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ホントに乗り換え駅ですか!? 「遠すぎる乗り換え」に不満集まる 商店街連絡&長~い通路 これでも便利になったほう?

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めっちゃ歩く乗り換えの代表的な存在

「乗りものニュース」では、2025年11月7日(金)から11月20日(木)にかけて読者アンケートを実施し、鉄道の「乗り換えやすい駅」や「乗り換えにくい駅」などについて意見を募集しました。

Large figure1 gallery11JR武蔵野線(画像:写真AC)

「乗り換えにくい駅」に関する回答では、「東京駅」「渋谷駅」「梅田駅」といった、いわゆる“ダンジョン駅”が多く挙がりました。しかしこれらの“ダンジョン”以外にも、「遠い乗り換え」への不満も寄せられました。

 その代表例として、多くの人に強く認識されているのが、JR武蔵野線・新秋津駅と西武池袋線・秋津駅の乗り換えです。

「至近距離なのに連絡通路がなく屋外の曲がりくねった商店街を歩かないとたどり着けず遠い。他の武蔵野線接続駅は駅が隣接して乗り換えやすいのに」(30代・男性・首都圏在住)
「線路もクロスしている構造なのにわざわざ離れたところに駅を作り10分商店街を歩かされる。その上商店街、雪が積もった日に足元の悪い中乗り換えさせられる」

 武蔵野線と私鉄との乗り換えは、北朝霞駅(東武東上線・朝霞台)、南越谷駅(東武伊勢崎線・新越谷)、新八柱駅(新京成線・八柱)などがあり、いずれも両駅が隣接しています。対して秋津駅と新秋津駅は入り組んだ商店街を多くの歩行者が約350m歩かなくてはならず、これがストレスだという利用者は多いようです。

 ただ、秋津駅と新秋津駅の直線距離は約100mであることから、「連絡通路を造れば解決」(30代・男性・首都圏在住)とする意見もあります。しかし現在も実現には至っていません。

 駅の移設や連絡通路の設置が困難であることは多くの利用者に知られており、こうした現状を打開するとされているのが、JR武蔵野線と西武池袋線の直通運転構想です。

「早く直通運転をしてもらう」(男性・首都圏在住)
「西武池袋→新秋津までの直通ルートを検討しているようなので早急にまとまってほしい」(40代・男性・首都圏在住)

 秋津~新秋津間にある連絡線を介して実施される予定のこの直通運転について、JR東日本は2025年10月末に公表した2026年3月期・第2四半期決算説明資料で「臨時列車での運行を検討」と明記しました。定期列車ではないため目的はあくまでも「観光需要」とされますが、「途中で物別れなどにならないでほしい」(40男性・首都圏在住)と、この直通運転構想の実現を切実に願う声も寄せられています。

東京駅みたいな歩く歩道を持つ駅

 また、長い連絡通路を持ち、その移動距離が長すぎるという駅についても意見が挙がりました。JR南武線、横須賀線系統(品鶴線)、東急東横線が乗り入れる武蔵小杉駅です。

Large figure2 gallery12横須賀線の武蔵小杉駅。できた当初は連絡通路もなく南武線とは改札外連絡だった(画像:写真AC)

「湘南新宿ライン・JR横須賀線ホームから南武線ホームまで同じ駅なのに10分ほどかかる」(10代・男性・首都圏在住)
「乗換通路が長いorラッチ外乗換になるから」(30代・男性・首都圏在住)
「同じ武蔵小杉を名乗るのははばかられるほど遠い。しかも一旦南武線のホームを端まで歩く必要があるし、階段、動く歩道、エスカレーターと高低差もある。一旦駅を出て外から回った方が速い」(50代・女性・首都圏在住)

 南武線と横須賀線系統の乗り換えには長い連絡通路を通る必要があり、また東横線と横須賀線の乗り換えでは南武線ホームを経由するルートが一般的です。

 こうした駅構造により、「南武線のホームが混雑して動けなくなる」(50代・男性・首都圏在住)といった声もあります。

 また、かつては横須賀線のホームも非常に混雑していました。横浜方面と東京方面を1つのホームでさばく構造が原因でしたが、2022年12月に新たな「3番線ホーム」が設置され、混雑が大幅に改善されました。これもあってか、次は南武線ホームの混雑解消に取り組んでほしいという声が増えていると考えられます。

「動く歩道の再整備。傾斜のある動く歩道をエスカレーターと水平な動く歩道に変更する」(50代・男性・首都圏在住)
「壁や天井付けの案内表示は視力が悪いと見えないので、床に色分けで矢印つけて欲しい」(50代・女性・首都圏在住)
「通路沿いにお店とかあると楽しいので、その辺何とかして欲しい」(40代・女性・東北在住)

 こうした意見のほか、さらに「向河原駅でも乗り換えができるように(してほしい)」(50男性・首都圏在住)と、南武線ホームの利用者分散を促す案も挙がっています。

 ただし、2022年に横須賀線ホームの東側に改札の新設と東急武蔵小杉駅方面へのアクセスルート整備が行われ、改善が図られています。

そもそも、横須賀線ホームへの長い連絡通路は、横須賀線ホームができてから1年後の2011年にできたもので、当初はJR同士でも一度改札を出て乗り換える必要があり、30分以内での再入場が認められる措置がとられていました。そのため、「武蔵小杉に連絡通路ができたこと」(首都圏在住)など、当時と比べれば格段に便利になったという声も寄せられています。

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