首都高「小松川JCT」開通でどう変わる? C2と7号線直結、ライダーも歓喜のワケ
- 乗りものニュース |

首都高C2中央環状線と7号小松川線をつなぐ小松川JCTが開通します。都心部を避けて埼玉方面と千葉方面を結ぶルートの選択肢が増え、時短に。このJCTを経由するルート、二輪車ユーザーにとっても嬉しいものだそうです。
板橋~小松川、20分短縮!
首都高C2中央環状線と7号小松川線をつなぐ小松川JCTが、2019年12月1日(日)に開通します。完成間近いそのJCTが、10月31日(木)に報道陣へ公開されました。
首都高C2と7号線の交点に新設された小松川JCT(2019年10月31日、中島洋平撮影)。
「小松川JCTの建設は、2015年に全通したC2の機能をさらに強化する事業の一環です。これまで交差するだけだったC2と7号線の交点にJCTを建設し、環状道路であるC2のネットワークをさらに使いやすくします」(首都高速道路 東京西局プロジェクト本部 改築事業部長 成瀬良二さん)
小松川JCTの誕生で大きく期待されているのが、埼玉方面と千葉方面のあいだの時短効果です。たとえば埼玉方面に通じる5号池袋線から、7号線および京葉道路へ向かう場合に、C1都心環状線を経由しないルートの選択が容易になります。C2と5号線を連絡する板橋JCTから、小松川JCTまでの所要時間は、C1経由でピーク時41分かかっていたところ、C2経由で同21分まで短縮されるそうです。
また、JCT周辺における一般道の混雑緩和も期待されています。たとえば京葉道路からC2を利用する場合、これまでは京葉道路終点の篠崎ICを降り、一般道でC2の入口へ向かうクルマが多かったそうですが、小松川JCTができることで、その必要がなくなります。さらにJCTの開通にあわせ、7号線上り小松川入口の隣には、C2内回り(埼玉方面)へ直結する「中環小松川入口」も新設されるなど、周辺の一般道からC2を利用しやすくなります。
ライダー「外環道ルートより走りやすい」
取材に同行した首都高速道路の説明員によると、外環道の千葉区間(三郷南IC~高谷JCT)が2018年に開通したことで、C2は交通量が減ったそうです。しかし近ごろは外環道が混雑していることもあり、C2の交通量が戻ってきていると話します。小松川JCTの開通により、C2~7号線ルートが外環道の迂回ルートとしても機能するといい、JCTの交通量としては開通初年度で1日1万台、翌年度以降で2万台見込んでいるそうです。
さらに、外環道ルートに対する小松川JCT経由のC2~7号線ルートは、二輪車にとっても「すごく走りやすい」と、ある30代の男性ライダーは話します。
小松川JCTの開通効果。ルートの選択肢が増える(画像:首都高速道路)。
「たとえば外環道の千葉区間は大部分がトンネルなので、あまり通りたくないですし、湾岸線は大型車が多くてヒヤヒヤします。小松川JCT経由ならば地下区間を通ることもなく、京葉道路はバイクにとってはちょうどいい道幅で、スピードも抑えられているのでありがたいです」(30代男性ライダー)
加えて首都高のC2から内側は、ほとんどの区間で二輪車のふたり乗りが禁止されています。小松川JCT経由のC2~7号線~京葉道路ルートは、ふたり乗り禁止のC1などを避けることもできるというわけです。
では、そもそもなぜC2と7号線のあいだにJCTがなかったのでしょうか。
首都高速道路によると、小松川JCTの構想としてはC2の計画当初からあったものの、ほかの計画が優先されて実現せず、C2が完成に近づくなかで「必要になって造った」というのが実際のところだそうです。小松川JCT前後の区間はC2のなかでも早く、1987(昭和62)年に開通しており、当時はC2の延伸などが優先されたといいます。
加えて、このあたりのC2は、荒川と中川を分ける「中堤」と呼ばれる堤防のうえに建設されており、中川の東側には住宅地が広がっているため、JCTの建設用地にも余裕がありません。今回は需要が大きいと見込まれたC2の埼玉方面と7号線の千葉方面を結ぶランプのみが造られましたが、ほかの方向のランプを建設する計画はないそうです。
小松川JCTのランプウェーから7号線の千葉方面を望む(2019年10月31日、中島洋平撮影)。
小松川JCTの開通日時は、2019年12月1日(日)の17時です。なお、開通にともなう入口の新設や分岐の改変に向けた準備のため、7号線の小松川出口は同日10時から、17時のJCT開通まで通行止めになります。
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