10月の値上げラッシュに「またか」 家計簿つけずに“月3万円”浮かす固定費の見直し術とは【FP解説】
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家計簿をつけずに節約するには?(画像はイメージ)
近年、飲食料品やガス代、電気代の値上げが続いています。帝国データバンクによると、2026年10月の飲食料品値上げは計3153品目となり、SNS上では「また値上げかよ」「ふざけんな!!」などの声が上がっています。
節約には家計簿をつけるのがよいといわれていますが、なかなか長続きせずに挫折しやすいのも事実です。今回は家計簿をつけないで固定費を削る方法や、隠れた無駄遣いを見つけ出すコツについて、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)で元小学校教諭のもっちゃんさんに聞きました。
家計簿をつけずに固定費を節約するには?
Q.10月からの飲食料品などの一斉値上げに対して、家計簿をつけずに固定費を削る方法はありますか。
もっちゃんさん「私の肌感覚ではありますが、実際に家計簿をつけている人はとても少なく、ほとんどの方はアプリで管理しているようです。そこで、家計簿をつけないで固定費を削る方法ですが、私は先取り貯蓄の仕組み化とメガ固定費の削減をおすすめしています。
メガ固定費とは通信費・保険・住居費といった特に負担の大きい固定費で、まずはこの3つから見直すのが一番インパクトの大きな方法です。先取り貯蓄の仕組み化はやっていない人が多い印象ですが、給与口座から生活費口座と貯蓄口座へ自動で振り分ける仕組みを指します。口座を分けて管理すれば生活費は口座内の残高だけでやり繰りするようになりますし、毎月一定額を自動的に貯蓄することも可能です。普通預金口座は定額自動入金という設定ができるため、この仕組みを活用すると家計簿に1円単位の記録を残す必要もありません。
その上で、例えばスマホを格安SIMに変更したり、不要な任意保険を見直したりすることで、本当に何も頑張らないで毎月2~3万円の固定費を削減できるご家庭もあるのではないかなと思います」
隠れた無駄遣いを見つけるコツとは?
Q.サブスクリプション(サブスク)や携帯の料金プラン、不要な保険の特約など、無意識に毎月引き落とされている「隠れた無駄遣い」を見つけ出すコツについて、教えてください。
もっちゃんさん「まずは、直近3カ月くらいの通帳とクレジットカードの利用明細を上から順にチェックすることからスタートです。通帳や明細を見るだけで、使っていない動画のサブスクリプションサービスですとか、幽霊会員になっているスポーツジムとか、スマホの契約当初からつけられていた有料オプションなどが浮き彫りになります。利用明細を少し振り返るだけでも、無駄な部分を洗い出すことが可能です。
見直しで月にどの程度節約できるかはご家庭にもよりますが、目安で言うとサブスクだと月2000円から5000円程度、携帯プランですと月5000円から1万円程度節約できる可能性があります。
また、見直しによる節約効果が一番大きいのが保険です。保険に入り過ぎてしまっている人も少なくないため、無駄な任意保険を整理することで月5000円から1万5000円くらいは節約できます。以上を合計すると、月1万5000円から3万円程度の固定費を削減することが可能です」
節約を成功に導く3つの買い出しルール
Q.買い物時に「値上げの波」の影響を最小限に抑えるための買い出しルールを教えてください。
もっちゃんさん「これは単身世帯なのか子育て世帯なのかといった生活スタイルによって異なりますが、今回は再現性の高い共通のルールを3つ挙げさせていただきます。
1つ目は、買い物に行く頻度を週1~2回に抑えるというルールです。買い物に出ると、どうしてもついで買いが発生してしまいます。買い物自体の回数を減らすことで、無駄なついで買いを抑制できるのがポイントです。
2つ目は、空腹時には買い物に行かないというルールです。無駄遣いを減らすには事前に決めたもの以外は買わないことが大切ですが、空腹時に行くとつい無駄なものをたくさん買ってしまう傾向にあります。例えば、店の販促でまとめ買いがお得だったとしても、本当に必要なのかどうかを確認することが重要です。買い物メモを用意しておくと、一旦冷静になって本当に必要なものを必要な分だけ買えるようになります。
3つ目は、決済手段を集約して、効率よくポイントをためるというルールです。なるべく還元率の高い決済手段を前提に1つか2つに絞っていただいて、効率よくポイントを獲得していただければと思います。たまったポイントを飲食料品や日用品の購入に充てることで、実質的な割り引きとして恩恵を受けることが可能です。
ただし、ポイントアップキャンペーンなどに踊らされ過ぎると、逆に使い過ぎてしまうこともあります。必ず事前に買い物メモを用意して、計画的にお買い物するようにしましょう」
* * *
節約のコツを調べると必ず出てくる家計簿ですが、実際につけている人は少ないといいます。通帳や明細を少し振り返るだけでも、無駄な部分が浮き彫りになります。値上げの影響を最小限に抑えるには「買い物の頻度を減らす」「空腹時には買い物に行かない」「決済手段を集約してポイントをためる」といったルールが効果的です。
オトナンサー編集部
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