子育て世代の2人に1人以上が「教育資金が不足」。理由2位は「物価や学費の上昇」、1位は?
- マイナビウーマン |

レオス・キャピタルワークスは、全国の25歳~59歳の子どもを持つ(妊娠中を含む)男女を対象に実施した「学費に関する市場の意識調査」の結果を発表しました。
子育て世代が抱えるお金の不安は「老後資金」と「教育資金」
1.次の中で、今後の生活において金銭的に不安を感じていることをすべてお選びください。
※生活全体を通じた不安についてお答えください。
※妊娠中の方は、将来のお子さまのことを想定してお答えください。(複数回答可)(n=1,050)
今後の生活において金銭的に不安を感じていることを尋ねたところ、「自身や配偶者の老後資金」(57.7%)が最も多く、次いで「子供の教育費」(48.2%)が続きました。「健康」についての項目(「自身や配偶者の病気・医療費」「自身や配偶者の怪我や事故の治療費」)の合計値は58.1%で、子育て世代の多くが健康不安を抱えていました。
特に、子どもが成人する頃に親が還暦を迎える「20/60親子」層では、「健康」について項目の合計値が78.6%と高くなっています。
「20/60親子」とそうでない親子の金銭的不安の違い
2.その中で、最も不安が大きいものを1つ教えてください。
※生活全体を通じた不安についてお答えください(単一回答)(n=1,050)
教育資金の準備方法は「預貯金」が最多
3.教育資金のために現在行っている備えはありますか。すべてお選びください。
※妊娠中の方も、現時点で将来に向けて行っていることがあればお答えください。(複数回答可)(n=1,050)
教育資金について、どのような方法で備えているか尋ねると、73.5%が「預貯金」と答えました。「20/60親子」層では、「預貯金」(78.6%)に加え、「学資保険」(44.0%)や「資産運用」(67.9%)という回答も多く、20/60親子層では+αの備えをしていることがわかりました。
「20/60親子」とそうでない親子の教育資金の備えの比較
特に、重点的に備えている教育費の準備方法として、預貯金が48.2%と最多となっています。
4.その中で、最も多くのお金をかけている(重点的に備えている)ものを1つ教えてください。
※妊娠中の方も、現時点で最も重視しているものがあればお答えください。(単一回答)(n=1,050)
教育資金の内容、37.7%が「明確に想定していない」
教育費について、具体的な内容をどこまで想定しているかという質問には、「具体的な内容は明確に想定していない」が37.7%、次いで「大学(私立)の教育費を想定している」が32.0%という結果となっています。
5.今後必要になる教育費について、どの程度まで具体的に想定していますか。
当てはまるものをすべて選択してください。
※妊娠中の方も、現時点で計画していることがあればお答えください。(複数回答可)(n=1,050)
42.1%が「準備したお金は、できるだけ手を付けず残しておくべき」
教育資金に関する考え方を聞くと、42.1%が「準備したお金は、できるだけ手を付けず残しておくべきだ」と回答。教育資金に対する慎重な姿勢がうかがえます。
6.教育資金に関する、あなたの考え方に近いものをすべてお選びください。
※妊娠中の方は、将来の考え方としてお答えください。(単一回答)(n=1,050)
56.0%が「教育資金を計画通りに準備できていない」
7.教育資金を「計画通りに準備できている」と思いますか。
※妊娠中の方は、現時点で準備できているかという観点でお答えください。(単一回答)(n=1,050)
8.教育資金が不足した/しそうだと感じたことはありますか。
※妊娠中の方は、今後の不安としてお答えください。(単一回答)(n=1,050)
教育資金を「計画通りに準備できている」と思うか尋ねたところ、「思わない」(56.0%)が半数以上を占めました。「教育資金が不足した/しそうだと感じた」という回答も51.1%と2人に1人が回答しています。
理由としては、「子どもの教育費が予想より高額」(52.7%)、「物価や学費の上昇」(47.5%)が多くなりました。
9.教育資金が不足した/しそうだと感じた理由で当てはまるものをすべてお選びください。
※妊娠中の方は、将来不安に感じるかもしれないと思うことをお答えください。
※教育資金に限定した理由をお答えください。(複数回答可)(n=537)
教育資金の準備における後悔は「資産運用」が24.5%
10.教育資金の準備のために、しておけばよかった/金額を増やしておけば良かったと後悔していることはありますか。(複数回答可)(n=1,050)
教育資金の準備のためにしておけばよかった/金額を増やしておけば良かったと後悔していることを尋ねると、「まだ分からない」(40.5%)に次いで、株式投資などの「資産運用」を挙げた人が24.5%という結果になりました。
多くの親が、教育費を子どもの可能性を広げる“未来への投資”と捉えている
11.もしも教育資金に余裕があったとしたら、お子さまのためにどのようなことに費やしたい/費やしたかったと思いますか。
※妊娠中の方は、将来のお子さまの教育について想像してお答えください。(複数回答可)(n=1,050)
教育資金に余裕があったとしたら、子どものために費やしたいことを尋ねると、約7割が「習い事・塾・課外教育」(34.7%)、「志望校への進学・受験や予備校通学」(25.6%)、「海外・国内留学」(14.4%)と答えました。親の多くが「教育費=学費のみ」とは捉えておらず、子どもの可能性を広げる“未来への投資”と捉えているようです。
「受験」や「習い事」による予想外の出費に苦労した声も
教育資金に関する「印象的な経験」や「困ったエピソード」について聞くと、「受験」や「習い事」による予想外の出費に関する声が多く集まりました。
「習い事が意外にお金がかかりました。月謝以外にも道具や交通費など、プラスの費用が意外と発生した(49歳女性)」「高校受験時に通った塾代が高かった。夏期講習などを合わせると家賃より高かった(42歳女性)」「子供が小さい頃、夫が体調不良で働けない時期があり、教育ローンや奨学金で何とかやっていくしかなかった(53歳女性)」など、子育て世代が教育費で苦労している様子がうかがえます。
12.教育資金に関する「印象的な経験」や「困ったエピソード」があればご記入ください。(自由記述)
本調査では、多くの親が教育資金に対し漠然とした不安を抱えながらも、その実態や具体的な必要額を見通せず、“預貯金”という伝統的な方法で将来の教育資金に備えていることがわかりました。
近年、「20/60親子」のような多重のリスクを抱える世代が増加する中で、教育資金の準備は単なる貯蓄に留まらない重要性を持っています。子どもたちが習い事や受験を通して自身の可能性を広げるために必要な費用、すなわち“+α”の投資を躊躇なく行えるよう、教育資金に対するより包括的な備えが不可欠です。
調査概要
調査対象:子どもを持つ(妊娠中を含む)25~59歳の男女/全国
サンプル数:1,050人
集計期間:2025年6月3日(火)~6月4日(水)
調査方法:インターネット調査
レオス・キャピタルワークス
https://www.rheos.jp/
(マイナビ子育て編集部)
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