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ホントに約20年前のフネ!? 「神戸発着のさんふらわあ」に乗った 新造船に負けない“居心地のいいフェリー”その秘訣は?

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大部屋も区切りあり

 関西と九州を結ぶフェリーは日本一競争が激しい区間です。なかでも九州北部は北九州に名門大洋フェリー、阪九フェリーが、大分に商船三井さんふらわあの2航路(大分・別府)が発着し、3社でサービスを競っています。

Large figure1 gallery2商船三井さんふらわあのフェリー「さんふらわあぱーる」(安藤昌季撮影)

 当然、サービスレベルも高い船ばかりです。今回は商船三井さんふらわあの神戸~大分航路の「さんふらわあぱーる」に乗船しました。

 旅の始まりとなる大分港は、JR大分駅からバスで15~20分(徒歩だと30分程度)。JR西大分駅からだと徒歩10分です。

 到着すると、全長165.5mある「さんふらわあぱーる」の巨大な姿に圧倒されます。総トン数1万1777t、航海速力23.2ノット(43km/h)、旅客定員748人、車両搭載数はトラック147台、乗用車75台です。

 大分港のターミナル2階の待合室は団体客もいて埋まっていました。サポートが必要な人の優先乗船を呼びかけるのが商船三井さんふらわあらしさです。船は19時半頃に大分港を出発しました。

 船内は、商船三井グループのクルーズ客船「にっぽん丸」を手掛けた渡辺友之氏がデザインを担当しており、高級感のある内装です。エントランスには売店とフロントがあり、記念撮影スペースや地図も置かれています。なお、当日は確認できませんでしたが、エントランスの天井はプロジェクションマッピングになるようです。

 客室は「ツーリスト」「プライベートベッド」「スタンダード」「デラックス」の4等級。このうち「ツーリスト」は大部屋タイプですが、ただのカーペットではなく、寝るときに敷くクッションや寝具、衣服を掛けるハンガーもあります。共用設備としてテレビとUSB電源もありますが、電源は2024年に追加されたものです。

 このほか、「ぱーる」では2016(平成28)年、「ツーリスト」を改装して「プライベートベッド」が登場しました。1人ごとにベッド部分が仕切られるカプセルホテルタイプで、区画内にテレビと電源コンセントが備わります。なお、「プライベートベッド」区画に入るのにも、カードキーが必要なところが、プライバシー重視と感じます。

最上階からのワイドな景色に感動

「スタンダード」は基本的に2段ベッドが並ぶ個室ですが、多くのバリエーションがあります。個室内にはテレビ、ハンガー、靴ベラ、ナイトウェア、コンセント、ゴミ箱、洗面台、スリッパ、タオル、歯ブラシ、ハンドソープ、消臭スプレー、コップが備わっています。

「スタンダード」で人気なのは、ペットを持ち込める「ウィズペットルーム」で2人用と4人用があります。

 また1~2人用の「スタンダード」もあります。2人で使う場合は折りたたまれた上段寝台を展開するということです。

 上段が固定された2人用「スタンダード」、2段ベッドが向かい合う4人用の「スタンダード」もあります。4人用「スタンダード」には「くまモンと夢見る船旅ルーム」もあり、オリジナルのくまモン巾着がプレゼントされるようです。

 最上級クラスは個室の「デラックス」です。室内の広さは17平方メートルとありますが、デザインの妙で広く見えます。室内構成はシングルベッド2台と折り畳み式の上段寝台、ベッドにもなるソファーを設けており、2~4人で利用できます。

 筆者(安藤昌季:乗りものライター)は今回、この「デラックス」を利用しました。ベッドは硬すぎず、柔らかすぎずと適切な寝心地でした。

 寝室には空気清浄機、冷蔵庫まで備わっています。バスルームが備わるのも特徴で、アメニティも付属しています。また、お茶セットもあり、電気ケトルで沸かしたお湯を美しい器に注ぎ、お茶やコーヒーを楽しめます。冷蔵庫にはミネラルウォーターも備わっています。夜行便のため外はあまり見えませんが、プライベートバルコニーもあります。筆者は来島海峡大橋をここから見上げて、最上階からのワイドな景色に感動しました。

魅力のレストラン、特筆すべきは…

「さんふらわあぱーる」の魅力はレストランにもあります。バイキング形式ですが、夕食・朝食とも料理のレベルはかなり高く感心しました。特筆すべきはテイクアウトメニューの充実。パスタ類やカレーで、作りたての料理を渡してもらえます。「海鮮レモンペッパーパスタ」を頼みましたが、しっかりした味であり、料理人の腕を感じました。

 また、大型フェリーらしい展望大浴場、ゲームコーナー、キッズルーム、マッサージ機、喫煙コーナー、携帯用充電器も備わります。なお、部屋型のサロンがあることは、この船の個性と感じました。

 瀬戸内海航路のため船はほとんど揺れず、騒音も小さなもので、ぐっすりと眠れました。神戸港への入港は早朝6時20分(金・土曜は7時20分)と早めですが、5時30分から営業している朝食レストランはにぎわっていました。

 神戸港からは送迎バスが運行されており、六甲ライナーアイランド北口駅、阪神御影駅、JR住吉駅、阪急御影駅まで移動できます。

 関東~北海道航路も運航する商船三井さんふらわあのうち、2007年から08年にかけてデビューした「さんふらわあごーるど/ぱーる」は、もはや最古参の2隻です。客室や電源の追加など細かな改良が続けられ、新造船に負けない魅力を持っています。しかし2023年、大阪~別府航路にLNG(液化天然ガス)燃料の新造船「さんふらわあくれない/むらさき」が投入され、大分~神戸航路の「ごーるど/ぱーる」の置き換えも近付いていると考えられます。とはいえ、客室や電源の追加など、現在も改良が加えられている船でもあり、今後も注目していきたいです。

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