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未婚女性たちの“居場所”はSNS? X・YouTubeで“年収200万円の非正規雇用者”がウケる理由

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  • オトナンサー
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未婚女性たちが目指すロールモデルはどこに?
未婚女性たちが目指すロールモデルはどこに?

 現代の日本は過去の日本と比べても、他国と比べてもお一人様が暮らしやすいといえます。しかし、社会全体で見ると既婚者が過半数であり、結婚経験がない人は現代においてもマイノリティーであることは変わりません。そんな中、お一人様女性の中には、ひそかな居場所として「SNS」の存在が大きくあるようです。

結婚しない人が増えているといわれているが…

 近年において「皆婚時代は過ぎ去った」「今の時代、結婚しない選択肢もある」といわれているものの、社会全体でいえば生涯一度も結婚しない女性は少数派です。こども家庭庁の「令和6年版こども白書」における年代別の未婚率(2020年時点)は、25~29歳は62.4%ですが、30~34歳は35.2%。さらに、35~39歳は23.6%、50歳は17.8%となっています。いずれの年代でも未婚率は少しずつ上昇すると予想されるものの、30歳になるころには学生時代の知人・友人の大半が既婚者という現象は激変しないように思います。

 現代においては多くの女性が“結婚しない選択肢”を心に留めています。未婚女性の中にはバリバリ働いている女性はもちろん、仕事はほどほどに趣味を基軸とした暮らしを謳歌している女性もいます。

 とはいっても、すべての未婚女性が一人で生きることを好んでいるわけではありません。パートナーに巡り合えない女性、結婚願望はあるものの妻になる自信がない女性は少なくないと見られます。

一般の未婚女性にとってのロールモデルの少なさ

 ひと昔前のドラマでは、未婚女性のヒロインはキャリアウーマンばかりでした。例えば、2009年に放送された連続ドラマ「おひとりさま」(TBS系)では、俳優の観月ありささん演じる主人公・秋山里美は、30代にして有名私立高校の学年主任。2012年に放送がスタートし、今春に3期を迎えた「最後から二番目の恋」(フジテレビ系)シリーズでは、俳優の小泉今日子さん扮(ふん)するヒロイン・吉野千明は、テレビ局で働く“バリキャリ”です。10~15年ほど前まではドラマに登場するお一人様女性といえば独力でマンションを購入できるくらい経済的なゆとりもあるキャリアウーマンばかりでした。既婚女性のキャラクターは金持ちマダムよりも、普通の主婦の方が多いのですが……。

 厚生労働省の「令和5年版 厚生労働白書」における「独身生活の利点」を参照すると、1987年から2021年まで「行動や生き方が自由」と回答した未婚女性が最多である一方、「金銭的に裕福」と回答した未婚女性は2割程度にとどまっています。トレンディードラマで華やかな未婚女性が登場していた時代も、経済的に自立した未婚女性が多かったというわけではありません。

 こうした中で、ミドル層以上のお一人様女性の多くが自身の歩み方をイメージしがたく、母や祖母の生き方を模倣するわけにもいかず、不安な状況に長らく置かれていました。彼女たちの多くが“年齢をかっこよく重ねなくてもいいから、安心して暮らしていくための情報がほしい”と口にしています。

 なお、現代の結婚適齢期の女性については、この年齢層の筆者が周囲を見渡してみたところ、経済的に自立している女性ほど30歳前後で結婚している傾向にありました。今の時代、大卒女性の中ではキャリアウーマンこそ早婚なのかもしれません。

一人で奮闘する女性たち...SNSに仲間がいる心強さ

 将来に漠然とした不安を抱く未婚女性の心の居場所の1つがX(旧:Twitter)やYouTubeです。XやYouTubeでは同じような状況にある仲間と出会い、つながれます。

 近年、自身を卑下するユーザー名で本音を包み隠さず語るアカウントが多々あります。これらのアカウントの中には1万を超えるフォロワーを有するアカウントも珍しくありません。

 例えば、Xにおいて「働くことが向いてない。手取り15万円のために働く意味って?」「同年代は仕事も順調、結婚や出産をしているのに私はダメ」といった内容の投稿をタイムラインで時々見かけますが、いずれも多くの共感を集めています。また、YouTubeでは、手取り20万円以下の給与で自立して生きる女性の日常動画が多くの共感を呼んでいます。投稿者を温かく見守り、陰ながら応援するユーザーも多いようです。

 筆者はこうした投稿が多くのリアクションを得ている理由を考えてみたところ、生きづらさを抱えている人が多いだけでなく、多くの人たちがぼんやりと抱えている思いが言語化されているからだと思いました。リアルでは口に出せないことをSNSで誰かと共有できれば、ラクになることもあります。

 近年、俳優の江口のりこさんが主演を務めた「ソロ活女子のススメ」(テレ東・BSテレ東)の主人公・五月女恵のように、キャリアウーマンではない未婚女性のキャラクターも増えています。それでも、未婚女性にとってロールモデルは少なく、ハウツー本が多々あるわけではありません。

 そうした中で、不安を抱える未婚女性たちは、先駆者や共通点がある人をネットの世界に見いだし、“憩いの場”として活用しているのかもしれません。

西田梨紗

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