私が考える一人暮らしにおすすめの電力会社ランキング教えます。

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基本的に、新電力会社への乗り換えは電気を多く使う家庭ほどお得になります。

ですが、電力会社選びと乗り換えるタイミングさえ間違わなければ、一人暮らしでもしっかり電気料金を節約できる可能性があります。

そこでこの記事では、一人暮らしにおすすめの電力会社を徹底的に調べてランキングを作成しました!

電気料金の安さだけではなく、企業としての信頼度や特典内容、電気料金高騰の原因にもなる燃料費調整額なども考慮して順位付けしています。

総合ランキングとお住まいのエリア別のランキング、あわせて参考にしてください。

※この記事で紹介している電気料金は基本料金と電力量料金で比較検討しています(燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金をのぞく)。燃料費調整額の上限が設定されていない場合は、燃料価格の市場状況によっては電気料金が高騰する可能性がある点に注意してください。

目次

【総合】一人暮らしにおすすめの新電力会社ランキング

それでは早速、一人暮らしにおすすめの新電力会社をランキング形式で紹介します。

割引金額だけではなく、企業としての信頼度や利用できる特典なども総合的に判断してランキングを作成しました。

また、毎月の電気料金に大きな影響をあたえる燃料費調整額(※1)についてもまとめているので参考にしてください。

スクロールできます
電力会社割引率(※2)信頼度契約件数供給エリアガスセット割ポイント付与最低契約期間解約料燃料費調整額
上限設定独自の燃料費調整額
1位
東京ガス
5300万件(※4)関東関東なし0円なしなし
2位
CDエナジー
555万以上関東関東なし(※3)0円(※3)なしなし
3位
大阪ガス
5170万以上関東・沖縄以外関西なし0円なしなし
4位
Looopでんき
435万以上全国関東なしなし0円なしなし
5位
さすてな電気
5非公開関東なしなしなし0円なしなし
6位
HTBエナジー
426万以上沖縄以外関東・中部・関西なし1年2,200円なし電源調達調整費
7位
ネット電力
3非公開沖縄以外なしなし1年0円なしなし
8位
ONEでんき
325万以上沖縄以外なしなしなし0円なし市場価格調整額
9位
エルピオでんき
3非公開関東、中部、関西関東・中部・関西なしなし0円なし需給管理費
10位
Pontaでんき
4300万以上沖縄以外なし1年0円なし電源調達等調整額
11位
おうちでんき
4200万以上全国関東1年550円なし電力市場連動額
12位
新日本エネルギー
5非公開沖縄以外なしなし3年9,900円~22,000円なし電源調達調整費
13位
ミツウロコでんき
5非公開沖縄以外東北・関東・中部・関西1年0円なしなし
14位
楽天エナジー
4非公開全国関東・中部・関西なし0円なし市場価格調整額

※1:燃料費調整額の上限設定がなく、かつ独自の燃料費調整額を徴収している電力会社では、市場の燃料価格が高騰した場合は調整額が高額になる可能性がある。
※2:基本料金と電力量料金の割引率。燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金をのぞく。
※3:JO1でんきプラン、エンタメプランを除く
※4:2022年4月19日時点の供給中件数

1位:東京ガス|関東エリアでの実績No.1の新電力会社※1

東京ガス
  • 実績No.1!(※1)信頼度が高い
  • 電力量料金の単価が東京電力よりも安い(※2)
  • 電気・ガスのセット契約で電気料金0.5%割引(関東)(※3)
  • 支払い方法が豊富
  • 最低契約期間・解約金なし
一人暮らしにおすすめのプラン
  • 基本プラン(※新規お申込みで電気代の基本料金1ヶ月無料)

関東エリアにお住まいなら、ダントツでおすすめなのは東京ガスです。

東京ガスは関東エリアを中心に都市ガスを供給していますが、新電力会社としても電力販売量No.1(※1)、契約数も300万件(※4)を超える実績がある会社です。

電力量料金の単価が東京電力よりも安く設定(※2)されているので、一人暮らしの方でも節約が期待できますよ。

さらに、「基本プラン」を新規お申込みで、電気代の基本料金が1ヶ月分無料になるので、お得に乗り換えができます。

関東エリアのみですが、電気とガスのセット割も利用できますよ。(※3)

毎月の電気料金が0.5%割引になるので、ぜひ検討してみてください。

また、電気料金の支払い方法を以下の3つから選べるのも嬉しいポイントです。

  • クレジットカード
  • 口座振替
  • 払込書(スマホアプリ、コンビニ、金融機関等の窓口での支払い)

一人暮らしを始めたばかりでクレジットカードを持っていないという方でも、安心して利用できますよ。

「myTOKYOGAS」のスマホアプリを使ってポイントをためれば各種電子マネーとも交換できるので、ポイ活している方にもおすすめです。

東京ガスは火力発電所を保有しており自社でも電力を調達できるため、事業を撤退する心配はまずないでしょう。

企業としての信頼度や経営の安定性などを重視したい方におすすめの新電力会社です。

※1:資源エネルギー庁電力調査統計「電力需要実績」(2023年11月時点)における、みなし小売電気事業者以外の事業者(新電力)での低圧電力の需要実績値。
※2:東京ガスの料金プランには燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって、上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。
※3:※東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。
※4:2022年4月19日時点の供給中件数。

東京ガス 公式サイト

さらに詳しい情報は以下で解説しています。

2位:CDエナジーダイレクト|豊富なプランやポイント還元が魅力

  • 信頼度が高い
  • 一人暮らし向けのプランがある
  • 特典つきプランも豊富
  • 電気・ガスのセット契約で電気もガスも0.5%割引き(関東)
  • ポイントをためやすく電気料金にも充当できる
一人暮らしにおすすめのプラン
  • シングルでんきプラン
  • 各種特典付きプラン

CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスが共同で設立した電力会社です。

実績やノウハウも豊富なので、安心して契約できますよ。

東京ガスと特徴が似ていますが、CDエナジーダイレクトでは一人暮らしでもお得になる料金プランが多い点がメリットと言えます。

一人暮らし向けのプラン「シングルでんき」はもちろん、Amazonプライム年会費がセットになった「エンタメでんき」、電気料金の金額に応じてポイントが還元される「ポイントでんき」などもお得に利用できるので、自分にぴったり合うプランを見つけられるでしょう。

各プランの契約でどれくらいお得になるかは下記の記事を参考にしてみてください。

さらに、ガスとのセット契約で、電気料金もガス料金も0.5%割引きになる点も見逃せません。

また、下記のようにポイントがたまりやすい点も大きな魅力です。

  • 毎月の電気料金に応じてポイントがたまる(税込100円=1ポイント)
  • 誕生日や進学などのお祝いごとでポイントがもらえる(100〜3,000ポイント)
  • 住所が異なる家族が契約すると家族ポイントがもらえる(1,200ポイント)

たまったポイントは電子マネーに交換できるだけではなく、電気料金の支払いに充当することもできますよ。

節電に取り組んでいるけどなかなか電気料金が下がらないという方は、CDエナジーダイレクトのポイントを活用してみるとよいでしょう。

JO1でんきプラン、エンタメプラン以外は初期費用や解約金もかからないので、気になる方は検討してみてください。

3位:大阪ガス|関西エリア実績No.1!特典つき一人暮らし向けプランがおすすめ

  • 実績No.1!信頼度が高い
  • 一人暮らし向けプランがある
  • 基本料金永年無料&特典つき
  • 支払い方法が豊富
  • 最低契約期間・解約金なし
一人暮らしにおすすめのプラン
  • 新生活応援プラン

関西エリアで新電力会社を探しているなら、大阪ガスがおすすめです。

もともとはガス会社ですが、新電力会社としての契約件数は関西エリアでNo.1の実績があります。

自社で発電所を3カ所保有しているため電気の安定供給も期待できますし、経営基盤も安定しているので安心して利用できますよ。

大阪ガスでは複数の料金プランがありますが、一人暮らしなら特典が豊富な「新生活応援プラン」がおすすめです。

【新生活応援プラン特典】
  • ガスとセット契約すると電気基本料金(月額200円)がずっと無料
  • 新生活に役立つ商品に使えるスマイLINKボーナス3,000円分がもらえる
  • 映画やドラマをテレビの大画面で楽しめるスマイLINK TV Stickが3ヶ月無料

一人暮らしはそれほど電気使用量が多くはないので、基本料金が無料になる点は見逃せません。

また、支払い方法が豊富なので、自分に都合が良いものを選べますよ。

  • 口座振替
  • クレジットカード
  • 請求書(払込票):窓口または各種スマホ決済アプリでの支払い

さらに、大阪ガスには独自のポイント制度があります。

ゲーム感覚でポイントをためられるので、電子マネーや豪華賞品と交換してうまく活用してみましょう。

さらに詳しい情報は以下で解説しています。

4位:Looopでんき|電気を使う時間帯を工夫するだけで電気料金を安くできる

  • 基本料金・燃料費調整額が0円
  • 単価が安い時間を狙って電気を使える
  • 電気単価の予想機能つきアプリが便利
  • 電気・ガスのセット契約で電力量料金単価が1円引き(関東)
  • 最低契約期間・解約金なし
一人暮らしにおすすめのプラン
  • スマートタイムONEプラン

Looopでんきは、東日本大震災のボランティア活動をきっかけに誕生した電力会社です。

環境に優しい再生可能エネルギーの普及に力を入れており、太陽光発電の設置事業にも力を入れています。

Looopでんき最大の特徴は、30分ごとに変動する電力量料金単価を採用している点です(市場連動型プラン)。

単価はスマホアプリで予想価格を確認できるので、単価が高くなるピーク時間を避けて電気を使うだけで無理のない節電ができますよ(ピークシフト)。

一人暮らしだと時間の融通をつけやすいと思うのでおすすめです。

「市場連動型プランは料金が高騰する可能性があるから要注意」という案内をよく見ますが、Looopでんきが公表している直近(2023年1月~9月)の電気料金を確認すると、常にLooopでんきが高いわけではありません。

冬季だけを見るとLooopでんきのほうが割高なエリアもありますが、1月〜9月をトータルで見ると、関西エリア以外はLooopでんきのほうが電気料金が安くなっています。

電気料金は季節によって変動するものなので、年間を通して比較してみるとよいでしょう。

参考:電気料金比較表|Looopでんき公式サイト

さらに、関東エリアのみになりますが、電気とガスのセット利用もできます。

電気の単価が1円引きになるので、さらなる節約が期待できますよ。

最低契約期間の縛りや解約金はないので、市場連動型プランが合わなかった場合はすぐに乗り換えが可能です。

工夫して電気料金を節約したいという方は、ぜひ検討してみてください。

さらに詳しい情報は以下で解説しています。

5位:さすてな電気|環境に優しい電気を使いたい方におすすめ

  • 運営は東京ガスなので安心感がある
  • 東京電力スタンダードS/Lと同水準の料金※1
  • 環境に優しい電気を使える
  • さすてな電気ご契約で、 1契約につき、1000円を植林や森林保護のために寄付
  • 最低契約期間・解約金なし
一人暮らしにおすすめのプラン

さすてな電気プラン

さすてな電気は、東京ガスが運営している実質再生可能エネルギー100%の電気を利用できるプランです。

CO2排出量が実質ゼロ(※2)なので、さすてな電気を契約するだけで環境保全に貢献ができる点が大きなメリットです。

さらに、さすてな電気ご契約で、 1契約につき、1000円を植林や森林保護のために寄付を実施しているので、長期的な視点でも二酸化炭素の削減に貢献できますよ。

環境に優しい電気を提供している会社はほかにもありますが、さすてな電気はランキング1位でも紹介した東京ガスが運営しているので安心して利用できます。

さすてな電気の料金は東京ガスの「基本プラン」より少しだけ割高ですが、年間で500円程度しか変わりません。

また、東京電力の東京電力スタンダードS/Lと同水準の料金なので、標準的な料金と言えるでしょう。

ただし、さすてな電気では東京ガスとの契約で利用できるガス割やポイント還元サービスは利用できない点には注意してください。

さらに詳しい情報は以下で解説しています。

※1:東京電力エナジーパートナー株式会社の電気料金プラン「スタンダードS/L」(2024年4月時点の料金)と当社の「さすてな電気」(2023年9月時点の料金)を比較して各使用量における【当社と東京電力エナジーパートナー株式会社の料金差額÷東京電力エナジーパートナー株式会社の料金】は1%以下になります。当社の電力プランは燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。
※2:再エネ指定の非化石証書の使用により、CO2排出量が実質ゼロになることを意味します。非化石証書市場の状況によってはCO2排出量実質ゼロにならない場合があります。

6位:HTBエナジー|無料のかけつけサービスなどの特典が魅力

  • 電気契約は中部・関西・九州以外のエリアにおすすめ
  • 電気・ガスのセット契約は関東エリアの方におすすめ
  • かけつけサービスが無料でついてくる
  • スマホの修理費用保険特典つき
  • 何度も使えるHIS旅行代金割引あり
一人暮らしにおすすめのプラン
  • ベーシックプラン

HTBエナジーは全国規模で利用できる電力会社ですが、お得度はエリアによって異なります。

この記事でHTBエナジーの「ベーシックプラン」を試算したところ、中部・関西・九州エリア以外なら安く利用できることがわかりました。

また、関東・中部・関西エリアでは電気とガスのセット契約も利用できますが、料金の節約が期待できるのは関東エリアのみです。

そのほかのエリアでは料金が割高になるので、おすすめできません。

HTBエナジーの「ベーシックプラン」は、電気設備などのトラブルに対応してくれるかけつけサービス「あんしんサポート365」が無料で付いてくるので、かなりお得感があります。

24時間受付してくれるので、一人暮らしの心強い味方になるでしょう。

スマホの修理費用も最大3万円、修理不可の場合は最大7,500円までサポートしてもらえますよ(年間1回まで)。

HISの旅行代金が最大3,000円割引き(回数制限なし)になる特典もあるので、旅行好きな方は要チェックです。

ただし、HTBエナジーでは下記の点に注意する必要があります。

HTBエナジーの注意点
  • 独自の燃料費調整額である「電源調達調整費」を徴収している
  • 電気・ガス契約ともに最低利用期間・解約金が定められている

HTBエナジーでは「燃料費調整額」のほかに、独自に「電源調達調整費」も徴収しています。

そのため、市場の燃料価格が高くなると電気料金が高騰する可能性がある点には注意が必要です。

また、「HTBエナジーでは1年以内に解約する場合は電気で2,200円、ガスで2,640円の解約金も発生するので注意しましょう。

さらに詳しい情報は以下で解説しています。

7位:ネット電力|コストカットで地域最安値圏の電気料金を実現

  • 基本料金が0円
  • 電力量料金の単価も安め
  • 関西エリア以外の一人暮らしの方におすすめ
  • 最低契約期間はあるが解約金は0円
一人暮らしにおすすめのプラン
  • ネットでんきB

ネット電力(旧:サステナブルでんき)は、インフラのシステム開発をてがけるSustainableEnergy(サステナブルエナジー)株式会社が運営している新電力会社です。

「基本料金0円、業界最安値圏の電気料金」と公式ホームページにあるとおり、全国的に見ても電気料金がかなり安く設定されています。

電力量料金の単価が一律に設定されているので使用量が多い家庭のほうがお得度はアップしますが、一人暮らしでも節約できる可能性がありますよ(ただし、関西エリアを除く)。

ランキング8位のONEでんきと料金体系が似ていますが、ネット電力のほうが少し割安な点を評価して7位にしました。

ネット電力では独自の燃料費調整額を徴収していませんが、燃料費調整額の金額自体は東京電力より割高傾向である点に注意が必要です。

燃料価格が高騰しているタイミングでは電気料金も高くなる可能性があるので注意しましょう。

なお、支払い方法はクレジットカード限定である点にも注意してください。

さらに詳しい情報は以下で解説しています。

8位:ONEでんき|基本料金0円、使った分だけ支払うシンプルプラン

  • 基本料金が0円
  • 電力量料金の単価も安め
  • 中部・関西エリア以外の一人暮らしの方におすすめ
  • 最低契約期間・解約金なし
一人暮らしにおすすめのプラン
  • スタンダードプラン

ONEでんきは基本料金が0円で、実際に電気を使った分だけ支払うシンプルプランが人気の電力会社です。

電力量料金の単価が一律に設定されているので使用量が多い家庭のほうがお得度はアップしますが、一人暮らしでも節約できる可能性があります(ただし、中部・関西エリア以外)。

新規契約キャンペーンやポイント還元などのサービスはありませんが、電気契約以外の手続きはなるべく増やしたくないという方であれば問題ないでしょう。

なお、ONEでんきでは「市場価格調整額」が徴収される点に注意が必要です。

燃料の調達にかかる費用はどの電力会社でも徴収していますが、ONEでんきの「市場価格調整額」は他社よりも割高傾向にあります。

最新の金額は公式ホームページでチェックしてみてください。

燃料価格が安くなればお得に利用できる電力会社なので、契約のタイミングには注意しましょう。

さらに詳しい情報は以下で解説しています。

9位:エルピオでんき|セット割引やキャンペーンが豊富

  • 基本料金が0円のプランあり
  • 電気とガスのセット契約がお得(関東エリアのみ)
  • インターネット回線や天然水とのセット割引もあり
  • キャンペーンが豊富
  • 最低契約期間・解約金なし
一人暮らしにおすすめのプラン
  • 使った分だけプランS+都市ガス

エルピオでんきは、株式会社エルピオが運営している電力サービスです。

エルピオはもともとプロパンガスの販売を行っていた会社で、50年以上の運営実績があります。

エルピオでんきは世界的な燃料価格の高騰などが原因で過去に一度電力事業から撤退したことがありますが、継続的に電気を供給できるよう体制を整えて新規契約の受付を再開しました。

現在は、供給エリアを関東・中部・関西エリアに限定しており、電気とガスとのセット契約が必須となっています。

ただし、全エリアで料金がお得になるわけではありません。

この記事で試算した結果では、一人暮らしで料金を安くできる可能性があるのは関東エリア(使った分だけプランS+都市ガス)のみでした。

ですが、エルピオでんきではインターネット回線などとのセット割引もあるので、まとめて契約する場合はお得になる可能性があります。

さらに、キャンペーンが豊富な点も見逃せません。

2023年11月時点では、電気料金が2,000円〜10,000円キャッシュバック、都市ガス料金が5,000円〜8,000円キャッシュバックになるキャンペーンが開催されています。

乗り換えのタイミングでお得なキャンペーンが実施されているか、必ずチェックしてください。

なお、受け入れ世帯数に上限が設けられているので、気になる方は早めに乗り換えを検討してみましょう。

さらに詳しい情報は以下で解説しています。

10位:Pontaでんき|新規契約&毎月の支払いでPontaポイントがたまる

  • KDDIグループ会社が運営しているので信頼度が高い
  • Pontaポイント付与分の電気料金がお得
  • 新規契約で2.000Pontaポイントがもらえる
  • 毎月自動的に150Pontaポイントがたまる
  • 最低契約期間・解約金なし
一人暮らしにおすすめのプラン
  • 北海道電力エリア:でんきMプラン(北海道D)
  • 東京電力エリア:でんきMプラン(東京D)
  • それ以外のエリア:でんきMプラン

Pontaでんきは、大手通信会社KDDIグループのauエネルギー&ライフ株式会社が運営しているので安心感があります。

電気料金は各エリアの旧一般電気事業者の規制料金プランと同じですが、Pontaポイントをもらえる分、電気料金がお得になります。

新規契約で2.000ポイント、毎月の支払いで150ポイントがもらえますよ。

毎月の150ポイントは電気料金の金額に関係なくもらえるので、電気使用量が少ない一人暮らしには大きなメリットです。

ただし、ほかの新電力会社と同様に燃料費調整額の金額次第では料金が高くなる可能性がある点には注意しましょう。

なお、北海道電力エリアと東京電力エリアにお住まいの方は、料金プラン選びに注意してください。

上記のエリアでは「電源調達等調整額」の有無の違いで、2つの料金プランが用意されています。

「電源調達等調整額」が徴収されるプランでは電気料金が高くなるため、必ず料金プランの地域名表示の後ろに「D」が入っている料金プランを選ぶようにしてください。

▼Pontaでんき料金プラン比較
エリア電源調達等調整額の徴収あり電源調達等調整額の徴収なし
北海道でんきMプラン(北海道)でんきMプラン(北海道D)
東京でんきMプラン(東京)でんきMプラン(東京D)

さらに詳細な情報は、下記記事からご覧いただけます。

【エリア別】一人暮らしにおすすめの新電力会社ランキング

電力会社によって供給エリアや料金設定が異なるため、ここではお住まいのエリア別におすすめの新電力会社を紹介します。

一人暮らしの電力使用量を想定して電気料金を試算してみたので、どれくらい安くなるかも参考にしてください。

【試算条件】
アンペア数:30A
電気使用量:150kWh

なお、表の電気料金は基本料金と電力量料金の試算結果です。

燃料費調整額や独自の調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まれていない点に注意してください。

また、Looopでんきは電気料金の試算が難しいため、公式ホームページで公開されている電気料金比較表(2023年1月〜9月)の平均額を記載しています。

月によって金額が大きく変動する傾向にある点には注意してください。

参考:電気料金比較表|Looopでんき公式サイト

北海道電力エリアのおすすめランキング

スクロールできます
電力会社料金プラン月額年額燃料費調整額
料金割引額料金割引額上限設定独自の調整額
北海道電力従量電灯B6,627円79,520円ありなし
【1位】
Looopでんき
スマートタイムONE3,266円-3,361円39,192円-40,328円
【2位】
ネット電力
4,800円-1,827円57,600円-21,920円なしなし
【3位】
HTBエナジー
ベーシックプラン5,320円-1,307円63,840円-15,680円なし電源調達調整費

※試算が難しいので電気料金比較表の平均額を記載(2023年1月~9月)

北海道エリアのおすすめ第1位はLooopでんきです。

Looopでんきは30分ごとに電気料金の単価が変動するので、単価が安い時間帯を狙って電気を使うだけで節約につながりますよ(ピークシフト)。

北海道電力はもともと電気料金が高いので、節電意識の高い方ならLooopでんきがもっとも節約できる可能性があるでしょう。

ただし、電気を使う時間をそこまで自由に調節できないという方は、2位のネット電力や3位のHTBエナジーを検討してみてください。

特典などは不要でシンプルに電気料金が安くなればOKという方ならネット電力、かけつけサービスやHIS旅行代金割引などの特典を利用したい方ならHTBエナジーがおすすめですよ。

北海道エリアについては以下記事で詳しくご紹介しています。

東北電力エリアのおすすめランキング

スクロールできます
電力会社料金プラン月額年額燃料費調整額
料金割引額料金割引額上限設定独自の調整額
東北電力従量電灯B5,768円69,214円ありなし
【1位】
Looopでんき
スマートタイムONE4,134円-1,634円49,608円-19,606円
【2位】
ネット電力
4,200円-1,568円50,400円-18,814円なしなし
【3位】
HTBエナジー
ベーシックプラン4,720円-1,048円56,640円-12,574円なし電源調達調整費

※試算が難しいので電気料金比較表の平均額を記載(2023年1月~9月)

東北エリアでもっともおすすめなのはLooopでんきです。

2位のネット電力とそれほど電気料金の差があるわけではありませんが、自分の工夫次第で電気料金を抑えられる点を評価して1位にしました。

電気料金の単価が高い時間帯は外出する、単価が安い時間帯に家事をまとめてするなど、工夫してみてください。

そこまで余裕がないという方であれば、ネット電力がよいでしょう。

旅行代金割引やスマホの修理費用保険特典などを利用したい方ならHTBエナジーがおすすめです。

かけつけサービスも無料でついてくるので、1人暮らしの心強い味方になりますよ。

東北エリアについては以下記事で詳しくご紹介しています。

北陸電力エリアのおすすめランキング

スクロールできます
電力会社料金プラン月額年額燃料費調整額
料金割引額料金割引額上限設定独自の調整額
北陸電力従量電灯B5,649円67,784円ありなし
【1位】
Looopでんき
スマートタイムONE3,837円-1,812円46,044円-21,740円
【2位】
ネット電力
3,585円-2,064円43,020円-24,764円なしなし
【3位】
HTBエナジー
ベーシックプラン4,345円-1,304円52,140円-15,644円なし電源調達調整費

※試算が難しいので電気料金比較表の平均額を記載(2023年1月~9月)

基本料金+電力量料金の金額だけで見ればネット電力のほうが安くなりますが、ネット電力は燃料費調整額が徴収される点を考慮して2位にしました。

Looopでんきは市場連動型プランなので、燃料費調整額は0円です。

基本料金も無料ですし、電力量単価が高い時間帯を避けて電気を使うだけで無理なく電気料金を抑えられますよ(ピークシフト)。

単価をチェックしながら電気を使う時間を調整するのは大変、という方であればネット電力がよいでしょう。

特典も利用したいなら、HTBエナジーがおすすめです。

旅行代金割引や、スマホの修理費用保険、無料のかけつけサービスなどを利用できますよ。

北陸エリアについては以下記事で詳しくご紹介しています。

東京電力エリアのおすすめランキング

スクロールできます
電力会社料金プラン月額年額燃料費調整額
料金割引額料金割引額上限設定独自の調整額
東京電力EP従量電灯B5,584円67,005円ありなし
【1位】東京ガス基本プラン5,536円-48円66,432円-572円なしなし
【2位】CDエナジーシングルでんき5,484円-100円65,805円-1,200円なしなし
【3位】LooopでんきスマートタイムONE4,167円-1,417円50,004円-17,001円

※2023年9月1日時点
※東京ガスの都市ガスと電気をご契約中のお客さまはご契約いただいている料金メニューに応じて、電気料金が割引になります。
※試算が難しいので電気料金比較表の平均額を記載(2023年1月~9月)

関東エリアでは、1位の東京ガスか2位のCDエナジーダイレクトで間違いありません。

どちらも信頼度が高いので、安心感がある会社を選びたい方におすすめですよ。

ガスとのセット割、ポイント制度など共通点も多いので迷う方も多いと思いますが、これまでの契約実績を重視したい方は東京ガス、より多くのポイントをもらいたい・特典を活用したい方はCDエナジーダイレクト、という選び方で良いと思います。

料金の安さを一番重視したい方であればLooopでんきを検討してみてください。

関東エリアについては以下記事で詳しくご紹介しています。

中部電力エリアのおすすめランキング

スクロールできます
電力会社料金プラン月額年額燃料費調整額
料金割引額料金割引額上限設定独自の調整額
中部電力従量電灯B4,225円50,695円ありなし
【1位】LooopでんきスマートタイムONE4,078円-147円48,936円-1,759円
【2位】ネット電力4,155円-70円49,860円-835円なしなし
【3位】Pontaでんき4,223円-2円50,677円-18円なし電源調達等調整額

※試算が難しいので電気料金比較表の平均額を記載(2023年1月~9月)

一人暮らしの電気使用量で試算すると、電気料金がしっかり安くなる新電力会社は中部電力エリアではあまりありませんでした。

ただ、Looopでんきなら自分の工夫次第で電気料金を安くできる可能性はあります。

電気を使う時間帯を調整できそうな方は検討してみてください。

また、Pontaポイントをためている方ならPontaでんきもアリです。

電気料金では中部電力と差はありませんが、初年度は最大3,800ポイント、その後も毎月150ポイントがもらえるのでその分お得です。

ただ、燃料費調整額や電源調達等調整額がPontaポイント以上に高くなる場合は乗り換えると損をしてしまうためおすすめできません。

乗り換えるタイミングにはくれぐれも注意してください。

中部エリアについては以下記事で詳しくご紹介しています。

関西電力エリアのおすすめランキング

スクロールできます
電力会社料金プラン月額年額燃料費調整額
料金割引額料金割引額上限設定独自の調整額
関西電力従量電灯A3,337円40,047円ありなし
【1位】
大阪ガス
新生活応援プラン3,580円243円42,960円2,913円なしなし
【2位】
Pontaでんき
3,336円-1円40,031円-16円なし電源調達等調整額

一人暮らしの電気使用量で試算すると、電気料金がしっかり安くなる新電力会社は関西電力エリアではあまりありませんでした。

ですが、大阪ガスの「新生活応援プラン」であれば下記の特典を利用できるのでお得感があります。

【新生活応援プラン特典】
  • ガスとセット契約すると電気基本料金(月額200円)がずっと無料
  • 新生活に役立つ商品に使えるスマイLINKボーナス3,000円分がもらえる
  • 映画やドラマをテレビの大画面で楽しめるスマイLINK TV Stickが3ヶ月無料

また、PontaポイントユーザーならPontaでんきもおすすめです。

電気料金は関西電力と差はありませんが、初年度は最大3.800ポイント、その後も毎月150ポイントがもらえるのでその分お得ですよ。

ただ、燃料費調整額や電源調達等調整額がPontaポイント以上に高くなる場合は、乗り換えると損をしてしまうためおすすめできません。

乗り換えるタイミングには注意しましょう。

関西エリアについては以下記事で詳しくご紹介しています。

中国電力エリアのおすすめランキング

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電力会社料金プラン月額年額燃料費調整額
料金割引額料金割引額上限設定独自の調整額
中国電力従量電灯A5,345円64,141円ありなし
【1位】
ネット電力
3,900円-1,445円46,800円-17,341円なしなし
【2位】
Looopでんき
スマートタイムONE3,924円-1,421円47,088円-17,053円
【3位】
HTBエナジー
ベーシックプラン4,425円-920円53,100円-11,041円なし電源調達調整費

※試算が難しいので電気料金比較表の平均額を記載(2023年1月~9月)

中国電力エリアではネット電力とLooopでんきが僅差でした。

ですが、Looopでんきはピークシフトを活用すれば電気料金を抑えられる可能性があるので、節約意識の高い方は挑戦してみてください。

そこまで余裕がないという方であれば、ネット電力がよいでしょう。

旅行代金割引やスマホの修理費用保険特典、無料のかけつけサービスなどを利用したい方なら、HTBエナジーを検討してみてくださいね。

中国エリアについては以下記事で詳しくご紹介しています。

四国電力エリアのおすすめランキング

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電力会社料金プラン月額年額燃料費調整額
料金割引額料金割引額上限設定独自の調整額
四国電力従量電灯A5,127円61,528円ありなし
【1位】
ネット電力
3,960円-1,167円47,520円-14,008円なしなし
【2位】
Looopでんき
スマートタイムONE4,042円-1,085円48,504円-13,024円
【3位】
HTBエナジー
ベーシックプラン4,485円-642円53,820円-7,708円なし電源調達調整費

※試算が難しいので電気料金比較表の平均額を記載(2023年1月~9月)

四国電力エリアで電気料金を安くできる可能性があるのはネット電力です。

特典やキャンペーンなどはありませんが、シンプルに電気料金が安くなればOKという方にぴったりです。

Looopでんきは電気料金の単価が安いタイミングに電気を使えば料金をうまく抑えられるので、時間の調整ができる方は検討してみてくださいね。

かけつけサービスや旅行代金割引などの特典を利用したい方は、HTBエナジーもおすすめですよ。

四国エリアについては以下記事で詳しくご紹介しています。

九州電力エリアのおすすめランキング

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電力会社料金プラン月額年額燃料費調整額
料金割引額料金割引額上限設定独自の調整額
九州電力従量電灯B3,859円46,305円ありなし
【1位】
Looopでんき
スマートタイムONE3,408円-451円40,896円-5,409円
【2位】
ネット電力
3,735円-124円44,820円-1,485円なしなし
【3位】
ONEでんき
3,810円-49円45,720円-585円なし市場価格調整額

※試算が難しいので電気料金比較表の平均額を記載(2023年1月~9月)

九州電力エリアで電気料金を安くできる可能性があるのはLooopでんきです。

1人暮らしなら電気を使うタイミングを調整しやすいので、ピークシフトを活用すればうまく節約できるでしょう。

電力量の単価を気にしながら電気を使うのが大変だという方は、基本料金が0円で実際に電気を使った分だけ支払うネット電力やONEでんきという候補もありますが、それほど節約は期待できません。

燃料費調整額も徴収されることを考慮すれば、九州電力のままのほうがお得かもしれません。

九州エリアについては以下記事で詳しくご紹介しています。

沖縄電力エリアのおすすめランキング

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電力会社料金プラン月額年額燃料費調整額
料金割引額料金割引額上限設定独自の調整額
沖縄電力従量電灯B6,377円76,520円ありなし
【1位】
Looopでんき
スマートタイムONE4,245円-2,132円50,940円-25,580円
【2位】
おうちでんき
6,377円0円76,520円0円なし電力市場連動額

※試算が難しいので電気料金比較表の平均額を記載(2023年1月~9月)

沖縄電力エリアでもっとも電気料金を安くできる可能性があるのはLooopでんきです。

沖縄電力はもともと電気料金が高いエリアなので、ピークシフトの工夫次第で料金を抑えられるLooopでんきなら一人暮らしでもしっかり節約できるでしょう。

ソフトバンクやY!mobileのスマホを使っている方やかけつけサービスを利用したい方にはおうちでんきという選択肢もありますが、燃料費調整額を考慮すればおうちでんきのほうが割高になる可能性が大きいです。

おうちでんきを検討する際は、乗り換えるタイミングに注意してください。

沖縄エリアについては以下記事で詳しくご紹介しています。

一人暮らしの人が新電力会社に乗り変えるメリットは?

ここでは、一人暮らしの方が新電力に乗り換えるとどのようなメリットがあるのか説明します。

主なメリットは以下の3つです。

メリット
  • 電気料金が安くなる可能性がある
  • 特典を利用できる
  • 環境に優しい電気を選べる

ひとつずつ紹介します。

電気料金が安くなる可能性がある

新電力会社に乗り換える最大のメリットは、なんといっても電気料金が安くなることでしょう。

電力自由化以降に誕生した新電力会社は電気の小売事業に特化しており、自社で発電所を所有していないケースが多くあります。

発電所の維持費用がかからないので、その分を電気料金に還元しています。

「節電に取り組んでいるけどいまいち効果が出ていない」と感じている方は、新電力会社に乗り換えるのがおすすめですよ。

ただし、電力会社や利用するプランによってお得度は異なります。

自分のライフスタイルに合わないプランを選んでしまうと反対に電気料金が高くなってしまう可能性もあるので、この記事を参考にしながら必ず事前に料金シミュレーションを行いましょう。

特典を利用できる(セット割・キャンペーン・ポイント還元など)

新電力会社の料金プランでは、特典を利用できるものが多くあります。

たとえば、ガスやインターネット回線との同時契約によるセット割キャッシュバックキャンペーンなどです。

電気料金の金額に応じてポイントが還元される電力会社もありますよ。

電気は必ず契約するものなので、各種の特典を利用できればかなりお得感があります。

この記事で紹介した新電力会社の特典を下記の表にまとめてみました。

乗り換え先の新電力会社を選ぶ際は、電気料金だけでなくセットでお得になるプランやキャンペーン内容も比べてみてくださいね。

電力会社内容
ガスとのセット割東京ガス・関東限定
・電気料金0.5%割引
※東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。
CDエナジーダイレクト・関東限定
・電気料金、ガス料金ともに0.5%割引き
大阪ガス
・関西限定
・新生活応援プランを利用可能
Looopでんき・関東限定
・電気の料金単価が1円割引き
HTBエナジー・関東、中部、関西限定
・ガス料金2~5%割引き
・月102円割引き
エルピオでんき・関東、中部、関西限定
・プロパンガス:月200円割引き
・都市ガス:月100円割引き
キャンペーンCDエナジーダイレクト・エンタメ系とコラボした料金プランが豊富
HTBエナジー・HIS旅行代金が最大3,000円割引き
・各種クーポン配布
エルピオでんき・キャッシュバックキャンペーン
CDエナジーダイレクト・カテエネポイントがたまる
・電子マネーと交換可能
大阪ガス・マイ大阪ガスポイントがたまる
・電子マネーと交換可能
Pontaでんき・Pontaポイントがたまる

地球環境に優しい電気を選べる

「電気の作り方」に注目して、地球環境に優しい電気を提供している電力会社を選べる点も大きなメリットです。

日本の家庭から排出される二酸化炭素のうち、66.4%は電気に由来していると言われています(※1)。

「電気と二酸化炭素の排出に何の関係があるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、日本では発電の約70〜80%を化石燃料を用いた火力発電に依存しているため、電気をつくる際に多くの二酸化炭素を排出しているのです。

新電力会社のなかには、二酸化炭素の排出量削減に貢献できるよう再生可能エネルギー(※2)を用いた電力の供給に力を入れているところがあります。

そのため、再生可能エネルギーを供給している電力会社を選ぶだけで、誰でも簡単に二酸化炭素の排出量削減に貢献できますよ。

日常生活のなかで節電を心がけることはもちろん大切ですが、一般消費者が個人単位で二酸化炭素量を減らすのには限界があるのも事実です。

この記事で紹介している新電力会社のなかでは、さすてなでんきがイチオシです。

地球環境に配慮した電力会社を選びたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。

※1 参考:令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査|環境省
※2 再生可能エネルギー:自然界で枯渇することなく利用できる太陽光・風力・地熱・バイオマス・水力などを用いて発電されるエネルギーのこと。発電の際に二酸化炭素を排出しないので、火力発電と比べて環境に優しい発電方法と言える。

電力会社選びで失敗しない!一人暮らし向けの選び方と注意点を紹介

ここでは、新電力会社選びで失敗しない方法や注意点を紹介します。

料金面やサービス面、そのほか特典などの項目別にポイントを紹介します。

一人暮らしの場合はファミリー世帯の場合と注目ポイントが少し異なるので、ぜひ参考にしてくださいね。

くれぐれも、電気料金の安さだけで判断しないようにしましょう。

まずは自分の電気の使用量・使用する時間帯を把握する

新電力会社の料金プランにはさまざまな種類があります。

どのくらいの電気使用量だとお得に使えるかが会社によって異なるので、まずは自分の電気使用量を把握しておくことをおすすめします。

毎月自宅に届く検針票か、電力会社のマイページから下記の2点を確認してみてください。

  • 契約アンペア数
  • 電気使用量(kWh:キロワットアワー)

詳しく説明します。

契約アンペア数

契約アンペア数は、一度に使える電気の最大量を表しています。
どのアンペア数を選ぶかによって基本料金が変わります。

一般的にアンペア数が大きいほど基本料金は高くなるので、自分に合ったアンペア数で契約することで電気料金の節約につながりますよ。

一般的に、一人暮らしでのアンペア数は20A〜30Aが目安と言われています。

ですが、在宅ワークが多い方やオール電化住宅にお住まいの方などでは30A以上が必要になる場合もあるかもしれません。

新電力会社に乗り換えた後に困らないよう、現在使用している家電から本当に必要なアンペア数を計算しておくと安心ですよ。

電気使用量

電気使用量はkWhで記載されています。

一般的に、一人暮らしでは1ヶ月で80kWh~180kWhが目安とされています。

また、電気使用量のほかに電気を多く使う時間帯も把握しておきましょう。

料金プランによっては時間帯によって単価が変動するものがあるので、どの時間帯に多く電気を使っているかがわかれば料金プランを選ぶ際の参考にできますよ。

電力会社によってはマイページで時間ごとの電気使用量を把握できるので、ぜひチェックしてみてください。

一人暮らしの電気料金の平均も知っておこう

電気料金は、お住まいのエリアや季節によって大きく変動します。

下記は、2022年度のエリア別・季節別の電気料金の平均金額です。

普段の自分の電気料金と比べてみてくださいね。

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▼エリア別・季節別の電気料金(2022年)
2022年北海道・東北関東北陸・東海近畿中国・四国九州・沖縄
1~3月8,928円6,792円8,903円7,553円8,732円6,247円
4~6月6,882円6,491円6,684円5,370円7,033円5,254円
7~9月6,095円5,895円6,353円6,573円7,251円6,791円
10~12月6,867円6,031円6,857円5,802円7,388円6,882円
月平均6,900円6,731円7,109円6,254円7,449円6,927円

参考:政府統計の総合窓口

料金面でのチェックポイント4つ

ここでは、料金面でのチェックポイントを4つ紹介します。

  • 基本料金&第1~2段階目の電力量料金が安いか
  • 燃料費調整額の金額、独自の調整額があるか
  • 自分のライフスタイルに合った料金プランか
  • 最低契約期間・解約金がかかるか

また、電気料金の算出方法を知っておくと電力会社選びに使えるので、次項で簡単に説明します。

電気料金の仕組みを知っておこう

一般的に、電気料金は以下の計算式で算出されています。

電気料金=基本料金+電力量料金+再エネ賦課金±燃料費調整額

各項目の概要は以下のとおりです。

①基本料金契約アンペア数に応じて毎月定額でかかる料金。
基本的に基本料金はアンペア数が上がるほど金額が上がる。
②電力量料金(従量料金)電気を使用した分だけかかる料金。
基本的に、使用量に応じて3段階の単価が設定されている(3段階料金)。
「電力量料金単価×電気使用量」で算出。
③再生可能エネルギー発電促進賦課金
(再エネ賦課)
再生可能エネルギー普及のための負担金。
どの電力会社を契約しても単価は全国一律。
「再エネ賦課金単価×電気使用量」で算出。
単価は月によって変動する。
④燃料費調整額市場の燃料価格の変動を電気料金に反映させるための調整額。
市場価格が安ければマイナス調整、高ければプラス調整される。
「燃料費調整単価×電気使用量」で算出。
単価は会社によってもプランによっても変動する。

このうち、電気料金に大きく関係する項目としてとくに注目してほしいのは基本料金、電力量料金、燃料費調整額です。

次項から注意ポイントを紹介するので参考にしてください。

①基本料金&第1~2段階目の電力量料金が安いか確認する

一人暮らしの方が新電力会社を選ぶ際には、以下の2つのポイントを重視してみてください。

  • 基本料金が0円、または安い
  • 第1~2段階目の電力量料金が安い

一人暮らしの場合は電気の使用量が少ないので、電気料金全体に占める基本料金の割合が大きくなります。

基本料金は毎月固定で支払うため、できるかぎり基本料金が0円または安いプランを選ぶとよいでしょう。

ただし、基本料金が安いプランのなかには電力量料金の単価が高く設定されているケースがあるので注意が必要です。

必ず料金シミュレーションをするようにしましょう。

また、電力量料金単価のうち、第1〜2段階目の単価が安いかどうかも重要なチェックポイントです。

多くの電力会社では電力量料金の単価は使用量に応じて3段階に設定されています。

下記は、東京電力と東京ガスの電力量料金を比較した表なので参考にしてください。

▼電力量料金の単価比較
東京電力
(従量電灯Bプラン)
東京ガス
(基本プラン)
~120kWh(第1段階料金)30.00円29.70円
121kWh~300kWh(第2段階料金)36.60円35.69円
300kWh~(第3段階料金)40.69円39.50円

※東京ガスの都市ガスと電気をご契約中のお客さまはご契約いただいている料金メニューに応じて、電気料金が割引になります。

一人暮らしの場合は、現在契約中の料金プランと比べて第1〜2段階の単価が安い電力会社を選べば電気料金の節約につながりますよ。

なかには電力量料金の単価が一律で設定されている電力会社もありますが、その場合は本当に安くなるのか必ずシミュレーションしてみてください。

②燃料費調整額の金額、独自の調整額があるか確認する

毎月の電気料金に影響を与える項目として知っておいてほしいのが燃料費調整額です。

燃料費調整額は、日々変動する市場の燃料価格を毎月の電気料金に反映させるためのものです。

燃料価格が落ち着いていれば燃料費調整額はマイナス値になり、その分電気料金も安くなりますが、燃料価格が高騰している場合は電気料金も値上がりします。

現在、燃料費調整額は多くの電力会社が導入していますが、会社によって対応が異なるので、下記のポイントを確認しておきましょう。

  • 新電力会社では燃料費調整額の上限設定がない
  • 燃料費調整額のほかに独自の調整額を徴収している会社がある
  • 電力会社や供給エリア、料金プラン、タイミングなどによって金額が変わる

まず、燃料費調整額の上限設定についてです。

電力自由化前に多くの方が契約していた旧一般電気事業者(※)の規制料金プランでは燃料費調整額に上限が設定されていますが、電力自由化後に誕生した自由料金プランと新電力会社の料金プランには上限設定がありません。

そのため、燃料価格が大幅に高騰した場合、規制料金プラン以外では電気料金が大幅に値上がりする可能性があります。

さらに、新電力会社のなかには燃料費調整額のほかに独自の調整額を設けているところもあります。

独自の調整額の名称はさまざまですが、燃料費調整額よりも割高に設定されているケースが多いので、金額に注意が必要です。

また、燃料費調整額は毎月変動します。

電力会社や料金プランなどによっても価格が異なるため、公式ホームページで最新の価格をチェックしてみてください。

とはいえ、燃料費調整額は決して悪者ではありません。

市場の燃料価格が安いときは燃料費調整額もマイナスになるので、規制料金プランよりも新電力会社のほうが電気料金を抑えられる可能性があります。

「できるかぎり燃料費調整額の影響を受けたくない」という方は、燃料価格が高騰している間は旧一般電気事業者の規制料金プラン、燃料価格が落ち着いて来たら新電力会社、という選び方をするとよいでしょう。

燃料費調整額は社会情勢の影響を大きく受けるので、今後の社会動向を注視しておきましょう。

※電力自由化前から各エリアで電気を供給してきた大手電力会社のこと。東京電力や関西電力など。

③自分のライフスタイルに合った料金プランか確認する

新電力会社に乗り換える際は、自分のライフスタイルに合った料金プランを選ぶことが大切です。

一人暮らしの場合は各電力会社の一般的な料金プランを利用するケースが多いと思いますが、なかには一人暮らし向けに用意されたプランもあります。

オール電化住宅に住んでいる場合は、オール電化住宅向けのプランや、深夜帯の電気料金単価が安い時間帯別プランのほうが電気料金が安くなるケースもあるでしょう。

また、電気料金の支払いでポイ活ができるプランや、Amazonプライムの年会費がコミコミのプランなどもあります。

自分のライフスタイルに合わないプランを選んでしまうと、電気料金が高くなってしまう可能性があるので注意してくださいね。

④最低契約期間があるか・解約金がかかるか確認する

新電力会社のなかには、契約期間に縛りがあるケースがあります。

最低契約期間内に解約してしまうと解約金が発生するので注意しましょう。

とくに、「自分に合わないと感じたらすぐにほかの会社に乗り換えたい」「お得な電力会社を見つけたらすぐに乗り換えたい」と考えている方は要注意です。

進学や就職・転勤などで引っ越しの予定がある方も、最低契約期間や解約金の支払いがない電力会社を選ぶと安心ですよ。

この記事で紹介した電力会社のうち、最低契約期間内の解約で解約金が発生する会社は以下のとおりです。

新日本エネルギーは乗り換えで電気料金が安くなる可能性はあるのですが、最低契約期間が3年と長く、解約金も高額なので一人暮らし向きとは言えません。

▼最低契約期間・解約金
電力会社最低契約期間解約金
HTBエナジー(※)1年2,200円
新日本エネルギー3年9,900円~22,000円

※引っ越しが理由で1年以内に解約する場合、解約金は発生しません。

なお、ガスやインターネット回線などとセット契約をしている場合、電気契約の解約金が無料でもガスやネット回線の解約金がかかるケースもあるので、契約時によく確認してください。

サービス面でのチェックポイント4つ

ここでは、サービス面でのチェックポイントを4つ紹介します。

  • 供給エリア内かどうか
  • 企業として信頼できるか
  • サポート体制が整っているか
  • 希望する支払い方法があるか

ひとつずつ説明します。

①供給エリア内かどうか確認する

新電力会社によって電力を供給しているエリアが異なるので、必ず確認しましょう。

供給エリア内であっても、離島や建物全体で一括で電気契約している集合住宅は対象外になるケースが多いので注意が必要です。

また、ガスとセット契約をする場合は、ガスの供給エリアもしっかり確認してください。

電気は供給エリア内でもガスは供給エリア外のケ―スが多いので、公式ホームページをチェックしましょう。

②企業として信頼できるか確認する

2022年ころから始まった燃料価格の高騰が原因で、数多くの新電力会社が事業を撤退しています。

そのため、東京電力や関西電力など大手の電力会社と契約している方のなかには、新電力会社に乗り換えるのは不安という方も多いのではないでしょうか。

ですが、新電力会社のなかには経営基盤が安定している会社も多いので、安心してくださいね。

この記事で紹介している会社のなかでは、下記の会社がとくに信頼度が高いのでおすすめです。

東京ガスや大阪ガスはもともとはガス会社ですが、新電力会社として関東エリア・関西エリアでNo.1の契約実績を誇ります。(※)

自社で発電所を所有しており、電力の安定性を確保できている点も高評価のポイント。

CDエナジーダイレクトはあまり名前を聞かないかもしれませんが、中部電力と大阪ガスが共同で設立した電力会社なので安心感があります。

環境に優しい電気を利用できるさすてなでんきも、東京ガスが展開している電力サービスになります。

信頼度を重視して選びたい方は、上記の4社から乗り換え先を検討してみてくださいね。

※東京ガス:資源エネルギー庁電力調査統計「電力需要実績」(2023年11月時点)における、みなし小売電気事業者以外の事業者(新電力)での低圧電力の需要実績値。

④サポート体制が整っているか確認する

新電力会社への乗り換えが不安という方は、サポート体制が整っているかどうかも確認しておきましょう。

コールセンターを設置している電力会社だと、直接相談できるので安心ですよ。

エルピオでんきでは営業所でも相談ができます。

さらに、電気以外の生活のトラブルにも対応してくれる「かけつけサービス」を展開している会社もあるのでチェックしてみましょう。

たとえば、HTBエナジーではプランによって電気設備などのトラブルに対応してくれる「あんしんサポート365」が無料で付いてきます。

大阪ガスでは月額220円がかかりますが、ガス機器や水まわり、エアコン(駆けつけのみ)、住まいの修理など幅広いサポートを利用できますよ。

一人暮らしでは利用頻度は少ないかもしれませんが、万が一のときのサポートが欲しいという方はチェックしてみてくださいね。

③希望する支払い方法があるか確認する

希望する支払い方法があるかどうかも重要なチェックポイントです。

新電力会社の主な支払い方法は以下のとおりです。

  • 口座振替
  • 銀行振込
  • クレジットカード
  • コンビニ支払い

支払いはクレジットカード決済限定という電力会社もあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。

セット割・特典・キャンペーン面でのチェックポイント3つ

ここでは、セット割や特典などのチェックポイントを3つ紹介します。

  • セット割で本当に安くなるか
  • セット割を解約するとどうなるのか
  • 契約中に特典が還元されるか

ひとつずつ説明します。

①セット割は魅力!でも本当に安くなるか必ず確認する

新電力会社のなかには、電気とほかの契約を同時にすれば割引が適用になるケースがあります。

たとえば、ガス、スマートフォン、インターネット回線などです。

「セット割があったほうがお得になるはず!」と思う方が多いと思いますが、本当にセット割のほうが安いかどうかは料金シミュレーションをして確かめることをおすすめします。

とくに、ガスのセット割には注意しましょう。

なぜなら、電力会社によって電気とガスの料金設定のお得度が異なるためです。

電気とガスのどちらを多く使うかによって、最安になる電力会社が変わる可能性があります。

電気とガスをバラバラの会社で契約したほうが安くなる方もいるでしょう。

電気とガスをセットで契約すると手続きや支払いを簡素化できるというメリットもありますが、料金の安さを重視する方は面倒くさがらずに料金シミュレーションをしてみてください。

なお、東京ガスと大阪ガスの電気・ガスセット料金のシミュレーション結果は下記の記事で確認できるので、参考にしてくださいね。

参考:私が東京ガスの電気セット料金にデメリットがないか調べてみた。|コツマガ
参考:私が大阪ガスの電気セット料金は高くないのか調べてみた。|コツマガ

②セット割を解約するとどうなる?解約のタイミングには注意する

セット割を検討する際は、解約するタイミングに注意しましょう。

たとえば電気とガスをセットで契約した場合、片方を解約するともう片方も解約しなくてはならないケースがあります。

たとえば、HTBエナジーでガス契約をする際は、電気の事前契約が必須です。

そのため、電気を解約する際はガスも解約しなくてはなりません。

1年以内に解約する場合は、電気で2,200円、ガスで2,640円の解約金も発生するので注意しましょう。

「電気とガスは引越しのタイミングでまとめて解約するから大丈夫」という方は問題ないかもしれません。

ですが、電気+スマホ、電気+インターネット回線など解約のタイミングが異なるもののセット契約を検討している方は、解約するとどうなるのか、事前にしっかり確認しておきましょう。

③特典が還元されるタイミングを確認する

新電力会社のなかには、新規契約時に利用できる特典を用意しているところがあります。

ですが、特典が還元されるタイミングは会社によってバラバラです。

契約から数か月後、という会社も少なくありません。

くれぐれも、特典が還元されるまでに他の電力会社に乗り換えないように注意しましょう。

たとえば、ミツウロコでんきでは新規契約者限定で2年間で最大5,000Pontaポイントがもらえますが、ポイントが還元されるタイミングは段階的です。

  • 供給開始月から3カ月後に3,000Pontaポイント
  • 契約継続半年ごとに500Pontaポイント

特典を利用する際は、特典が還元されるタイミングもしっかり確認して、自分の契約予定と合わせて検討してみてください。

乗り換えるタイミングがもっとも大事!今後の業界動向に注目しよう

最後になりますが、電力会社選びで失敗しないためには、乗り換えるタイミングがもっとも重要です。

2022年以降、世界的な化石燃料の高騰により多くの電力会社が値上げを実施しました。

なかには、利益の確保が難しくなり事業を撤退した会社も多くあります。

2022年より前には旧一般電気事業者よりも新電力会社のほうが料金が安い傾向にありましたが、燃料費調整額の上限を撤廃してからは旧一般電気事業者の規制料金プランのほうが安いケースも多く見られます。

ただし、今後燃料価格が落ち着いてきた際には、再び新電力会社のほうが安くなるかもしれません。

燃料価格は市場の需要と供給に大きく左右されるため、社会情勢が不安定なうちは見通しを立てるのがなかなか困難です。

そのため、電力会社選びで失敗したくない方やその都度自分に最適な電力会社を選びたい方は、今後のエネルギー市場の動向や国の政策などにも注目してみてください。

新電力会社への乗り換え手順

新電力会社への乗り換えは、今住んでいる家で乗り換える場合と引っ越し先で乗り換える場合で手順が少し異なります。

契約の申し込みから新電力会社への切り替えまでに数週間程度かかるケースが多いので、時間に余裕を持って申し込みを進めましょう。

今住んでいる家で乗り換える場合

今住んでいる家で新電力会社に乗り換える場合の手順は以下のとおりです。

  1. 検針票を用意する
  2. 新電力会社へ申し込む
  3. スマートメーターの設置(未設置の場合)
  4. 利用開始

ひとつずつ説明します。

1.検針票を用意する

新電力会社へ申し込みをする際、下記の情報が必要になります。

  • 現在契約している電力会社名
  • 現在契約している料金プラン
  • お客様番号(契約番号)
  • 供給地点番号(22桁の番号)

すべて検針票に記載されているので、手元に用意しておきましょう。

紙の検針票が家に届いていないという方は、電力会社の公式ホームページ(マイページ)で確認できるはずです。

現在契約している電力会社に直接問い合わせて確認することも可能です。

なお、現在の契約内容によっては解約金が発生する可能性もあるので注意しましょう。

事前に契約約款などで確認しておくと安心です。

2.新電力会社へ申し込む

電力会社の公式ホームページなど、指定の方法で契約の申し込みをしましょう。

支払い方法の登録も必要になるので、銀行口座やクレジットカードも用意しておきましょう。

なお、現在契約中の電力会社の解約手続きは乗り換え先の新電力会社が行うので、利用者は手続きする必要はありません。

3.スマートメーターの設置(未設置の場合)

新電力会社に乗り換える際、スマートメーターが未設置の場合は設置工事が必要になります。

スマートメーターとは、電気の使用量を自動で計測してくれる電力メーターです。

通信機能があるので、遠隔でメーターの使用量を知ることができます。

新電力会社へ申し込みをしたあとに設置工事についての連絡があるので対応してください。

スマートメーターを設置する際に、基本的に費用はかかりません。

難しい工事ではないので立ち合いも不要です。

ただし、業者によっては交換の際に5分程度停電するケースもあるので、電力会社に事前に確認しておくと安心ですよ。

4.利用開始

新電力会社への申し込みが完了すると、メールやハガキなどで使用開始日が通知されます。

申し込みからどれくらいの日数で切り替えになるかは電力会社によってさまざまなので、事前に確認しておきましょう。

電気が新電力会社に切り替わる日にするべきことは特にないので、通常通りの生活で問題ありません。

引っ越し先の家で乗り換える場合

引っ越し先の家で新電力会社に乗り換える場合の手順は以下のとおりです。

  1. 現在契約している電力会社を解約する
  2. 検針票を用意する
  3. 新電力会社へ申し込む
  4. スマートメーターの設置(未設置の場合)
  5. 利用開始

基本的な手順は「今住んでいる家で新電力に乗り換える場合」とほぼ同じですが、いくつか注意点があるので解説します。

1.現在契約している電力会社を解約する

現在住んでいる家で新電力会社に乗り換える場合は、新電力会社が解約手続きを代行してくれます。

ですが、引っ越しを伴う場合は自分で解約手続きをする必要があります。

解約手続きを行わない場合は旧住所での料金が発生してしまうので、引っ越しが確定したら早めに手続きしておきましょう。

2.新居の供給地点特定番号の調べ方

新電力会社に乗り換える際には「供給地点番号」が必要です。

供給地点番号とは、電気を使用する場所に割り振られている22桁の番号です。

引っ越し先の供給地点番号は下記の方法で調べられるので参考にしてください。

①新築の場合引っ越し先が新築の場合は、ハウスメーカーや工務店が電気の契約をしてくれます。
電線の引込み工事が完了した段階で供給地点特定番号が発行されることが多いです。
工事の進捗を確認しつつ、ハウスメーカーや工務店に問い合わせてみるとよいでしょう。
②新築以外の場合引っ越し先のエリアを管轄している大手の電力会社(東京電力、関西電力など)に問い合わせれば新居の供給地点番号を調べてもらえます。

なお、引っ越し先の供給地点番号が分からなくても手続き可能という新電力会社もあるので、一度確認してみるとよいでしょう。

一人暮らしでもできる!日常生活でできる電気の節約ワザを紹介します

ここでは、日常生活で取り入れてほしい節電ワザを紹介します。

新電力会社へ乗り換えとともに節電ワザをためして、賢く節約しましょう。

電力消費量が多い電化製品から節電に挑戦しよう

「一人暮らしだと節電に取り組んでもあまり効果がないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、電力消費量が多い電化製品から節電に取り組めば効果が出やすいです。

まずは、一般家庭での電化製品別の電力消費量を知っておきましょう。

経済産業省資源エネルギー庁によれば、夏季・冬季で電力消費量が多いのはエアコン、冷蔵庫、照明です。

上記3つで家庭の電力消費量の5割以上を占めているので、これらの対策から始めましょう。

参考:省エネルギー政策について|資源エネルギー庁

電化製品別の節電ワザ

ここでは、電化製品別に節電ワザを紹介します。

一度にすべてをこなそうとせず、できることから始めていきましょう。

また、エアコン、冷蔵庫、照明以外にも使用頻度が高い電化製品についても節電ワザを解説するので参考にしてくださいね。

エアコン一人暮らしでは冷房も暖房もエアコンに頼る方が多いと思います。
夏季は窓に日差しをさえぎるすだれやレースのカーテンを、冬季は厚手のカーテンを使うと冷暖房効率がアップします。
扇風機やサーキュレーターを併用して部屋内の空気を循環させるのも効果的ですよ。
また、室外機の吹き出し口に物を置くと冷暖房効果が落ちるので気を付けてください。
フィルターを月に1~2回掃除するだけでも運転効率が上がります。
掃除機でほこりを吸い取るだけでOKなので、取り組んでみましょう。
冷蔵庫意外と盲点なのが、冷蔵庫の置き場所です。
壁との距離があまりに近すぎると冷蔵庫の放熱がうまくいきません。
そのため、壁から5〜10cmほど離しておくとよいでしょう。
また、冷蔵庫内の温度設定にも注目しましょう。
秋から春にかけては温度設定を「中」または「弱」にすることで電気料金の節約が期待できます。
冷蔵庫内に食べ物を詰め込みすぎないことも重要です。
未開封の缶詰や調味料などは常温で保存できるので、参考にしてください。
照明照明を使う時間を短くする、こまめに電気を消すのがもっとも手軽な節電方法です。
早寝早起きの習慣をつけるだけでも節電につながるでしょう。
余裕がある方は、白熱電球から蛍光ランプやLEDランプに切り替えるのもおすすめです。
それぞれ、白熱電球の1/4、3/4の省電力が期待できますよ。
給湯器お風呂のお湯を用意する場合、浴槽に水をためてからお湯を沸かすよりもお湯をためるほうが省エネにつながります。
入浴は普段シャワーだけという方も注意が必要です。
シャワーを1分間使うと12Lのお湯を使うので、不用意に流したままにしないようにしましょう。
お風呂上りにドライヤーを使う方も多いと思いますが、ドライヤーは電気消費量がとても大きいです。
タオルでよく水気をふき取ってから使うだけでも効果がありますよ。
毎日使うものなので、短時間の使用を心がけてみてください。
テレビテレビで消費電力が大きいのはバックライトです。
画面を明るくするほど消費電力も大きくなるので、明るさを調整できる機種は明るさを抑えましょう。
映像モードを選べる場合は「ダイナミックモード」より「標準モード」や「リビングモード」がおすすめです。
また、テレビの電源を切るときはリモコンで消すだけではなく、主電源をオフにしましょう。
出張や旅行などで長期間家を開ける場合、コンセントを抜けば待機電力を最大限減らせますよ。

そもそも新電力会社ってなに?

ここでは、契約前に知っておきたい新電力会社の概要についてわかりやすく解説します。

  • 新電力会社とはどんな会社なのか
  • 電力自由化の目的はなにか
  • 新電力会社はどのように電気を供給しているか

これらの疑問にひとつずつ答えるので、参考にしてくださいね。

新電力会社とはどんな会社が該当するの?

新電力会社とは、電力自由化をきっかけに電力事業に新規参入した小売電気事業者のことです。

電力自由化前から各エリアで電気を供給していた東京電力や関西電力などの大手電力会社10社のことを旧一般電気事業者と言いますが、新電力会社は旧一般電気事業者以外の事業者を指します。

基本的に、電気事業は以下の3つの部門に分かれています。

  • 発電部門:電気をつくる
  • 送配電部門:つくった電気を送る
  • 小売部門:消費者に電気を販売する

3つの部門のうち、2016年の電力自由化により「小売部門」が自由化され、これまで電気事業に携わっていなかった会社でも電力事業に参入できるようになりました。

たとえば、大手通信会社(docomoやKDDI、ソフトバンク)や地域のガス会社(東京ガス、大阪ガス)などです。

最近では環境保全の意識の高まりもあり、再生可能エネルギーによる電気の供給に力をいれている電力会社も増えています。

電力自由化の目的は?

電力自由化の目的は、主に以下の3つが挙げられます。

  • 電力の安定供給の実現
  • ビジネス・サービスの多様化
  • 電気料金を下げる

ひとつずつ説明します。

①電力の安定供給の実現

電力自由化前は、エリアごとに大手の電力会社(旧一般電気事業者)が1社あり、決められたエリア内にのみ電気を供給していました。

ですが、電力自由化により地域にとらわれずに電力を供給できる会社が増えれば、エリア間での電力のやりとりが可能になります。

2022年以降、夏季や冬季など電力の予備率が3%を下回ると予想される場合に大規模停電を未然に防ぐため「電力需給ひっ迫注意報」が発令されていますが、エリア間で電力を融通できれば電力の安定供給を実現できます。

災害時の電力確保にも役立つでしょう。

②ビジネス・サービスの多様化

これまでは各エリアの旧一般電気事業者が独占的に電気を供給していたため、新しいサービスが生まれにくい状況にありました。

ですが、さまざまな分野に強みがある会社が電力業界に参入することで、電気の利用にこれまでになかった付加価値をつけることが可能です。

たとえば、時間帯別の料金プランや電気とガスのセットプラン、再生可能エネルギーを利用した電気の利用、ポイント付与、コラボ特典などです。

自分のライフスタイルに合わせたサービスを選ぶことができれば、これまで以上に快適な生活を実現できるでしょう。

③電気料金を下げる

電気料金を下げることも重要な目的のひとつです。

旧一般電気事業者が提供する電気料金は国の許可制で、電力会社が勝手に値上げ・値下げすることはできませんでした(規制料金プラン)。

これに対し、新電力会社は自由料金プランで、自社で決めた料金で電気を販売することが可能です。

サービスが多様化し、利用者が自由に自分に合った電力会社を選べるようになったことで自然な競争がうまれ、その結果、サービスの質を落とさずに電気料金を下げることができるのです。

現在は燃料価格の高騰により値上げが相次いでいますが、それでも競争が働くことで電気料金の高騰を最大限抑える効果が期待できます。

新電力会社が電気を供給する仕組みは?

新電力会社は東京電力などの旧一般電気事業者と違って、多くの会社が発電所を構えておらず、電気の販売のみに特化しています。

そのため、新電力会社は「日本卸電力取引所(JEPX)」という卸売市場から電気を仕入れ、契約者に電気を販売しています。

旧一般電気事業者は管轄エリア全域に電気を送るために発電所と大規模な設備が必要で、設備を管理するために必要なコストは一部を契約者が負担していました。

ですが、新電力会社では発電所を持たないうえに、ある程度供給ターゲットを絞って電力を供給できるので旧一般電気事業者ほどコストがかかりません。

その分を電気料金の安さに還元できるというのが、新電力会社の大きなメリットです。

ただ、市場の燃料価格が高騰している場合、自社の発電所で電力を確保できないというのはデメリットにもなります。

高騰分は契約者に負担してもらうしかないため、独自の燃料費調整額を設けている会社もあります。

その結果、旧一般電気事業者よりも電気料金が割高になる新電力会社も多いです。

状況によっては、メリットにもデメリットにもなる仕組みだという点を理解しておいてください。

新電力会社についてよくある質問にお答えします

ここでは、新電力会社についてよくある質問にお答えします。

不安を解消して、安心して乗り換えられるようにしましょう。

新電力会社に乗り換えると停電しやすくなるってホント?

ウソです。

新電力会社に乗り換えたことで停電しやすくなるということはありません。

電力自由化によって契約者が自由に選択できるようになったのは、電気を契約者に販売する「小売電気事業者」のみです。

電気を作る発電事業者や電気を家庭に送る送電事業者はこれまでと変わりません。

そのため、どの新電力会社と契約しても、電気の品質はこれまでとまったく同じです。

新電力会社への乗り換えが原因で電気の質が落ちたり、停電が増えたりということはないので安心してくださいね。

契約中の新電力会社が事業撤退したらどうなる?電気は止まる?

契約中の新電力会社が万が一事業を撤退しても、急に電気が止まることはありません。

新電力会社が事業撤退を決めた場合は事前に通知があるので、指定された期日までに新しい電力会社に乗り換えればOKです。

もし期日までに契約手続きができなくても、各エリアの大手電力会社(東京電力、関西電力など)から電気が供給されます。

実際、過去に何社か新電力会社が事業撤退・倒産していますが、これまで停電が発生した事例はないので安心してくださいね。

アパートやマンションでも新電力会社に乗り換えできる?

基本的に、賃貸物件であっても新電力会社への乗り換えは可能です。

ただし、マンションやアパートの管理人が電力を一括で契約している場合(高圧一括受電契約)は契約はできません。

また、管理人が物件の電気契約を一括で支払っている場合も乗り換えは難しいでしょう。

賃貸物件にお住まいの方は、まずは一度、管理会社や管理人に確認しておくことをおすすめします。

新電力会社に乗り換える際に工事は必要?費用はかかる?

新電力会社に乗り換える場合、未設置の場合はスマートメーターを設置する工事が必要になります。

ですが、工事といっても複雑な作業ではありません。

基本的に費用はかかりませんし、立ち合いも不要です。

ただ、スマートメーターを設置する際、場合によっては5分程度の停電が発生することもあるので、事前に日時などを確認しておくと安心ですよ。

一人暮らしに最適なアンペア数ってどれくらい?

アンペア数は電化製品を同時に使える容量を表しています。

アンペア数は電気料金のうち基本料金に関係していて、アンペア数が大きいほど基本料金が高くなるのが一般的です。

一人暮らしの場合は、30Aでの契約がおすすめです。

ただ、同時に使う電化製品の数が少ない場合は、20Aで足りる方もいるでしょう。

下記の表を参考に、自分が同時に使う可能性がある電化製品のアンペア数を計算してみてください。

ただし、電気料金を安くしたいからといって、必要以上に少ないアンペア数で契約してしまうとブレーカーが落ちてしまうので注意してくださいね。

▼電化製品の必要アンペア数の目安
必要アンペア数の目安電化製品
13Aオーブントースター、電子レンジ
12A急騰ポット、ドライヤー
5A~10Aエアコン
5A洗濯機、こたつ
3A冷蔵庫
2Aホットカーペット
1A~2Aテレビ、照明
1Aノートパソコン

まとめ

お住まいのエリアや自分が電力会社選びで何を重視したいかによって、最適な電力会社は異なります。

電気料金は社会情勢の影響を強く受けるので、もちろん乗り換えるタイミングも重要です。

この記事で紹介したランキングや電力会社の選び方などを参考にして、自分にベストな電力会社を見つけてくださいね。

スクロールできます
電力会社割引率(※2)信頼度契約件数供給エリアガスセット割ポイント付与最低契約期間解約料燃料費調整額
独自の燃料費調整額
1位
東京ガス
5300万件(※4)関東関東なし0円なしなし
2位
CDエナジー
555万以上関東関東なし(※3)0円(※3)なしなし
3位
大阪ガス
5170万以上関東・沖縄以外関西なし0円なしなし
4位
Looopでんき
435万以上全国関東なしなし0円なしなし
5位
さすてな電気
5非公開関東なしなしなし0円なしなし
6位
HTBエナジー
426万以上沖縄以外関東・中部・関西なし1年2,200円なし電源調達調整費
7位
ネット電力
3非公開沖縄以外なしなし1年0円なしなし
8位
ONEでんき
325万以上沖縄以外なしなしなし0円なし市場価格調整額
9位
エルピオでんき
3非公開関東、中部、関西関東・中部・関西なしなし0円なし需給管理費
10位
Pontaでんき
4300万以上沖縄以外なし1年0円なし電源調達等調整額
11位
おうちでんき
4200万以上全国関東1年550円なし電力市場連動額
12位
新日本エネルギー
5非公開沖縄以外なしなし3年9,900円~22,000円なし電源調達調整費
13位
ミツウロコでんき
5非公開沖縄以外東北・関東・中部・関西1年0円なしなし
14位
楽天エナジー
4非公開全国関東・中部・関西なし0円なし市場価格調整額

※1:燃料費調整額の上限設定がなく、かつ独自の燃料費調整額を徴収している電力会社では、市場の燃料価格が高騰した場合は調整額が高額になる可能性がある。
※2:基本料金と電力量料金の割引率。燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金をのぞく。
※3:JO1でんきプラン、エンタメプランを除く
※4:2022年4月19日時点の供給中件数

安藤 敦士
株式会社DIGITALIO 代表取締役COO兼メディア管轄役員
2009年に入社。web広告関連の新規事業立ち上げやソーシャルゲーム3タイトルの責任者、社長直下プロジェクトのアプリPMなどを歴任し2014年からポイント関連事業に従事。2019年10月よりVOYAGE MARKETING(現DIGITALIO)取締役メディア事業管轄に就任し、2023年5月よりDIGITALIO代表取締役COOに就任。
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