どうせ読むならポイント貯めない?

250万円がたった1年で消えた……予定外の中学受験と後悔「もっと早く準備しておけば」

1,146 YOU
  • マイナビウーマン
  • |

共働き家庭のリアルな教育資金事情を聞く本連載。第1回は中学生のお子さんを育てるYさんにインタビュー。Yさんは自身が94歳になるまでの家計シミュレーションを立て、資産運用もしているそう。一見、教育資金の準備は順調なように見えますが実はそうではないようで……?

⚫︎Y家の基本情報
ママ(Yさん):40代会社員(部長職 )/首都圏在住
パパ:会社員
長女:中学2年生/中学受験をし、現在は私立中に通う。

緻密なシミュレーションのはずが!? 教育費の意外な「落とし穴」

Pixta 116585612 m

――Y家ではどのように家計管理や資産管理をしていますか?

Yさん エクセルで私が94歳になるまでの家計シミュレーションを立てています。子どもの教育にかかる支出は、大きく「学費」と、習い事や塾費用などの「教育費」にわけて管理しています。

――94歳まで!? それなら安心ですね。家計シミュレーションはFPに作成してもらいましたか?

Yさん シミュレーションは自分で作成して、それをFPに見てもらっていました。FPにも「これだけしっかりしていれば大丈夫」と言われましたし、トータルで資産が増えているかについては毎年チェックしていたつもりでした。実際、娘が小5まではシミュレーション通りだったんですが……。

――娘さんが小6のときに大きくお金がかかったというと……中学受験ですか?

Yさん はい。シミュレーションの甘さがあったことに加えて、近年の物価高が痛かったですね。物価高で学費や塾の費用も上がっていますから。

――実際、教育費としてどの程度の予算を確保していましたか?

Yさん 年間100万円です。中学受験の費用として、小4~小6の3年間で400万円くらい使いました。しかもそのうち250万円を小6の1年間で使ってしまって。受験関連費で一気に家計が悪化してしまったんです。本格的に受験に入る前に積み立てていた教育費の余剰金を充てられればよかったのですが、旅行などに使ってしまっていて。

Pixta 95798634 m

――子どものためとはいえ、1年で250万円も資産が減るのはつらい……。中学受験はもともと考えていましたか?

Yさん 実は、予定外の受験でした。親としては「公立中でいいよね」と思っていたのですが、娘が「地元の公立中は給食がイマイチらしいから、中学受験したい」と言い出して。

――給食! 受験理由として初めて聞いたかもしれません。でも、どんな理由であれ子どもの希望なら叶えてあげたいですよね。

Yさん そうなんです! いざ受験準備を進めていくと、通常の塾のほかにも、苦手な教科をフォローするために別の塾に通ったり、家庭教師をつけたりとどんどん費用がかさんでしまって。自分なりに教育費に関する情報は集めていて備えていたつもりでしたが、子どもの進学希望や学力にあわせた資金計画までは立てられていませんでした。

――教育費、読めなさすぎます……。

Yさん よく「子どもが生まれてから小学校に入るまでの期間が教育費の貯めどき」と言うけれど、本当にその通り。本格的に教育費に向けての資産運用を始めたのが娘が小学校に入る直前くらいだったので、「もっと早く始めていれば」と切に思いました。

中学受験を終え、入学してもお金はかかる!

Pixta 90849377 m

――娘さんは現在中学2年生とのことで、中学受験を終えたぶん、教育費も落ち着きましたか?

Yさん そんなことはまったくなくて……。まず、私立なので中学校の学費がかかります。そのほかにも、塾の費用は小学生と中学生とで料金が違うので負担が大きいですし、大学受験・進学に向けての資金準備も必要。中学に入って娘の交友関係が広がったぶん、交際費も以前よりかかってきますし……。そもそものシミュレーションが、子どもが小学生であることをベースに作成したものなので、今では年間100万円の予算じゃまったく足りません!

――私たち親世代が子どもの頃と今の時代では、教育費に対する考え方や教育費のかけ方も違いますもんね。物価高もありますし。親が、中学受験者の多い首都圏などの都市圏出身か、地方出身かでも考え方が変わってきそうです。

Yさん そうですよね。直接的な学びにならなくても、自然体験のような間接的に学びにつながるようなことも、私は娘に経験してほしいと思っています。そうなると、体験をするための旅行費などもかかってきますよね。

Pixta 103965435 m

――たしかに。子どもの学びにつがながる体験にかかる費用も、広義では教育費になっていくのが現代ですね。

Yさん もちろん、そこまで教育費をかけないというのも一つの選択肢だと思います。それでも私は子どもがやりたいこと、子どもの将来につながりそうなことにはお金を出してあげたいなと考えてしまうんです。

――そうした体験にかかる費用も含めて、Yさんの想定の教育費と、実際にかかった教育費ではどれくらい差がありましたか?

Yさん 想定の1.5倍から2倍くらいはかかりましたね。我が家は資産のなかでも現金比率が高くて、今思えば投資などに多く回して総資産が増えるようにすればよかったと思います。加えて、夫婦で早くから教育の価値観をすりあわせて複数のシミュレーションを立てておくべきでした。

――それほど乖離があるとたしかに家計管理がしんどくなりそうです……。これから教育資金を準備するママやパパに向けて、これだけは伝えておきたいことはありますか?

Yさん 教育費は子どもによって上下のブレが特に大きい費目なので、子どもが小学校低学年ごろまでにある程度の金額を準備しておくと安心だと思います。特に首都圏・名古屋圏・関西圏といった主要都市圏に住んでいる場合は、中学受験をすることを前提に教育費のプランを立てたほうがいいと個人的には感じています。親は受験させる気がなくても、我が家のように子どもが受験を希望するケースもあるので。皆さんが教育資金計画を立てるにあたって、我が家の事例が参考になればうれしいです。

(取材・文:マイナビ子育て編集部)

実は損している?

ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。

ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。

運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?

YOUの気持ち聞かせてよ!

いいね いいね
ムカムカ ムカムカ
悲しい 悲しい
ふ〜ん ふ〜ん
NEWS一覧へ
PeXポイントで賞品を当てよう!

ポイント ポイント獲得の流れ

ポイント獲得の流れ

ポイント ルール・注意事項

ポイント獲得!!