和食に欠かせない「みりん」は栄養満点? 管理栄養士が教える“驚きのパワー”
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料理の調味料としてよく使用されるのが「みりん」です。普段、あまり料理をしない人にとっては、みりんを料理に使うことでどのような効果があるのかが分かりにくいかもしれません。みりんに含まれている栄養素や調理時に使用するメリット、みりんを使うのにお勧めの料理などについて、管理栄養士の松田加奈さんに聞きました。
みりんはオリゴ糖やアミノ酸を含む
Q.そもそも、みりんはどのような目的で使用されることが多いのでしょうか。
松田さん「みりんは甘さを生かして砂糖の代わりにしたり、コクや風味を出したりすることができます。また、脂質の酸化を防いだり、食材を腐りにくくしたり、煮崩れを防いだりする効果があるため、煮魚を作る際にもお勧めです。照り焼きなどに使用し、照りやツヤを出して料理の見た目を美しくすることもできます。
さらに、みりんにはアルコールが含まれているため、アルコールの蒸発によって臭みを取る効果も期待できるでしょう。なお、みりんに含まれるアルコールは、食材に浸透するときに他の調味料のうまみも染み込ませる効果もあります。味が均一に染み込むので、見た目だけでなく味を調えることも可能です」
Q.みりんにはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。摂取時のメリット、デメリットも含めて、教えてください。
松田さん「みりんには糖分が含まれており、米からできているので体にも良く、日本人に合っています。他の主な栄養成分はオリゴ糖やアミノ酸です。オリゴ糖は腸内環境を良くする効果があります。アミノ酸は血糖値を調整してくれたり、肝機能を高めたりします。また、疲労回復や筋力アップ、抗がん作用、抗酸化作用、老化防止といった効果があるのが特徴です。
このようにみりんを摂取すると、さまざまなメリットがあります。みりんはよほど大量に使わない限り、摂取時のデメリットはないと思います。調理時に少し使う程度であれば全く問題ありません」
Q.みりんは、どのような料理に活用すると食事を楽しめるのでしょうか。味や栄養の観点で教えてください。
松田さん「お勧めは鶏肉の照り焼きやブリの照り焼き、煮物です。先述のように、みりんを使用すると魚が煮崩れしにくくなりますし、肉の照り焼きや筑前煮、豆などの煮物は照りを出して見た目をきれいにしてくれますよ。
なお、みりんには『本みりん』と『みりん風調味料』の2種類があります。本みりんはアルコールが14%前後含まれているお酒の仲間ですが、みりん風調味料はアルコールがほとんど含まれていません。あまり加熱しない料理で、みりんの風味のみをつけたいときにはみりん風調味料でも問題ないかもしれませんが、本みりんは1本で料理酒と砂糖の代わりになるので、本みりんを使う方が手軽でお勧めですよ」
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みりんを摂取するとさまざまなメリットがあることが分かりました。砂糖の代わりに積極的にみりんを使用し、甘さやコクがあって見た目もきれいな料理を作ってみてはいかがでしょうか。
オトナンサー編集部
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