クラリネットは吹奏楽やオーケストラ、ソロでも活躍する木管楽器ですが、使わない時は解体して収納ができる専用ケースもついているため、査定を依頼する際は宅配買取がおすすめです。
宅配買取であれば、忙しくても自宅から好きなタイミングでクラリネットを買取に出すことができますよ。
この記事ではクラリネットを買取に出した場合のメーカー別買取相場や、おすすめの買取業者、高く売りたい場合にやるべきことなどについて詳しくまとめました!
クラリネットを売りたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

【メーカー別】クラリネットの買取相場をチェック
クラリネットというと様々なメーカーから人気のモデルが登場していますよね。
そこでまずはメーカー別の買取相場を見てみましょう。
- ヤマハ
- クランポン
- セルマー
今回は有名な上記3つのメーカーに絞り込んで調査をしてみました。
あくまでも目安ではありますが、お手持ちのクラリネットがいくらくらいになりそうかチェックしてみてください。
ヤマハのクラリネットの買取相場
楽器メーカーとして名高い「ヤマハ」のクラリネットはライナップが非常に豊富で、買取相場は約9,000円~250,000円が目安です。
中でもマイルドで暖かみあるサウンドが特徴の「SEシリーズ」や、シャープなサウンドが特徴の「CSシリーズ」は中古市場でも需要が高く高価買取が期待できるでしょう。
また、YCL-650以上のカスタムシリーズは値崩れしにくいと言われています。
もちろん品物の状態にもよりますが、初級モデルの場合は5,000円~20,000円前後の買取価格となることもあるでしょう。
クランポンのクラリネットの買取相場
YAMAHAと同様に学生からプロまで幅広い層から長年厚い信頼を受けているクランポン。
ラインナップも豊富で「E11」「E12F」といった導入向けモデルもありますが、元々の定価が10万円を超えることから美品であれば高価買取が期待できます。
全体の買取相場は約20,000円~500,000円と比較的高額で、中でも「TOSCA(トスカ)」シリーズは使用感のある品物であっても500,000万円を超えることがあるほどです。
また、クランポンの中で伝統的なモデルとも言われている「R13」「RC」は中古市場でも値崩れがしにくいとされています。
セルマーのクラリネットの買取相場
セルマーといえばサックスを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、セルマーの設立者がクラリネット奏者だったこともありクラリネットも人気です。
下管の深みのある響きと芯のあるサウンドはプロ奏者から高い支持を得ており、買取相場は約40,000円~500,000円となっています。
とくにセルマークラリネットの最高峰と言われる「プリヴィレッジ」や、肉厚な管体木部が特徴の「レシタル」シリーズは値崩れがしにくいと言われており、状態が良ければモデルによって300,000円~600,000円もの買取額がつくこともあるようですよ。
クラリネットはマウスピース単品でも売れる

マウスピースを変えただけで「音色が良くなった」と言われることもあるほど、マウスピースはクラリネットの音色を左右する重要なパーツです。
そのためマウスピース単品でも査定に出すことができます。
査定額は品物の状態により様々ですが、安いものだと約3,000円前後、高額な状態の良いものであれば約50,000円前後で売れることも珍しくありません。
「マウスピースだけ買い換えたから売りたい」という方も、一度楽器専門店に査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
クラリネットのおすすめ買取業者5選
せっかくクラリネットを買い取ってもらうのであれば、できる限り高く買い取ってもらいたいものです。
今回はクラリネットの買取におすすめな買取業者を5社ピックアップしてご紹介します。
どの業者も便利な宅配買取が利用でき、中にはお得なキャンペーンを実施しているところもありますので、ぜひ一度無料査定を利用してみてくださいね。
楽器買取アローズ

楽器買取アローズは宅配買取に特化した楽器買取専門店で、宅配便で取り扱っているサイズであれば査定に出すことが可能です。
配送に必要な梱包材も無料で提供してくれるため、こちらで丁度良いサイズのダンボールなどを用意する必要がありません。
また、時期にもよりますが2023年7月現在では買取金額30%アップのお得なキャンペーンを実施中です。
キャンセル時の返送料は自己負担となりますが、支払いまでがスピーディーでお得なキャンペーンが頻繁に行われている点が魅力となっています。
他社の査定で納得いかなかった方やまとめ売りをしたい方、キャンペーンで査定額アップを狙いたい方はぜひチェックしてみてください。
運営会社 | 株式会社GlobalArrows |
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送料 | 無料 |
査定費用 | 無料 |
査定期間 | 商品到着後、2日以内 |
支払いまでの日数 | 査定金額に了承後、24時間以内 |
送付後のキャンセル | 無料(送料自己負担) |
キャンペーン その01 | |
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楽器買取アローズ | – |
内容 | 買取金額15〜30%アップ |
条件 | 詳細記載なし |
楽器買取アローズ 公式サイト |
キャンペーン その02 | |
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楽器買取アローズ | – |
内容 | 5点以上のまとめ売りで買取金額最大10%アップ |
条件 | 査定金額5,000円以上の品物を5点以上 |
楽器買取アローズ 公式サイト |
楽器買取ネット

楽器買取ネットも楽器専門の宅配買取業者で、梱包材を無料で提供してくれます。
また、2023年6月時点では特定のメーカー管楽器の査定額がアップするキャンペーンが実施されており、セルマー、ヤマハ、クランポンももちろん対象メーカーです。
キャンセル時の送料負担がないため、他社の査定額とじっくり比較をしたい方にもおすすめできます。
さらにクラリネットを査定してくれるのは査定歴10年以上のベテランスタッフなので、信頼度の高い適切な査定額が期待できるでしょう。
運営会社 | GEEKS株式会社 |
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送料 | 無料 |
査定費用 | 無料 |
査定期間 | 商品到着後、1週間以内 |
支払いまでの日数 | 当日~48時間以内 |
送付後のキャンセル | 無料(送料負担なし) |
キャンペーン その01 | |
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楽器買取ネット | – |
内容 | メーカー特定管楽器の査定額10%アップ |
条件 | 見積金額が1000円以上の商品を1点として数える 初めてエコマケに会員登録した方限定 対象メーカー:アルタス/アレキサンダー/ヴェンツェル・マインル/エックスオー/キャノンボール/キング/ルトワ/コーン/セルマー/タケザワ/パール/バック/ハンミッヒ/ビュッフェ・クランポン/ベッソン/ホルトン/マリゴ/ミヤザワ/ムラマツ/ヤナギサワ/ヤマハ/ヨーゼフ/ロレー/三響 |
楽器買取ネット 公式サイト |
ネットオフ楽器買取

ネットオフ楽器買取は上場企業のネットオフ株式会社が運営する、楽器専門の宅配買取業者です。
クラリネットはもちろんのこと、サックスやトランペット、ユーフォニアム、ホルンなどの吹奏楽系の楽器に強みを持っており、しっかりと楽器の状態を見てくれます。
またヤマハ、セルマー、クランポンなどのメーカーは買取強化対象となっており、高価買取が期待できます。
サックスやマウスピースなど他の品物もまとめて売りたい方も、対象メーカーのものをお持ちであればぜひチェックしてみてください。
ネットオフ楽器買取では最大5箱まで無料で梱包用ダンボールを提供してくれます。
運営会社 | ネットオフ株式会社 |
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送料 | 無料 |
査定費用 | 無料 |
査定期間 | 商品到着後、最短当日 |
支払いまでの日数 | 査定金額に了承後、最短翌営業日 |
送付後のキャンセル | 無料(送料負担なし) |
キャンペーン その01 | |
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ネットオフ楽器買取 | – |
内容 | 買取金額最大50%アップ |
条件 | クーポン番号『GAK-2109』を入力 1点1,000円以上の買取金額の商品 |
ネットオフ楽器買取 公式サイト |
楽器の買取屋さん

「他社に査定依頼をしたけれど、どうしても査定額に納得がいかなかった」と残念な思いをされている方は、諦めずに楽器の買取屋さんへ一度依頼してみてください。
他社の査定額を提示することで、その金額から10%も査定額をアップしてくれます。
また、夜の22時まで電話で依頼することもできるためお急ぎの方や、日中は忙しくて対応ができない方にもおすすめです。
古いクラリネットや状態があまりよくないクラリネットでも見てくれるほか、簡単なLINE査定も受け付けていますので、手間をかけずに査定額の目安が知りたいという方は一度LINE査定を依頼してみるのも良いでしょう。
運営会社 | 株式会社GRACE |
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送料 | 無料 |
査定費用 | 無料 |
査定期間 | 商品到着後、すぐに査定 |
支払いまでの日数 | 査定金額に了承後、24時間以内 |
送付後のキャンセル | 無料(送料負担なし) |
楽器買取本舗

楽器買取本舗では関西、東海エリアを中心とした出張買取がメインですが、宅配買取にもしっかりと対応しています。
2023年7月時点では管楽器の査定額20%アップキャンペーンも実施されているので、「遠方だから出張買取の範囲外だ」という方にもおすすめです。
もちろん宅配買取で費用が発生することはなく、着払いで品物を送るだけなのでとても簡単です。
こちらもキャンセル時の送料負担なしとなっているため、査定額を他者と比較したい方はぜひ候補に入れてみてください。
運営会社 | 神戸屋本舗株式会社 |
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送料 | 無料 |
査定費用 | 無料 |
査定期間 | 商品到着後、その場で査定 |
支払いまでの日数 | 査定金額に了承後、その場で買取 |
送付後のキャンセル | 無料(送料負担なし) |
キャンペーン その01 | |
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神戸屋本舗株式会社 | – |
内容 | サックス&尺八、管楽器の買取額20%アップ |
条件 | 詳細記載なし |
楽器買取本舗 公式サイト |
買取業者がクラリネット査定時に注目するポイント

クラリネットは管体が木製でできており、保管状況などによっては音色が変わってしまったり劣化が進んでしまったりする楽器です。
そんなデリケートなクラリネットですが、査定をする際はどのような部分を見て査定額の判断をするのか気になりますよね。
- 本体の素材(木製・樹脂製)
- 楽器のメーカーと品番
- 割れ・割れの修理痕の有無
- タンポや消耗品の劣化状態
- キイの動作状態や錆の有無
- ケース、付属品の有無・状態
クラリネットにおける主な査定ポイントは上記の5つです。
本体の素材(木製・樹脂製)
一般的に高価なクラリネットは木製であることがほとんどですので、必然的に木製クラリネットの方が査定額が高くなる傾向にあります。
一方で樹脂製のクラリネットは定価10,000円~20,000円程度で購入できるものが多く、定価が低いぶん査定額も低いです。
とくに樹脂製で傷や汚れ、劣化などの使用感が目立つ場合はほとんど査定額が付けられないこともあるでしょう。
ただし、樹脂製であってもほとんど使用していないクラリネットや使用感などが目立たないクラリネットは、定価の3割~4割程度で買い取ってくれるケースもあるようです。
楽器のメーカーと品番
楽器のメーカーと品番は、品物を査定するうえでは非常に重要なポイントと言えます。
人気のメーカーであれば古い品番のクラリネットでも高価買取されることがありますが、一般的には信頼のおける人気のメーカーであることに加え、現行の品番であることが高価買取が十分に期待できる条件となるでしょう。
割れ・割れの修理痕の有無
木製のクラリネットは、急激な温度や湿度の変化に晒されると「割れ」が起こりやすくなります。
とくに冬場の冷たくなったクラリネットに水分を含んだ温かい息が管内に吹き込まれることで、急激な温度差が生じて割れることが多いです。
また、軽微な割れであれば修理をして使い続けることもできますが、やはり修理痕が確認できる状態だと査定額は下がります。
修理痕の対策としては事前に割れを防ぐよう丁寧に保管をするしかありませんので、日頃から楽器の使い方や保管方法には十分に気を付けましょう。
タンポや消耗品の劣化状態
クラリネットの中でよくある消耗品(パーツ)といえば、「タンポ」「コルク」「フェルト」などです。
これらは劣化すると次第にしっかりとキーを押さえられなくなったり、クラリネットの管体自体にガタつきが生じたりします。
長く愛用していたクラリネットであれば、できれば一度専門店へメンテナンスを依頼してみるのもおすすめです。
キイの動作状態や錆の有無
「キイ」は管体についている穴を塞ぐための、タンポがついた金属の部品のことです。
キイは指紋や手汗、息による水分などが付着しやすく、メンテナンスを怠ると錆の原因となります。
錆はキイの腐食や動作状態の悪化にも繋がり、そのような劣化が見られるクラリネットは査定額が下がってしまうため注意が必要です。
専用の「キイオイル」を注して丁寧にメンテナンスをしましょう。
ケース、付属品の有無・状態
ケースや保証書などの付属品の有無はやはり査定の際に見られます。
とくにクラリネットはここまでお伝えしてきたようにデリケートな楽器ですから、各クラリネットの形に適した専用のケースはしっかりと付けて査定依頼に出したいところです。
専用ケースの汚れにも繋がるため、日頃からのクラリネットのお手入れは手を抜かずに行いましょう。
また、確かにそのメーカーが製作した楽器であるということを証明する保証書の有無も大事です。
クラリネットを高く売りたい場合にやるべきこと

- 査定前に専門店に点検を依頼する
- 付属品と保証書を揃える
- 簡単にクリーニングをする
- 必要に応じて消耗品を交換しておく
- 必ず専門店に査定依頼をする
- 複数社で査定額を比較する
クラリネットはメーカーや品番のほか、管体の状態なども査定額に大きく影響します。
自分でできることを試してみるだけでも査定額は変わってくるため、上記の中でできそうなものがあればぜひ取り組んでみてください。
一度専門店に点検を依頼してみよう
一番良いのは一度プロの目で点検をしてもらうことです。
クラリネットは細かな使用パーツが多く、素人目では確認しにくい部分に不良箇所が発生することもあります。
ただし、修理が必要な場合は修理金額を聞いてから修理を実行するか判断しましょう。
場合によっては買取金額よりも修理金額の方が高くなり、結果としてマイナスとなってしまう可能性も考えられます。
付属品と保証書を揃える
査定ポイントの項目でもお伝えしたように、付属品や保証書の有無は査定でもよく見られる項目です。
保証書などの重要な付属品が1つあるかないかでも査定額が変わるため、できれば全て揃った状態で査定に出すことが望ましいでしょう。
とくに高級なメーカーのクラリネットの保証書は査定額を大きく左右する要素の1つと言えます。
簡単にクリーニングをする
指紋や手汗、水分、汚れなど、自分でクリーニングできる箇所は事前にクリーニングをしてから査定に出しましょう。
演奏時のトラブルを起こさないよう劣化を防ぐ目的ももちろんありますが、綺麗なクラリネットは査定員からの印象も良くなります。
また、不必要に空気に触れることがないよう、クリーニング後は専用のケースに収納し保管しましょう。
必要に応じて消耗品を交換しておく
タンポ、コルク、フェルト、マウスピース、リガチャーなど、消耗品や交換可能なパーツの中で劣化しているものがあれば必要に応じて交換をしてから査定に出すのが望ましいです。
こちらもできれば楽器専門店に点検を依頼して、一度交換の必要性をチェックしておくと良いでしょう。
必ず専門店に査定依頼をする
査定に出す際は総合リサイクルショップなどではなく、この記事でもご紹介したような楽器買取専門店に査定を依頼しましょう。
楽器買取専門店にはプロの査定スタッフが必ず在籍していますので、細かな査定ポイントも見逃さず、評価できる部分はしっかりと査定額に反映してくれます。
インターネット上などでもある程度査定額のための情報収集はできますが、やはり専門知識に長けたプロの目で確認した方が信頼感はありますよね。
複数社で査定額を比較する
時間的に余裕がある方や「どこよりも高く買い取ってもらいたい」というような方は、複数社に査定を依頼する「相見積もり」を行うと良いでしょう。
少なくとも記事内でご紹介した宅配買取は査定に出す際の送料は無料ですし、宅配買取だからといって査定額が変わるようなこともありません。
ただし、査定額に納得がいかなかった際のキャンセル時の返送料は自己負担となるところとそうでないところがありますので、査定に出す順番は工夫されることをおすすめします。
クラリネットの買取について徹底的に調べた私の感想
クラリネットは1つのメーカーだけでも非常に多くのモデルが販売されています。
各メーカー、モデルによって中古市場での需要や買取額は大きく異なるため、必ず楽器専門店へ査定を依頼するようにしましょう。
また、クラリネットには細かなパーツが多く、管体が木製でできていることから非常にデリケートな楽器でもあります。
査定に出すまでには一度消耗品パーツなどのチェックやクリーニングを行い、万全な状態で高価買取をしてもらってくださいね。