ゲン担ぎの菓子に成長…「キットカット」が受験生の心つかんだ“まさかの理由”
- オトナンサー |

「2026年度大学入学共通テスト」が1月17日から同月18日にかけて行われ、受験シーズンが本格的に始まりました。ところで、毎年、多くの受験生に人気なのが、ネスレ日本(神戸市)が販売するチョコレート菓子「キットカット」です。SNS上では「受験といえばキットカットですね」「自分が受験の時は、必ずキットカット持ってってた!試験の休憩時間にも食べたな」「キットカット受験の時食べた」などの声が上がっており、受験生だった頃に食べたことがある人は多いのではないでしょうか。
キットカットが日本で発売されたのは1973年ですが、その後、同社が受験生向けに販売を強化するようになったのは2003年だといいます。キットカットが受験生の人気商品に成長した経緯について、同社の担当者に聞きました。
九州の方言がきっかけ
受験生向けにキットカットの販売を強化するようになったきっかけを質問すると、担当者は「1990年代後半、『毎年1月になると、九州で“キットカット”が飛ぶように売れる現象が起きる』といった情報が、当社の営業担当者から報告されるようになったことがきっかけです。当初はあまり気に留めませんでした」と回答。九州でこうした現象が起きるとは、まったく予想していなかったといいます。
九州でヒットした理由については、「当社が実際に調べてみると、九州の方言『きっと勝っとお』(絶対に勝つよ)が、『キットカット』の発音に似ていることから、九州の受験生がゲン担ぎで購入していることが分かりました」と教えてくれました。
その後、2002年に「キットカット」を受験のお守りとして購入する動きが、口コミで全国に広がったということです。
そこで、同社は縁起のよい「キット、サクラサクよ。」というメッセージを基に、受験生が宿泊するホテルで「キットカット」を無料配布したり、鉄道会社やタクシー会社と共同で、受験会場までの移動経路を案内するサービスを行ったりするなど、受験生を応援する活動を毎年行うようになったといいます。
また、同社は2003年12月、パッケージに桜や応援メッセージなどを記載した受験生向けの応援商品を発売。翌年以降も12月ごろに応援商品を数量限定で発売しているといいます。キットカットが1年で最も売れる時期は、毎年12月から翌年1月にかけてだということです。
過去に発売した応援商品について、担当者は「過去には、紅白による縁起のよさから、『キットカット ミニ 紅白パック』のほか、“いい予感”とかけて『キットカット ミニ 伊予柑(いよかん)』、外袋を折ることでお守りが作成できる『キットカット ミニ 応援メッセージパック』などを販売してきました」と教えてくれました。
その上で「受験生を応援する活動や、受験生向けの応援商品を通じて、今では、『キットカット』は受験生のゲン担ぎのラッキーアイテムや、大切な人に応援や感謝の気持ちを伝えるツールとして定着しています」と、キットカットが受験生に愛されるようになった経緯を語りました。
オトナンサー編集部
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