「電気料金を節約したいから新電力会社に乗り換えたい」という方が多いと思います。
ですが、自分の家庭に合った電気アンペア数で契約しないと損をしてしまうかもしれません。
具体的な金額は電力会社によって異なりますが、アンペア数が10A違うだけで、基本料金が年間3,300円〜3,500円程度も変わってきます。
そこでこの記事では、一般家庭における電気アンペア数の目安を世帯人数ごとに紹介します。
さらに、自分の家庭にぴったりのアンペア数の決め方、アンペア数の変更方法や注意点についても解説します。
「そもそもアンペアがどういうものなのか実はよくわかってない」という方にもわかりやすく説明するので、ぜひ参考にしてくださいね。
自分にぴったりの電気アンペア数を知って、賢く電気料金を節約しましょう。
世帯人数ごとの電気アンペア数の目安を知っておこう
それでは早速、世帯人数ごとの電気アンペア数の目安を紹介します。
基本的に、一般家庭向けの契約アンペア数は10A〜60Aから選ぶことが可能です。
| 電気アンペア数の目安 | |
|---|---|
| 世帯人数 | 電気アンペア数の目安 |
| 1人 | 15A〜30A |
| 2人 | 30A〜40A |
| 3人~4人 | 40A〜50A |
| 50A〜60A |
急いでアンペア数を決めたい方は、目安のうち大きなほうのアンペア数を選べば問題ないでしょう。
ただし、上記のアンペア数はあくまで目安で、それぞれの家庭で最適なアンペア数は異なります。
「1人暮らしだけど電化製品の同時使用が多い」、「2人暮らしだけどオール電化住宅に住んでいる」など、場合によっては目安よりも大きいアンペア数で契約したほうが良いケースもあるでしょう。
最適な電気アンペア数は、同時に使用する電化製品の数や各家庭のライフスタイルなどによって変動します。
この記事ではあなたにぴったりな契約アンペア数を決める際のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
電気アンペア数を小さくすれば基本料金はどれくらい安くなる?
基本的にアンペア数が大きくなるほど基本料金が高くなりますが、アンペア数によってどれくらい金額に差があるのか気になりますよね。
ここでは、アンペア制を採用している人気の新電力会社3社の基本料金を比較してみました。
| アンペアと基本料金 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 電力会社 | 期間 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
| 東京ガス (基本プラン)※ | 1ヶ月 | 311.74円 | 467.61円 | 623.48円 | 935.22円 | 1,246.96円 | 1,558.70円 | 1,870.44円 |
| 12ヶ月 | 3,740円 | 5,611円 | 7,085円 | 11,222円 | 14,964円 | 18,704円 | 22,445円 | |
| CDエナジーダイレクト (ベーシックでんきB) | 1ヶ月 | 276.90円 | 415.35円 | 553.80円 | 830.70円 | 1,107.60円 | 1,384.50円 | 1,661.40円 |
| 12ヶ月 | 3,323円 | 4,984円 | 6,646円 | 9,968円 | 13,291円 | 16,614円 | 19,937円 | |
| HTBエナジー (ベーシックプラン) | 1ヶ月 | – | – | – | 885.72円 | 1,180.96円 | 1,476.20円 | 1,771.44円 |
| 12ヶ月 | – | – | – | 10,629円 | 14,172円 | 17,714円 | 21,257円 | |
※2025年3月検針分から。
結果として、電力会社によって差はありますが、契約アンペアを10A下げるだけで年間3,300円〜3,500円ほどの基本料金が節約できることがわかりました。
たとえば、新電力会社で契約実績No.1の東京ガスでは、60Aから50Aに変更するだけで年間3,543円の節約になります。
電気料金を節約したい場合は、契約アンペア数を下げるのは有効な手段です。
不適切なアンペア数で契約してしまうと下記のようなデメリットもあるので要注意です。
不適切な電気アンペア数で契約しているとこんなデメリットが!
一般的に、一般家庭向けの電気アンペア数は以下から選ぶことが可能です。
10A/15A/20A/30A/40A/50A/60A
不適切なアンペア数で契約した場合のデメリットは以下のとおりです。
- 小さすぎる電気アンペア数で契約すると…
-
→頻繁にブレーカーが落ちる。
→電化製品に悪影響が出る可能性がある。 - 大きすぎる電気アンペア数で契約すると…
-
→電気料金を無駄に多く支払うことになる。
電気の使用量に対しアンペア数が小さすぎる場合は、頻繁にブレーカー(アンペアブレーカー)が落ちてしまいます。
たとえば契約しているアンペア数が20Aなのに、エアコンとドライヤー、電子レンジなど消費電力の大きい電化製品を一度に使ってしまうとブレーカーが落ちます。
同時に使う電化製品を減らせばブレーカーが落ちるのを防げませすが、朝の忙しい時間帯に電気が使えなくなると不便ですし、ストレスがたまりますよね。
また、突然ブレーカーが落ちると電化製品に悪影響が出る危険性もあります。
とくに、パソコンやレコーダーなどは内部のハードディスクが破損する可能性があるので要注意です。
一方、契約アンペア数が大きすぎる場合には、ブレーカーや電化製品への悪影響はとくにありません。
ですが、アンペア数が大きいとその分の基本料金が高くなるため、電気料金を無駄に多く支払っていることになります。
せっかく節約のために新電力会社に乗り換えても、無駄な出費があっては元も子もありません。
このように、アンペア数は小さすぎても大きすぎてもデメリットがあります。
世帯人数ごとのアンペア数の目安はすでに紹介しましたが、最適なアンペア数は使用する電化製品や各家庭のライフスタイルなどによって変わります。
次の項で紹介する「あなたにぴったりな契約アンペア数を決める際のポイント」を参考にして、ストレスも無駄な出費もないアンペア数を決めてくださいね。
あなたにぴったりの電気アンペア数を決める3つのポイント

自分の生活にぴったりのアンペア数を決める際には、以下の3つのポイントに注目してください。
- 現在契約中のアンペア数を確認する
- 電化製品ごとのアンペア数を調べる
- もっとも多く電気を使うタイミングを想定して計算する
ひとつずつ紹介します。
まずは現在契約している電気アンペア数を確認しよう
まずは、現在契約している電気アンペア数を確認しましょう。
ここでは、アンペア制を採用している電力会社における2つの確認方法を紹介します。
- 多くの新電力会社
- 北海道電力
- 東北電力
- 東京電力
- 北陸電力
- 中部電力
- 九州電力
①検針票でチェックする
契約中のアンペア数は、毎月電力会社から発行される検針票(電気ご使用量のお知らせ)に記載されています。
最近では検針票を発行していない電力会社も多いですが、その場合は公式ホームページやスマホアプリで確認できる場合が多いのでチェックしてみましょう。
②分電盤のアンペアブレーカーでチェックする
それぞれの部屋に電気を分配している分電盤に取り付けられているアンペアブレーカーでもアンペア数を確認できます。
分電盤は玄関や勝手口などの壁に設置されているケースが多いです。
アンペアブレーカーに数字が記載されているので、チェックしてみてください。
また、電力会社によってはアンペア数ごとに色分けしていることがあります。
色は会社によって異なるため、下記のサイトで確認してみてください。
電化製品ごとにアンペア数を調べよう
アンペアの数値の大きさは、同時に使用できる電気の量を示しています。
そのため、契約アンペアを決めるために、同時に使用する可能性がある電化製品の合計アンペア数を算出することが大切です。
電化製品ごとにアンペア数が大きく異なるので、自分が普段使っている電化製品のアンペア数を調べましょう。
正確なアンペア数を把握したい場合は製品本体に記載されている内容を調べる必要がありますが、急いでいる方向けに電化製品ごとのおおよそのアンペア数も下記にまとめたので、参考にしてください。
急いでいる方向け!主要電化製品のアンペア数一覧表
下記は、おもな電化製品のアンペア数の目安です。
合計アンペア数を算出する際の参考にしてください。
| 電化製品の必要アンペア数の目安 | |
|---|---|
| 必要アンペア数の目安 | 家電製品 |
| 13A~15A | 電子レンジ |
| 14A | IHクッキングヒーター、ホットプレート、 アイロン、炊飯器(炊飯時) |
| 13A | オーブントースター、ドラム洗濯乾燥機(乾燥時)、食器洗い洗浄機 |
| 12A | 急騰ポット(沸騰時)、ドライヤー、ハロゲンヒーター |
| 10A | 掃除機(強) |
| 8A | 電気カーペット(3畳用) |
| 5A~10A | エアコン、 ファンヒーター(ミニタイプ) |
| 5A | 洗濯機、こたつ(強) |
| 3A | 冷蔵庫(400Lクラス) |
| 2A | 掃除機(弱) |
| 1A~2A | テレビ、照明、こたつ(弱)、デスクトップPC |
| 1A | ノートパソコン |
| 0.5A | 炊飯器(保温時) |
また、電力会社の公式ホームページでも簡単にアンペア数のチェックができるので、急いでいる方は活用してみましょう。
正確に計算したい方向け!具体的なアンペア数の確認方法を紹介
正確な合計アンペア数を調べたい方や時間に余裕がある方は、実際に自分が使う電化製品ごとにアンペア数を算出しましょう。
下記の2ステップで簡単に調べることが可能です。
消費電力は電化製品のラベルや取り扱い説明書などに記載されています。
メーカーの公式ホームページでも確認できますよ。
アンペア数は、消費電力(W:ワット)÷電圧(V:ボルト)で計算できます。
電圧は一般家庭では100Vが主流なので、100Vで計算しましょう。
200Vを利用している家庭は200Vで計算してください。
例:ヘアードライヤーの消費電力が1,200Wの場合のアンペア数
1,200W÷100V=12A
なぜ実際に使う電化製品ごとにアンペア数を調べる必要があるかと言うと、同じ機能を持つ製品であってもアンペア数がそれぞれ異なる可能性があるためです。
たとえば、ドライヤーのワット数は1,200Wが主流ですが、なかには550Wや1,400Wという商品もあります。
大きな差がある場合はアンペア数の契約にも影響が出てくるので、正確な数値をチェックしてみてくださいね。
1年のうちもっとも多く電気を使うタイミングを想定して計算しよう
同時に使う電化製品のアンペア数の合計を算出するときは、1年を通じてもっとも多く電気を使うタイミングを想定して計算することが大切です。
たとえば、下記のようなタイミングを想定してみてください。
朝:ごはんの調理と身支度を同時におこなうとき
夕方:帰宅した家族が同時に多くの電気を使うとき
夏・冬:消費電力の大きいエアコンを常に稼働させているとき
例として、冬の夕方にキッチンと居間で下記の電化製品を使うケースを考えてみましょう。
- 照明器具:2A
- 冷蔵庫:3A
- 炊飯器(炊飯時):14A
- 電子レンジ:15A
- エアコン(暖房):7A
- こたつ:2A
- テレビ:2A
上記をすべて同時に使用した場合、アンペア数の合計は45Aです。
この場合は50Aで契約するとよいでしょう。
ただし、同時に使う電化製品を制限したりタイマー機能を活用したりすれば、アンペア数を下げられる可能性があります。
今回の例では以下の点に気をつけるだけでアンペア数の合計は29.5Aになりますよ。
- エアコン(暖房)を使っているときはこたつを使わない
-
→マイナス2A
- 炊飯器はタイマーを使ってほかの電化製品との同時利用を避ける(炊飯器の保温時は0.5A程度)
-
→マイナス13.5A
この場合は余裕を持たせて40Aで契約するとよいでしょう。
ライフスタイルによっても電化製品の使い方は変わってくるので、自分の使い方に合わせて計算してみてください。
【必見】電気アンペア数の変更方法と注意点を知っておこう

現在契約しているアンペア数と最適なアンペア数が異なる場合、アンペア数の変更をしましょう。
ここでは一般的なアンペア数の変更方法や工事の有無について紹介します。
また、アンペア数を変更する際に事前に知っておいてほしい注意点もあるので必ずチェックしてください。
電気アンペア数の変更方法
アンペア数を変更したい場合は電力会社へ連絡すればOKです。
カスタマーセンターなどに電話で問い合わせるか、インターネットで申し込むケースが多いようです。
その際に「契約者番号」が必要になることが多いので、手元に検針票を用意しておくと便利ですよ。
メーターの種類によっては工事が必要になる
アンペア数を変更する場合、現在利用している電気メーターの種類によっては工事が必要になることがあります。
①アナログ式の電力メーターの場合
現在、電力メーターは「スマートメーター」という新しいタイプの電力メーターへの切り替えが進められていますが、従来型のアナログ式電力メーターを使っている場合は「アンペアブレーカーの交換工事」が必要になります。
基本的には簡単な工事なので所要時間は30分~1時間程度ですが、工事の際に停電になる場合もあるので事前に確認しておきましょう。
ブレーカーはたいてい屋内にあるため、立ち会いが必要になります。
費用は原則的に無料ですが、電気設備の状況によっては有料になるケースがあります。
60A以上のアンペア数へ変更する場合も工事は有料になるので、事前に確認しておきましょう。
②スマートメーターの場合
近年、アナログ式の電力メーターからスマートメーターへの切り替えが進んでいます。
スマートメーターとは、電気の使用量を自動で計測できる電力メーターです。
スマートメーターは遠隔操作でアンペア数を変更できるので、工事は必要ありません。
電気アンペア数を変更する前に見て!4つの注意点
アンペア数を変更する際に事前に知っておいてほしい注意点が4つあります。
- アンペア数の変更ができるのは年に1回のみ
- 新電力会社の乗り換えとアンペア数の変更は同時にできないケースがある
- 賃貸物件・集合住宅はアンペア数を変更できないことがある
- 時間に余裕を持った申し込みが必要
ひとつずつ説明するので、参考にしてください。
電気アンペア数の変更ができるのは1年に1回のみ!
もっとも注意が必要なのは、アンペア数の変更ができるのは年に1回のみということです。
「エアコンの使用量が少ない春と秋は小さめのアンペア数で契約して節約しよう」ということはできません。
そのため、アンペア数を決める際は、1年を通じてもっとも多く電気を使うタイミングを想定して計算することが大切です。
のちのち電化製品を買い足すこともあると思うので、多少の余裕を持ってアンペア数を決めると安心ですよ。
新電力会社の乗り換えと電気アンペア数の変更は同時にできないケースがある
「新電力会社に乗り換えるタイミングでアンペア数を変更しよう」と考えている方は注意が必要です。
というのは、電力会社によっては乗り換えと同時にアンペア数の変更は受け付けていないからです。
その場合は、現在契約している電力会社でアンペア数を変更した後に、新電力会社に乗り換えましょう。
賃貸物件・集合住宅は電気アンペア数を変更できないことがある
賃貸物件や集合住宅でアンペア数を変更する場合は、大家さんや管理会社の許可が必要になることが多いです。
建物全体で利用できる電気の最大量が決められているケースがあるので、アンペア数を変更できないかもしれません。
たとえアンペア数を変更できたとしても退去時にはもとのアンペア数に戻す対応が必要になると考えられ、一戸建ての場合よりも手間がかかるでしょう。
アンペア数を変更したい場合はその旨を理解してから大家さんや管理会社に相談してみましょう。
時間に余裕を持った申し込みが必要
契約アンペア数を変更する場合は時間に余裕をもった申し込みが必要です。
基本的に申し込んだ当日にアンペアが変更されることはないでしょう。
たとえば、北陸電力では申し込み日の翌日から起算して3日以上先の申し込みで受け付けています(休日をのぞく)。
工事が必要になる場合もあるので、どれくらい余裕をもって申し込めばよいか事前に電力会社に確認しておくと安心ですよ。
アンペアって?「一度に利用できる電気の量」と覚えればOK

日常生活でよく耳にする電気に関連する単位としては、主に以下の4つがあります。
- アンペア(A):電気の流れる量(電流)
- ボルト(V):電気を押し出す圧力(電圧)
- ワット(W):電気が仕事をする力(電力)
- ワットアワー(Wh):電気の使用量(消費電力)
このうち、電気契約・電気料金に大きく関連してくるのが①アンペア(A)と④ワットアワー(Wh)です。
③ワット(W)は自分に最適のアンペア数を計算するときに必要になる知識なので、簡単にチェックしておきましょう。
①アンペア(A)
ざっくり言うと、アンペアとは「電気の流れる量」を表す単位です。
電気契約においては、「家庭で一度に利用できる電気の量」を指していると考えてください。
たとえば30Aで電気契約をした場合、合計アンペア数が30A以内であれば複数の電化製品を使えますが、30Aを越えた場合はブレーカーが落ちて電気が使えなくなります。
③ワット(W)
ワットは「電気が仕事をする力」を表す単位です。
電化製品にはワット数が記載されていますが、これは「電化製品を動かす際に必要な電力」と覚えてもらえばOKです。
ワットは下記の計算式で求められます。
ワット(W)=アンペア(A)×ボルト(V)
この計算式を知っておくと自分に最適なアンペア数を決める際に正確に計算できるので、余裕がある方は覚えておきましょう。
たとえば、1,200Wのヘアードライヤーを使う場合、100Vコンセントで使用した際のアンペア数は12Aとなります。
なお、②ボルト(V)は「電気を押し出す圧力」を表す単位ですが、日本の一般家庭では100Vが主流(まれに200V)なので、電気契約においてはそれほど気にしなくて大丈夫です。
④ワットアワー(Wh)
ワットアワーは「電気の使用量(消費電力)」を表す単位です。
電気契約においては「毎月どれくらいの電気を使用したか」を示しています。
検針票に記載されているので、よく目にする方も多いでしょう。
ワットアワーは下記の計算式で求められます。
【計算式】
ワットアワー(Wh)=ワット(W)×使用時間(h)
たとえば、500Wの家電を2時間使用した場合は1,000Wh(1kWh)となります。
電気アンペア数と電気料金の関係は?電気料金の仕組みを知っておこう

基本的にアンペア数が大きくなるほど基本料金が高くなりますが、そもそも「電気料金の仕組みがよくわからない」という方もいるでしょう。
アンペア数と電気料金の関係がわかれば料金プラン選びにも役立つので、ここで解説します。
電気アンペア数が大きいほど基本料金は高くなる
一般的に、電気料金は下記の計算式で算出されています。
【計算式】
電気料金=①基本料金+②電力量料金(従量料金)+③再エネ賦課金±④燃料費調整額
契約アンペア数は、上記の項目のうち「①基本料金」に大きく関係しています。
一般的に、アンペア数が大きくなるほど基本料金は高くなり、その分電気料金も高くなります。
「基本料金とか電気料金とか、違いがよくわからない!」という方のために、ここで簡単に説明するので参考にしてください。
①基本料金
電気の使用量に関わらず、毎月固定でかかる料金です。
電力会社によって「アンペア制」と「最低料金制」に分かれていますが、新電力会社のなかには基本料金を0円に設定しているところもあります。
- アンペア制
-
アンペア数が大きくなるほど基本料金が高くなる
多くの新電力会社、北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、九州電力が採用 - 最低料金制
-
最低料金で定められた電気使用量を超えると電力量料金がかかる
関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力が採用 - 基本料金0円
電気料金を節約したい場合、「アンペア数を下げれば基本料金が安くなるから、電気料金を節約できる」と思うかもしれません。
ですが、電気料金はほかの項目との合算で決まります。
ほかの3項目も合わせてチェックしておきましょう。
②電力量料金(従量料金)
実際に使った電気の使用量に応じて発生する料金です。
「電力量料金の単価×電気使用量」で算出されます。
使用量に応じて単価を3段階で設定(3段階料金)している電力会社が多いですが、新電力会社のなかには単価が一律に設定されているケースもあります。
せっかくアンペア数を下げて基本料金を節約しても、電気の使用量が増えると電気料金の節約にはならないので注意しましょう。
③再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)
再生エネルギー発電の発展のために徴収される料金です。
全国どの電力会社と契約しても同じ金額が徴収されます。
④燃料費調整額
発電に用いる化石燃料の価格は需要と供給に応じて変動しますが、その変動幅を電気料金に反映させるための費用が燃料費調整額です。
「燃料費調整単価×電気使用量」で算出されます。
化石燃料の市場価格が安くなればマイナス調整され電気料金が安くなり、反対に市場価格が高くなればプラス調整され電気料金が高くなります。
燃料費調整額は電力会社によって大きく異なるため注意しましょう。
また、同じ電力会社であっても料金プランや月によっても変動するので、契約前に公式ホームページで確認しておくと安心ですよ。
「基本料金が0円」の新電力会社は本当にお得なのか?
先述のとおり、新電力会社のなかには基本料金を0円に設定しているところがあります。
ですが、「基本料金が0円なら電気料金が安くなるはず!」と思って飛びつくのは要注意です。
というのも、電気料金は基本料金だけで決まるわけではないからです。
基本料金が0円でも、電力量料金の単価が高く設定されているかもしれませんし、燃料費調
整額が他社よりも割高かもしれません。
そのため、電気料金を節約できるかを検討する際はすべての項目を考慮して料金シミュレーションをしてみることが大切です。
当サイトではさまざまな新電力会社の料金シミュレーションを実施していますが、「基本料金が0円」の新電力会社のなかでおすすめなのはLooopでんきです。
Looopでんきでは電力量料金の単価が安い時間帯を意識して電気を使うだけで無理なく節電できますよ(ピークシフト)。
どれくらい電気料金が安くなるのか知りたい方は、下記の記事をチェックしてみてください。

ただし、電力会社の料金はエリアによって異なります。
そのため、人気の電力会社であっても自分が住んでいるエリアで必ず安くなるとは限りません。
「自分のエリアでおすすめの新電力会社が知りたい!」という方は、ぜひ下記の記事も参考にしてくださいね。

適切でないアンペア数契約のデメリット
今回は、新電力会社を契約する時に知っておいてほしい一般家庭の電気アンペア数の目安を紹介しました。
自分の暮らしにぴったり合ったアンペア数を選べば、ストレスなく快適に生活できるのはもちろん、無駄な出費もなくなるので電気料金の節約にもつながります。
新電力会社への乗り換えで電気料金の節約を考えている方は、このタイミングで本当に必要なアンペア数をチェックしてみましょう。
ただし、契約アンペア数の変更ができるのは1年に1回までです。
この記事で紹介したほかの注意点なども参考にして、賢く電気料金を節約してくださいね。

