シコルスキー「モザイク」で先端部分を隠した“謎の航空機”の飛行試験に成功! いろいろな場面で“使える”機体目指す?
- 乗りものニュース |

滑走路を必要としない運用を想定した機体
ロッキードマーチン傘下のシコルスキーは2026年7月22日、国防高等研究計画局(DARPA)の「Early VTOL Aircraft Demonstration(EVADE:初期垂直離着陸航空機実証)」プログラムとの協力のもと、無人航空システム(UAS)「Nomad 100(ノマド100)」の初期地上試験および飛行試験を完了したと発表しました。
飛行試験を行うNomad 100(画像:ロッキードマーチン)
この機体は、垂直離着陸(VTOL)、ホバリング、翼上巡航、滑走路を必要としない運用に対応することを想定して開発されている、双発プロペラローターシステムを採用した無人航空機です。
ノマド100の用途としては、危険地帯での物資輸送に加え、偵察、軽攻撃、空中消火、先進航空モビリティ(AAM)など、多岐にわたる運用が想定されています。また、大型機では、長距離での情報収集・監視・偵察(ISR)や、有人機と無人機を連携させるMUM-T(Manned-Unmanned Teaming)任務への投入も想定されており、厳しい環境下にある前方作戦基地から艦船の甲板、不整地の着陸地点まで、幅広い作戦を支援することが期待されています。
ノマドは複数タイプの機体が開発される予定で、アメリカ軍の無人機分類であるグループ3(重量約25~600kg)、グループ4(重量600kg以上・高度約5480m以下)、グループ5(重量600kg以上・高度約5480m超)に対応する、小型機から大型機まで幅広いスケール展開が可能とされています。今回飛行試験を実施したノマド100は、グループ3に分類される機体です。なお、この機体よりも小型の「ノマド50」は、すでに飛行試験を終えています。
次の段階として、シコルスキーは政府施設において大規模な飛行試験キャンペーンを実施し、ノマド100が担うさまざまな多用途任務を再現しながら評価を進める予定です。
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