50〜87歳女性の「今からでも取得したい資格・検定」ランキング発表！　3位「整理収納アドバイザー」2位「書道・ペン習字」…1位は？

14,760 YOU

オトナンサー
2025年3月23日21時40分

　ハルメクホールディングス（東京都新宿区）が運営する「ハルメク生きかた上手研究所」が、50歳以上の女性を対象とした「今からでも取得したい資格・検定」に関する調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。

74歳「知り合いが70代後半で取ったと言っていたので…」

　調査は、事前調査（2025年1月）と本調査（同年2月）に分け、全国の50～87歳の女性を対象に実施。事前調査で「今からでも取得したい資格・検定」を1人あたり3つまで自由記述で聴取し、回答が多かった20種を選抜。本調査で20種について、それぞれ7段階で評価を得たものです。有効回答者数は、事前調査372人、本調査529人です。

　調査の結果、全体1位となったのは「漢字検定」（52.8点）。取得したい理由の1位は「その分野に興味・関心がある」で、次いで2位「漢字を忘れる・書けなくなった」、3位「好きなことや趣味を極めたい・深く知りたい」と続いています。

　コメントでは「孫と一緒に励まし合いたいので（66歳）」「携帯を使っていると、漢字を忘れてしまいすぐに書けないので、書いて勉強したいと思った（67歳）」「二級まで取得している。準一級のレベルが高過ぎて頓挫してしまったので再チャレンジ（69歳）」「知り合いが70代後半で取ったと言っていたので、何級でもいいので挑戦してみたい（74歳）」といった声が寄せられました。

　次いで、全体2位には「書道・ペン習字」（51.6点）がランクイン。取得したい理由の1位は「好きなことや趣味を極めたい・深く知りたい」で、2位「その分野に興味・関心がある」、3位「年齢に関係なく需要がありそう・働けそう」となりました。

　コメントでは、書道には「好きだから突き詰めたい（76歳）」、ペン習字には「普段書かないから文字がどんどん汚くなってきているため。もう縦書きできないかもしれないので（58歳）」「字は一生書くので、死ぬまできれいな字を書ける自分でいたい（63歳）」「芳名帳など書くとき（結婚式、お葬式、展覧会など）隣の人がとてもきれいだと恥ずかしく思うことがあるから（66歳）」などの声が集まったということです。

　全体3位は「整理収納アドバイザー」（51.2点）でした。取得したい理由は「その分野に興味・関心がある」がトップに。次いで、2位「今の生活に役立つ」、3位「その分野の知識が必要と感じる」と続いています。

　コメントでは「片付けはもともと好きですが、専門知識があったらいいなと思うから（57歳）」「家の片付けをして、スッキリ暮らしたいと常々思っているのに、どこからどうしたらよいのか想像できず、何もしてないので、学習してきっかけを作りたい（61歳）」「自分の家も片付くし、仕事として収入も得られる（64歳）」「自宅の片付けを始め、ノウハウを知りたい（73歳）」といった声が集まっています。

　その他、「FP（ファイナンシャル・プランナー）」「日本語教員」「英語検定」「宅地建物取引士」などが挙がっており、「終活のためにも、お金のことを知っておきたいから。友人にも説明できるから（FP／60歳）」「最近増えている日本で生活する外国の方の、お役に立ちたいから（日本語教員／59歳）」「海外旅行に行ったとき、英語を勉強していなかったことを何度も後悔したし、街で困っている外国人の方を見かけたときにも勇気を出して声をかけられないこともあるから（英語検定／74歳）」「20代で何度か挑戦してダメだった。もう忘れているし、絶対無理だろうけれど若かりしときの夢をかなえたい（英語検定／74歳）」「国家資格であり、自分の土地、不動産について勉強になりそうなので（宅地建物取引士／61歳）」といったコメントが寄せられたということです。

　調査結果を受けて、同研究所所長の梅津順江さんは「『仕事のため』という記述もありましたが、少数派。若者や現役世代の資格取得の動機が『就活』だとしたら、50代以上の資格取得の動機は『終活』というわけです。『今後の人生に役立つ』という意味では同じ『シュウカツ』ですが、人生を折り返すと、『老後』『身近な生活』に関する資格に焦点が当たるようです」と分析。

　また、「挑戦する機会や没頭する時間は誰にでも平等。いくつになっても探求心を持ち続ければ、成長意欲を強めることはできます。資格取得は人生を格段と豊かにするために効果的な手段の一つかもしれません」とコメントを寄せています。

　50歳以上の皆さん、あなたには「今からでも取得したい資格・検定」がありますか？

オトナンサー編集部