クリエイティブとテクノロジーで実現する「もう一つの豊かな暮らし」とは 「Alternative Living展」で体感を
- J-CAST ニュース |

東京都は、有楽町駅前に構えるメディアアートとテクノロジーの体感拠点「SusHi Tech Square」(スシ・テック・スクエア)の1階スペースで、「Alternative Living展」(オルタナティブ リビング展)を2025年1月18日~3月23日の期間で開催している。
いつもの生活から、視点をほんの少しずらす
オルタナティブ リビング展は、クリエイティブとテクノロジーによって現れる、未来の東京の暮らしの可能性に出会える――がコンセプトだ。いつもの生活から、視点をほんの少しずらして、新しい気分になってみる。「もう一つの豊かな暮らし」のヒントが見つかる体験を提供するという。展覧会のタイトルにある「オルタナティブ」には、「もう1つの」のほか、「新しい主流になる」という意味も込められている。
会場ではリビングルームを模したユニークな空間の中に、日常と少し異なる「オルタナティブなくらし」を表現する。9の展示を用意しており、出展者それぞれの作品を通じた提案や問題提起から、「いつもの暮らし」に新しい気付きや出会いをもたらす。
出展者として、(1)建築家の山田紗子、(2)音楽家、サウンドアーティストのevala(エバラ)、(3)現代美術作家のHouxo Que(ホウコォ キュウ)、(4)視覚ディレクター/グラフィックアーティストの河野未彩、(5)3人の若手デザイナーによるデザインスタジオ「KURANOIE」、(6)メディアアーティストの落合陽一、(7)アーティストの小林椋、(8)ロボティクスベンチャーのユカイ工学株式会社など、著名なクリエイターらが参加する。そして、(9)さまざまな模様をしたブロックを3D空間上に配置して家具を作るという体験型展示もある。
なお、クリエイターのプロフィールや展示内容の詳細は、公式ウェブサイトまで。
本展に寄せて、クリエイティブディレクター・亀山淳史郎氏は、クリエイターたちに「未来の東京の暮らし、もう1つの新しい豊かな暮らしにつながるきっかけとなるような体験を作ってほしいとお願いをし、リビングルームを模して皆さんの作品が1つの空間の中に共存するというような展示となっています。1つ1つの作品それぞれが関係し合い、1つの大きな体験が作られているところも特徴です」とコメントしている。
そのほか、館内イベントとして、「アートコミュニケーターによる鑑賞ツアー」、アート作品を鑑賞して感じたことを語り合うイベント「金曜夜の哲学カフェ」、アート鑑賞がもっと楽しくなるワークショップ「ART ACT(アートアクト)」、展示作品を読み解くトークイベント「クリエータートーク」などのほか、週末は子どもも楽しめるワークショップの開催も予定している(※イベントの詳細や、申し込みの有無などは公式サイトを要確認)。
「SusHi Tech Square」での展示会はこれまで、東京の未来を支えていくテクノロジーを、多彩なテーマの作品を通じて披露してきた。今回のオルタナティブ リビング展は5期目で、未来の東京での人々の暮らしがテーマ。体験型の展示を通じ、未来の東京についてみんなで考えるきっかけをつくることを目的とする。
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