってしまう状態を指します。
何か物が欲しくて買い物をするというよりも、買い物をする行為そのものによって満たされることが特徴で、計画性がなく買い物を繰り返して経済的に不安定になってしまうこともあります。正式な病名ではありませんが、買い物を自分自身でコントロールできない状況が1年以上続いた場合など一定の条件を満たしたと医師に判断されると、依存症として診断されることがあります。
このようなケースでは、買い物という『行動』を通じて、不安や孤独感、ストレスといった心理的な負の感情を一時的に解消しようとしている可能性も考えられます。そのため、問題を単に意志の弱さと捉えるのではなく、背景にある感情や欲求に目を向けることが重要です。
カウンセリングなどの場において、自分の感情や衝動を『言葉』にして整理していくことで、行動に頼らずに感情を処理する力が育まれ、衝動的な買い物行動の軽減につながることも期待されます」
* * *
「お得であること」にひかれて商品を購入する場合は、それだけが理由で物を買っていないかをしっかりと吟味することが重要です。いくらお得と感じていても、後から無駄遣いと感じてしまっては後悔してしまいますから、あくまでマーケティング手法であることを理解して取捨選択しながら買い物を楽しめるとよいですね。
オトナンサー編集部
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