デルタ航空が「日本じゃ激レア機」の客室大改造へ! どう変わる? 「マジで導入40年のモデル!?」な驚愕内装
- 乗りものニュース |
日本じゃなかなか乗れないのが寂しい……。
導入40年も「まだ使います」
アメリカのデルタ航空が2024年10月、創立100周年を迎えたことにちなみ、新たな客室仕様を公開しました。この初の実装機として、日本の航空会社では導入がなく、かつ年を追うごとに運用機数が減りつつあるボーイングの単通路機「757」が選ばれています。
デルタ航空のボーイング757(乗りものニュース編集部撮影)。
客室の改修範囲は、座席はもちろん、客室照明や化粧室にも及ぶといいます。例えば上位クラス「デルタ・ワン」では、現行より柔らかさがアップしたというファブリック素材を使用し、これには座席の温度を適切に管理する効果もあるとしています。普通席にあたる「メインキャビン」では、シートレザーを刷新したほか、複通路(ワイドボディ)機のメインキャビンの座席には、低反発クッションが採用されるとのことです。
最初の導入機となる757は、同社では国内線や短距離国際線を担当する機体で、2024年秋後半に新内装を搭載し運航を開始する予定です。その後、2025年初頭には、長距離国際線仕様のエアバスA350に新内装機が登場予定で、同社は最終的に全機にこの新内装の搭載を目指すといいます。
ボーイング757は、海外では多くの航空会社が1000機以上を採用したものの、日本の航空会社での導入はゼロ。それゆえ、国内空港ではめったに見られないレア機とされるモデルです。757はJAL(日本航空)やANA(全日空)などで採用されている767の姉妹機にあたり、767の単通路タイプといった位置づけの機体です。
デルタ航空では1984年に最初の757を導入。757自体は2005年に生産が終了しているものの。同社では40年間この機体を使用しています。なお、同社における757の退役計画などはまだ発表されていないため、少なくとも現時点では、今後も新たな客室仕様を備えた状態で、同社の主力機のひとつとして使われると見られます。
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