ネット電力って何?私が電気代や評判を調べてみました。

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ネット電力は2021年から電気小売サービスを開始した電力会社です。

比較的新しい電力会社なので、あまり詳しい特徴を知らないという人も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではネット電力の電気代や評判について調べてみました。

「自分のエリア、世帯人数では電気代はどれくらい安くなるの?」
「メリットだけじゃなく、デメリットも事前に知っておきたい」
「ネット電力の評判が気になる!」

このような疑問を解決します。

新電力会社への乗り換えを検討している人は、この記事を参考にしてネット電力が自分に合っているかどうか判断してみてくださいね。

他の新電力会社や総合ランキングを知りたい方は以下の記事がおすすめです。

※この記事で紹介している電気代は基本料金と電力量料金で比較検討しています(燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金をのぞく)。
燃料費調整額の上限が設定されていない場合は、燃料価格の市場状況によっては電気代が高騰する可能性がある点に注意してください。

目次

ネット電力の会社概要

ネット電力は、SustainableEnergy(サステナブルエナジー)株式会社が運営している電力会社です。

2021年の創業当初は「サステナブルでんき」という名称でサービスを提供していました。

2023年5月1日からは名称が「ネット電力」に変更になったので、名前を聞いたことがないという方も多いかもしれません。

ネット電力は社名に「サステナブル」とあるとおり、持続可能エネルギーの推進を目標に掲げている会社です。

二酸化炭素の排出量ゼロ、再生可能エネルギー100%の供給を目指しています。

現在は、沖縄県と離島をのぞく全国に電力を供給しています。

創業2021年
資本金3,000万円
事業内容・電力の売買業務及び仲介業務
・発電及び電力供給業務
・発電に付随する熱エネルギー等の供給業務
・自然エネルギーによる発電に関する取引及び取引の仲介業務
・システム開発
・その他前号に付随関連する業務

ネット電力に乗り換えたら電気代はどれくらい安くなる?

新電力会社を検討する際に、もっとも気になるのが「乗り換えたら電気代はどれくらい安くなるか」だと思います。

ネット電力では現在、沖縄県と離島をのぞく全国に電力を供給しているので、ここではエリア別・世帯別に電気代を試算してみました。

また、毎月の電気代に影響を与える「燃料費調整額」についても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

エリア別・世帯人数別に電気代を比較してみた

現在、ネット電力が提供している料金プランは「ネットでんきBプラン」1つのみです。

ここでは、旧一般電気事業者(※)の相当プランの電気代を比較してみました。

世帯人数に応じて平均使用量をベースに試算したので、自分の電気使用量に近い部分を参考にしてみてください。

※電力自由化前から各エリアで電気を供給してきた大手電力会社のこと。東京電力や関西電力など。

北海道

北海道エリアでは、世帯人数に関係なくネット電力のほうが電気代が安くなりました。

電気使用量が多いほど電気代がお得になりますが、1人暮らしの人でもしっかり節約できる可能性があります。

北海道電力管轄内は全国でもっとも電気代が高いエリアなので、少しでも電気代を節約したいという方はネット電力を検討してみてくださいね。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
北海道電力6,627円11,174円20,526円
ネット電力4,800円8,000円14,315円
月間差額1,827円3,174円6,211円
年間差額21,920円38,084円74,533円

東北

東北エリアでも、北海道エリア同様にネット電力のほうが電気代が安くなりました

1人暮らしでも年間で2万円近く節約できるのは嬉しいですね。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
東北電力5,768円9,783円18,038円
ネット電力4,200円7,000円12,525円
月間差額1,568円2,783円5,513円
年間差額18,814円33,401円66,150円

北陸

北陸エリアでもネット電力に乗り換えた方が節約を期待できます。

北陸エリアは電気の使用量が多いという特徴がありますが、今回の試算条件以上に電気を使う家庭であってもネット電力のほうが電気代は安くなるでしょう。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
北陸電力5,649円9,423円16,926円
ネット電力3,585円5,975円10,485円
月間差額2,064円3,448円6,441円
年間差額24,764円41,378円77,294円

関東

関東エリアでも、世帯人数を問わずネット電力のほうが電気代が安くなることがわかりました。

関東エリアは進出している電力会社が多いのでどの会社が良いか迷う人も多いと思いますが、ネット電力の料金単価はかなり安いです。

ほかのエリアと違って従量部分の単価が一定なので、電気を多く使う家庭ほどメリットがあるでしょう。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
東京電力5,584円9,539円17,768円
ネット電力4,185円6,975円12,555円
月間差額1,399円2,564円5,213円
年間差額16,785円30,768円62,552円

中部

中部エリアでもネット電力のほうが安くなりましたが、差はそれほど大きくありません。

そのため、電力会社の乗り換え手続きが面倒だという人であれば、そのまま中部電力を利用していたほうがよいでしょう。

また、料金はそれほど変わらなくても特典やポイント制度が利用できる新電力会社があれば、そちらを検討してみてもよいかもしれません。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
中部電力4,225円7,102円13,001円
ネット電力4,155円6,925円12,435円
月間差額70円177円566円
年間差額835円2,119円6,793円

関西

関西エリアでは、世帯人数が少ない家庭では関西電力のほうが安いという結果になりました。

ファミリー世帯でもあまり節約は期待できません。

くわしくは後述しますが、ネット電力の安さの理由のひとつは基本料金が0円という点です。

関西電力も同様に基本料金を設けていないので(最低料金はある)、電気代の差が出なかったと考えられます。

また、関西電力は稼働している原子力発電所の数が多いので、その恩恵もあると思われます。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
関西電力3,337円5,908円11,499円
ネット電力3,660円6,100円10,980円
月間差額-323円-192円519円
年間差額-3,873円-2,301円6,225円

中国

中国エリアではネット電力への乗り換えにより、全世帯で節約が期待できます。

1人暮らしでも電気代が安くなりますが、電気の使用量が多いほどネット電力のほうがお得になるのでファミリー世帯は乗り換えを検討してみてください。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
中国電力5,345円9,296円17,516円
ネット電力3,900円6,500円11,670円
月間差額1,445円2,796円5,846円
年間差額17,341円33,553円70,153円

四国

四国エリアでもネット電力のほうが電気代が安いという結果になりました。

四国電力は全国的に見ても電気代が高めなので、確実に電気代を節約できる新電力会社を選びましょう。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
四国電力5,127円8,855円16,838円
ネット電力3,960円6,600円11,865円
月間差額1,167円2,255円4,973円
年間差額14,008円27,064円59,674円

九州

九州エリアではネット電力のほうが電気代が安くなりましたが、あまり大きな節約にはならないでしょう。

ただし、九州エリアではネット電力の従量部分の単価が一律に設定されています。

九州電力では電気の使用量が多いほど単価が高くなりますが、ネット電力は一律なので、電気を多く使う家庭ほどお得度がアップするでしょう。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
九州電力3,859円6,563円12,105円
ネット電力3,735円6,225円11,205円
月間差額124円338円900円
年間差額1,485円4,056円10,802円

燃料費調整額の金額も忘れずにチェックしておこう

一般的に、電気代は以下の計算式に基づいて決まります。

電気代=基本料金+電力量料金+再エネ賦課金±燃料費調整額

このうち、毎月の電気代に大きな影響を与えうるのが燃料費調整額です。

燃料費調整額とは、火力発電に用いる燃料の価格変動を電気代に盛り込むための調整額を指します。

燃料費調整額は以下のような特徴があるため、注意が必要です。

  • 燃料価格が高騰すれば燃料費調整額も高くなり、電気代も高くなる
  • ネット電力では燃料費調整額の上限が撤廃されている

この記事で試算した旧一般電気事業者が提供している規制料金プラン(従量電灯プラン)では燃料費調整額に上限が設定されているため、一定金額より高くなることはありません。

ですが、ネット電力には上限がないので、状況によっては電気代が予想よりも高くなってしまう可能性があります。

参考までに、東京電力の規制料金プランとネット電力の燃料費調整額の推移を紹介します。

参考:燃料費調整額の推移

ネット電力では2022年8月に燃料費調整額の上限が撤廃されました。

2023年1月使用分(2月検針分)から国の補助金が投入され安くなったものの、東京電力よりは高い値でずっと推移しています。

そのため、この記事でネット電力への乗り換えで安くなると紹介したケースであっても、タイミングによってはネット電力のほうが高くなる可能性があるので注意しましょう。

ただし、電気代の高騰リスクはどの電力会社にもあります。

事実、旧一般電気事業者の規制料金プランでも2023年6月以降基本料金や電力量料金の値上げを実施しています。

また、燃料費調整額は常に悪者というわけではない点も覚えておいてください。

今後、燃料価格が落ち着いてくれば燃料費調整額も下がるので、旧一般電気事業者の規制料金プランよりも電気代が安くなる可能性もあります。

燃料費調整額はエリアによっても料金が変わるので、自分のお住まいのエリアでしっかり料金シミュレーションをしてみてくださいね。

燃料費調整額は下記のお知らせページから確認できますよ。

参考:ネット電力

結論:中部・関西・九州エリア以外は乗り換えで節約が期待できる

試算の結果、中部・関西・九州エリア以外ではネット電力のほうが電気代を節約できる可能性があることがわかりました。

1人暮らしでも年間で1万円以上安くなるのは嬉しいですよね。

ネット電力は基本料金が無料で、従量料金(電力量料金)の単価も安く設定されているので、電気使用量が多い世帯ほど節約が期待できますよ。

ただし、タイミングによっては燃料費調整額の高騰リスクがある点はよく検討してみてください。

「燃料費調整額が高騰する可能性があるうちは旧一般電気事業者の規制料金プラン、燃料費調整額が落ち着いて来たらネット電力に乗り換える」というのもひとつの方法としておすすめです。

4つのメリット

ここでは、ネット電力のメリットを紹介します。

料金面でのメリットが多いので、しっかり確認しておきましょう。

基本料金0円だから全契約者にメリットあり

一般的に、電気代を支払う際には基本料金として契約アンペアに応じた料金を毎月支払っています。

設定金額は電力会社によって異なりますが、アンペア数が大きいほど、つまり使用する電気量が多いほど、基本料金が高くなる仕組みです。

下記の表は東京電力の基本料金ですが、1年単位でみるとかなりの金額を支払っていることがわかりますね。

例:東京電力「従量電灯プランB」

アンペア数基本料金(月額、税込)基本料金(年額、税込)
10A295.24円3,542.88円
15A442.86円5,314.32円
20A590.48円7,085.76円
30A885.72円10,628.64円
40A1,180.96円14,171.52円
50A1,476.20円17,714.40円
60A1,771.44円21,257.28円

ネット電力では基本料金が無料なので、実際に電気を使った分だけ支払えばOKです。

そのため、電気使用量が少ない家庭も多い家庭も、基本料金分の節約を期待できる点が大きなメリットと言えます。

電力使用量が多い家庭ほどお得な料金体系

ネット電力では、従量料金(電力量料金)の単価が安い点も大きなメリットです。

この記事で試算した旧一般電気事業者の規制料金プラン(従量電灯プラン)では、電気の使用量が多くなると段階的に単価が高くなります。

一方、ネット電力ではエリアによって異なりますが、使用量によらず一律か、または使用量が多いほど単価が安くなります

一例として、関東エリアと北陸エリアの単価を比較してみました。

電力量料金(1kWh)関東エリア北陸エリア
東京電力ネットでんきB北陸電力ネットでんきB
〜120kWh30.00円27.90円30.83円23.90円
121-300kWh36.60円34.72円
301kWh〜40.69円36.43円22.10円

ネット電力では電気を多く使うほどお得感がアップし、電気代の節約につながりますよ。

手数料や解約金がかからない

ネット電力では契約時の手数料はかかりません。

契約期間は基本的には供給開始日から1年間で、その後は自動更新になりますが、途中で解約しても解約金は発生しません

新電力会社によっては最低契約期間が定められており、解約金の支払いが必要になるケースもありますが、ネット電力では基本的に電気代以外に費用は発生しません。

ネット電力を契約したあとに、「やっぱりほかの電力会社に乗り換えたい」という場合でも、安心して解約できますよ。

30分ごとに電気の使用量と調達価格を確認できる

ネット電力では社会全体の電力不足の解消に貢献できるよう、デマンドレスポンスサービスを導入しています。

公式ホームページのマイページ上にて30分ごとの電気の使用量と、翌日の電気の調達価格を確認することが可能です。

電気を使いすぎている場合は調整できますし、効率よく電気を使うことで社会貢献にもなります。

うまく活用してみましょう。

4つのデメリット

ネット電力に乗り換えれば、エリアや世帯人数によっては電気代を節約できることがわかりました。

ですが、電力会社を乗り換える際は電気代だけで判断するのではなく、デメリットも知っておくことが大切です。

利用できるメニューが限られる

現在ネット電力で契約できるのは、「ネットでんきBプラン」の1つだけです。

ネット電力では下記のようなプランは用意されていないので注意しましょう。

取り扱いのないプラン
  • オール電化住宅向けプラン
  • 電気とガスのセットプラン
  • 各種特典つきプラン

特典やキャンペーンがない

新電力会社のなかには、特典やキャンペーン、ポイント制度を設けているところがあります。

内容は各社さまざまですが、たとえばポイントを貯めると電子マネーと交換できたり、電気代に充当したりできるので、お得に活用したいと考えている人には嬉しいサービスです。

ですが、特典やキャンペーンがないことが全員にとってマイナスになるわけではありません。

というのも、特典やキャンペーンを利用する際には電気契約とは別に手続きが必要になるケースが多いです。

ポイントをためるのもコツコツとミッションを達成する必要があるなど、手間がかかります。

そのため、「契約以外に手続きの手間を増やしたくない」「切り替えで電気代が安くなれば特典は不要」という人にはたいしてデメリットにはならないでしょう。

支払い方法はクレジットカードのみ

ネット電力の支払い方法はクレジットカードのみです。

電力会社によっては口座振替やコンビニ支払いなど選択肢を多くそろえているので、クレジットカードを使いたくないという人はほかの電力会社を検討したほうがよいでしょう

燃料費調整額の金額次第では電気代が高くなる

繰り返しになりますが、燃料費調整額の金額次第では旧一般電気事業者の規制料金プラン(従量電灯プラン)よりもネット電力のほうが高くなる可能性がある点には注意しましょう。

燃料価格は市場の需要と供給に大きく左右されます。

社会情勢の影響も強く受けるので、ネット電気への乗り換えを検討している人は今後の動向も必ずチェックするようにしてください。

燃料価格が高騰した際でもなるべく電気代の上げ幅を抑えたいという人であれば、旧一般電気事業者の規制料金プランを選ぶとよいでしょう。

ネット電力の評判を調べてみました

ここまでネット電力の特徴を紹介してきましたが、実際の評判はどうなのか、契約者のリアルな意見を紹介します。

ポジティブな評判

ネット電力は設立から間もない電力会社ということもあり、残念ながらポジティブな内容の評判は見つけられませんでした。

ネガティブな評判

ネガティブな評判としては、料金面での口コミが見られたので紹介します。

電源調達費調整額は燃料費調整額と同じものと考えてもらって問題ありません。

2022年8月分の電気代から燃料費調整額が適用されたため、電気代が高騰したことにたいする口コミが見られました。

ネット電力のデメリットとしても紹介しましたが、燃料費調整額の金額次第では電気代がかなり高額になるリスクがある点には注意しましょう。

ネット電力がおすすめな人の特徴は?

ここまで紹介してきた特徴を考慮して、ネット電力をおすすめできる人の特徴を挙げてみました。

おすすめできる人
  • 中部・関西・九州エリア以外にお住まいの人
  • 基本料金が0円の電力会社を選びたい人
  • 電気の使用量が多い家庭
  • 特典やキャンペーンは不要な人
  • クレジットカードで支払える人
  • 企業の知名度より電気代の安さを重視したい人

補足しておくと、ネット電力は現時点で知名度が高い会社というわけではありませんが、電気の品質や安定性にはまったく問題ありません

というのも、新電力会社が担当しているのは電力の販売のみで、電気設備や送電に関してはこれまでどおり地域の電力会社が担当するからです。

停電した場合でも、復旧までの時間に差がでるわけではありません。

万が一、ネット電力が事業から撤退した場合でも急に電気が使えなくなるというようなことはないので安心してくださいね。

ネット電力の供給エリアや申し込み方法を確認しよう

最後に、ネット電力の供給エリアや新規の申し込み方法を確認しておきましょう。

供給エリア

ネット電力は、沖縄県と離島を除く全国で契約が可能です。

  • 北海道電力エリア
  • 東北電力エリア
  • 北陸電力エリア
  • 東京電力エリア
  • 中部電力エリア
  • 関西電力エリア
  • 中国電力エリア
  • 四国電力エリア
  • 九州電力エリア

ただし、マンションなどの集合住宅で高圧一括受電をしている場合は対象外になるので注意してください。

申し込み方法

電力会社を乗り換える際は、引っ越し先で新しく契約する場合と現在住んでいる家で乗り換える場合とでやるべき内容が異なるので、ここで確認しておきましょう。

申し込み自体は公式ホームページからで簡単にできるので安心してくださいね。

引っ越し先でネット電力を新規契約する場合

引っ越し先で新しくネット電力を契約したい場合は、一度ほかの電力会社と契約したあとでなければネット電力に申し込めません

ほかの電力会社を探すのが面倒だという人は、現在契約している電力会社で引っ越しの手続きをおこなうとよいでしょう。

どの電力会社を選ぶにせよ、短期間の解約でも解約金が発生しない電力会社を選ぶようにしてください。

現在住んでいる家でネット電力に乗り換える場合

次に、現在住んでいる家で乗り換える場合の方法を説明します。

①検針票を用意してネット電力の公式ホームページから申し込む

現在契約中の電力会社へは解約の連絡は不要です。

ネット電力が代行してくれるので安心してくださいね。

ネット電力の公式ホームページから申し込み手続きを進めましょう。

申し込みには下記の情報が必要になるので、現在契約中の電力会社が発行する検針票を用意しておいてください。

  • 現在契約中の電力会社名
  • 現在契約しているプラン名
  • お客様番号(契約番号)
  • 電気の供給地点番号

など

申し込み時に支払い方法の登録としてクレジットカード情報も必要になるので、用意しておきましょう。

②未設置の場合はスマートメーターを設置する

スマートメーターとは、電気の使用量を自動計測する電力メーターです。

未設置の場合は設置工事が必要ですが、大がかりな工事ではないので、基本的に立ち合いは不要です。

設置費用もかからないので安心してください。

ただし、工事を伴う容量変更の場合には費用が発生する可能性があります。

また、切り替えの際に5分程度の停電が発生する場合があるので、日程など詳しいことは事前に確認しておきましょう。

③利用開始

契約の申し込みをした住所の検針日に準じた切り替えになります。

そのため、次回検針日になるか次々回検針日になるかは、申し込みのタイミングや契約者の設備状況により異なります。

なお、利用開始日にすることはとくにないので、いつもどおりの生活を送ってもらって問題ありません。

結論:ネット電力への乗り換えはタイミングが重要

今回は、ネット電力の電気代や評判について調べてみました。

エリアや世帯人数によってはネット電力への乗り換えによって電気代を安くできる可能性があるので、この記事の試算結果をぜひ参考にしてください。

ただし、評判にもあったとおり、燃料費調整額の変動には注意しましょう。

燃料費調整額は社会情勢によって大きく変動するので、乗り換えをするタイミングはとても重要です。

「燃料価格が値上がりする可能性があるうちは旧一般電気事業者の規制料金プラン、燃料価格が落ち着いて来たらネット電力に乗り換える」というのもひとつの方法ですよ。

電力会社としての知名度は現時点ではそれほど高くありませんが、この記事で紹介した特徴などを参考にして、自分に合う電力会社かどうかを判断してみてくださいね。

総合ランキングを見て検討したいという方は以下の記事を参考にしてください。

安藤 敦士
株式会社DIGITALIO 代表取締役COO兼メディア管轄役員
2009年に入社。web広告関連の新規事業立ち上げやソーシャルゲーム3タイトルの責任者、社長直下プロジェクトのアプリPMなどを歴任し2014年からポイント関連事業に従事。2019年10月よりVOYAGE MARKETING(現DIGITALIO)取締役メディア事業管轄に就任し、2023年5月よりDIGITALIO代表取締役COOに就任。
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