「最大の護衛艦」に対応した超巨大岸壁を整備! 空前の「防衛拠点」完成イメージが明らかに
- 乗りものニュース |

自衛隊の「超巨大な防衛拠点」イメージパースが初公開
防衛省は2026年9月11日、日本製鉄 瀬戸内製鉄所呉地区の跡地に整備を予定している「多機能な複合防衛拠点」の完成イメージを初めて公開しました。同地区には、海上自衛隊の大型艦艇に対応した岸壁も整備される予定です。
いずも型護衛艦の2番艦「かが」(画像:海上自衛隊)
日本製鉄 瀬戸内製鉄所呉地区は、戦艦大和を建造した呉海軍工廠の跡地に1951年に建設されましたが、2023年秋に操業を停止し、地域経済や雇用への影響が懸念されています。
防衛省は日本製鉄との間で、今年8月に跡地を取得する売買契約を締結しました。これまで大まかなゾーニング案は公表されていましたが、今回さらに詳細なイメージパースが明らかになりました。
「多機能な複合防衛拠点」は、岸壁などを活用した港湾機能エリア、装備品などの維持整備・製造基盤エリア、防災拠点エリアおよび部隊の活動基盤エリア(艦艇の配備、訓練場など)で構成します。一部の跡地は作業ヤードや緑地帯としても活用する方針です。
既に、防衛生産や技術基盤を担う企業を誘致するエリアの事業者募集が開始されており、2027年5月頃に誘致企業が選定される見通しです。
岸壁は海上自衛隊で最大の戦闘艦である、いずも型も接岸できる大規模なもので、敷地を囲むような形状となります。近くには燃料タンクや補給整備施設、物資の集積保管所、水上・水中無人機の製造整備施設が配置される想定となっています。
呉基地には既に、全長420メートルにおよぶ国内最長クラスの浮桟橋である「Fバース」、潜水艦が多数停泊する「Sバース」、音響測定艦などが停泊する「Aバース」など、複数の係船堀や桟橋があります。係留能力は海上自衛隊で最大規模ですが、さらに機能強化が図られることになります。
「多機能な複合防衛拠点」は今後、2028年度以降に施設整備が予定されています。
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