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『国宝』はなぜ観客の心を掴んで離さないのか? 「美」と「生」が交差する3時間に写された3つの魅力

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  • マイナビウーマン
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公開3ヶ月を過ぎてもなお、その勢いが止まることを知らない映画『国宝』。

口コミでじわじわと人気を広げ、観客を魅了し続け、もはや社会現象と呼べるほどの大ヒットを記録しています。

その話題の渦中に飛び込むべく、私もついに劇場へ足を運び、この目でその魅力を確かめてきました!

今回は、私が実際に鑑賞して特に心惹かれたポイントを3つに絞ってご紹介します。

まだ鑑賞されていない方はもちろん、すでに観た方も、ぜひこの記事を通して『国宝』の世界を追体験してみてください。

■1. 息をのむ「映像美」と「鬼気迫る演技」の融合

劇場でまず圧倒されたのは、その映像美です。どのシーンを静止画で切り取っても、そのまま美術作品として成立するのではないかと思うほど、隅々まで計算し尽くされた美しさが広がっていました。豪華絢爛な舞台衣装やセットはもちろん、役者たちの細やかな表情や所作まで、すべてが緻密に作り込まれています。

単に美しいだけでなく、主演の吉沢亮さんをはじめとする役者陣の鬼気迫る演技が、その映像に凄まじい「生」のエネルギーを吹き込んでいます。特に、役者たちの迸る汗や涙、そして感情の揺れ動きが、劇場の大きなスクリーンいっぱいに映し出された時、私はその迫力に思わず息をのみました。

■2. 歌舞伎初心者でも楽しめる! 緻密なストーリーテリング

この映画のもうひとつの魅力は、予備知識がなくても歌舞伎の世界を存分に楽しめる点です。

劇中では歌舞伎の人気演目がハイライトで登場しますが、映画のストーリーがその演目の背景や意味を丁寧に解説する役割を果たしています。

そのため、歌舞伎にあまり馴染みのない方でも、それぞれの演目が持つ物語の深さや、登場人物の心情を理解しながら鑑賞することができます。映画を観て「実際に歌舞伎を観てみたい!」と感じる人が多いというのも納得。

これから鑑賞される方で、もし時間に余裕があれば、「曽根崎心中」と「鷺娘」のあらすじを簡単に予習していくと、より深い感動を味わえるかもしれません。

■3. 美しさの裏に潜む、生々しい「人間ドラマ」

上映時間が3時間と聞いた時、正直なところ「長いな……」と感じたのが本音です。しかし、実際に観始めてみると、その長さを全く感じさせないどころか、「もっと観たい!」と思わされるほど、時間が経つのがあっという間でした。

この映画の核となっているのは、華やかな表舞台の「美」と、その裏側に潜む嫉妬、孤独、葛藤といった残酷な「生々しさ」のコントラストです。この強烈な対比があるからこそ、表舞台の美しさがより一層際立ち、観客の心に深く刺さるのだと感じました。

主演の吉沢亮さんは、役作りのために1年半もの間、他の仕事をほぼ全て断って歌舞伎の稽古に打ち込んだといいます。さらに、原作者の吉田修一さんも、歌舞伎の世界をリアルに描くために3年間も黒衣(くろご)を務めていたという驚きのエピソードも。

中村鴈治郎さんをはじめとする歌舞伎界の重鎮たちが指導に入るなど、多くの年月と人、そして計り知れない労力が注ぎ込まれて完成した超大作です。

まるで本物の歌舞伎を観ているかのような没入感は、まさに映画館という場所で鑑賞するからこそ得られる特別な体験でした。

まだ観ていない方は、この感動をぜひ劇場で味わってみてください。

『国宝』

後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。

この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介と出会う。

正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく。

誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界。血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。

何のために芸の世界にしがみつき、激動の時代を生きながら、世界でただ一人の存在“国宝”へと駆けあがるのか? 圧巻のクライマックスが、観る者全ての魂を震わせる―― 。

原作:「国宝」吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
脚本:奥寺佐渡子
監督:李相日
出演:吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、三浦貴大、見上愛、黒川想矢、越山敬達、永瀬正敏、嶋田久作、宮澤エマ、中村鴈治郎、田中泯、渡辺謙
製作幹事:MYRIAGON STUDIO
制作プロダクション:クレデウス
日本公開:2025年6月6日(金)全国東宝系にて公開中
配給:東宝
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会

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