ONEでんきは電力自由化をきっかけに業界へ参入した新電力会社です。
基本料金や手数料、解約料などが0円で、シンプルな料金体系が大きな魅力です。
ですが、比較的新しい電力会社なので、あまり詳しい特徴を知らないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、ONEでんきの電気料金や評判について詳しく調べてみました。
「どんな会社が運営しているの?」
「ONEでんきに乗り換えたら電気料金は安くなる?高くなる?」
「実際にONEでんきを利用している人の評判が知りたい」
このような疑問にひとつずつ答えます。
新電力会社への乗り換えを検討している人は、この記事を参考にしてONEでんきが自分に合っているかどうかを判断してみてくださいね。
※この記事で紹介している電気料金は基本料金と電力量料金で比較検討しています(燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金をのぞく)。
燃料費調整額の上限が設定されていない場合は、燃料価格の市場状況によっては電気料金が高騰する可能性がある点に注意してください。
ONEでんきはどんな会社が運営している?

まずは、ONEでんきの運営会社について紹介します。
ONEでんきは過去に業務改善勧告を受けたことがありますが、現在は体制が大きく改善され、使い勝手がよいサービスも提供されています。
現在のサービス体制についても詳しく説明するので、ぜひ参考にしてくださいね。
光通信子会社の株式会社ストエネが運営している
ONEでんきは、電力自由化をきっかけに、2018年7月に誕生した新電力サービスです。
当初は「株式会社ひまわりでんき」という社名でしたが、2020年4月には「株式会社グランデータ」、2023年11月1日からは「株式会社ストエネ」に社名が変更になりました。
「株式会社ストエネ」は情報通信業を手掛ける「株式会社光通信」の子会社で、ONEでんきの運営のほか、ガス供給サービスや通信サービス業も行っています。
なお、社名が変わっても、これまでの電力販売サービスの内容に変更はありません。
倒産や事業撤退などの案内もないので、安心してくださいね。
2023年6月に業務改善勧告を受けていた
経済産業省の電気ガス取引監視等委員会は、2023年6月に株式会社グランデータへ業務改善勧告を行いました。
勧告を受けた理由は、主に以下の2点です。
- 過去2回、電気料金の算出方法(燃料費調整額の計算方法)を変更した際に、契約者への説明が不十分だった。
- グランデータ社の業務委託先が電気契約の勧誘をした際に、ほかの電力会社の名称に酷似した文言が広告バナーに表示されるウェブサイトを用いていたため、誤解を招く情報提供を行っていた。
ONEでんきでは、市場の燃料価格と連動する料金体系を採用しています。
燃料価格が高騰すれば電気料金も高騰する仕組みなのですが、契約者への説明が不十分なまま電気料金が値上げとなったため、SNSでも大きな反響がありました。
経営体制・サービス内容が大きく改善された
業務改善勧告を受ける電気事業者はたびたびありますが、そのあとにどのような改善策を講じるかが大切な判断ポイントです。
ONEでんきでは、主に以下の改善が行われました。
- わかりやすいシンプルな料金体系への変更
- 市場価格調整額の予測値の公表と通知
- 契約者への通知方法を改善
- カスタマーセンターの人員の増強
- 営業時の案内内容の見直し
電気料金や契約者へのサービスに関わる内容について、少し詳しく説明します。
1.わかりやすいシンプルな料金体系への変更
具体的には、「燃料調整額」「燃料費調整額の追加調整額」の廃止と、「市場価格調整額」の導入が行われました。
これまでONEでんきでは、以下の計算式に基づいて電気料金が算出されていました。
- 【変更前】電気料金=基本料金+電力量料金+再エネ賦課金(※)±燃料費調整額±追加調整額
-
「燃料費調整額」と「燃料費調整額の追加調整額」は、2022年ごろから始まった世界的な燃料価格の高騰対策として導入されたものです。
東京電力などの大手電力会社や、ほかの多くの新電力会社も同様に「燃料費調整額」を導入しています。ですが、これらの調整額は計算方法が複雑で、契約者にとってはかなりわかりにくい内容でした。そのため、ONEでんきでは「燃料費調整額」と「燃料費調整額の追加調整額」を廃止し、調整額を1本化するために新しく「市場価格調整額」を導入。契約者自身が電気料金を算出しやすいように変更しました。
- 【変更後】電気料金=基本料金+電力量料金+再エネ賦課金±市場価格調整額
-
「市場価格調整額」は、需要と供給によって大きく変動する燃料価格を電気料金に反映させるための仕組みです。
燃料価格が高いときは「市場価格調整額」が加算され電気料金も高くなりますが、反対に燃料価格が低いときは「市場価格調整額」も電気料金も安くなります。
「市場価格調整額」は日本卸電力取引所(JEPX)が公表しているので、これまでより料金体系がわかりやすくなりました。
正式名称は「再生可能エネルギー発電促進賦課金」。
再生可能エネルギー普及のため、電気を使うすべての契約者が負担している。
全国のどの電力会社と契約しても、単価は必ず同額になる。
2.市場価格調整額の予測値の公表と通知
ONEでんきの料金プランは前よりもシンプルになったものの、「市場価格調整額」は市場の影響を強く受けます。
調整額が高騰しているのを知らないまま電気を使ってしまうと、思いがけず電気料金が高くなってしまいますよね。
そこでONEでんきでは翌月の「市場価格調整単価」予測値を週単位で公表し、契約者が事前に電気料金の額を認識できる仕組みを作りました。
さらに、予測値を公表するだけではなく、極端な高騰となる可能性がある場合には契約者に個別にメッセージを送付してくれます。
そのため「知らないうちに電気料金が高騰していた」という状況を防げるので、安心して電気を使うことが可能です。
契約者への通知方法を改善
これまでONEでんきは契約内容の変更通知に携帯電話のショートメッセージサービス(以下SMS)を利用していましたが、複雑な料金体系を説明するには不十分な方法でした。
そのため、これからは書面の送付と2回にわたるSMSによる通知に変更しました。
カスタマーセンターの人員の増強もおこなわれたので、わからないことがあっても以前より解決しやすい体制が整ったと言えるでしょう。
ONEでんきに乗り換えたら電気料金はどれくらい安くなる?

ONEでんきのサービス体制が以前より改善されたことがわかりました。
ですが、新電力会社を検討する際にもっとも気になるのは「乗り換えたら電気料金はどれくらい安くなるか」ですよね。
ここでは、ONEでんきで利用できる料金プランと、電気料金の試算結果を紹介します。
また、毎月の電気料金に影響を与える「市場価格調整額」についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ONEでんきの料金プランの特徴
現在、ONEでんきで利用できる料金プランは「スタンダードプラン」の1種類のみです。
特徴としては、以下の2点が挙げられます。
- エリアを問わず基本料金が0円
- 電力量料金単価が一律
一般的に、電気料金は下記の計算式で求められます。
電気料金=基本料金+電力量料金+再エネ賦課金±各種調整額
基本料金は契約アンペア数に応じた金額を毎月支払っていますが、アンペア数が大きいほど、つまり使用する電気量が多いほど、基本料金は高くなります。
下記の表は東京電力の基本料金ですが、1年単位で見るとかなりの金額を支払っていることがわかりますよ。
ONEでんきでは基本料金が0円なので、実際に電気を使った分だけ支払えばいいのが魅力的です。
例:東京電力「従量電灯プランB」の基本料金
▼①東京電力「従量電灯プランB」の基本料金
| アンペア数 | 基本料金(月額、税込) | 基本料金(年額、税込) |
|---|---|---|
| 10A | 295.24円 | 3,542.88円 |
| 15A | 442.86円 | 5,314.32円 |
| 20A | 590.48円 | 7,085.76円 |
| 30A | 885.72円 | 10,628.64円 |
| 40A | 1,180.96円 | 14,171.52円 |
| 50A | 1,476.20円 | 17,714.40円 |
| 60A | 1,771.44円 | 21,257.28円 |
また、ONEでんきは電力量料金(従量料金)の単価が一律な点も大きなメリットです。
電気の使用量が多くなると単価も段階的に高くなるのが一般的ですが、ONEでんきでは使用量によらず一律なので、電気の使用量が多い人ほどお得度がアップしますよ。
例:東京電力「従量電灯プランB」との電力量料金比較
▼②東京電力「従量電灯プランB」との電力量料金比較
そのため、ONEでんきは実際に電気を使った分だけ支払うシンプルな料金プランと言えます。
エリア別・世帯人数別に電気料金を比較してみた
ONEでんきは現在、沖縄県と離島をのぞく全国に電力を供給しています。
各エリアで料金設定が異なるので、エリア別・世帯別に電気料金を試算してみました。
ここでは、旧一般電気事業者(※)の相当プランの電気料金を比較しています。
なお、試算したのは基本料金と電力量料金の比較のみで、再エネ賦課金と市場価格調整額を含まない点に注意してください。
世帯人数に応じて平均使用量をベースに試算したので、自分の電気使用量に近い部分を参考にしてくださいね。
電力自由化前から各エリアで電気を供給してきた大手電力会社のこと。東京電力や関西電力など。
【北海道】
北海道エリアでは、世帯人数に関係なくONEでんきのほうが電気料金が安くなりました。
▼③北海道電力(従量電灯B)とONEでんきの比較
| 試算条件 | 1人暮らし | 2人家族 | 4人家族 |
|---|---|---|---|
| 30A、150kWh | 40A、250kWh | 50A、450kWh | |
| 北海道電力 | 6,627円 | 11,174円 | 20,526円 |
| ONEでんき | 4,800円 | 8,000円 | 14,400円 |
| 月間差額 | 1,827円 | 3,174円 | 6,126円 |
| 年間差額 | 21,920円 | 38,084円 | 73,513円 |
【東北】
北海道エリア同様、東北エリアでもONEでんきに乗り換えた方が節約を期待できます。
▼④東北電力(従量電灯B)とONEでんきの比較
| 試算条件 | 1人暮らし | 2人家族 | 4人家族 |
|---|---|---|---|
| 30A、150kWh | 40A、250kWh | 50A、450kWh | |
| 東北電力 | 5,768円 | 9,783円 | 18,038円 |
| ONEでんき | 4,200円 | 7,000円 | 12,600円 |
| 月間差額 | 1,568円 | 2,783円 | 5,438円 |
| 年間差額 | 18,814円 | 33,401円 | 65,250円 |
【北陸】
北陸エリアでもONEでんきのほうが電気料金が安くなることがわかりました。
北陸エリアは電気の使用量が多いので、今回の試算条件以上に電気を使う家庭であればさらに差は大きくなるでしょう。
▼⑤北陸電力(従量電灯B)とONEでんきの比較
| 試算条件 | 1人暮らし | 2人家族 | 4人家族 |
|---|---|---|---|
| 30A、150kWh | 40A、250kWh | 50A、450kWh | |
| 北陸電力 | 5,649円 | 9,423円 | 16,926円 |
| ONEでんき | 3,825円 | 6,375円 | 11,475円 |
| 月間差額 | 1,824円 | 3,048円 | 5,451円 |
| 年間差額 | 21,884円 | 36,578円 | 65,414円 |
【関東】
関東エリアでも、世帯人数を問わずONEでんきのほうが電気料金が安くなりました。
関東エリアはほかにも多くの新電力会社が進出していますが、そのなかでもONEでんきの料金単価はかなり安いです。
▼⑥東京電力(従量電灯B)とONEでんきの比較
| 試算条件 | 1人暮らし | 2人家族 | 4人家族 |
|---|---|---|---|
| 30A、150kWh | 40A、250kWh | 50A、450kWh | |
| 東京電力EP | 5,584円 | 9,539円 | 17,768円 |
| ONEでんき | 4,320円 | 7,200円 | 12,960円 |
| 月間差額 | 1,264円 | 2,339円 | 4,808円 |
| 年間差額 | 15,165円 | 28,068円 | 57,692円 |
【中部】
中部エリアでは、世帯人数が少ない家庭では中部電力のほうが安いという結果になりました。
ファミリー世帯はかろうじてONEでんきのほうが安くなりましたが、電力会社を乗り換えるほど魅力的な差ではありませんでした。
▼⑦中部電力(従量電灯B)とONEでんきの比較
| 試算条件 | 1人暮らし | 2人家族 | 4人家族 |
|---|---|---|---|
| 30A、150kWh | 40A、250kWh | 50A、450kWh | |
| 中部電力 | 4,225円 | 7,102円 | 13,001円 |
| ONEでんき | 4,275円 | 7,125円 | 12,825円 |
| 月間差額 | +50円 | +23円 | -176円 |
| 年間差額 | +605円 | +281円 | -2,113円 |
【関西】
関西エリアも中部エリアと同様に、ONEでんきへの乗り換えはおすすめできません。
▼⑧関西電力(従量電灯A)とONEでんきの比較
| 試算条件 | 1人暮らし | 2人家族 | 4人家族 |
|---|---|---|---|
| 30A、150kWh | 40A、250kWh | 50A、450kWh | |
| 関西電力 | 3,337円 | 5,908円 | 11,499円 |
| ONEでんき | 3,825円 | 6,375円 | 11,475円 |
| 月間差額 | +488円 | +467円 | -24円 |
| 年間差額 | +5,853円 | +5,601円 | -285円 |
【中国】
四国エリアではONEでんきのほうが電気料金が安いという結果になりました。
▼⑨中国電力(従量電灯A)とONEでんきの比較
| 試算条件 | 1人暮らし | 2人家族 | 4人家族 |
|---|---|---|---|
| 30A、150kWh | 40A、250kWh | 50A、450kWh | |
| 中国電力 | 5,345円 | 9,296円 | 17,516円 |
| ONEでんき | 3,975円 | 6,625円 | 11,925円 |
| 月間差額 | 1,370円 | 2,671円 | 5,591円 |
| 年間差額 | 16,441円 | 32,053円 | 67,093円 |
【四国】
四国エリアではONEでんきへの乗り換えにより、全世帯で節約が期待できることがわかりました。
▼⑩四国電力(従量電灯A)とONEでんきの比較
| 試算条件 | 1人暮らし | 2人家族 | 4人家族 |
|---|---|---|---|
| 30A、150kWh | 40A、250kWh | 50A、450kWh | |
| 四国電力 | 5,127円 | 8,855円 | 16,838円 |
| ONEでんき | 4,035円 | 6,725円 | 12,105円 |
| 月間差額 | 1,092円 | 2,130円 | 4,733円 |
| 年間差額 | 13,108円 | 25,564円 | 56,794円 |
【九州】
九州エリアではONEでんきのほうが電気料金は安くなりましたが、大きな節約にはならないので乗り換えはあまりおすすめしません。
▼⑪九州電力(従量電灯B)とONEでんきの比較
| 試算条件 | 1人暮らし | 2人家族 | 4人家族 |
|---|---|---|---|
| 30A、150kWh | 40A、250kWh | 50A、450kWh | |
| 四国電力 | 3,859円 | 6,563円 | 12,105円 |
| ONEでんき | 3,810円 | 6,350円 | 11,430円 |
| 月間差額 | 49円 | 213円 | 675円 |
| 年間差額 | 585円 | 2,556円 | 8,102円 |
市場価格調整額の金額に注意しよう
ONEでんきが採用している「市場価格調整額」は燃料価格の変動の影響をダイレクトに受けるため、毎月の電気料金に大きな影響を与える項目です。
東京電力などの旧一般電気事業者も燃料価格の変動幅を電気料金に盛り込むために「燃料費調整額」を導入していますが、ONEでんきの「市場価格調整額」のほうが上がり幅が大きいので、金額に注意しなくてはなりません。
また、旧一般電気事業者が提供している規制料金プラン(従量電灯プラン)では調整額に上限が設定されていますが、規制料金以外の自由料金プランやONEでんきなどの新電力会社が提供する料金プランでは上限が設定されていない点も心配材料です。
参考までに、東京電力とONEでんきの調整額の推移を紹介します。
- 東京電力規制料金プラン(調整額上限あり)とONEでんき
-
東京電力の規制料金プランは「燃料費調整額」に上限が設定されているため、一定金額より高くなることはありません。
一方、上限設定がないONEでんきでは、2022年8月以降はずっと高値で推移しています。
調整額は1kWhあたりの単価なので電気料金に換算してみると、月に300kWh使用した場合、もっとも差が開いた2023年1月時点では調整額だけで9,000円近くの差がありました。
そのため、基本料金と電力量料金ではONEでんきのほうが安くても、調整額を加えると結果が逆転してしまう可能性があります。 - 東京電力自由料金プラン(調整額上限なし)とONEでんき
-
自由料金プランは、ONEでんき同様に調整額に上限設定がない料金体系です。
ですが、それでもONEでんきの「市場価格調整額」のほうが高く推移していることがわかりました。
2023年1月使用分(2月検針分)から国の補助金が投入され安くなったものの、ONEでんきの「市場価格調整額」はずっと高値で推移しています。
そのため、この記事でONEでんきへの乗り換えで安くなると紹介したケースであっても、タイミングによってはONEでんきのほうが高くなる可能性があるので注意しましょう。
燃料価格高騰の影響をできるだけ避けたいという人は、旧一般電気事業者が提供している規制料金プラン(従量電灯プラン)を選ぶと安心ですよ。
ただし、燃料価格の高騰は世界的なものなので、値上げのリスクはどの電力会社にもあるということは覚えておいてください。
なお、「市場価格調整額」はエリアによって異なるので下記のページで確認してみてくださいね。
結論:ONEでんきへの乗り換えはエリアとタイミングの判断が重要
基本料金と電力量料金を試算したところ、エリアによって結果が異なることがわかりました。
- 【ONEでんきのほうが安いエリア】北海道、東北、北陸、関東、中国、四国
- 【ONEでんきのほうが高いエリア】中部、関西、九州
さらに、ONEでんきのほうが安いエリアでは、電気使用量が多いファミリー世帯ほどお得度がアップすることがわかりました。
ですが、ONEでんきには市場価格調整額の高騰リスクがある点はよく検討する必要があります。
タイミングによっては、中部、関西、九州エリア以外でもONEでんきのほうが電気料金が高くなる可能性があります。
そのため、ONEでんきに乗り換えるなら、市場価格調整額が落ち着いたタイミングで乗り換えましょう。
市場価格調整額が安くなれば電気料金も安くなるので、旧一般電気事業者の規制料金プランよりも電気料金が安くなる可能性もあります。
「市場価格調整額が高騰する可能性があるうちは旧一般電気事業者の規制料金プラン、市場価格調整額が落ち着いて来たらONEでんきに乗り換える」というのもひとつの方法としておすすめですよ。
ONEでんきの評判を調べてみました

ここまでONEでんきの特徴や料金を紹介してきましたが、実際の評判はどうなのか、契約者のリアルな意見を紹介します。
ネガティブな評判
ネガティブな評判としては、燃料費調整額の請求金額に関する口コミが多く見られました。
これらの口コミが投稿されたのはちょうど燃料費調整額が高値で推移している時期(2022年10月〜2023年4月)だったので、予想外の請求額に対する口コミが多かったようです。
また、サポート対応に関する口コミも見られました。
現在はカスタマーセンターの人員増強などの対応が取られているので、以前よりは改善されているのではないでしょうか。
#電気代 #グランデータ
自然電力で突然の価格高騰→エルピオでんきで突然のサービス終了→グランデータ(ONEでんき)で燃料費調達額の追加という名のぼったくり。今月の電気代は¥60000弱!電気会社絡みは失敗が続いていて自信喪失。大人しく東京ガスに切り替えます。(懲りてない)— 鍛冶屋 (@kzysit) February 20, 2023
グランデータ社のoneでんき、マジで詐欺まがいの燃料調整費が飛んできて東京電力の契約の約2倍の料金になっている。
420kwhで24,160(内燃料調整費が11,623円)って今まで見たことない金額だぞ
これは許されていいんだろうか….— 夜叉 (@t_yasya) December 22, 2022
ONEでんきの料金体系変更の意味気付かずに契約してる人めっさ多いね😅
5月→燃料調整費の上限を撤廃
8月→上限無燃料調整費にプラスして追加調整費の負担額になる要は実質市場連動型プラン
新移行プランで関電管内の比較すると400kwで今より4000円程上がる。調べられない人は地元電力の方が良いよ
— ハル#アイスタイル・グノシー#先物・株 (@halu_stock) May 28, 2022
グランデータのONEでんき、対応が酷すぎる。電気の事業者とは思えない。3月に申し込んで、5月末になっても切り替わらない。サポートは話し中で全然繋がらない。繋がっても全くやる気が無く、明日でいいですかと言われる。
— ry (@ry14645263) May 26, 2022
ポジティブな評判
ポジティブな口コミとしては、基本料金が無料である点や、電力量料金が一律設定な点が評価されていました。
oneでんき,今月の請求額と使用電力量はガクっと安くなっていた.約22[円/kWh],先月は約33[円/kWh].さすがに何だろうと思ったが,燃調費(市場価格調整額)が1/10くらいになっていた.なるほどそういうことか.この調子で調整額が落ち着いてくれることを祈る. pic.twitter.com/5DfjSzcJsj
— kyo | Energy Application Marker & Engineer (@kyo_engineer) June 14, 2023
ONEでんきのメリット

ここでは、ONEでんきのメリットを紹介します。
料金面でのメリットが多いので、しっかり確認しておきましょう。
基本料金0円!使った分だけ支払うシンプルな料金プラン
口コミでも評価されていたとおり、ONEでんきはシンプルな料金プランが魅力のひとつです。
基本料金が0円、1kWhあたりの電力量料金単価が一律なので、基本的に実際に電気を使った分だけ支払う仕組みになっています。
多くの電力会社では、基本料金は契約アンペア数に応じて毎月固定で請求されています。
ですが、ONEでんきなら基本料金が無料なので、電気使用量が少ない家庭も多い家庭も基本料金分の節約ができますよ。
基本料金は契約アンペア数が大きいほど高くなるので、ファミリー世帯ほどお得です。
電力量料金単価が一律!電力使用量が多い家庭ほどお得度アップ
電力量料金とは、電気1kWhに対してかかる料金です。
多くの電力会社では電気の使用量が多くなると電力量料金の単価も段階的に高くなるのが一般的です。
ですが、ONEでんきでは使用量によらず一律なので、電気の使用量が多い人ほどお得に利用できますよ。
ただし、反対に、電気の使用量が少ない場合はONEでんきを選ぶと割高になる可能性もあるので注意が必要です。
市場価格調整額を予測できる
ONEでんきでは、市場の燃料価格と連動する料金体系を採用しています。
「市場価格調整単価」は定期的に変動するため、調整額が高騰しているのを知らないまま電気を使ってしまうと、思いがけず電気料金が高くなってしまいますよね。
そのため、ONEでんきでは事前に単価を把握できるように「市場価格調整単価」の予測値を公表しています。
さらに、極端に単価が高騰する可能性がある場合には、契約者に個別にメッセージが送られます。
「知らないうちに電気料金が高騰していた」という状況を防ぐことができますし、計画的に電気を使う習慣も身につくので、うまく活用してみましょう。
手数料や解約金がかからない
ONEでんきでは契約時に手数料はかかりません。
新電力会社によっては最低契約期間が定められており、期間内に解約すると解約金の支払いが必要になるケースもありますが、ONEでんきでは解約金も0円です。
ONEでんきが合わなかったときでも、無料でほかの電力会社に乗り換えができるので安心してくださいね。
ONEでんきのデメリット

ここでは、ONEでんきのデメリットを紹介します。
新電力会社に乗り換える際は、デメリットもしっかり把握しておきましょう。
電気使用量が少ない人はあまりメリットがない
ONEでんきでは電力量料金単価が使用量によらず一律に設定されていると紹介しました。
電気使用量が多い家庭では安く電気を使えるメリットになりますが、一方で、電気使用量が極端に少ない家庭では電気料金が割高になってしまう可能性があります。
1人暮らしの人や、出張が多く家を留守にしがちな人などは注意しましょう。
この記事で紹介した試算結果を参考にして、自分の電気使用量と比べてみてください。
利用できる料金プランは1種類のみ
現在ONEでんきで契約できるのは「スタンダードプラン」の1種類のみです。
プラン選びに迷わなくていいという点ではメリットですが、自分のライフスタイルに合わせてプランを選びたい方にはデメリットになるでしょう。
とくに、ONEでんきでは下記のようなプランは用意されていないので注意してくださいね。
- オール電化住宅向けプラン
- 電気とガスのセットプラン
- 特典つきプラン
契約特典やキャンペーンがない
新電力会社のなかには契約特典やキャンペーン、ポイント制度を設けているところがありますが、ONEでんきにはありません。
ポイント制度などは電気料金に充当できるケースも多いので、毎日使う電気をお得に利用したい人にとっては大きなデメリットと言えます。
ですが、「乗り換えて電気料金が安くなれば特典はいらない」という人であればそれほど気にならないでしょう。
特典やキャンペーンを利用する際には電気契約とは別に手続きが必要になるケースも多いので、「契約手続き以外の手間を増やしたくない」という人にとっても大きなデメリットにはならないでしょう。
市場価格調整額の金額次第では電気料金が高くなる
繰り返しになりますが、「市場価格調整額」の金額次第では旧一般電気事業者の規制料金プラン(従量電灯プラン)よりもONEでんきのほうが高くなる可能性がある点には注意しましょう。
燃料価格は社会情勢の影響を強く受けるので、これから先の見通しを立てるのはなかなか困難です。
燃料価格が高騰した際でもなるべく電気料金の上げ幅を抑えたいという人であれば、旧一般電気事業者の規制料金プランを選んでおくと安心ですよ。
ただし、燃料価格が落ち着いてくれば「市場価格調整額」も下がるので、旧一般電気事業者の規制料金プランよりONEでんきのほうが電気料金が安くなる可能性もあります。
その都度電力会社を乗り換えて電気料金を節約したいと考えている人は、今後の動向を必ずチェックするようにしましょう。
ONEでんきがおすすめなのはどんな人?

ここまで紹介してきた特徴を考慮すれば、ONEでんきへの乗り換えがおすすめなのは以下のような人です。
- 中部・関西・九州エリア以外にお住まいの人
- 電気の使用量が多いファミリー世帯
- 基本料金が0円の電力会社を選びたい人
- 解約金や手数料が無料の電力会社を選びたい人
- 特典やキャンペーンは不要な人
補足ですが、ONEでんきはこれまで社名を変更するなど運営体制が変わりましたが、電気の品質や安定性は変わらないので安心してください。
というのも、新電力会社が担当しているのは電力の販売のみなので、電気設備の管理や送電に関してはこれまでどおり地域の電力会社が担当するためです。
停電した場合でも、復旧までの時間に差がでるわけではありません。
万が一、ONEでんきが事業撤退した場合でも急に電気が使えなくなるというようなことはないので安心してくださいね。
ONEでんきの供給エリアや申し込み方法を確認しよう

最後に、ONEでんきの供給エリアや支払い方法、新規の申し込み方法を確認しておきましょう。
供給エリア
ONEでんきは沖縄県と離島を除く全国で契約が可能です。
- 北海道電力エリア
- 東北電力エリア
- 北陸電力エリア
- 東京電力エリア
- 中部電力エリア
- 関西電力エリア
- 中国電力エリア
- 四国電力エリア
- 九州電力エリア
ただし、マンションなどの集合住宅で高圧一括受電をしている場合は対象外になるので注意してください。
支払い方法
ONEでんきでは、以下の支払い方法を利用できます。
- 金融機関口座振替
- クレジットカード
振込用紙を使っての支払いはできないので注意してください。
申し込み方法
ここでは、ONEでんきへの新規契約申し込み方法について紹介します。
手続きは公式ホームページから簡単にできますが、引っ越し先でONEでんきへ乗り換える場合と現在住んでいる家で乗り換える場合とで少し手順が異なります。
とくに、引っ越し先でONEでんきを利用したい場合は利用開始予定日の5営業日前までの申し込みが必要なので注意してくださいね。
①現在契約中の電力会社に解約の連絡をする
引っ越し先でONEでんきへ乗り換える場合は、現在契約中の電力会社へ解約の連絡をする必要があります。
電力会社によっては解約金などが発生する可能性もあるので、約款などで確認しておきましょう。
なお、現在住んでいる家でONEでんきに乗り換える場合は、現在契約中の電力会社へ連絡する必要はありません。
ONEでんきが連絡を代行してくれるので安心してくださいね。
②検針票を用意してONEでんきの公式ホームページから申し込む
ONEでんきへ申し込む際には、下記の情報が必要になります。
- 現在契約中の電力会社名
- 現在契約しているプラン名
- お客様番号(契約番号)
- 電気の供給地点特定番号 など
現在契約中の電力会社が発行する検針票に記載されているので用意しておきましょう。
電力会社に問い合わせても教えてもらえますよ。
なお、引っ越し先でONEでんきへ乗り換える場合は、お客様番号(契約番号)と供給地点特定番号は不要です。
③未設置の場合はスマートメーターを設置する
スマートメーターとは、電気の使用量を自動計測する電力メーターです。
未設置の場合は設置工事が必要ですが、大がかりな工事ではないので立ち合いは不要です。
まれに標準的な通信方式と異なるメーターに取り換える場合などでは費用が発生する場合がありますが、設置にかかる費用は原則的に無料です。
設置の際に短時間の停電が発生する場合があるので、ONEでんきに事前に確認しておくとよいでしょう。
④利用開始
申し込み後、入力した情報に誤りがなかった場合、最短で次の検針日からの切替になります。
ONEでんきに切り替わる当日にするべきことはとくにないので、いつもどおりの生活を送ってもらって問題ありません。
なお、引っ越し先でONEでんきを使い始める場合は希望日から利用できますが、希望日の5営業日前までの申し込みが必要な点には注意してくださいね。
結論:ONEでんきは乗り換えタイミング次第で節約が期待できる
今回は、ONEでんきの電気料金や評判について調べてみました。
結果として、中部、関西、九州エリア以外にお住まいの人は、ONEでんきへの乗り換えで節約が期待できることがわかりました。
ただし、乗り換えるタイミングがとても大切です。
燃料価格が落ち着いて市場価格調整単価が下がったタイミングであれば、旧一般電気事業者の規制料金プランよりもONEでんきのほうが電気料金が安くなるでしょう。
ONEでんきは基本料金が無料なのでどの世帯でも固定費の削減ができるうえに、電気使用量が多い家庭ほど割安になるというメリットもあります。
「市場価格調整単価が値上がりする可能性があるうちは旧一般電気事業者の規制料金プラン、市場価格調整単価が落ち着いて来たらONEでんきに乗り換える」という方法もアリです。
この記事を参考にして、ONEでんきが自分に合う電力会社かどうかを判断してみてくださいね。

