巨大なロシア軍機が「主翼を引き裂かれて撃破」される ウクライナ軍が約800kmの長距離攻撃
- 乗りものニュース |

衛星画像で被害が明らかに
ウクライナ保安庁(SBU)は2026年8月28日、ロシア西部サラトフ州のエンゲルス空軍基地で、ロシア軍のTu-95戦略爆撃機を破壊したと発表しました。
NATOなど西側陣営では「ベア」と呼ばれる戦略爆撃機Tu-95(画像:防衛省統合幕僚監部)
ウクライナ保安庁は、エンゲルス空軍基地への攻撃には長距離ドローンを使用したことを明らかにしています。このドローンは目標まで約800km飛行したとのこと。
また、航空機に加え、弾薬庫や燃料などを保管した倉庫も攻撃したと報告しています。
ウクライナ政府公式のクラウドファンディング・プラットフォーム「ユナイテッド24」は、エンゲルス空軍基地で右側の主翼が脱落したTu-95の衛星画像を公開し、撃破が確認されたと報じています。ただ、損傷したTu-95は訓練用の機体だったという指摘もあります。
アメリカのシンクタンク・戦争研究所(ISW)は8月28日、今回の攻撃について「エンゲルス空軍基地の衛星画像は、Tu-95の右翼が損傷している様子を示している」と指摘。「ウクライナ軍は、ロシアの後方の重防御目標を攻撃する能力を示した」としています。
なお、ウクライナ保安庁は2026年7月17日にも、エンゲルス空軍基地でTu-95を撃破したと発表していました。この時に攻撃を受けたTu-95は機体後部が脱落し、機体に致命的な損傷を受けたとみられています。
Tu-95は1952年に初飛行したターボプロップエンジン4発の大型機で、プロペラを2枚重ねた「二重反転プロペラ」と、翼端が後方に向かって角度のついた「後退翼」が特徴です。
プロペラ機であるものの、最大速度は925km/hとジェット機に匹敵します。空中発射型巡航ミサイルも搭載可能で、ウクライナへの攻撃に多用されています。また、日本周辺にもたびたび飛来します。
Tu-95は2025年6月に実施されたウクライナの「蜘蛛の巣作戦」で複数機が撃破されており、それ以降ロシア軍は戦略爆撃機を分散させ、一部を極東のウクラインカ空軍基地にも移動させています。
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