子どもに命名するときに大切にしたい漢字の意味と名前の付け方
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子どもを授かると考えなければいいけないことが沢山あります。
その中でも大切なのが名前です。
名前は子どもにとって一生ものなので真剣に考えなければなりません。
今回は名前の考え方と漢字の意味について説明します。
名付けで使う漢字の意味
漢字の使い方は知っていても意味を知らない人は多いです。なぜならそれは、日常的に漢字を使うだけなら漢字そのものの意味を知らなくても問題はないからです。
しかし、名付けに漢字を使う場合はそうもいきません。では具体的にどの漢字にどんな意味があるのでしょうか。
命名に人気な漢字を意味も合わせて、男女別にランキング形式で紹介します。
女の子の名前で使う漢字ランキングTOP3
1位 音
【訓読み】おと、ね、たよ(り)
【音読み】イン、オン
【人名読み】お、と、なり
動き、こすれ、またはぶつかって出る空気の震えが耳に届いて聞こえるといった意味で使われる漢字です。鳴り響くうわさ、評判で多くの人に知れ渡っているといった意味のほかに、心が通じ合う、心に訴えかけるような音といった意味もあります。
2位 海
【訓読み】うみ
【音読み】カイ
【人名読み】あま、うな、み
一面に自然に水をたたえている、一面に広がっているといった意味で使われます。そのほかにも広く大きいことを形容して使われたり、物事が多く集まっているといった意味があります。
3位 愛
【訓読み】いと(しい)、う(い)、お(しむ)、かな(かな)、まな、め(でる)
【音読み】アイ
【人名読み】あ、え、さね、ちか、なり、なる、のり、まなみ、めぐむ、よし、より、ら
可愛がる、いとしく思う、いつくしむ、いたわるといった意味で使われます。ほかにも思いあう、強く引きつけられる、大事なものとして慕う心も意味もあります。
男の子の名前で使う漢字ランキングTOP3
1位 翔
【訓読み】かけ(る)、と(ぶ)
【音読み】ショウ
【人名読み】か、かける
かける、飛ぶ、飛びめぐるといった意味で使われます。ほかにも両手を張る、めぐる、振り返るといった意味もあります。
2位 陽
【訓読み】いつわ(る)、ひ、ひなた
【音読み】ヨウ
【人名読み】あ、あき、お、おき、きよ、たか、たかし、なか、のぼる、はる、ひかる、や
日の光、日が当たるといった意味があります。山の南側、川の北側を指すこともあります。
3位 碧
【訓読み】あお、あお(い)、みどり
【音読み】ヘキ
【人名読み】きよ、きよし、たま
深く青い色、青緑の色を指します。青く美しいといった意味もあります。
名前を決める6つの付け方
子どもの名前は産前と産後の親の悩みの種です。
・どんな名前が良いんだろう、どの漢字が良いんだろう。
・付けたい名前が多すぎて一つに絞れない。
一体どうやって名前を決めれば良いのか分からなくて出生届の提出がギリギリになってしまうことがないように参考にしてください。
1.思いついた名前を書き出しておく
子どもを授かると、産まれてくることや子どもの将来が楽しみでつい先のことまで考えてしまうことがあります。
名前とは産まれてきた子どもに親が授ける一番最初のプレゼントです。良い名前が沢山ありすぎて決まらないことがあります。早いうちから考えすぎて候補が多くなりすぎてしまうことも。そんなときはいったん思いついた名前を書き出しておきましょう。
出産前と出産後では考え方や思考も変わってきます。妊娠中は思いつきもしなかった名前が出産後はポンッと出てくることもあります。さらに妊娠中に思いついた名前を書き出しておけば、出産後に見直すことも出来ます。
妊娠中はまだ時間があります。あせって早く決めようとする必要はありません。ですが、出産してからも悩み続けていたら出生届の提出期間が過ぎてしまうこともあります。気をつけましょう。
2.占いで決める
近年では姓名診断などの占いで決める人も多いです。
姓名診断とは名字を使用して良い運気を引き寄せる名前を診断します。子どもの一生の幸せを願って名前を決めるのも親心です。近年では姓名判断の結果を基に改名する人も多いです。インターネットで手軽に無料で診断することも出来ます。
しかし、姓名判断は占う方法によって解釈が変わり、解釈が変わることで結果も変わります。サイトによって診断結果の名前が違うのはこのためです。信憑性のある結果が知りたい方は占い師の方に占ってもらうのがおすすめです。
近年では画数や字画を使用した姓名判断が流行っています。名字と名前の総画数で運気を診断します。名前を一つに絞れず決められないときは思い切って運勢に身をゆだねてしまうのも一つの方法です。
ただし姓名診断はあくまで占いです。占いには数多くの流派が存在します。そして流派によって占う方法や結果は違います。どんな結果も参考程度で受け止められれば問題はありませんが、占いを過信してしまう人や悪い結果を割り切ることが出来ない人はやめておくのが無難です。
3.願いを込める
何も思いつかないときはあまり難しいことは考えず初心に帰ることも大切です。妊娠が発覚したときの嬉しい気持ちを思い出し「どんな子に育ってほしいか」、「どんな人生を歩んでほしいか」をゆったりとした気持ちで考えてみましょう。
意味に沿って文字を当てる、一般的ですがとても大切なことです。
名前が思い浮かばないときはその願いや想いを基に漢字やひらがなをイメージしてみましょう。思いついた漢字やひらがなを組み合わせて名前を考えてみましょう。
名前は決まっているのに使用したい漢字が多いという場合はあえてひらがなにするのも良いです。ひらがなにすることですべての願いや想いがつまった名前にすることが出来ます。ひらがなは書くのも簡単でやわらかい印象を与えられます。
名前の響きや読みやすさはもちろん大切ですが、もっとも大切なのは子どもへの愛情です。親がつけた名前で親が後悔してしまわないようにしましょう。
4.ランキングで決める
キラキラネームが流行る一方で、万人受けする親しみやすい名前を好む人も多いです。ですが、キラキラネームの線引きはとてもあいまいです。どんな名前が人気で常識的な名前なのか分からないときなどはランキングを参考にしてみましょう。
ランキングは毎年、さまざまな企業がアンケート形式で集計しています。そのため企業によってランキングに記載されている名前や順位は違います。色々なランキングを巡っているうちにポッと名前を思いつくこともあります。
漢字や読み方すべてを参考にすることに抵抗がある人は読み方だけを参考にする、漢字を参考に読み方を考える、漢字の名前をあえてひらがなにすることも一つの手法です。
ただし、ランキングに記載されている名前は比較的かぶってしまいやすい傾向にあります。かぶってしまうのが嫌な人は漢字だけを参考にして、参考として選んだ漢字を組み合わせて読み方を考えると良いです。
5.響きや音で決める
名前の響きや音は名前を決めるときの大切な要素の一つです。呼びやすい響きが良い名前は、響きがあまりしっくりこない名前に比べ名前を読んでもらいやすい傾向にあります。
音が合わない名前は少しでも呼びやすくするためにあだ名などで呼ばれることが多くなってしまうのです。ですが、名前を呼ぶというのはれっきとしたコミュニケーションです。せっかく一生懸命悩んで考えた名前をちゃんと呼んでもらえないのは親はもちろん、子どもも悲しいものです。
響きや音で決める場合は、読み方を決めてからその読みに合わせて漢字を当てる場合が多いです。そのため当て字になってしまうこともあります。漢字を後から当てはめる場合は漢字の持つイメージや意味にも気をつけましょう。意味そのものは普通でも、名前としてはふさわしくない意味の漢字も沢山あります。字面や全体の文字のバランスも考慮しましょう。
6.親の名前から文字をとる
親の名前から文字をとる名付けの手法は昔から使われていて今でも人気の名付けの方法です。自分の名前も自分が親からもらった大切なものです。その一部を自分の子どもに与えて受け継がせることは素敵なことです。また漢字ではなく、読みから文字をとり漢字を当てはめても良いでしょう。
しかし反面では「親の名前を入れると子どもが親を超えられない」、「名前をとった人との仲が悪くなる」といった類のジンクスがあります。あくまでもジンクスで確証はありません。ですが、どうしても気になるようであればやめておくのが無難です。
名前を付けるときに大切な3つのこと
子どもの名前は子どものものであり親のものではありません。名前は子どもが一生背負って生きていく大切なものです。適当に考えたり安易な気持ちで決めると困るのは親ではなく子どもです。名前が原因で親子の仲が悪くなってしまうこともあります。
名前を考えるときに重要なポイントを紹介します。
1.産まれる前に候補を絞る
待ちに待った出産を終え、愛しの我が子に会えた喜びは計り知れないものです。
気分が盛り上がってしまうのは仕方がないことですが名前を決めるときは冷静な気持ちで決めましょう。気分が高まっているときに決めてしまうと後になって後悔してしまう人も少なくありません。
冷静に考えられるときにあらかじめ候補を決め、産まれた後に候補を見て産まれたときの感動と嬉しさを思い出しながら考えると冷静になって考えられます。名前の候補はひらがなで書きとめ、使いたい漢字はまた別に書きとめておくと正式に決めるときに漢字を当てはめやすいです。
逆に出産前は「必ずこの名前が良い」と思っていても、子どもが産まれ顔を見たら別の名前のほうが良く思えることもあります。ですが一度考えを固めてしまうとその考えを変えにくく感じてしまうこともあります。
そのためすぐに名前を決めてしまわず候補としてとどめておいたほうが考える時間に余裕を持て、後悔しない名前を付けることが出来ます。
2.子どもの将来のことを踏まえて考える
自分の子どもには幸せになってほしいと願ってしまうのが親心。しかし、そのためには目の前のことだけではなく子どもの将来のことまで考える必要があります。
近年では「キラキラネーム」と呼ばれる類の名前の人も少なくありません。当て字や漫画やアニメのキャラクターの名前など、一般常識から外れた珍しい名前のことを指します。たとえ深い意味があったしても周りの人には説明しなければ伝わりません。
キラキラネームの中には一般的には読み方の名前も多く、そういった名前は名前を呼んでもらえないなどの悩みの原因にもなります。さらにキラキラネームの子どもは、しっかりしていても印象の強い名前の先入観で「常識がない」と見られることもあります。そうなると進学や就職などの進路に支障をきたし、子どもの将来に多大な悪影響を与えてしまいます。
名前は子どもにとって命の次に大切な親からのプレゼントなのです。
親にも当然自分の子どもをどんな名前で呼びたいか希望はあるものです。ですが子どもの名前とはその子のために付けられるものであるため、親の希望や憧れで子どもの気持ちを無視してはいけません。
親が子どもの名前を気に入れるかも大事ではありますが、子どもが将来困ることがないような名前を付けてあげましょう。
3.使う文字に気をつける
命名の際に使える漢字は戸籍法で決められており、名前に使えない漢字が使用されている場合は出生届を受理してもらえません。アルファベット、ローマ数字、数字、記号は基本的に使用出来ません。記号は物によっては使用出来るものもあるので、名前に記号を使用したい場合は調べておきましょう。
なら漢字なら安心かといえばそうではなく、漢字にも制限はあります。名前に漢字を使用する場合は使用出来る漢字であるかどうかを確認すると確実です。
漢字の読みに制限はなく、当て字などを含め自由に決めることが出来ます。
しかし当て字は行き過ぎると常識がないと見られてしまうことも多いです。一般的に読みにくい名前にすると成長にともなって周囲に溶け込めず浮いたり、進学や就職で不利になる可能性もあります。
当て字などを使用する場合はあくまでも普通に見て読める常識の範囲内におさめ、他人が見て読みにくい読み方は避けるのが無難です。
戸籍法で使用できても使用を避けたほうが良い漢字もあります。暗いイメージを与える漢字、悪印象を与える漢字は使用しないほうが無難です。名前というのはその人を印象づける要因の一つでもあります。名前の漢字一つで周囲の人への印象を良いほうにも悪いほうにも変わってしまいます。
さらに漢字にはそれぞれ意味があります。縁起が悪い意味の漢字などもそのままその人のイメージに直結してしまうため漢字の意味に気を配ることも大切です。
まとめ
参考になりましたか?名前の付け方同様、漢字も沢山あります。
悲しいことに縁起が悪いといわれている漢字もありますが、一番大切なのは漢字の成り立ちや縁起ではなく子どもの幸せを願う心です。
たとえば【空】という漢字は「からっぽ、中身がない」と言われますが、「羽ばたく、無限の可能性」といった意味にも捉えることが出来ます。
ものは考えようなのです。漢字の成り立ちや縁起を気にするくらいなら子どもの将来を考えて素敵な名前を付けてあげましょう。
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