【漫画】「前歯出てきてない？」　夫のひと言で気づいた“歯並びの異変”　まさかの原因に「使うのが怖くなった」＜作者インタビュー＞

　歯並びの変化に気付いた出来事を描いた漫画「ナイトガードで開咬（かいこう）になった（かもしれなくて）矯正することになった話」が、Xで合計2500以上のいいねを集めて話題になっています。

　作者は高校時代、友人から褒められたことがあるぐらい、歯並びがきれいでした。ある日、夫から「前歯が出てきていない？」と言われ、そのときは軽く受け流したのですが、妹からも滑舌の変化を指摘されてしまいました。そこで、歯医者を受診することにした作者でしたが…。読者からは「同じ経験をしました」「私は新しく作ったら治りました」「ものによって寿命がありますよね」などの声が上がっています。

気づいた時には手遅れに…

　この漫画を描いたのは、Xやブログ「すや子のブログ」で漫画を発表している、漫画家のすやすや子さんです。これまでに『私はあのママ友より幸せだと思っていたのに』（KADOKAWA）、『毎日全力、たまーにズボラなすや子さんち』（同）などの作品を手がけています。すやすや子さんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

すやすや子さん「2017年ごろです。産後1年ほどたってから、育児漫画をInstagramにアップし始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。

すやすや子さん「ナイトガードを使うときは、歯医者さんに定期的に通って、調整やフォローを受けながら使うことが大切だと感じたので、そのことを伝えたくて描きました。ナイトガード自体が悪いわけではないと思っています」

Q.「開咬」になっていることに気付いたとき、どのような心境でしたか。

すやすや子さん「最後に行った診察でも『異常なし』と言われていたので、驚きました。矯正以外でかみ合わせを戻す方法をネットで調べても、見つけられず…。『歯医者に定期的に通いながらナイトガードを使用していれば防げたかも…？』と後悔しました」

Q.ナイトガードを利用していた2年間、違和感などはなかったのでしょうか。

すやすや子さん「笑ったときの口元の感じが違うなあ、とは思っていました。まさかナイトガードで開咬になるとは思っていなかったし、徐々に徐々に変化していたせいか、違和感に気付いたときには手遅れになっていました」

Q.矯正をしようと思った一番の決め手は何でしたか。

すやすや子さん「お肉や小松菜などのお野菜がかみ切れなくなってしまったことです。かみ切れないので、途中で吐き出したりしていました。麺類もかみづらくなり、春雨は丸呑みしていました。滑舌の悪さも気になりました」

Q.矯正を体験して、特に大変だったことや、良かったことは何ですか。

すやすや子さん「大変なことは、口内炎ができたり、一時的なかみ合わせの悪化で食べることがさらに面倒になったりしたことです。他にも歯磨きを小まめに、丁寧にしなければいけないのでそれも大変でした。良かったことは間食が減りました！」

Q.作品について、どのような意見が寄せられていますか。

すやすや子さん「『ナイトガードでは開咬にならないはず』や、『私もナイトガードで開咬になりました』など、いろいろな意見がありました。『ナイトガードを使うのが怖くなった』とのコメントもありましたが、注意しながら使用すれば大丈夫だと思います。少しでも違和感があったら、すぐに歯医者さんに相談してください」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。

すやすや子さん「動物や変な生き物が出てくる創作漫画を描きたいです。他にも描きたいなあと思うお話は頭の中にたくさんあるのですが、画力やお話をまとめる力がまだまだ足りないので、もっと勉強していろいろなジャンルのお話を描けるようになりたいです」

オトナンサー編集部

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