教えます!ズバリ電力自由化のデメリットは倒産するから?安くならないから?

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電力自由化により多くの新電力が誕生し、私たちは自由に電力会社を選べるようになりました。

ですが、新電力への乗り換えを検討している方の中には「新電力はデメリットやリスクも多いのでは?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

実際、過去には倒産・事業撤退した会社や、事前のシミュレーションより電気代が高くなってしまった会社などもあります。

ですが、選び方を間違わなければ、電気代を安くできたり特典を利用できたりなど新電力のメリットを受けられるはずです。

そこでこの記事では、電力自由化のデメリットについて徹底的に解説し、そのうえでデメリットを回避できる新電力の選び方について紹介します。

この記事を参考にして、後悔しない電力会社選びをしてくださいね。

目次

電力自由化のデメリットを徹底解説!対応方法も解説します

それでは早速、電力自由化におけるデメリット10個について解説します。

主なデメリットは以下のとおりです。

  1. 倒産や事業を撤退するリスクがある
  2. 必ず電気代が安くなるわけではない
  3. セット契約がお得とは限らない
  4. 燃料費調整額が高騰する可能性がある
  5. 市場連動型プランに注意
  6. 契約期間の縛りや解約料が発生するプランがある
  7. 支払い方法を選べない可能性がある
  8. 一部の賃貸物件では新電力への乗り換えができない
  9. オール電化は乗り換えが不要な場合もある
  10. 選択肢が多く電力会社を選ぶのが大変

対応方法についても紹介するので、ひとつずつ見ていきましょう。

①倒産や事業撤退のリスクがある!しかしピークは越えたとのデータも

新電力は電力自由化をきっかけに誕生した新しい電力会社です。

東京電力などの旧一般電気事業者(※1)とは異なり、自社で発電設備などを持たず比較的小規模で運営している会社も多くあります。

そのため、急激な燃料価格の高騰など社会情勢の影響を受けやすく、大手電力会社よりも倒産や事業撤退のリスクがある点がデメリットと言えます。

事実、帝国データバンクの調査によれば、2016年の電力自由化以降195社(全体の27.6%)の新電力が倒産・事業を撤退しました(※2)。

2023年6月の調査では事業を再開する新電力も増え、倒産や事業撤退のピークは越えたと見られていますが、新電力は旧一般電気事業者よりも倒産や事業撤退のリスクが高いという点は変わりません。

そのため、新電力を選ぶ際は企業の「信頼度」に注目することをおすすめします。

具体的には、経営状態や契約実績、株式上場の有無や、運営期間などに注目して選ぶとよいでしょう。

新電力は比較的小規模で運営している会社が多いと説明しましたが、なかには大手ガス会社やエネルギー関連会社などの優良企業が運営している新電力もあります。

経営が安定している新電力を選べば、倒産リスクを下げられるでしょう。

それでも不安があるという場合は、社会情勢が不安定なうちは新電力への乗り換えを控えるのもひとつの方法です。

燃料価格が安くなってきたタイミングで新電力に乗り換えれば、電気代も安くなりますし、なにより安心して契約できるしょう。

※1:旧一般電気事業者
電力自由化前から各エリアで電気を供給してきた大手電力会社のこと。
北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、四国電力、中国電力、九州電力、沖縄電力の合計10社を指す。

※2:参考

「新電⼒会社」事業撤退動向調査(2023年3月) (tdb.co.jp)PDFダウンロード
「新電力会社」事業撤退動向調査(2023年6月) (tdb.co.jp)PDFダウンロード

②必ず電気代が安くなるわけではない!一見安そうなプランには要注意

新電力の最大の魅力は電気代が安くなる可能性があることですが、乗り換えたプランによっては電気代が高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。

新電力は各社さまざまな料金プランを展開しているので、本当に安くなるプランを見極める必要があります。

たとえば、下記のようなケースでは電気代が高くなってしまう可能性があります。

  • 時間帯によって電気代が安くなるプランを契約したが、生活リズムが不規則で安い時間帯に電気を使うことが難しい
  • 基本的な料金プランを契約したが世帯人数に応じたプランを選んだほうが安かった
  • オール電化住宅なのに基本的な料金プランを契約してしまった

もっとも大切なのは、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことです。

また、一見安く見える料金プランにも注意しましょう。

下記はその一例です。

  • 基本料金が0円のプラン
  • 電力量料金が一律価格のプラン

基本料金は毎月支払う固定費なので、0円になると年間でかなりの金額が節約できます。

ですが、なかには基本料金が0円のかわりに電力量料金の単価が割高に設定されているプランがあるので注意しましょう。

電力量料金は基本的に電気を使う量が多くなるほど単価が高くなるように設定されています。

電力量料金の単価が一律価格のプランでは電気を多く使っても安く抑えられるように見えますが、そもそもの単価が高く設定されているプランがあるので注意が必要です。

乗り換え先を検討する際は、本当に安くなるのか必ず事前に料金シミュレーションをしてくださいね。

③セット契約が本当にお得とは限らない!別々が安いケースもある

「セット割があった方が安くなってお得!」と思う方が多いと思いますが、実は、セット契約が必ず安くなるとは限りません。

セット割ができる主なサービスはガス、インターネット回線、スマホ回線ですが、とくに注意してほしいのは電気とガスのセット契約です。

理由は以下の2点です。

  • 電気とガスで料金のお得度合いが異なる
  • 電気とガスのどちらを多く使うかで料金が変わる

例として、東京ガス(新電力)と東京電力(旧一般電気事業者)を比べてみましょう。

どちらも電気とガスのセット契約が可能ですが、単価の安さを比べると、電気は東京ガス、ガスは東京電力のほうがお得に利用できます。

そのため、電気とガスのどちらを多く使うかによって最安になる電力会社が変わる可能性があります。

電気とガスを別々の会社で契約したほうが安くなる方もいるでしょう。

セット契約がお得かどうかは家庭によって異なるので、料金シミュレーションをして確かめることをおすすめします。

なお、当サイトでは一般的な使用量をベースに東京ガスと大阪ガスのセット契約の料金シミュレーションをおこないました。

下記のページで結果を確認できるので、ぜひ参考にしてくださいね。

④燃料費調整額が高騰する可能性がある

日本では発電に必要となる燃料(石油、石炭など)を海外から輸入していますが、輸入時の仕入れ価格は日々変動しています。

その価格変動を毎月の電気代に反映させるための調整額が燃料費調整額です。

燃料価格が安くなれば燃料費調整額はマイナスになり、電気代も安くなりますが、反対に燃料価格が高騰すると燃料費調整額も電気代も高くなります。

燃料費調整額は新電力も旧一般電気事業者も徴収しているのですが、新電力のほうが高額になる可能性があるため注意しなくてはいけません

理由は以下のとおりです。

  • 新電力の燃料費調整額には上限設定がない
  • 燃料費調整額のほかに独自の調整額を徴収している新電力がある

電力自由化前からある旧一般電気事業者の規制料金プラン(従量電灯プラン)は燃料費調整額に上限がありますが、新電力ではありません。

そのため、燃料価格が高騰すると新電力の燃料費調整額も大幅に高くなる可能性があります。

また、新電力のなかには燃料費調整額のほかに独自の調整額(独自燃調)を設けているところがあります。

ほかの新電力より燃料費を多く支払う可能性があるので注意しましょう。

なお、独自燃調の名称はさまざまで、「電源調達調整費」「市場価格調整額」「調達調整額」「電力市場連動額」などと呼ばれることもあるので、約款などで確認してみてください。

⑤市場連動型プランに注意!節約意識が高い方ならおすすめ

市場連動型プランとは、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に応じて電力量料金の単価が変わるプランです。

単価が30分ごとに変動するため、単価が安い時間帯に電気を使うだけで電気代を安くできる点が大きなメリットです。

ですが、単価が市場価格に左右されるため、予期せず電気代が急騰する可能性もあります。

基本的に単価は日中、深夜〜早朝に安くなる傾向にありますが、具体的な単価の金額は予想が難しい点もデメリットです。

下記のような方であれば、市場連動型プランを活用してうまく節約できるでしょう。

市場連動型プランに向いている方
  • 自分で工夫して電気代を節約したい方
  • 電気を使う時間帯を柔軟に調整できる方
  • 家族の協力を得られる方
  • 深夜~早朝に電気を使うことが多い夜型の方

⑥プランによって契約期間の縛りがある!解約料が発生する場合も

旧一般電気事業者とは違い、一部の新電力では契約期間の縛りや解約料が設定されている点に注意が必要です。

新電力によって異なりますが、最低契約期間がある場合は1年〜数年程度が多いようです。

解約料は千円未満と良心的な新電力もありますが、なかには数千〜1万円前後というところもあるので事前にしっかり確認してください。

乗り換えた新電力が合わなければすぐに解約したいと思っている方や、近いうちに引っ越しをする可能性がある方などは、はじめから契約期間の縛りなどがないプランを選んでおくとよいでしょう。

なお、契約更新月以外での解約でも解約料が発生する場合があるので注意してください。

⑦支払い方法を選べない場合がある

旧一般電気事業者では支払い方法が複数用意されていることが多く、使い勝手がよい点がメリットと言えます。

主な支払い方法
  • 口座振替
  • 銀行振込
  • クレジットカード
  • コンビニ支払い

ですが、新電力ではクレジットカード決済のみなど限定されている場合があります。

クレジットカードを持っていない方や使いたくない方もいると思うので、新電力を選ぶ際は希望の支払い方法を選べるか事前に確認してください。

⑧一部の賃貸物件では新電力への乗り換えができない

一部の賃貸物件では、入居者が個別に電力会社の乗り換えができないケースがあるので注意が必要です。

たとえば、大家さんや管理会社が全体の電力供給を一括で管理していたり、賃貸契約で電力会社の選択が制限されていたりするケースがあります。

仮に電力会社の乗り換えができたとしても、退去時にはもともと契約していた電力会社に再度契約しなおすなどの手間がかかるかもしれません。

マンションやアパートなどにお住まいで電力会社の乗り換えを検討している方は、一度大家さんや管理会社に相談してみることをおすすめします。

⑨オール電化は乗り換えが不要な場合もある

オール電化住宅にお住まいの方のなかには、昨今の電気代の値上がりで負担が増えたという方が多いのではないでしょうか。

ですが、電気代節約のために新電力への乗り換えを検討している方は注意が必要です。

オール電化住宅向けのプランは少し特殊で、2016年4月の電力自由化前と後で乗り換えするべきか否かが異なります。

電力自由化前から旧一般電気事業者のオール電化住宅向けのプラン(旧オール電化プラン)を契約している方

電力会社を乗り換えると電気代が高くなる可能性があるので注意が必要です。

現在では旧オール電化プランより電気代が安く設定されているプランはほぼありません

旧オール電化プランはすでに申し込みを締め切っているため、解約後の再契約はできません。

そのため、解約せずにほかの節電方法を検討したほうがよいでしょう。

電力自由化後にオール電化住宅向けのプラン(新オール電化プラン)を契約した方

自分のライフスタイルに合わせたプランであれば、乗り換えによって電気代を節約できる可能性があります。

ただし、オール電化住宅向けプランの料金シミュレーションは複雑です。

確実に安くなるかは事前にしっかり確認しましょう。

なお、新オール電化プランは解約後も再契約ができるので安心してください。

⑩選択肢が多く電力会社を選ぶのが大変

2024年1月現在、資源エネルギー庁の登録小売電気事業者一覧には728社の新電力が登録されています(※)。

これだけ多くの新電力のなかから自分にあった1社を探し出すのはなかなか大変ですよね。

そこで参考にしてほしいのが、この記事で紹介しているおすすめ新電力ランキングです。

当サイトでは「本当に安くなる」×「信頼度」を重視してランキングを作成しています。

世帯人数別やお住まいのエリア別にもおすすめの新電力を紹介しているので、自分のライフスタイルに合う新電力が見つかるはずです。

後述する新電力の選び方も参考にしながらランキングをチェックしてみてくださいね。

※参考:登録小売電気事業者一覧|電気事業制度の概要|資源エネルギー庁

デメリットを上回る!電力自由化のメリットを紹介します

「新電力はデメリットが多いかも」と不安に思う方もいるかもしれませんが、電力自由化にはデメリットを上回るメリットがあります。

  1. 電気代を節約できる可能性がある
  2. お得な特典やキャンペーンが豊富にある
  3. ライフスタイルに合ったプランを選べる
  4. 環境保全に配慮した電気を選べる
  5. 電気の「見える化」で家計管理が楽になる

ひとつずつ紹介します。

①電気代を節約できる可能性がある

新電力に乗り換える最大の魅力は、なんといっても電気代を節約できる可能性があることです。

新電力はさまざまな方法でコスト削減に取り組んでおり、その分を電気代に還元しています。

旧一般電気事業者よりも電気代が安く設定されていることが多いので、電気代の節約が期待できますよ。

ただし、新電力やプランによって料金体系は大きく異なるので、後述する新電力の選び方を参考にして、自分に合う1社を見つけてくださいね。

②お得な特典やキャンペーンが豊富にある

新電力には旧一般電気事業者にないようなお得な特典やキャンペーンがある点が大きな魅力です。

以下は一般的な特典の例です。

  • ガスやインターネット回線との同時契約によるセット割
  • 電子マネーのポイントプレゼント
  • キャッシュバックキャンペーン
  • クーポンの配布

ほかにも、旅行代金が割引になったり、ためたポイントを電気代に充当できたりする新電力もありますよ。

電気代は必ず支払うものなので、お得に利用できると嬉しいですよね。

各社の強みを活かした特典が用意されているので、電気代と一緒に特典内容もチェックしてみるとよいでしょう。

③ライフスタイルに合ったプランを選べる

新電力は数が多く選ぶのはなかなか大変ですが、選択肢が多いということは自分にぴったりのプランを見つけやすいということでもあります。

電力自由化前には旧一般電気事業者の基本的な「規制料金プラン」を契約していた方が多いと思いますが、新電力では柔軟にプランを選べますよ。

たとえば、ライフスタイルや好みに応じて下記のようなプランを選ぶことが可能です。

  • 時間帯によって電気代が安くなるプラン
  • 一定使用量まで定額で利用できるプラン
  • 基本料金が無料になるプラン
  • 単身者向けプラン
  • ファミリー世帯向けプラン
  • Amazonプライムやこども向け新聞の年会費込みのプラン

電気を多く使う時間帯や目的、世帯人数などを考慮してプランを選んでみましょう。

④環境保全に配慮した電気を選べる

新電力のなかには、環境に優しい再生可能エネルギーで発電された電気を提供している会社が多くあります。

再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・水力・バイオマスなど自然の力を活用して発電した電気のことです。

再生可能エネルギーは化石燃料を用いた発電より二酸化炭素の排出量が少ないので、地球温暖化対策に有効なのはもちろん、エネルギー資源の枯渇などに対する解決策として期待されています。

「再生可能エネルギーは発電量が自然に左右されるから供給が不安定になるのでは?」と心配になる方もいるかもしれませんが、電力会社では複数の電源を確保しており安定供給ができるよう体制を整えているので安心してくださいね。

電力会社を乗り換えるだけで簡単に環境保全に貢献できるので、ぜひ乗り換えを検討してみてください。

⑤電気の「見える化」で家計管理が楽になる

新電力に乗り換える際にはスマートメーターへの切り替えが必要です。

スマートメーターは従来のメーターと異なり、電気の使用量を自動でリアルタイム計測することが可能です。

そのため、電力会社によっては下記のように電気に関する項目を確認できるというメリットがあります。

  • 現在の電気使用量を確認できる
  • 過去の電気代と比較できる
  • 月末の電気代を予測できる
  • 時間帯別の電気使用量を確認できる
  • 電気の使い過ぎをお知らせしてくれる
  • 節電方法をアドバイスしてくれる

スマホアプリを提供している電力会社も多いので、手軽に確認できるのも嬉しいですね。

電気の使用状況を把握することで無駄な電気の使用を削減でき、節約につなげられるでしょう。

電力自由化のデメリットは回避できます!失敗しない新電力の選び方を紹介

ここまで電力自由化のデメリットを紹介してきましたが、選び方を間違わなければデメリットは回避できます。

ここでは新電力に乗り換える際に実践してほしい選び方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

  1. 本当に安くなるか料金シミュレーションをする
  2. 信頼度が高い企業を選ぶ
  3. ライフスタイルに合った料金プランを選ぶ
  4. サービス体制を確認する
  5. サポート体制を確認する
  6. 乗り換えるタイミングに注意する

ひとつずつ説明します。

①本当に安くなるか料金シミュレーションをする

新電力の乗り換えを検討する際は、本当に電気代が安くなるか必ず事前に料金シミュレーションをしてください。

新電力の公式ホームページで簡単にシミュレーションができる場合もありますが、下記のポイントは見落としがちなので、必ず確認しましょう。

  • 燃料費調整額はシミュレーションに含まれているか
  • セット契約で本当に安くなるか
  • 初期費用は発生するか
  • 解約料は発生するか

まず、電気代に大きな影響を与える可能性がある燃料費調整額がシミュレーション金額に含まれているかチェックしてください。

燃料費調整額は料金プランやタイミング(月単位)で金額が変動するため、シミュレーション結果の金額に含まれていないケースが多くあります。

「燃料費調整額を含めたら新電力に乗り換えないほうが電気代が安い」という方もいるかもしれないので、必ずチェックしましょう。

燃料費調整額は新電力の公式ホームページで確認できますよ。

次に、セット契約で本当に安くなるかどうかも確認してください。

とくに、電気とガスのセット契約を検討している方は要注意です。

どちらを多く使うかで最安の電力会社が変わることがあるので、自宅の使用量をベースにシミュレーションしてください。

合わせて、初期費用や解約料が発生するかも確認しましょう。

解約料が設定されている場合は契約期間の縛りがあることが多いので、自分の今後の予定と照らし合わせてみてください。

②信頼度が高い企業を選ぶ

新電力のデメリットとして説明したとおり、新電力は旧一般電気事業者よりも倒産や事業を撤退する可能性が高い傾向にあります。

新電力が倒産しても電気が急に止まることはありませんが、再契約などの余計な手間は増やしたくないもの。

最初から経営基盤が安定している信頼度が高い会社を選んだほうが安心でしょう。

ここでいう信頼度とは、具体的には以下のような項目を指します。

  • 過去の実績
  • 上場の有無
  • 運営期間
  • 資本金
  • 発電所の有無
  • ノウハウや技術力
  • サポート体制
  • 口コミ

など

電力会社を検討する際は上記の項目を考慮して、信頼できる会社を選ぶようにしましょう。

③ライフスタイルに合った料金プランを選ぶ

旧一般電気事業者と契約していたときは基本的な従量電灯プランを選んでいればほぼ問題なかったと思いますが、新電力にはさまざまな種類の料金プランがあります。

自分のライフスタイルに合わないプランを選んでしまうと電気代が高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。

たとえば、以下のポイントを考えてみてください。

  • 世帯人数は何人か
  • 電気を多く使う時間帯はいつか
  • 契約期間はどれくらいか
  • ポイ活しているか

Amazonプライムの年会費込みの料金プランやアイドルグループJO1の推し活ができる料金プランなどもあるので、趣味の観点から新電力を選ぶのもよいでしょう。

④サービス体制を確認する

電気代ばかりに目が行きがちですが、下記のようなサービス体制についてもしっかり確認しておきましょう。

  • 供給エリアが対応しているか
  • 希望する支払い方法があるか
  • お得な特典やキャンペーンはあるか

まず、供給エリアが対応しているかどうかは早い段階で確認しましょう。

新電力は会社によって供給エリアがバラバラです。

全国規模で利用できる会社から、自治体のみで利用できる会社までさまざまです。

電気とガスのセット契約ができる会社では、電気とガスで供給エリアが異なっていることもあるので注意してください。

供給エリア内であっても、離島や集合住宅にお住まいの場合は契約ができないことがあるので注意しましょう。

また、新電力によってはクレジットカード決済しか利用できないケースがあるので、支払い方法についても事前に確認しておくことをおすすめします。

最後に、特典やキャンペーンはあるか調べてみましょう。

新電力では新規契約者限定のお得なキャンペーンを用意していることが多いので、要チェックです。

期間限定のキャンペーンもあるので見逃さないようにしましょう。

⑤サポート体制を確認する

初めて新電力に乗り換えるという方は、サポート体制がしっかりしている会社を選びましょう。

最近では利便性向上のため、オンラインの自動応用チャットを設けてトラブルに対応している新電力も多いですが、本当に困ったことがあった場合には電話で相談できる方が安心ですよね。

電話でのサポートはあるか、対応時間は何時かなどを確認しておくとよいでしょう。

また、電気設備のトラブルに無料で対応してくれる「かけつけサポート」を利用できる新電力もあります。

サポート内容は会社によって異なりますが、困ったときに電話1本でかけつけてくれるのは心強いですよね。

電力会社によって「かけつけサポート」が無料付帯の場合と有料対応の場合があります。

新電力を比較する際にチェックしてみてください。

⑥乗り換えるタイミングに注意する

自分に合う新電力を選ぶのと同じくらい、新電力に乗り換えるタイミングを間違わないことも重要です。

というのは、電力自由化以降しばらくは新電力のほうが電気代が安いことが多かったのですが、2022年以降は燃料価格が世界的に高騰しており、必ずしも新電力が安いわけではない状況が続いているからです。

もちろん、旧一般電気事業者の電気代も値上げされているので常に新電力の電気代が高いというわけではありません。

ですが、新電力には燃料費調整額に上限設定がない分、タイミングによっては旧一般電気事業者よりも電気代が高くなってしまう可能性があるのです。

電気代は社会情勢に大きく左右されるため、乗り換えるタイミングを間違うと損をしてしまいます。

燃料価格が落ち着いてくれば新電力のほうが安く利用できる可能性があるので、今後の世界情勢やエネルギー市場の動向などにも注目しておきましょう。

電気代が安くなる×信頼度を重視した新電力おすすめランキングを紹介

 

「新電力選びは確認すべき項目が多くて自分に合う会社がわからない」という方も多いと思います。

そこで参考にしてほしいのが、当サイトが「本当に安くなる」×「信頼度」を重視して作成した新電力おすすめランキングです。

電気代が安くなる新電力を選ぶことはもちろん大切ですが、同時に企業として信頼できる新電力を選ぶことも大切です。

世帯人数別や都道府県別にもおすすめランキングを作成しているので、「新電力選びで失敗したくない!」という方は、ぜひ下記のページをチェックしてみてください。

実は簡単!新電力への乗り換え手順を解説します

「新電力への乗り換えは手間がかかる」と思っている方もいるかもしれませんが、実は自宅にいながら空き時間でサクサク手続きができます

基本的な流れは以下のとおりです。

  1. 検針票を用意する
  2. 新電力へ申し込む
  3. スマートメーターの設置(未設置の場合)

ひとつずつ確認していきましょう。

①検針票を用意する

まずは、現在契約している電力会社の検針票を用意してください。

新電力へ申し込みをする際に以下の情報が必要になりますが、いずれも検針票で確認できます。

  • 現在契約している電力会社名
  • 現在契約している料金プラン
  • お客様番号(契約番号)
  • 供給地点番号(22桁の番号)

紙の検針票が発行されていない場合は、公式ホームページのマイページなどで確認ができます。

電力会社に直接電話で問い合わせることも可能です。

なお、引っ越し先で新電力に乗り換える場合は、引っ越し先のエリアを管轄している旧一般電気事業者(東京電力、関西電力など)に問い合わせれば教えてもらえますよ。

②新電力へ申し込む

次に、新電力への申し込みを行います。

公式ホームページや電話など、決められた方法で行いましょう。

支払い方法の登録も行うので、クレジットカードや銀行口座の情報などを用意しておいてください。

なお、今住んでいる家で新電力に乗り換える場合は、新電力が現在契約している電力会社の解約手続きを代行してくれます。

ただし、引っ越し先の家で新電力に乗り換える場合は、自分で解約手続きをする必要があります。

早めに済ませておきましょう。

③スマートメーターを設置する

スマートメーターが未設置の場合、新電力に乗り換える際に設置工事が必要です。

スマートメーターとは電気の使用量を自動で計測できる電力メーターです。

設置工事と言っても複雑な作業ではありません。

立ち合いも不要で、費用も基本的に無料です。

新電力へ申し込んだ後、メーターの交換作業についての連絡があるので対応しましょう。

なお、新電力の使用開始日にするべきことは特にないので、通常通りの生活で問題ありません。

そもそも電力自由化とは?

電力自由化とは、これまで特定の電力会社が独占的に行ってきた電気の販売事業を自由化し、消費者が自由に電力会社を選べるようにした制度のことです。

電力自由化により新たに電気の販売事業に参入した企業を「新電力」と呼んでいます。

電力自由化前は「関東エリアに住んだら契約できるのは東京電力だけ」というように、特定のエリアにおいて特定の1社が独占的に電気を供給していました。

料金も法律で定められた方法により決められていたため、新しいサービスが生まれにくい状況が続いていました。

そこで、電力を自由化し、さまざまな企業の参入をうながすことで電力会社間で自然な競争が発生する環境を整えました。

その結果、多様な料金プランやサービスが誕生し、消費者は自分のライフスタイルや好みに合わせて電力会社を選べるようになったのです。

また、新電力はエリアを越えて電気の供給が可能なため、電力の安定供給にも貢献できています。

電力自由化の不安を解消しよう!よくある疑問に回答します

最後に、新電力についてよくある疑問に回答します。

Q.新電力に乗り換えても電気の品質は変わらない?

「新電力に乗り換えたら電気の品質が落ちるのでは」「停電しやすくなるのでは」と不安に思う方もいるかもしれません。

ですが、新電力が供給する電気の品質は、旧一般電気事業者が供給する電気とまったく同じです。

というのも、新電力は電気の「販売」をメインに行っているだけで、電気を各家庭に届ける送電の部分は違う会社が担当しています。

この送電会社は電力自由化の前後で変わらないので、新電力に乗り換えてもこれまでと同じように電気を使えますよ。

「新電力に乗り換えたら災害時の復旧作業が遅れるのでは」という質問もよく聞きますが、そのような心配も不要です。

特定の電力会社と契約しているから災害時に電気が復旧しないということはないので、安心してくださいね。

Q.新電力が倒産しても電気が急に止まることはない?

新電力は倒産・事業を徹底するリスクがあると説明しましたが、倒産したからと言って急に電気を止められることはないので安心してください

契約している新電力が倒産する場合は、事前に契約者に通知が届きます。

その際、指定された期日までにほかの電力会社に乗り換えれば引き続き電気の供給を受けられます。

もし、期日までに新しい電力会社と契約できなくても、各エリアの大手電力会社(東京電力、関西電力など)から電気が供給されるので安心してください。

ただし、無契約状態が長く続くと電気の供給が止まることもあり得るので、早めに手続きすることをおすすめします。

Q.新電力の乗り換え工事は基本的に無料?

新電力に乗り換える場合は、スマートメーターの設置工事が必要になります(未設置の場合)。

設置工事は複雑な工事ではないので、立ち合いは不要です。

費用も基本的にかかりません。

ただ、場合によっては5分程度の停電が発生することもあるようです。

事前に日時などを確認しておくと安心ですよ。

Q.新電力の電気が使えるようになるまでに何週間かかる?

一般的に、新電力へ申し込みをしてから実際に電気を使えるようになるまでに1〜数週間程度かかるケースが多いようです。

ただし、電力会社によって具体的な日数は異なります。

自分が現在住んでいる家で乗り換える場合と、引っ越し先の新居で乗り換える場合でも日数は変わってくるでしょう。

事前に電力会社に確認しておくことをおすすめします。

Q.新電力との間でトラブルがあった場合どこに相談すればいい?

経済産業省資源エネルギー庁によれば、新電力では契約者からの相談に適切に対応する義務が課されているとのことなので、トラブルが発生した場合はまずは新電力に相談してみましょう。

電力取引監視等委員会事務局にも相談窓口があるので、困ったときは活用してください。

参考:相談窓口| 電力・ガス取引監視等委員会

電力自由化にはデメリットがあるが賢く選べばメリットを享受できる

今回の記事では電力自由化のデメリットについて解説しました。

電力自由化にはデメリットがあるものの、それを上回るメリットがあることもおわかりいただけたと思います。

この記事で紹介したデメリットやリスクを回避する新電力の選び方を参考にすれば、きっと自分にぴったりの電力会社を見つけられるはずです。

この記事を参考にして、納得できる電力会社を選んでくださいね。

安藤 敦士
株式会社DIGITALIO 代表取締役COO兼メディア管轄役員
2009年に入社。web広告関連の新規事業立ち上げやソーシャルゲーム3タイトルの責任者、社長直下プロジェクトのアプリPMなどを歴任し2014年からポイント関連事業に従事。2019年10月よりVOYAGE MARKETING(現DIGITALIO)取締役メディア事業管轄に就任し、2023年5月よりDIGITALIO代表取締役COOに就任。
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