ここ数年で電気料金がどんどん値上がりしています。
「もしかしてこんなに電気料金が高いのって我が家だけ?」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では一般家庭における平均電気使用量を調べてみました。
世帯人数別や月別、エリア別などの情報を集めているので、「平均的な電気使用量と比べて、我が家が多いのか少ないのか知りたい!」という方はぜひチェックしてみてください。
あわせて、すぐに電気使用量の削減に役立つ節電アイディア50選や、電気料金を安くしたい方にはおすすめの新電力会社も紹介しますので、電気料金の節約に活用してくださいね。
一般家庭の平均電気使用量をチェックしよう

まずは、一般家庭における平均電気使用量(kWh)を紹介します。
以下2つのデータを紹介するので、自宅の使用量と比べてみてください。
- 世帯人数別・月別・住宅のタイプ別
- エリア別
世帯人数別・月別・住宅のタイプ別の平均電気使用量はどれくらい?
まずは、世帯人数別・月別・住宅のタイプ別の電気使用量をチェックしてみましょう。
ただし、以下のデータは東京都の一般家庭を対象にした調査結果なので、あくまで参考としてください。
1ヶ月あたりの平均電気使用量(kWh/月)
| 住宅のタイプ | 世帯人数 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 戸建て住宅 | 1人世帯 | 297 | 282 | 251 | 203 | 195 | 179 | 216 | 248 | 204 | 187 | 187 | 224 |
| 2人世帯 | 476 | 448 | 395 | 305 | 277 | 249 | 249 | 364 | 296 | 262 | 278 | 352 | |
| 3人世帯 | 550 | 524 | 462 | 361 | 323 | 289 | 362 | 445 | 346 | 302 | 324 | 421 | |
| 4人世帯 | 616 | 565 | 508 | 392 | 352 | 321 | 407 | 499 | 390 | 336 | 372 | 470 | |
| 集合住宅 | 1人世帯 | 242 | 224 | 198 | 160 | 156 | 148 | 183 | 226 | 178 | 155 | 161 | 190 |
| 2人世帯 | 358 | 344 | 313 | 249 | 229 | 213 | 264 | 334 | 260 | 225 | 230 | 280 | |
| 3人世帯 | 400 | 376 | 362 | 294 | 272 | 245 | 296 | 372 | 307 | 267 | 260 | 318 | |
| 4人世帯 | 397 | 378 | 353 | 296 | 279 | 262 | 316 | 400 | 318 | 282 | 272 | 307 |
※参考:(株)地域計画建築研究所(アルパック)|平成26年度東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査報告書
上記のデータから、以下のようなこともわかりました。
- 夏(8月)よりも1月、2月(冬)の電気使用量の方が多い
- 1人世帯と2人世帯では電気使用量の差は大きいが、3~4人世帯になると増加分は緩やか
電気使用量の削減をしたい場合は、冬の電気の使い方を重点的に見直すことが重要です。
世帯人数が増えても電気使用量がそれほど増えないのは、テレビや冷蔵庫など家族で共用する家電が多いためと考えられます。
家族がおのおのの部屋でバラバラに家電を使う場合は電気使用量が跳ね上がる可能性があるので、注意が必要です。
エリア別の平均電気使用量はどのくらい?
次に、エリア別の平均電気使用量を紹介します。
環境省が実施している「家庭部門のCO2排出実態統計調査(令和3年度)」によれば、世帯あたりの年間電気消費量は以下のとおりです。
-地球環境・国際環境協力-環境省.png)
出典:令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査(家庭CO2統計) | 地球環境・国際環境協力 | 環境省
ダントツで電気使用量が多いのは北陸エリアでした。
理由としては、家の間取りが大きい、部屋数が多い、熱効率が悪い木造家屋が多いなど家の構造上の理由が考えられます。
家族がなるべく同じ部屋で過ごし、共用する家電が増えれば節電につなげられるでしょう。
北海道や東北エリアでは冬季の電気使用量が多いことが考えられますが、北海道では石油・ガス・電気を熱源としたセントラルヒーティングが普及しているため、電気単体の使用量が抑えられているのかもしれません。
中国・四国エリアの電気使用量が高めなのは、オール電化住宅の普及が進んでいることが考えられます。
オール電化住宅の場合も、家電の使い方を見直すことで電気使用量の削減を期待できるでしょう。
一般家庭の平均電気料金をチェックしよう

電気使用量だといまいちイメージがわかないという方は、合わせて平均電気料金も確認しておきましょう。
以下2つのデータを紹介するので、自宅の使用量と比べてみてください。
- 世帯人数別
- エリア別
世帯人数別の平均電気料金はどれくらい?
以下のデータは総務省統計局の「家計調査(2022年12月~2023年11月)」のデータを参考にしています。
| 【世帯人数別】平均電気料金 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 春 | 夏 | 秋 | 冬 | |
| 1人世帯 | 6,333円 | 6,418円 | 6,557円 | 7,749円 |
| 2人世帯 | 10,657円 | 10,446円 | 10,910円 | 13,216円 |
| 3人世帯 | 12,599円 | 12,062円 | 12,648円 | 15,320円 |
| 4人世帯 | 12,713円 | 12,922円 | 13,871円 | 16,286円 |
| 5人世帯 | 14,529円 | 14,038円 | 14,860円 | 18,467円 |
| 6人以上世帯 | 16,764円 | 15,874円 | 17,654円 | 21,186円 |
※参考:家計調査 家計収支編(総世帯)| 政府統計の総合窓口
エリア別の平均電気料金はどれくらい?
以下のデータは総務省統計局の「家計調査(2022年12月〜2023年11月)」のデータを参考にしています。
| 【エリア別】平均電気料金 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 春 | 夏 | 秋 | 冬 | |
| 北海道 | 12,150円 | 7,736円 | 8,552円 | 15,922円 |
| 東北 | 14,079円 | 9,055円 | 9,606円 | 17,810円 |
| 関東 | 11,580円 | 7,549円 | 8,776円 | 12,290円 |
| 北陸 | 14,541円 | 10,224円 | 11,259円 | 17,609円 |
| 東海 | 11,963円 | 7,947円 | 8,397円 | 13,559円 |
| 近畿 | 10,680円 | 6,799円 | 8,093円 | 12,107円 |
| 中国 | 13,625円 | 8,969円 | 9,400円 | 16,812円 |
| 四国 | 12,648円 | 8,641円 | 9,542円 | 14,736円 |
| 九州 | 9,316円 | 6,822円 | 7,442円 | 12,367円 |
| 沖縄 | 8,038円 | 9,858円 | 9,590円 | 9,793円 |
※参考:家計調査 家計収支編(総世帯)| 政府統計の総合窓口
あなたの家庭で電気使用量が多くなる原因はどれ?

自宅の電気使用量が平均よりも多いと感じた場合は、なぜ多くなっているのかを考えてみてください。
一般的に考えられる原因を下記に挙げるので、自分のライフスタイルと照らし合わせてみてください。
- 家電の効果的な使い方が間違っている
-
洗濯物の量が少ないのに洗濯機を毎日使う、炊飯器の保温機能を長時間使うなど、実は省エネに効果的ではない使い方をしている場合があります。
後述する節電アイディア50選を参考にして生活に取り入れてみてください。 - 家族のライフスタイルがバラバラ
-
入浴時間がバラバラで追い炊き機能を多用している、朝型と夜型の人がいて一日中照明を使っているなど、家族のライフスタイルが異なると電気使用量が多くなる傾向があります。
- 家で過ごす時間が長い
-
家で過ごす時間が長いと自然と電気使用量が多くなります。
在宅ワークが増えた、ペットがいるから常にエアコンを稼働している、子供が長期休みに入った、などのケースも考えられます。 - 古い家電や省エネ性能が低い家電を使っている
-
10年以上前に購入した家電は省エネ性能が低く、電気使用量が多い傾向にあります。
とくに、エアコンやテレビなど頻繁に使う家電の場合は注意が必要です。
長期的に考えて、買い替えをするのもひとつの方法です。 - スタンバイ状態になっている家電が多い
-
次回すぐに使えるよう、主電源を落さずにスタンバイ状態にしている家電があると消費電力は多くなります。
主に、テレビ、パソコン、プリンターなどが挙げられます。 - 広い部屋に住んでいる、家族が別々の部屋で過ごしている
-
エアコンを例にとると、部屋が広い場合はエアコンの効果が出るまでにより多くの電力を消費します。
家族がバラバラの部屋で過ごしている場合もエアコンの稼働台数が増え電気使用量が増えます。 - 漏電している
-
可能性は低いと思いますが、急激に電気使用量が増えている場合は漏電やメーターが故障している可能性も考えられます。
速攻で電気使用量を減らそう!節電ポイントを紹介

ここでは、速攻で電気使用量を減らしたい方に試してほしいポイントを紹介します。
電力消費量が多い家電製品から節電に挑戦するのが鉄則
電気使用量を効率よく減らしたいなら、電力消費量が多い家電から対策に取り組むのがポイントです。
経済産業省資源エネルギー庁によれば、一般家庭においては年間を通して「エアコン」「冷蔵庫」の電力消費量が多い傾向にあります。

上記2つで家庭の電力消費量の5割程度を占めているので、エアコンと冷蔵庫は必ず対策しましょう。
出典:省エネルギー政策について|資源エネルギー庁
家電製品の使い方を見直そう!節電アイディア50選
ここでは、家電別に電力消費量を減らすアイディアを50個紹介します。
現在すでに省エネ性能が優れた家電を使っている場合でも、使い方次第ではさらに電力の無駄を省くことが可能です。
電力消費量が多いエアコンと冷蔵庫は優先的に取り組んで欲しいですが、一度にすべてをこなすのはなかなか大変ですよね。
その場合は、できることから少しずつ始めていきましょう。
- エアコン
-
- 冷房時は室温28度、暖房時は室温20度を目安にする(自分の体調に合わせる)
- 冷房時は風向きを水平、暖房時は風向きを下向きに調整する
- 自動運転を使う
- フィルターを月に1~2回掃除する
- 夏季は窓にすだれやレースカーテン、冬季は厚手のカーテンを使う
- 扇風機やサーキュレーターと併用する
- ドアや窓の開閉を少なくする
- ドアの隙間風対策をする
- 室外機の吹き出し口に物を置かない
- タイマー機能を使い必要な時間だけエアコンをつける
- 衣類で調整する
- 湯たんぽなど電気を使わないグッズを取り入れる
- 冷蔵庫
-
- 冷蔵庫は壁から5〜10cmほど離して置く
- 家族の人数に合わせて適正な大きさの冷蔵庫を選ぶ
- 冷蔵庫内に食品を詰め込み過ぎない
- 熱いものは冷ましてから保存する
- 庫内の温度設定を秋~春は「中」または「弱」にする
- 無駄な開け閉めはしない
- 開放時間はなるべく短くする
- カーテンを取り付けて冷気を外に逃がさない
- 照明器具
-
- 照明を使う時間を短くする
- 使ってない部屋の照明は消す
- 定期的にカバーを掃除して明るさを保つ
- 白熱電球から蛍光ランプやLEDランプに切り替える
- 利用シーンに合わせて調光・調色を変える
- 給湯器
-
- お湯を沸かすよりもお湯をためる方が省エネ
- 浴槽にお湯をためたら必ずフタをする
- 間隔をあけずに入浴して追い炊きの回数を減らす
- シャワーの時間をなるべく短くする
- ドライヤーを使う際はタオルで水分をよくふき取ってから
- テレビ
-
- 見ていないテレビは消す
- 長期間使用しないときは本体の主電源をOFFにするか電源プラグを抜く
- 音量は不必要に大きくしない
- バックライトの明るさを抑える
- 省エネモードを利用する
- 電気便座
-
- 使わないときは便器のフタを閉める
- 寒い季節だけ使う
- 暖房便座の温度、洗浄水の温度は低めに設定する
- 省エネモードや節電モードを使う
- 温かい素材の便座シートを使う
- 炊飯器
-
- 使わないときは電源プラグを抜く
- できるだけ保温時間を短くする
- まとめて炊いて冷凍保存をしておく
- 食べる時間に合わせて炊き上がるようタイマー予約を使う
- 保温時間が7~8時間以上になるなら2回に分けて炊いた方がお得
- そのほかのアイディア
-
- なるべく家族全員が同じ部屋で過ごす
- 掃除機の代わりにほうきを使う
- 電気カーペットの下に断熱マットを敷く
- 少量の洗濯物を毎日洗うより洗濯機の容量に合わせてまとめ洗いをする
- 衣類乾燥機にランドリーボールを入れて時間を短縮する
無駄な家電の処分や古い家電の買い替えも検討しよう
電気使用量を削減したいなら、電気の使い方を工夫するだけではなくエネルギー効率のいい家電を選んで使うことも大切です。
なんとなく使い続けているけど実はエネルギー効率がよくない家電がある場合、思い切って処分したり、省エネ性能が良い新商品に買い替えることを検討してみましょう。
特に、購入してから10年以上たっている家電は買い替えがおすすめです。
最新家電は10年前の家電に比べて省エネ性能が大幅に向上しています。
経済産業省資源エネルギー庁によれば、冷蔵庫は約40%〜47%、テレビは約42%、エアコンは約17%の省エネを実現しています(※1)。
なお、新商品を購入する際は「統一省エネラベル」(※2)に注目してください。
家電の省エネ性能が5段階で表示されているので、電気消費量を抑えられる家電を選ぶ際の参考になりますよ。

※1:経済産業省 資源エネルギー庁|機器の買換で省エネ節約
※2:経済産業省・資源エネルギー庁
電気使用量がわかる「見える化」サービスを活用してみよう
電気消費量の削減効果がリアルタイムで目に見えるとやる気がわきますよね。
従来型の電力メーター(アナログ式)では1ヶ月ごとの電気使用量しか把握できませんでしたが、現在、全国で順次切り替えが進んでいるスマートメーターでは30分ごとの電気使用量を把握することが可能です。
そして、電力会社のなかには家庭の電気使用量をリアルタイムでモニタリングできる「見える化」サービスを提供しているところがあります。
多くは公式ホームページ上のマイページやスマホアプリで確認できることが多いようです。
利用する際に費用はかかりません。
過去と現在の電気使用量や電気料金の比較もできるので、節電効果を実感できるでしょう。
電気を使いすぎているときには通知してくれたり、電気の使用方法をアドバイスしてくれたりする機能もあるので、「見える化」サービスを提供している場合はぜひ活用してみてください。
電気使用量を減らすのが大変ならコレも試してみて!

電気使用量を減らす方法を紹介してきましたが、「すでにほとんど実践している」という方もいるかもしれません。
これ以上の削減が難しそうだという場合は、以下の2つの方法を検討してみましょう。
- 契約アンペア数を下げて基本料金を減らす
- 新電力会社に乗り換える
ひとつずつ解説します。
①契約アンペア数を下げて基本料金を減らす
電気料金が決まる詳しい仕組みは後述しますが、アンペア制を採用している電力会社の場合、アンペア数を下げることで基本料金の節約ができます。
基本料金は電気使用量によらず毎月固定で支払うものなので、ぜひ検討してみてください。
アンペア制を採用している電力会社は以下のとおりです。
多くの新電力会社、北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、九州電力
上記の電力会社の基本料金は、アンペア数が大きいほど高くなります。
以下は東京ガスの基本料金の例です。
| 東京ガス(基本プラン)の基本料金※ | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 期間 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
| 1ヶ月 | 311.74円 | 467.61円 | 590.48円 | 623.48円 | 1,246.96円 | 1,558.70円 | 1,870.44円 |
| 12ヶ月 | 3,740円 | 5,611円 | 7,085円 | 10,629円 | 14,963円 | 18,704円 | 22,445円 |
電力会社によって具体的な金額は異なりますが、アンペア数を10A下げるだけで年間3,000円〜3,500円ほど基本料金が安くなるケースが多いようです。
アンペア数は「同時に使える電気の量」によって決まります。
そのため、家庭内で家電を使うタイミングを分散すれば、アンペア数を下げられる可能性があります。
以下のような工夫を取り入れてみるとよいでしょう。
- 消費電力が大きい家電は同時に使わない
- タイマー機能を使って電気を使う時間帯をずらす
ただし、実際に必要とされるアンペア数よりも小さすぎるアンペア数で契約してしまった場合、頻繁にブレーカーが落ちたり、パソコンなどの精密機械に悪影響が出たりする危険性があります。
節約のためにアンペア数を下げるのは有効な手段ですが、ストレスなく快適に生活ができ、かつ無駄な出費もなくなるちょうどよいアンペア数で契約するようにしてください。
一般家庭のアンペア数の目安や、自分に最適なアンペア数の計算方法などを知りたい方は、下記の記事も参考にしてくださいね。

②新電力会社に乗り換える
電気使用量の削減が難しい場合は新電力会社へ乗り換えるのもおすすめです。
2016年の電力自由化以降、さまざまなサービスを提供する新電力会社が誕生しました。
自分のライフスタイルに合う新電力会社に乗り換えることで、電気料金を節約できる可能性があります。
ですが、新電力会社はあまりに数が多いため「どの会社が自分に合っているのかわからない」という方も多いでしょう。
当サイトでは、「本当に安くなる」×「信頼度」から考えたおすすめの新電力会社ランキングを作成しています。
お住まいのエリアごとのおすすめランキングもありますので、ぜひ下記の記事を参考にしてくださいね。

そもそも電気使用量(kWh)とは?電気料金との関係は?

ここでは、kWhという単位の意味や、電気料金との関係について簡単に説明します。
電気使用量(kWh)とは?
電気使用量(kWh)とは、その名のとおり電気をどれくらい使ったかを示す単位です。
「kWh」は「キロワットアワー」と読み、1kWhは「1kW(1,000W)の電力を1時間(h)消費した時の電気量」を表しています。
例えば、消費電力1,000Wのエアコンを2時間使ったときの電気使用量は2kWhになります。
1,000W(1kW)×2h=2kWh
また、kWhは電気料金(電力量料金)の計算にも使われるので、読み方を覚えておくと役立ちますよ。
例として、東京ガスの基本プランの料金表を見てみましょう。
| 東京ガス(基本プラン)の電力量料金※ | |||
|---|---|---|---|
| 第1段階料金 | 120kWhまで | 1kWh | 29.70円 |
| 第2段階料金 | 120kWhを超え300kWhまで | 1kWh | 35.69円 |
| 第3段階料金 | 300kWhを超えたもの | 1kWh | 39.50円 |
※2025年3月検針分から。
電気料金のうち、電力量料金の単価は「円/kWh」(1kWhあたり〇円)で設定されています。
東京ガスでは電気使用量に応じて単価が高くなる3段階料金制を採用しています。
第1段階料金を例にとると、120kWhまでは1kWhあたり29.70円で利用できることを示しています。
さきほどのエアコンを例にあげれば、2kWhの電力用料金は59.4円になります。
29.70円/kWh×2kWh=59.4円
次に、電気料金が決まる仕組みと、自宅の電気使用量を確認する方法についても確認しておきましょう。
電気料金が決まる仕組みを知っておこう
電気使用量が多ければ電気料金も高くなることは直感的にわかりますが、実は電気料金はそれだけでは決まりません。
「電気料金の仕組みがよくわからない」という方のために、ここで簡単に説明するので参考にしてください。
一般的に、電気料金は下記の4つの料金の合計で決まります。
電気料金=①基本料金+②電力量料金(従量料金)+③再エネ賦課金±④燃料費調整額
電気使用量(kWh)は上記の4項目のうち、②電力量料金(従量料金)と④燃料費調整額に大きく関わってきます。
そのため、節電して電気の使用量を抑えるほど料金が安くなります。
基本料金は電気使用量にかかわらず、毎月固定で支払う料金です。
「アンペア制」と「最低料金制」があり、各エリアの大手電力会社はどちらかのシステムを採用しています。
新電力会社は「アンペア制」が多いですが、なかには基本料金を0円に設定しているところもあります。
| 基本料金の仕組み | ||
|---|---|---|
| 概要 | 電力会社 | |
| アンペア制 | アンペア数が大きくなるほど基本料金が高くなる | 多くの新電力会社、北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、九州電力 |
| 最低料金制 | 最低料金で定められた電気使用量を超えた分を上乗せで支払う | 関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力 |
| 基本料金0円 | 基本料金の徴収なし | Looopでんき、ネット電力、ONEでんき、エルピオでんき、楽天エナジーなど |
- ②電力量料金(従量料金)
-
電力量料金は、実際に使った電気の使用量に応じて支払う料金です。
「電力量料金の単価×電気使用量」で計算するので、電気使用量が多いほど料金が高くなります。
電力量料金の単価は電力会社によって異なり、使用量に応じて3段階で設定(3段階料金)している電力会社が多くあります。
新電力会社のなかには単価を一律に設定しているところもあります。 - ③再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)
-
再生可能エネルギーとは自然界に存在する資源を活用するエネルギーで、主に、太陽光・風力・水力・バイオマスエネルギーなどがあります。
再エネ賦課金は再生可能エネルギーの導入や普及を促進するために電気の利用者から徴収される料金です。
全国のどの電力会社と契約しても同じ金額が徴収されるので、電気使用量とはあまり関係がありません。 - ④燃料費調整額
-
電力会社が発電に用いる化石燃料の価格は需要と供給に応じて変動していますが、その価格変動に応じて電気料金を調整するための仕組みが燃料費調整額です。
化石燃料の市場価格が安いときは燃料費調整額が安くなり、電気料金も安くなりますが、近年は価格が高い状態が続いています。
「燃料費調整単価×電気使用量」で計算するので、電気使用量が多いほど料金が高くなる点に注意が必要です。
さらに注意が必要なのは、燃料費調整額は電力会社によって大きく異なるということ。
また、同じ電力会社であっても料金プランや月によっても変動するので、契約前に実際にどれくらいの燃料費調整を支払うことになるのか、公式ホームページで確認しておくことをおすすめします。
自宅の電気使用量を確認する方法
毎月どれくらいの電気を使ったかは、電力会社から送られてくる検針票(電気ご使用量のお知らせ)で確認できます。
最近は神の検針票を発行しない電力会社も多くありますが、その場合は公式ホームページ(マイページなど)やスマホアプリで確認できるので、チェックしてみてください。
なお、電力会社によってはスマホアプリなどでリアルタイムの電気使用量を確認できるケースもあります。
月の中旬であっても電気を使いすぎていることがわかれば電気使用量をセーブするなどの対策がとれるので、リアルタイム機能がある方はぜひ活用してみてくださいね。
無理なく電気使用量を減らして賢く節電に取り組もう
今回は、一般家庭における平均電気使用量を紹介しました。
「我が家の電気使用量は平均より高かった」という方は、この記事で紹介した節電アイディアを実践してみてください。
ただし、電気の使い方は世帯人数やライフスタイルによって大きく異なります。
くれぐれも無理のない範囲で節電に取り組むようにしましょう。
また、「電気使用量はこれ以上減らせそうにない」という場合は、新電力会社への乗り換えを検討してみるとよいでしょう。
新電力会社は料金プランが豊富なので、きっと自分にぴったりの会社を見つけられるでしょう。

