私がHTBエナジー(HISでんき)の電気料金が高いのか調べたよ

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全国で26万件以上(※2020年10月時点)の契約実績をほこるHTBエナジー。

電気の料金プランが豊富で、無料のかけつけサポートや特典も利用できる人気の新電力会社です。

ですが、エリアによって料金設定が異なるため、自分が乗り換えて本当に電気料金が安くなるか疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、HTBエナジーの電気料金が高いのか、全プランをエリアごとに徹底的に調べてみました。

世帯別の平均使用量で料金を試算したので、だいたいどれくらい安くできるかもわかりますよ。

電気の単体契約はもちろん電気・ガスセット契約も試算してみたので、電力会社の乗り換え先を探している人はぜひチェックしてくださいね。

他の新電力会社や総合ランキングを知りたい方は以下の記事がおすすめです。

※この記事で紹介している電気料金は基本料金と電力量料金で比較検討しています(燃料費調整額および原料費調整額をのぞく)。

燃料費調整額の上限が設定されていない場合は、燃料価格の市場状況によっては電気料金が高騰する可能性がある点に注意してください。

目次

HTBエナジーで契約できるプラン一覧

現在HTBエナジーでは4つの電気プランと電気・ガスセットプランがありますが、それぞれ利用できるエリアが異なります

一覧表にまとめたので、自分のエリアを確認してみてください。

〇:提供あり -:提供なし

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プラン北海道東北北陸関東中部関西中国四国九州沖縄
電気ベーシック
ママトク
MUSUBI
ぜんぶでんき
ガス

電気プラン|HTBエナジーvs旧一般電気事業者、安いのはどっち?

ここでは、HTBエナジーの以下3プランの料金を旧一般電気事業者と比較します。

  • ベーシックプラン
  • ママトクプラン
  • MUSUBIプロジェクト(社会貢献プラン)

旧一般電気事業者とは、電力自由化前から各エリアで電気を供給してきた大手電力会社を指します(東京電力や関西電力など)。

エリア別・世帯別に料金を比べてみたので、参考にしてください。

各プランの概要をチェック

まずは、各プランの特徴を紹介します。

ベーシックプラン

30A〜60Aの契約に対応している一般家庭向けの料金プランです。1人暮らしの人や2世帯住宅にお住いの人におすすめです。旧一般電気事業者では契約アンペアが大きくなるほど基本料金も高くなりますが、HTBエナジーでは基本料金が定額で安く抑えられている点が大きなメリットです。

ママトクプラン

ママトクプランは、決まった時間帯に電気を多く使う人におすすめのプランです。
下記の時間帯のうち、任意の2時間の電力量料金が毎日2時間無料になります。

  • 6時~8時(朝ママトクプラン)
  • 19時~21時(ママトクプラン)
  • 22時~24時(ミッドナイトママトクプラン)

指定時間内に電気をまとめて使う家庭であれば電気料金の節約を期待できるでしょう。

MUSUBIプロジェクト(社会貢献プラン)

電気料金のうち、4.5%をHTBエナジーが提携しているパートナー団体へ寄付するプランです。

エリアによってはベーシックプランよりは少し割高になるケースもありますが、日常的に寄付活動に参加したい人におすすめですよ。

エリア別・世帯別に電気料金を比較してみた

次に、エリア別・世帯別に電気料金を比較した結果を紹介します。

自分のお住まいのエリアをチェックしてみてください。

北海道

北海道エリアでは、どのプランを利用しても世帯人数に関係なくHTBエナジーのほうが電気料金が安くなりました

北海道電力管轄内は全国で最も電気料金が高いエリアです。

1人暮らしの方でもしっかり電気料金を節約できる可能性があるので、ぜひHTBエナジーへの乗り換えを検討してみてください。

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試算条件ベーシックプランママトクプランMUUBIプロジェクト
1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
北海道電力6,627円11,174円20,526円6,627円11,174円20,526円6,627円11,174円20,526円
HTBエナジー5,320円8,500円14,860円5,540円9,065円16,067円5,527円8,894円15,920円
月間差額1,307円2,674円5,666円1,086円2,108円4,459円1,100円2,280円4,607円
年間差額15,680円32,084円67,993円13,036円25,301円53,506円13,194円27,354円55,278円

東北

東北エリアにおいても、HTBエナジーへの乗り換えにより全プラン・全世帯で電気料金の節約が期待できることがわかりました。

北国では冬場の暖房にガスや灯油を併用する家庭が多いので、電気料金を節約して光熱費全体の費用を減らしましょう。

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試算条件ベーシックプランママトクプランMUUBIプロジェクト
1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
東北電力5,768円9,783円18,038円5,768円9,783円18,038円5,768円9,783円18,038円
HTBエナジー4,720円7,500円13,060円4,722円7,756円14,318円3,980円6,843円12,910円
月間差額1,048円2,283円4,978円1,046円2,027円3,720円1,788円2,941円5,128円
年間差額12,574円27,401円59,730円12,546円24,325円44,635円21,460円35,291円61,530円

北陸

北陸エリアでもHTBエナジーへの乗り換えで電気料金の節約が期待できます

北陸エリアは間取りの広い家が多いこともあり電気の使用量が多いので、試算条件以上に電気を使う家庭が多いかもしれません。

HTBエナジーは北陸電力と異なり電力量料金の単価が固定なので、使用量が多い家庭でもお得に利用できるでしょう。

北陸エリアに進出している新電力会社はそれほど多くはないので、電気料金の節約を考えている人はHTBエナジーへの乗り換えを検討してみてくださいね。

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試算条件ベーシックプランママトクプランMUUBIプロジェクト
1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
北陸電力5,649円9,423円16,926円5,649円9,423円16,926円5,649円9,423円16,926円
HTBエナジー4,345円6,875円11,935円4,028円6,548円11,818円3,519円5,934円11,484円
月間差額1,304円2,548円4,991円1,621円2,876円5,108円2,130円3,490円5,442円
年間差額15,644円30,578円59,894円19,451円34,507円61,296円25,560円41,874円65,302円

関東

関東エリアでもプランや世帯人数を問わず電気料金が安くなることがわかりました。

関東エリアでは利用できる新電力会社が多いので、どこの会社が良いか迷う人も多いと思います。

その場合は電気料金に加え、特典やサービス内容も考慮して決めるとよいでしょう。

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試算条件ベーシックプランママトクプランMUUBIプロジェクト
1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
東京電力5,584円9,539円17,768円5,584円9,539円17,768円5,584円9,539円17,768円
HTBエナジー4,840円7,700円13,420円4,639円7,690円14,411円4,038円6,972円13,249円
月間差額744円1,839円4,348円945円1,849円3,357円1,546円2,567円4,518円
年間差額8,925円22,068円52,172円11,341円22,188円40,285円18,549円30,804円54,221円

中部

HTBエナジーのベーシックプランと中部電力の従量電灯Bプランを比べると、ベーシックプランのほうが少しだけ割高になります。

ただし、電気の使用量が多いほど金額差は小さくなります。

HTBエナジーのベーシックプランには無料のかけつけサービスがついてくるので、その点を魅力に感じるのであればそれほど金額差は気にならないかもしれません。

なお、中部エリアではママトクプランは利用できないので注意してください。

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試算条件ベーシックプランMUUBIプロジェクト
1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
中部電力4,225円7,102円13,001円4,225円7,102円13,001円
HTBエナジー4,795円7,625円13,285円4,148円6,985円12,816円
月間差額-570円-523円-284円77円117円186円
年間差額-6,845円-6,281円-3,407円918円1,398円2,226円

関西

関西エリアでは、社会貢献プラン以外では関西電力よりもHTBエナジーのほうが割高になることがわかりました。

関西電力は原子力発電を活用しているので、電気料金を安く抑えられていると考えられます。

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試算条件ベーシックプランママトクプランMUUBIプロジェクト
1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
関西電力3,337円5,908円11,499円3,337円5,908円11,499円3,337円5,908円11,499円
HTBエナジー4,275円6,905円12,165円5,210円7,803円13,580円3,245円5,816円11,406円
月間差額-938円-997円-666円-1,873円-1,895円-2,082円92円92円92円
年間差額-11,253円-11,961円-7,995円-22,478円-22,742円-24,980円1,109円1,109円1,109円

中国

中国エリアでは、HTBエナジーへの乗り換えにより全プラン・全世帯で電気料金の節約が期待できます

電気の使用量が多いほどHTBエナジーのほうがお得になるので、ファミリー世帯は乗り換えを検討してみましょう。

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試算条件ベーシックプランママトクプランMUUBIプロジェクト
1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
中国電力5,345円9,296円17,516円5,345円9,296円17,516円5,345円9,296円17,516円
HTBエナジー4,425円7,155円12,615円5,205円7,809円13,319円3,340円6,084円11,890円
月間差額920円2,141円4,901円140円1,487円4,197円2,005円3,212円5,626円
年間差額11,041円25,693円58,813円1,678円17,842円50,368円24,063円38,547円67,515円

四国

四国エリアでは、ママトクプランの1人暮らし以外ではHTBエナジーのほうが電気料金が安くなることがわかりました。

四国電力では稼働している原子力発電所が少ないため、全国的に見ても電気料金は割高傾向です。

HTBエナジーであれば節約を期待できるので検討してみてくださいね。

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試算条件ベーシックプランママトクプランMUUBIプロジェクト
1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
四国電力5,127円8,855円16,838円5,127円8,855円16,838円5,127円8,855円16,838円
HTBエナジー4,485円7,255円12,795円5,657円8,027円13,655円3,441円6,140円12,065円
月間差額642円1,600円4,043円-530円828円3,183円1,686円2,715円4,773円
年間差額7,708円19,204円48,514円-6,356円9,934円38,194円20,231円32,579円57,275円

九州

九州電力は全国でもっとも電気料金が安いため、新電力会社に乗り換える際には料金プランをよく検討する必要があります。

HTBエナジーのベーシックプランでは電気消費量が多い家庭であれば節約が期待できますが、それほど大きな差ではないのでHTBエナジーのサービス面に魅力を感じるかどうかで決めると良いでしょう。

ママトクプランは基本的にHTBエナジーのほうが割高でしたが、電力量料金が無料の時間帯に集中して電気を使う家庭であれば、HTBエナジーのほうが安くなるかもしれません。

自分の電気使用量と比べてみてくださいね。

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試算条件ベーシックプランママトクプランMUUBIプロジェクト
1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族1人暮らし2人家族4人家族
30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh30A、150kWh40A、250kWh50A、450kWh
九州電力3,859円6,563円12,105円3,859円6,563円12,105円3,859円6,563円12,105円
HTBエナジー4,330円6,850円11,890円4,340円7,094円12,961円3,678円6,281円11,700円
月間差額-471円-287円215円-481円-531円-855円181円282円405円
年間差額-5,655円-3,444円2,582円-5,769円-6,370円-10,265円2,169円3,384円4,862円

結論:お得な電力会社はエリア・世帯人数によって異なる

HTBエナジーの料金プランを試算してみた結果、エリアや世帯人数によって結果が大きく異なることがわかりました。

HTBエナジーへの乗り換えにより年間で5万円以上節約できるケースから、逆に電気料金が高くなるケースまでさまざまです。

ただし、正確な電気使用量は家庭によって異なるため、必ずしも今回の試算結果どおりになるとは限りません。

乗り換える前には、自分の使用量と照らし合わせて料金シミュレーションをしてみてくださいね。

オール電化プラン|HTBエナジーvs旧一般電気事業者、安いのはどっち?

HTBエナジーでは、下記の6エリアでオール電化住宅向けプラン「ぜんぶでんき」を利用できます。

  • 東京電力エリア
  • 中部電力エリア
  • 関西電力エリア
  • 中国電力エリア
  • 四国電力エリア
  • 九州電力エリア

オール電化住宅向けの料金プランを提供している新電力会社はそれほど多くはないので、乗り換え先を探している人はぜひチェックしてください。

エリア別に料金単価を比較してみた

オール電化住宅向けの料金プランは、どの時間帯に多く電気を使うかで料金が大きく変動します。

そのため、電気料金の試算が難しいので、ここでは料金単価を比較してみました。

下記に、各エリアの旧一般電気事業者と比べたときのHTBエナジーの割引率をまとめたので参考にしてください。

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エリア東京中部関西中国四国九州
比較プランスマートライフプランスマートライフプランはぴeタイムR電化Styleコースでんかeマンションプラン電化でナイト・セレクト
割引率基本料金4%~7%割引14%~37%割引12%~14%割引12%~23%割引4%~13%割引
電力量料金30%~37%割引2%~3%割引6%~7%割引31%~35%割引33%~44%割引50%~9%割引

結論:どのエリアもHTBエナジーのほうが料金設定が安い

基本料金も電力量料金もHTBエナジーのほうが安く設定されているので、乗り換えるだけで電気料金の節約が期待できますよ。

とくに中国地方や四国地方はオール電化住宅の普及率が高いので、HTBエナジーへの乗り換えを検討してみてくださいね。

ただし、電力自由化前から旧一般電気事業者のオール電化住宅向けプラン(旧オール電化プラン)を契約している人は、電力会社を乗り換えると電気料金が高くなる可能性があります。

旧オール電化プランより電気料金が安くなるプランは今ではほとんどないので、乗り換えを検討するよりも節電方法を工夫するほうが電気料金を節約できるでしょう。

電気・ガスセット|HTBエナジーvs大手電力・ガス会社、安いのはどっち?

HTBエナジーでは下記の3エリアで電気とガスをセットで契約できます。

  • 東京ガスエリア
  • 東邦ガスエリア
  • 大阪ガスエリア

ここでは、電気は旧一般電気事業者・ガスは大手ガス会社でバラバラに契約しているケースと、HTBエナジーの電気・ガスセットを契約しているケースで料金を比較してみました。

自分のお住まいのエリアをチェックしてみてください。

エリア別に電気・ガスセット料金を比較してみた

HTBエナジーではガスをお得な料金で利用できるほか、セット割として毎月102円が割引されます。

下記はセット割を反映した料金なので、参考にしてください。

東京ガスエリア

電気を東京電力「従量電灯プラン」、ガスを東京ガス「一般料金プラン」で契約しているケースと、HTBエナジーで電気・ガスセットを契約するケースを比べました。

結果として、東京ガスエリアではどの世帯においてもHTBエナジーのほうが安くなることがわかりました。

HTBエナジーのガスは、東京ガスと比べて3%割引で利用できる点が大きなメリットです。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
電気:30A、150kWh
ガス:7m³
電気:40A、250kWh
ガス:15m³
電気:50A、450kWh
ガス:30m³
電気:東京電力
ガス:東京ガス
7,447円12,664円23,111円
電気:HTBエナジー
ガス:HTBエナジー
6,484円10,471円18,458円
月間差額963円2,193円4,653円
年間差額11,561円26,315円55,834円

東邦ガスエリア

電気を中部電力「従量電灯Bプラン」、ガスを東邦ガス「がすてきトクトク料金」で契約しているケースと、HTBエナジーで電気・ガスセットを契約するケースを比べました。

試算の結果、東邦ガスエリアでは電気・ガスの使用量によってお得な会社が異なることがわかりました。

使用量が少ない1人暮らしや2人暮らしの家庭では、それほど大きな差ではありませんが中部電力+東邦ガスのほうが割安になりました。

一方、使用量が多いファミリー世帯ではHTBエナジーに乗り換えたほうが光熱費の節約が期待できるでしょう。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
電気:30A、150kWh
ガス:7m³
電気:40A、250kWh
ガス:15m³
電気:50A、450kWh
ガス:30m³
電気:中部電力
ガス:東邦ガス
6,445円10,993円20,470円
電気:HTBエナジー
ガス:HTBエナジー
6,814円11,244円20,298円
月間差額-369円-251円172円
年間差額-4,424円-3,012円2,063円

大阪ガスエリア

電気を関西電力「従量電灯Aプラン」、ガスを大阪ガス「一般料金プラン」で契約しているケースと、HTBエナジーで電気・ガスセットを契約するケースを比較しました。

試算してみたところ、HTBエナジーに乗り換えると料金が割高になってしまうことがわかりました。

ガス料金だけで比べると、HTBエナジーは大阪ガスから2%〜5%ほど割引価格で利用できます。

ですが、関西電力の電気料金がかなり安いため、今回のような結果になったと考えられます。

試算条件1人暮らし2人家族4人家族
電気:30A、150kWh
ガス:7m³
電気:40A、250kWh
ガス:15m³
電気:50A、450kWh
ガス:30m³
電気:関西電力
ガス:大阪ガス
5,320円9,289円17,805円
電気:HTBエナジー
ガス:HTBエナジー
6,116円10,116円18,243円
月間差額-796円-827円-438円
年間差額-9,553円-9,925円-5,255円

結論:電気とガスの使用量次第ではベストな会社が変わることも

今回紹介した試算結果はあくまで平均的な使用量を想定した結果です。

そのため、電気とガスのどちらの使用量が多いか、また、どちらの料金が割安なのかによって結果が変わる可能性があることは覚えておきましょう。

例えば、在宅ワークが多い家庭では電気使用量が増えますし、毎日お風呂の追い炊き機能を使う家庭ではガスの使用量が増えます。

料金面を見れば、大阪エリアの場合、ガスはHTBエナジーのほうが割安ですが電気は関西電力のほうが安く設定されています。

平均的な使用量の家庭の場合は今回の試算結果を参考にしてもらえればOKですが、使用量に偏りがある場合は契約前に料金シミュレーションをしてみることをおすすめします。

HTBエナジーは無料かけつけサービスと豊富な特典が魅力

電力会社の乗り換えを検討する際は、電気料金だけではなく割引特典やサービス面もチェックしましょう。

乗り換えによって電気料金がそれほど安くならなくても、特典内容が魅力的であればお得感があります。

ここでは、HTBエナジー契約者が利用できる特典を紹介するので参考にしてください。

無料のかけつけサービスがある

HTBエナジーでは対象の電気プランを契約すると、無料のかけつけサービスを利用できます。

サービス名対象プラン内容
あんしんサポート365ぜんぶでんき・電気設備のトラブル
・水廻りのトラブル
・ガス機器のトラブル
・窓ガラスのトラブル
・玄関鍵のトラブル
あんしんサポート365プラスベーシックプラン・あんしんサポート365の内容
・通信端末修理費用保険特典

漏電ブレーカーが落ちた、排水管が詰まった、給湯器から水漏れしている、窓ガラスにヒビがはいった、鍵を失くしてしまったなど、幅広いトラブルをサポートしてもらえますよ。

家の設備でトラブルがあったときに自分で専門業者を探すのは大変ですが、HTBエナジーであれば専門の窓口に電話するだけでトラブル内容に合った作業スタッフを手配してくれますよ。

いずれも24時間受付してくれるので、毎日の生活の心強い味方になるでしょう。

ただし、サービスメニューによっては利用回数に制限がある点と、30分を超える作業については10分ごとに1,650円(税込)の延長料金が発生する点には注意してください。

また、「あんしんサポート365プラス」では通信端末の修理費用保険特典も利用できる点にも注目です。

スマホの修理費用を最大3万円、修理不可の場合は最大7,500円までサポートしてもらえますよ(年間1回まで)。

利用回数無制限の旅行割引や豊富なクーポンがある

HTBエナジーでは以下の特典を利用できます。

1人暮らしでもファミリー世帯でも楽しめる特典が盛りだくさんですよ。

旅行代金割引(HIS BENEFIT DESK)

旅行会社のHISが提供する旅行代金が1人あたり最大3,000円割引になります。

国内旅行も海外旅行も対象で、嬉しいことに利用回数の制限がありません。

利用するほどお得なので、旅行が好きな人には嬉しい特典です。

クーポン配布

さまざまなジャンルのクーポンを利用できます。

  • グルメ・レストラン:最大50%割引、50種類以上のクーポンをご用意
  • ショッピング:最大20%割引
  • エンターテインメント:カラオケやインターネットカフェが最大30%割引
  • レジャーガソリン代値引き、日帰り湯、レジャーランド、サファリパーク

など

お買い物優待サービス

配送料が全国無料(月6 回まで)、最大7,000 円分の買物がお得になるクーポンなど、さまざまな特典付きでネットスーパーを利用できるサービスです。

HTBエナジーの注意点を知っておこう

電気料金の安さや豊富な特典などメリットが多いHTBエナジーですが、もちろん注意点もあります。

ここでは、契約前に知っておいてほしい注意点を4つ紹介します。

現在事業再建中、今後の動向に注目

HTBエナジーは、もともと旅行会社HISの子会社として電力小売事業をスタートさせました。

しかし、燃料価格の高騰などにより業績が悪化し、事業再建のために2022年5月に株式会社HBD(株式会社光通信の連結子会社)へ全株式が譲渡されています。

現在はHISの連結対象グループ会社から外れて事業再建中という点を不安に感じる人もいるかもしれませんが、サービスはこれまでどおり継続されています。

ただし、電力事業は社会情勢に左右される側面が大きいので、世界情勢が不安定な間は今度の動向にも注目しておきましょう

なお、仮にHTBエナジーが事業を撤退することになっても、急に電気やガスが使えなくなるということはないので安心してくださいね。

追加の調整額によっては電気料金が高くなることがある

以下の2つの理由により、HTBエナジーの電気料金が高くなる可能性があります。

  • 「燃料費調整額」の上限撤廃
  • 独自の調整額「電源調達調整費」の導入

一般的に、電気料金は以下の計算式に基づいて決定されています。

電気料金=基本料金+電力量料金+再エネ賦課金±燃料費調整額

「燃料費調整額」とは、火力発電に用いる燃料の価格変動を電気料金に盛り込むための調整額を指します。

旧一般電気事業者が提供している規制料金プランでは「燃料費調整額」に上限が設定されており、燃料価格が高騰しても電気料金が一定金額より高くなることはありません

ですが、旧一般電気事業者において電力自由化以降にできたプランや新電力会社では上限が設定されていないため、燃料価格が高騰すれば電気料金が想定以上に高くなる可能性があります。

また、HTBエナジーでは独自の追加調整として「電源調達調整費」も徴収しています。

2022年以降、電力会社は値上げに踏み切ったり事業を撤退したり、電力業界の変化は激しくなっています。

HTBエナジーだけが特別に電気料金が高くなるというわけではありませんが、「燃料費調整額」などの影響によっては、この記事の試算結果と異なりHTBエナジーの電気料金のほうが高くなる可能性もある点に注意してください。

タイミングによっては解約金が発生する

HTBエナジーでは、契約者の都合で1年未満に解約する場合は2,200円(税込)の解約金が発生します。

そのため、「HTBエナジーに乗り換えて合わなければすぐ違う電力会社に乗り換えよう」と考えている人は注意が必要です。

ただし、引っ越しが理由で1年未満の解約をする場合には解約金は不要です。

それほど大きな金額ではありませんが、電気料金の節約のために電力会社を乗り換えるのに解約金を支払うのはもったいないです。

なるべく無駄な出費はしないよう、1年以上の契約を検討してみましょう。

10A〜20Aの契約はできないが気にする必要なし!

HTBエナジーの契約アンペア数はいずれのプランも30A〜60Aに限定されています。

アンペア数が上がるとその分料金も高くなるので、電気使用量があまり多くない人は10A〜20Aで契約したいと考えている人もいるかもしれません。

ですが、HTBエナジーの場合はあまり気にする必要はありません。

というのも、一般的な電力料金プランでは、アンペア数が上がるごとに基本料金も高くなりますが、HTBエナジーではアンペア数に関係なく定額だからです。

例:東京エリアの基本料金

東京電力HTBエナジー
30A885.72円550円
40A1,180.96円550円
50A1,476.20円550円
60A1,771.44円550円

1人暮らしでは20A〜30Aでの契約が目安と言われていますが、快適に電気を使うためには30Aがおすすめです。

HTBエナジーなら基本料金の値上がりを気にすることなく利用できますよ。

HTBエナジーがおすすめなのはどんな人?

ここまで紹介してきた特徴を考慮して、HTBエナジーをおすすめできる人の特徴を挙げてみました。

おすすめできる人
  • 豊富な料金プランから選びたい人
  • 電気料金の支払いで寄付もしたい人
  • オール電化住宅に住んでいる人
  • 無料のかけつけサービスを利用したい人
  • 旅行割引特典を利用したい人

ベースプランとママトクプランはエリアや世帯人数によってお得になるかどうかが変わるので、試算結果を参考にしてくださいね。

HTBエナジーの概要

ここでは、HTBエナジーの概要を紹介します。

サービスの供給エリアや支払い方法など、細かなポイントもしっかりチェックしておきましょう。

供給エリア

HTBエナジーは全国規模で利用できる数少ない新電力会社ですが、一部例外もあります。

また、HTBエナジーは電気とガスの供給エリアが異なる点にも注意しましょう。

電気

沖縄県を除く全国(離島を除く)。

ただし、一部例外もあるので詳細な地域は公式ホームページで確認してください。

参考:Q&A(電気)Q1対象エリアはどこ?|HTBエナジー

ガス

東京ガスエリア、東邦ガスエリア、大阪ガスエリア

支払い方法

HTBエナジーでは下記の方法を利用できます。

  • クレジットカード
  • 口座振替

どちらも手数料無料で利用できるので、都合が良いほうを選びましょう。

ただし、契約当初は「コンビニ払い」に設定されており、振込手数料330円がかかります。

契約の申し込みをしたら忘れずにマイページで支払い方法を変更しましょう。

手数料・解約金など

HTBエナジーでは契約や解約の際に手数料はかかりませんが、1年未満の解約では解約金(税込2,200円)が発生します。

引っ越しが理由で解約する場合は解約金は不要ですが、それ以外のケースでは支払いが必要なので、1年以上の契約を検討してみてください。

HTBエナジーへの申し込み方法

ここでは、HTBエナジーへの申し込み方法を説明します。

電力会社の乗り換え自体はインターネットで簡単に行えるので、忙しい人でも安心です。

ただし、現在住んでいる家で乗り換える場合と引っ越し先で乗り換える場合で少し対応が異なるので確認しておきましょう。

①現在契約中の電力会社に解約の連絡をする

現在住んでいる家でHTBエナジーに乗り換える場合は、現在契約中の電力会社・ガス会社への連絡はHTBエナジーが代行してくれます。

ただし、引っ越しを伴う場合は自分で解約手続きをしなくてはいけません

引っ越し日が確定したら、早めに手続きをすませておくとよいでしょう。

②検針票を用意して公式ホームページから申し込む

電気やガスの乗り換えには下記の情報が必要です。

  • 現在契約中の電力会社名・ガス会社名
  • 現在契約しているプラン名
  • お客様番号(契約番号)
  • 電気の供給地点番号

など

いずれも検針票に記載されているので、用意しておきましょう。

公式ホームページから申し込みが可能で、5分程度で終わります。

③未設置の場合はスマートメーターを設置する

スマートメーターとは、電気の使用量を自動計測する電力メーターです。

未設置の場合は設置工事が必要ですが、大がかりな工事ではないので、基本的に立ち合いは不要です。

費用もかからないので安心してください。

切り替えの際に5分程度の停電が発生する場合があるので、日程などはHTBエナジーに確認しておくとよいでしょう。

④利用開始

電気は申し込みから約4週間後に利用できるようになります。

引っ越し先で新たに契約した場合は、指定の利用開始日から供給開始となります。

ガスの利用開始には立ち会いが必要になるので、日程調整を行いましょう。

結論:エリアやプランの選択次第でお得度は変わる

HTBエナジーの電気料金が高いのかを調べた結果、利用するエリアや世帯人数、料金プランによってお得度が大きく異なることがわかりました。

場合によっては乗り換えで料金が高くなるケースもあるので、この記事で紹介した試算結果を参考にしてください。

HTBエナジーは特典やかけつけサービスを利用できる点も大きなメリットです。

料金が安くなるエリアの人であればお得度が倍増するので、新電力会社への乗り換えを検討している方はHTBエナジーも視野に入れて検討してみてくださいね。

安藤 敦士
株式会社DIGITALIO 代表取締役COO兼メディア管轄役員
2009年に入社。web広告関連の新規事業立ち上げやソーシャルゲーム3タイトルの責任者、社長直下プロジェクトのアプリPMなどを歴任し2014年からポイント関連事業に従事。2019年10月よりVOYAGE MARKETING(現DIGITALIO)取締役メディア事業管轄に就任し、2023年5月よりDIGITALIO代表取締役COOに就任。
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