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症状だけじゃない…自分に合った「頭痛薬」を選ぶコツとは 意外な“落とし穴”も 薬剤師が教える5つのポイント

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市販の頭痛薬を選ぶコツは?
市販の頭痛薬を選ぶコツは?

 頭痛に悩まされたときに市販の頭痛薬を購入する人は多いと思います。一方、市販の頭痛薬は種類が多く、どの製品を選んだらよいのか迷った経験はありませんか。頭痛薬を選ぶコツについて、薬剤師の真部眞澄さんに教えていただきました。

頭痛薬の長期連用で「薬物乱用頭痛」を引き起こすリスクも

Q.そもそも、市販の頭痛薬にはどのような成分が含まれているのでしょうか。

真部さん「市販の頭痛薬には、大きく分けて『解熱鎮痛剤』『鎮静剤』『制酸剤』『無水カフェイン』という4種類の成分が含まれています。解熱鎮痛剤の場合、痛みと発熱を抑える効果があるアセトアミノフェンや、痛みを和らげ抗炎症作用もあるイブプロフェン、鎮痛・解熱・抗炎症作用があるアスピリン、ロキソプロフェンなどが該当します。

また、鎮静剤は鎮痛効果を高めるアリルイソプロピルアセチル尿素、胃の粘膜を守る制酸剤は酸化マグネシウムがそれぞれ該当します。無水カフェインは覚醒作用で眠気や頭をスッキリさせ、鎮痛効果を高めます。

これらのうち、1~2種類だけ含まれている製品や4種類とも含まれている製品があるので、成分表を確認してみてください」

Q.市販の頭痛薬を選ぶ際のコツについて、教えてください。どのような成分が含まれている薬を選ぶのがお勧めなのでしょうか。また、余計な成分が含まれている薬は良くないと聞きますが、本当なのでしょうか。

真部さん「市販の頭痛薬を選ぶ際のコツは5つあります。順番に紹介します」

(1)症状に合わせて選ぶ
肩こりや目の疲れなどからくる「緊張型頭痛」はカフェインを含んでいない薬がお勧めです。なぜなら血管をより収縮させてしまうからです。ストレスやさまざまな要因から起きる、脈打つような痛みが特徴である「片頭痛」は、血管収縮作用のあるトリプタン系薬剤がお勧めです。

しかし、トリプタン系の薬は処方薬のみで市販薬はありません。軽い片頭痛の場合はロキソプロフェン、イブプロフェンなどをできるだけ単独で服用する、または胃の粘膜保護成分を含むものを服用するのがよいでしょう。重い症状の人は市販薬ではほとんど効き目がないので受診をお勧めします。

一時期に激痛が続く「群発頭痛」はトリプタン系薬剤や酸素療法が適しています。こちらは、市販薬ではほとんど効果はありません。また、「生理時の頭痛」はイブプロフェンやロキソプロフェンを含む薬が合っています。特に市販薬が有効なのは「緊張型頭痛」と「生理時の頭痛」です。

(2)胃への負担を考慮する
胃が弱い場合はアセトアミノフェンを含む製品を選ぶのが良いでしょう。胃腸へのトラブルが気になる際は食後に服用してください。

(3)他の薬との飲み合わせに注意する
持病があって薬を服用中の場合、成分の重複、相互作用に注意してください。

(4)長期間の使用を避ける
頭痛が頻繁に起きる場合は医師に相談しましょう。

(5)できるだけ痛みを取る成分のみを含むものを選ぶようにする
胃の粘膜を保護するものは含まれていても問題ありません。しかし、カフェインや鎮静剤を含むものは痛みを和らげる効果を高めますが、長期の連用服用で「薬物乱用頭痛」の発生リスクを高めるため、頻繁に頭痛がある人は避けた方が良いです。

Q.頭痛薬を服用する際の注意点について、教えてください。例えば、何日程度連続で服用してもよいのでしょうか。

真部さん「一般的に3~4回程度(2~3日程度を目安)であれば連用しても問題ありません。しかし、それでも症状が改善しない場合は医療機関を受診しましょう。併せて、月に10日以上連続して使用することのないようにしてください。先ほども説明しましたが、『薬物乱用頭痛』という頭痛が発症する可能性があります。厳密な使用期間は頭痛薬によって異なるため、添付文章を確認してくださいね。

また、くも膜下出血や硬膜下血腫による頭痛など、緊急性を要する頭痛の場合は迅速な受診が必要になります。そのため、いつもと違う頭痛だと感じたらすぐに医療機関を受診するようにしましょう」

* * *

 市販の頭痛薬を選ぶコツは、「症状に合わせて選ぶこと」「胃への負担を考慮すること」「他の薬との飲み合わせに注意すること」「長期間の使用を避けること」「できるだけ痛みを取る成分のみを含むものを選ぶこと」ということが分かりました。購入前に成分表を確認することが重要です。ぜひ、市販の頭痛薬を選ぶ際の参考にしてみてください。

オトナンサー編集部

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