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「根性なんて必要ない」根性論を全否定していた野球監督が辿りついた、子どもが自ら伸びる「令和の根性野球」

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  • マイナビウーマン
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「プレッシャーに弱い」「ちょっと失敗すると、すぐに諦めてしまう」そんな我が子の姿にもどかしさや心配を感じたことはありませんか?
「もっと自信を持ってほしい」と願いながらも、どう関わればいいのかわからない——。そんな悩みを抱えてるママ・パパは少なくないのでは?

\子どもの「考える力」を伸ばす9の導き方!/

「子どもたちに“任せる”」をモットーに、37年にわたって少年野球の指導をしてきた辻 正人さん。
大人がついやってしまいがちな、子どもの可能性を狭める言動に警鐘を鳴らしながら、子どもを伸ばすための“正しい導き方”をやさしく伝えてくれる1冊です。

今回は、“諦めない力”の伸ばし方について、書籍『任せることで子どもは伸びる』(ポプラ社)から一部抜粋してお届けします。

「楽しい野球」の次の形として、“令和の根性野球”の大切さ。自分で限界を伸ばしていく

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※画像はイメージです

今、私たちが浸透させようと新たに取り組んでいるのは、「新しい根性野球」です。

言い換えるなら「令和の根性野球」。

私自身、近年は「根性」を全否定していました。だからこそ「楽しみながら上手くなる野球」を掲げ、「根性なんて必要ない」「根性がなくたって勝ってみせる」といった気持ちで結果も出してきました。

しかし、ある年のチームを見ていると、ふと違和感を抱くことが多くなってきたのです。たとえば、試合でブワーッと大応援されるだけで気が散ってしまってバットを思い切り振れない子がいたり、4〜5点くらいパンパンと点が取れたら全力でプレーできるのに、0対0だと縮こまってビクビクしてしまう子がいたり。

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※画像はイメージです

要は少しのプレッシャーに飲み込まれ、自分の力を最大限発揮できないのです。「どれだけ苦しい場面でも、僕は全力でやり続けるぞ!」とチームを引っ張るような子がいないなと思ったとき、「あっ、やっぱり何か新しい形の“根性野球”って必要かも」と感じました。

そして、すべてにおいて、やり切ることなく諦めてしまう、辛くなったらやめてしまう、そういう「弱さ」を払しょくし、自分が限界だって思うところからそれに耐える、逃げない忍耐力を身につけるために、効果的な練習はないかと考えたのです。

私たちのグラウンドには、センターの後ろに約20メートルの「心臓破りの坂」があります。

ここを「根性坂」と名付け坂道ダッシュを始めることにしました。

子どもたちを坂の下に集めます。

辻 「今、絶対に頂上まで全力で走ろうって思っているやろ?」

選手 「思ってます!」

辻 「でも、途中でやめよう、辛いなって必ずなると思う……。そうしたら、その場所を教えてほしい」

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※画像はイメージです

子どもたちには、その瞬間に「来た!」と叫んでほしいと伝えました。そして、いつもだったら力を「抜く」であろう限界の場所から、あと2歩、3歩、全力で走れるかどうか。そういうチャレンジをやってみようと。

私は子どもたちが「来た〜!」と叫んだら、振り向いて見るようにしました。

いわゆる旧来の「根性野球」では、「絶対に、最後まで全力で走り抜け!」と大人がすべてを課していたと思います。しかし、この練習は違います。

子どもたちが自分自身で限界を作って、頭に「もう無理だ……やめよう」と浮かんでくる。

それは仕方ありません。

でもそこまでの距離をもっと伸ばしていこう、と。

「もう無理だ……やめよう」っていうのをどんどん先に延ばしていこう、と。

それは「あそこまで全力で行け!」とやらされているわけではないんです。

自分で調整できることに意味があります。

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※画像はイメージです

やはり、自らその限界を伸ばそうと思わなかったら、「正しい根性」はつきません。「やめたい」と思ったときに、何も考えずに「やめてしまう」。

だから、自ら成長できる場面に怖がらずに飛び込めるような子どもになってほしいと願い、「令和の根性野球」と掲げることにしたのです。

もちろん、“昭和的”な無茶な練習は行いませんし、子どものケガのリスクや体調のことは第一に考えて取り組んでいます(走り込みも熱中症の危険がある夏場などには行いません)。

「正しい根性」というのは、指導者や親などから与えられて身につけるものではありません。

昔の厳しい時代の「根性」は、やらされているメニューに耐えるという根性。強制されたことをひたすら耐えるという根性。

私たちが目指す根性のつけ方は、自分で選択できる、というのがポイントです。「やめてもいいし、やり抜いてもいい」という根性。どっちを選ぶのか、厳しい道を進んでもいいし、楽をしてもいい。

その判断を“任せる”環境を作ることが我々の役目なのです。

もうワンステップ上の自分に到達するためには、そこはもう本人の心しかないと思います。

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※画像はイメージです

自らが頑張って限界を伸ばしていけるか。

ここでやめたいと思う気持ちを伸ばしていけるか。

いろんなことをやり切ったら、最後には目に見えない力、諦めない自分というものが備わってくるのです。

こうして辿り着いた根性は、必ず子どもたちを良い方向に導いてくれるはずです。

=====

この続きは、是非書籍でご覧ください。

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『任せることで子どもは伸びる』(ポプラ社)

※本記事は、『任せることで子どもは伸びる』(著:辻 正人/ ポプラ社)より抜粋・再編集して作成しました。

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