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「いつもの生理痛」だと我慢してない? 村上佳菜子さんと学ぶ、婦人科がんから“私の未来”を守る方法

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  • マイナビウーマン
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「生理前のイライラも、重い生理痛も、毎月のことだから……」 日々、仕事や家事、育児に追われる中で、自分のからだの不調は、つい後回しにしがちになっていませんか。でも、その「いつもの不調」で済ませたことが、実は健康に関わる重大なサインになっているかもしれません。

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10月6日に、女性たちの悩みに寄り添うイベント「LunaLuna×アストラゼネカ presents トークショー 私のからだ、私の未来 ~女性が知っておきたいセルフケア~」が開催されました。 イベントには、産婦人科医の大島 乃里子 先生と、プロフィギュアスケーターの村上 佳菜子さんが登壇。多くの女性が抱える月経の悩みとその対処、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんといった「三大婦人科がん」のリスクと対策、そして明日からできるセルフケアについてトークが交わされました。

「すべての女性に寄り添う」イベントに込められた想い

まず、イベントの冒頭で主催者を代表し、アストラゼネカ株式会社 メディカル本部 オンコロジー領域統括部 統括部長の北川 洋さんから、今回のイベント開催に込めた想いが語られました。

Kitagawa

アストラゼネカ株式会社 メディカル本部 オンコロジー領域統括部 統括部長 北川 洋さん

「私たちは製薬企業として、すべての女性が健康で活躍できる社会に貢献したいと考えています。そのためには、正しい健康情報にアクセスし、それを正しく解釈し、日々の生活に反映させていくことが非常に重要です。本日のイベントが、皆さんの明日の行動につながる、そんな時間になることを願っています」(北川さん)
同社では、がん患者に寄り添うサポート資材の開発や、子宮がん・卵巣がんに関する啓発コンテンツの展開など、さまざまな形で女性の健康を支援する活動を行っています。今回のイベントも、その想いから実現しました。

生理の悩み、約7割が「日常生活に影響あり」。放置は危険信号のことも

イベントの第1部では、「女性特有のからだの悩みと対処」をテーマにトークが展開されました。 女性特有のからだの悩みとして思い浮かべる人が多い生理痛やPMS(月経前症候群)。毎月経験している人も多いかもしれませんが、「ホルモンのせいだから仕方ない」と思い込むのは危険だと、大島先生は警鐘を鳴らします。

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東京科学大学病院 周産・女性診療科 講師 大島 乃里子先生

「だんだんひどくなる月経痛や、貧血、気分のひどい落ち込みなどがある場合、PMS以外の原因がある可能性も。腹痛があって経血量が多い場合は、子宮筋腫や子宮内膜症といった病気が隠れていることもあります。『毎月のことだから』と思わずに、一度婦人科を受診することが大切です」(大島先生)
ゲストの村上佳菜子さんも、現役時代から月経不順に悩んでいた一人です。

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プロフィギュアスケーター 村上 佳菜子さん

「いつ生理が来るかわからない不安が常にありました。引退後に自分のからだと向き合う時間ができ、ピルを服用し始めてからは、だいぶ安定してきました。ちゃんと向き合えば、対処できる方法があるんだなと実感しています」(村上佳菜子さん)
実際に、ルナルナが実施した調査では、生理に関する悩みを抱える女性の約7割が日常生活に影響が出ていると回答しています。悩みを一人で抱え込まず、専門家に相談することが、健やかな毎日への第一歩といえそうです。

あなたはいくつ当てはまる? 婦人科がんのサインを見逃さないためのセルフチェック

第2部では、「三大婦人科がんのリスクと対処」に話が及び、まずは婦人科がんに関するセルフチェックリストが紹介されました。

【婦人科系疾患セルフチェックリスト】
□不正出血がある(月経以外の出血、閉経後の出血など)
□月経異常がある(量の異常、周期の乱れなど)
□お腹の張りや違和感が続く
□下腹部の痛みが続いている
□排尿時の違和感(痛みや血尿など)がある
□腰痛が続いている
□足のむくみが気になる

思い当たるものが意外に多く、ドキッとした人もいるのではないでしょうか。このチェックリストは一つでも当てはまった場合には注意が必要だそうです。なぜなら、これらは「三大婦人科がん」と呼ばれる、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんのサインの可能性があるからです。
「これらの症状がすべて、がんの症状というわけではありません。また、時間がたてば改善するもの、例えば足のむくみならば、夜むくんでいるけれど朝起きた時に改善しているなら、問題ないことがほとんどです」(大島先生)
しかし、中にはがんの初期症状や、進行した場合に出る症状も含まれています。
「特に『不正出血』は重要なサインです。特に40代、50代という更年期に差し掛かる年齢で不正出血が見られた場合は、ぜひ婦人科を受診してください。そのほかの症状についても『続いている』場合は注意が必要です」(大島先生)

検診の重要性はわかっていても……婦人科検診のリアル

大島先生は「がんは早期発見・早期治療ができれば、治療選択肢も増え、再発の危険性も少なくなります」と、検診を受けることと、サインに気づくことの重要性を伝えます。
しかし、その重要性を理解していても、なかなか行動に移せないのが現実かもしれません。 アストラゼネカが20〜60代の一般女性1,000名を対象に行った調査によると、乳がん・婦人科検診を「受けたことがない」と回答した人は、全体の42%にのぼりました。特に20代では71%が「受けたことがない」と回答しています。

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出典:乳がん・婦人科がんに関する意識調査(アストラゼネカ株式会社・2025年10月)

検診を受けない理由として最も多かったのは「必要性を感じないため」(29%)でした。また、婦人科がんのサインの一つである不正出血を経験しても、36%の人は医療機関を受診していません。その理由で最も多かったのは「様子をみたが、その後症状がなくなった」(60%)という回答でした。

Graph2

出典:乳がん・婦人科がんに関する意識調査(アストラゼネカ株式会社・2025年10月)

「症状が消えたから大丈夫」「自分はまだ若いから関係ない」――。そう思ってしまう気持ちもわかりますが、その油断が発見の遅れにつながる可能性もあります。

知っておきたい「三大婦人科がん」、それぞれの特徴

改めて、三大婦人科がんの詳しい説明をまとめました。

1. 子宮頸がん
● HPV(ヒトパピローマウイルス)への感染と発症が主な原因
● 20歳から受けられる「子宮頸がん検診」で、がんになる前の段階(前がん病変)で発見が可能

2. 子宮体がん
● 初期症状として「不正出血」が起こりやすい。特に閉経後の不正出血は要注意
● 不正出血に気づいて受診することで、早期発見につながる

3. 卵巣がん
● 「サイレントキラー」とも呼ばれ、初期症状がほとんどなく、発見が難しい
● 進行すると、お腹の張り、腹水が溜まることによる足のむくみなどの症状が出ることがある

村上佳菜子さんも経験したPCOSと、子宮体がんの関係

実は村上さんは以前、婦人科検診で「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」と診断された経験があるそうです。
PCOSとは、排卵がうまくいかなくなる疾患で、月経不順の原因になります。大島先生によると、PCOSを放置すると、子宮体がんのリスクが高まる可能性があるそうです。
「PCOSの影響で排卵が起こらず、月経周期が長くなると、その間、子宮内膜が剥がれ落ちずに厚くなり続けます。その状態が続くと、細胞に異常が起きて子宮体がんにつながることがあるのです。3カ月以上生理が来ていないという人は、放置せずに婦人科を受診してほしいです」(大島先生)
村上さんも、ご自身の経験を踏まえ、自分のからだが出すサインに気づく重要性について話してくれました。
「現役時代は自分のからだを後回しにしていましたが、今は定期的に検診を受けています。少しでも『あれ?』と思ったら病院に行ってみる。忙しい毎日だからこそ、自分と向き合う時間を作ることが大切だと思います」(村上佳菜子さん)

まとめ:自分のからだを知ることが、未来を守る最大のセルフケア

イベントの最後に、登壇者のお二人からメッセージが送られました。
「まずは、自分のからだや月経について知ってください。ルナルナのようなアプリで月経周期や体調を記録するのもおすすめです。自分のリズムを知ることで、変化に気づきやすくなります。それが、未来のからだを守ることにつながります」(大島先生)
「私も、今日この場にいる皆さんと知識を共有しながら、みんなで健康になっていきたいです。周りの人と話すことも大切。もし不安だったら『一緒に病院に行こう』と声をかけあえる関係が素敵だなと思います」(村上佳菜子さん)

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写真左から、アストラゼネカ株式会社 メディカル本部 オンコロジー領域統括部 統括部長 北川 洋さん、プロフィギュアスケーター 村上 佳菜子さん、東京科学大学病院 周産・女性診療科 講師 大島 乃里子先生

今回のトークショーは、改めて自分自身のからだと向き合うことの重要性を教えてくれる貴重な機会となりました。
「いつものこと」で見過ごしている不調がある人、最後に婦人科検診を受けてからずいぶん経つ人、あるいは婦人科検診を受けたことのない人は、この機会にご自身のからだの声に耳を傾けてみてください。そして、大切な未来のために今日からできるセルフケアを始めてみてはいかがでしょうか。

(取材・文/山本 尚恵)

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