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“大幅に生まれ変わった”東京メトロ東西線の主力車両、12月運転開始! 心臓部を交換 世界初のシステム導入

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体積「8割減」 驚きのインバータ

 東京メトロと三菱電機は2026年10月8日、鉄道用の「同期リラクタンスモータシステム:SynTRACS」と「超小型VVVFインバータ装置」を組み合わせた新たな主回路システムを、東京メトロ東西線の05系車両に導入すると発表しました。この2つを組み合わせた主回路システムの導入は、世界初となります。

Large figure1 gallery5東西線05系(画像:PIXTA)

 主回路システムは、電車のモーターを制御する“心臓部”にあたる装置です。今回導入される「同期リラクタンスモータ」は、回転子鉄心内の磁気抵抗の差によって生じる力(リラクタンストルク)で駆動するのが特徴。鉄道車両で一般的な誘導モータと比べて回転子の発熱損失が小さく、効率に優れるとされています。今回採用されたモータは、導入前のものと比較して重量を約9%低減しつつ、出力は約22%増加させています。

 一方、モーターを制御する「VVVFインバータ装置」は、最新のSiCパワー半導体素子を採用。冷却器の小型化を実現したほか、高性能CPUを活用した高集積制御基板により、装置構成を刷新したといいます。これにより、導入前の装置と比較して、体積を約81%、重量を約43%も低減する“超小型化”を達成しました。

世界初の実証を経てついに本格導入へ

 この「同期リラクタンスモータシステム:SynTRACS」は、東京メトロと三菱電機が共同で開発したものです。これまで日比谷線の13000系車両で世界初となる実証試験や営業線での長期評価試験を行い、一般的な誘導モーターシステムに比べて約18%という高い省エネ効果があることを定量的に確認したと発表しています。その後は福岡市営地下鉄や東武野田線の新型車両など、他の事業者でも採用されています。

 今回導入される東西線05系は、1980年代から2000年代にかけて430両も製造された、長年にわたり東西線の主力を務める車両です。主回路システムの更新により、約20〜30%の省エネ効果を見込んでいるほか、機器の大幅な小型・軽量化により床下の機器もスッキリして配置の自由度が高まるといいます。

 新システムを搭載した東西線05系車両の営業運転開始は2026年12月を予定。その後2030年度までに合計9編成への導入を予定しています。

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