Theoryの社員が何枚も買うニットとは? 名品「Regal Wool」の魅力を徹底解剖
- マイナビウーマン |

取材・文:ミクニシオリ
撮影:渡会春加
編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部
アパレルブランド『Theory』の名品といえば、品質と着心地にこだわった上質なメリノウール素材のニットライン「Regal Wool(リーガルウール)」です。
日本では、ウールといえば寒い冬に着たいあたたかな素材というイメージも強いですが、Theoryのリーガルウールは、春夏秋冬、季節を問わず快適な着心地を追求しています。
ウール特有のチクチク感がなく、素肌の上に直接着られるほど柔らかく、なめらかな極上の肌触り。グローバルで商品を展開するTheoryならではの、その土地に合った快適な着心地の追求。ブランドの顔として毎年、毎シーズン進化を重ねているリーガルウールは、実は社員からも圧倒的な人気を誇っています。今回はリーガルウールを愛してやまない、元ニット担当MD・中寺さんに、声を大にして伝えたい“リーガルウールが名品たる理由”を聞いてきました!
「Regal Wool(リーガルウール)」シリーズ
商品概要:ニューヨーク発のファッションブランド『Theory』が展開する、上質なメリノウール素材にこだわったニットライン。素材そのものの品質はもちろん、袖を通した時の心地良さや、日常に取り入れやすい着用感を大切にしており、幅広い年代から愛されているシリーズ。
■究極のニットづくりのために。「こだわりの産地と工場、職人選びから始まった」
リーガルウールに使われているのは、オーストラリア産のメリノウール。一般的なウール原毛の太さは19〜24ミクロンほどですが、リーガルウールは15.5ミクロンという極細の原毛を使用しており、これは髪の毛の約半分の細さ。触ってみると、ウールでありながらカシミヤのような柔らかさと滑らかさ、上質な光沢感があり、素肌に触れてもチクチクしません。
「Theoryはレディースラインから始まり、働く女性のためのストレッチに優れたシャツやパンツなどを生み出してきました。働く人のための、オンタイムを快適に過ごせる服を追求するうちにたどり着いたのが、リーガルウールという一つの答えでした。
髪の毛ほどに細く繊細なオーストラリア産のメリノウールを、綿のままイタリアの工場に送り、水のきれいな土地で洗い上げます。その後、縫製の作業に入っていくのですが、パーツ同士を繋ぐ『リンキング』という作業では、職人が一目ずつ、手作業でフックにかけて繋ぎ合わせていきます。細い糸だからこそ、ひとつ目を落とすだけでも穴が開いてしまうので、まさに熟練の技術が集約された手仕事です。素材選びから、良質な職人を抱える工場選びまでこだわり抜いて生まれたのが、リーガルウールという奇跡の素材です」
工場生産と聞くと、すべて機械がオートメーションでやっているイメージを持ってしまうものですが、リーガルウールは職人の手仕事と高い技術が組み合わさることで形になっていきます。ニットは、仕上がりの表情や風合いも工場によって全く変わるのだそう。究極のニットのために選ばれた産地、工場、職人……それら全てが合わさって初めて、リーガルウールという唯一無二の素材が生まれます。
■ウールなのに? 1年を通して「ほぼ毎日」着用できる理由
中寺さんは2017年にTheoryに入社し、店舗スタッフを経験したのちに、MD部に異動。その後生産部で、リーガルウールを含むニット全般を担当し、2026年にはまたMD部署に戻ってきました。
生産部では、糸の発注から工場への縫製・編み立て、倉庫への配送までの一連の工程をハンドリング。リーガルウールで使われるイタリア製の糸は、丁寧に時間をかけて作られて現地から運ばれてくるため、発注から編み立て工場に入れるまでのリードタイムが非常に長いことを実感して、リーガルウールへの愛着がより深まったそう。
そんな中寺さん、現在は、自宅に20着以上のリーガルウールニットをコレクションしているのだとか。“ほぼ毎日リーガルウール”で過ごしているそうですが、どうしてそんなにたくさん集まってしまったのでしょうか。
「リーガルウールはTheoryにとってまさに“顔”といえるほど定番の素材です。トップスだけでも、ベーシックな定番型が約2〜3型以上展開され、そこにそのシーズンのトレンドを取り入れたデザインが加わり、合計で毎シーズン5型以上はラインナップされます。常にいつもの定番が手に入るというだけでなく、その時々の気分やトレンドに合わせた選択肢も用意されているのも、リーガルウールニットの魅力なんです」
定番の無地クルーネックや、寒い日に着たくなるタートルネック。2026年はそれに加えて、トレンドのフロントボタンのニットなどがラインナップされています。定番のニットはトップス使いできるだけでなく、むしろ他ニットやシャツと合わせてレイヤリング使いできることも、リーガルウールならではのポイントです。
「リーガルウールは、寒い時は体温を逃がさず温かく、暑い時や湿気がある時は湿度を吸い取って放出してくれます。秋冬の防寒着としてだけでなく、春夏の時期でもTシャツ感覚で素肌の上から直接着られるんです。シーズンレスなニットとして、快適に着用できるのが大きな特徴です。
上質なウールは体温に合わせて快適な状態を保とうとするため、夏場のオフィスなどでエアコンが強く効いていて寒い時にも、体をほどよく温めて冷えから守ってくれます。汗や湿気をしっかり吸って外に逃がすため、服の中に暑さや湿気がこもりにくくなっています。そのため、湿気がこもりやすい電車内やオフィスでも、不快なベタつきを感じずに快適に着用できるんです」
素肌に直接着ても肌触りの良さを感じられるだけでなく、快適に過ごすためのサポートをしてくれるリーガルウール。だからこそ、中寺さんに限らず、多くの社員たちが“365日ほぼ毎日リーガルウール”で過ごしてしまうのだそう。
■タイムレスなデザインと機能美。あらゆる「快適さ」を実現
どんな季節にも着られる快適さと、トレンドの型を用意しながらも、上質でタイムレスなデザイン性。これこそ、リーガルウールが「Theoryの名品」として長く愛され続けている理由です。
「快適さという言葉にも色々あると思うのですが、Theoryは働く私たちの快適さを、幅広くカバーしてくれる製品だと思っています。着心地はもちろんのこと、シルエットにもこだわられていて、毎朝コーディネートに悩むことがありません。“これ一枚”で、バシッとキマってくれる快適さもあります。
Theoryはサイズ展開も多く、リーガルウールを始めとする定番のニットトップスであれば、4サイズ展開されています。体型に変化があっても自分に合う服を見つけられるので、店頭でも悩まない快適さもあります」
働く人が長く着用できる快適な着心地、1日中着ても疲れない柔らかさ、どんな時でも「これ一枚でいい」と思える安心感からくる、快適な毎日。
「Theoryの服は決して安いとはお伝えできませんが、だからこそ、愛するほど長く着用できる服です。毎年新しいリーガルウールをお迎えしてしまいますが、5年以上前のニットも目新しく着用できるのが、リーガルウールの底力です。私はきっとこの先、10年経っても今着ているニットをまだ着ていると思います」
いいものを長く着て、毎日を快適に過ごす。そんなTheoryの価値観が息づいているからこそ、リーガルウールはこの先も、ブランドの名品であり続けるのでしょう。
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