捨てるはずの野菜がクレヨンに⁉ まさかの出来ばえに息子も惚れ惚れ♡【大戸屋×専修大学】ワークショップ(東京・千代田区)
- マイナビウーマン |

子どもたちにも身近な問題として、学ぶ機会が増えている「食品ロス」問題。ただ知識を得るだけでなく、子どもたち自らが「食品ロスを減らしたい!」と思える楽しい体験が大切です。そこで今回は、【大戸屋】と【専修大学】がコラボ開催した親子参加型の食育イベントを小4息子と取材。果たして、どんな体験が待ち受けているのでしょうか……⁉
【大戸屋】×【専修大学】の「親子で楽しむ!やさいクレヨンワークショップ
これまでも食品ロス削減を目的としたイベントを積極的に行ってきた、和食チェーンの【大戸屋】。このたび、同じく食品ロス削減に取り組む【専修大学】渡辺達朗ゼミナールの学生とコラボレーションし、ワークショップを開催しました。
それが、GW期間中の2025年5月3日に大戸屋ごはん処 新丸の内センタービルにて行われた、親子参加型の食育イベント「親子で楽しむ!やさいクレヨンワークショップ」です。
【大戸屋】の店舗などで出た廃棄野菜を活用し、「やさいクレヨン」づくりを体験。親子で楽しみながら食品ロスについて学べる無料のイベントとして開催されました。
どの野菜にしよう? 選ぶ楽しさから始まる「やさいクレヨン」づくり
小3の授業で食品ロスについて調べた息子は、その現状に衝撃を受け、「食品ロスを減らそう」と強く意識するように。小4になった今もその意識は変わらず、食卓で「これ残したら食品ロスになるかな?」と考える姿が見られます。そんな息子なら、きっとこの「やさいクレヨンワークショップ」を楽しめそう! しかも、ごはん好きの息子が愛してやまない【大戸屋】での開催なら、さらに大喜びに違いないと思い、親子で取材に行くことを決めました。
会場に到着すると、【専修大学】のゼミ生たちが温かく迎えてくださり、息子の緊張もすぐにほぐれていきました。
なんとこの【大戸屋】のスタッフさんとおそろいカッコいいエプロン、もらって帰れるんですって。プレゼントにありがちな紙エプロンではなく、ちゃんとした布製。これは、うれしすぎるぅ~‼
身支度を整えたら、クレヨンの原料となる野菜を選びます。
野菜や果物を乾燥させたもので、小松菜、ニンジン、パプリカ、オレンジ、紫ニンジンの全5種類。緑にオレンジに赤に紫……どの色を選ぶのかじっくり悩む時間も楽しいひとときです。
「どれにしよう?」と迷いながら、最終的にニンジンをチョイスした息子。
乾燥させてもなお、鮮やかに輝いているオレンジ色に惹かれたのでしょうね。
いざクレヨンづくり開始! 野菜から色が生まれていく瞬間にワクワク♪
まずは、野菜をすりつぶして「色」を取り出す工程から。オリーブオイルの入ったすり鉢に、ニンジンをザッと投入。
あとはすりこぎを使って、ひたすらゴリゴリとニンジンをつぶすのみです。「結構力がいるね!」と息子も夢中になりながら、すりこぎを握る手に力が入ります。
筆者もトライしてみたところ、乾燥して硬くなったニンジンはなかなかつぶれず苦戦。しかもこの工程が30分ほどかかると聞き、「体力にあまり自身のない私たち親子にできるのだろうか?」と不安は募るばかりです。
でもゼミ生の方から「野菜を粉末にするのではなく、オイルに色を移す感覚で」と説明を受け、「それならできるかも」と一安心。すりつぶした野菜の色素がオリーブオイルに溶け出し、ゆっくりと色をつけていく……まるで染色のようなプロセスです。
実は後から知ったのですが、今回用意された野菜の中でも、ニンジンはその硬さゆえ、すりつぶすのが最難関の食材だそう。しまったー!(笑)。
息子がつぶすのに苦戦していると、ゼミ生の中でもひときわ腕の立つと噂の「すりつぶし名人」が助っ人に来てくれました。
すり鉢とすりこぎを巧みに操り、まるで職人のような手つきでニンジンをすりつぶしていきます。わーい、これは頼もしい♪
見守ってると、ニンジンの色がじわじわと染み出してきました。オリーブオイルと混ざり合いながら、まるでニンジンが新しい命を吹き込まれているような感覚。目の前で色が生まれる瞬間にワクワクが止まりません。息子も目をキラキラさせながら夢中で観察していました。
新鮮な発見がある一方で、作業自体は単調。子どもたちが飽きずに楽しめるようにとのことで、クイズも用意されていました。
写真提供/株式会社大戸屋
【大戸屋】の「や」はどれでしょう?という問題をはじめ、次々と楽しいクイズが出題され、息子も夢中になって考えていました。
クイズでほどよく腕を休めたら、すりつぶし作業を再開する息子。
入れ替わり立ち代わり訪れる【大戸屋】スタッフの方やゼミの学生さんたちと会話しながら進めることで、作業に飽きることなく続けられるのが良かったです。
そして、完成したクレヨンの色がこちら!
鮮やかなオレンジ色は、まさに自然の輝きですね。
ミツロウと混ぜて型に流し込み、冷やし固める最終工程へ
最終工程では、すりつぶしたニンジンとミツロウを混ぜます。その前に、すりつぶしたニンジンを茶こしでこします。
「なぜ茶こしでこす必要があるの?」と思ったら、これは繊維を取り除いてより純粋な色を抽出したり、クレヨンをなめらかな仕上がりにしたりするために大切なステップなんですって。ゼミ生の方たちの試行錯誤が、よりよいクレヨンづくりにつながっているのでしょうね。
その液体をミツロウの入ったアルミカップに注ぎ……
ミツバチの巣から採取される天然のワックス「ミツロウ」は、子どもが誤ってなめてしまっても安心
よくかき混ぜながら湯せんします。
この作業は火を使うため、子どもたちの安全面を考慮し、ゼミの学生さんが代わりに作業を担当してくれました。
ミツロウが溶けたら型に流し込み、冷蔵庫で20分ほど冷やし固めれば完成。
果たして、どんなクレヨンに仕上がるのでしょうか⁉
やさいクレヨンついに完成! 果たして、その出来ばえはいかに?
クレヨンを冷やし固めている間に、再びクイズに挑戦!
今回のクイズは「食品ロス」に関するもの。「食品ロスって何?」という基本的な疑問から、「食品ロスが多いのは、スーパー・レストラン・家のうちどこ?」「日本で1日に発生する食品ロスの量は?」などが出題され、クイズを通じて親子で食品ロスについての知識を深められるのが良かったです。
そして、ついに固まったクレヨンを受け取るとき! ちゃんとできているのかしら⁉ ワクワク、ドキドキの瞬間です。
恐る恐る型から取り出したその瞬間、「わぁー、本当にニンジンからできたんだ!」と息子の目がキラキラ。
「おいしそう!」と、思わず口にしそうな勢いで手にしたクレヨンをじっと見つめます。
ニンジンとオリーブオイル、そしてミツロウの自然の素材だけで生み出された色は、驚くほど鮮やかで温かみいっぱい。これは素敵すぎます!
自然素材のみでできているため、市販品に比べると折れやすいので、やさしく扱いながら用意された布に色を塗る息子。
油分を含むため布の繊維になじみやすく、紙よりも布に描くのがおすすめ
「キレイな色だね」と夢中になって塗り進めていました。
ハサミで布を好きな形に切り、ごはんの用紙にのりで貼り付ければ「自分だけのオリジナルごはん」が完成。
ほかのお子さんとクレヨンの交換を通じて、色や描き心地の違いを楽しめてワクワクが倍増
自分でつくったクレヨンでお絵描きが楽しめ、息子にとって達成感あふれるひとときだったようです。
まとめ
イベント終了後に息子に「今日はどうだった?」と感想を尋ねたところ、「捨てるはずの野菜がクレヨンになるっていいなと思った!」とのこと。ワクワクしながらクレヨンづくりに挑む息子を見ていて、食品ロス削減が「やらなきゃ」から「やってみたい!」に変わる、そんな瞬間だったように思います。
こうした体験が積み重なり、日々の暮らしの中で「食品ロス削減」が自然と続けたくなる習慣になったらうれしい限りです。
イベントの参加特典としてもらった「大戸屋eGift1,000円分」も、さっそく当日に利用。
おいしくて栄養満点の定食をいただいて帰りました。おいしそうにごはんを頬張りながら、「このイベントさぁ、【大戸屋】がますます好きになるよねー」と息子。その一言が、体験の満足感を物語っているようでした。
体験取材にご協力いただきました【大戸屋】と【専修大学】渡辺達朗ゼミナールの皆さま。
写真提供/株式会社大戸屋
息子に貴重な体験をプレゼントしていただき、心より感謝申し上げます!
(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)
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