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夫とプレステ争奪戦、寝不足出勤…コロナ禍で「ゲーム」にハマる大人たち

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大人気の「あつまれ どうぶつの森」(2020年5月、時事)
大人気の「あつまれ どうぶつの森」(2020年5月、時事)

 コロナ禍によって、外出自粛が奨励され、外食産業や旅行業など経済は大きな打撃を受けました。その一方、在宅時間の増加により、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の大人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」(「あつ森」)が世界的な大ヒットを収めるなど、ゲーム業界は活況となっています。コロナ禍をきっかけに、ゲームに初めてハマった人も少なくないようで、今回はそうした人たちの声やエピソードを紹介したいと思います。

「あつ森」でゲームの面白さに目覚めた

「あつ森」はやはり、大ヒット作だけあって、このゲームをきっかけに「ゲームの面白さを知った」と話す人が数多くいます。趣味が「読書とお酒」というAさん(35歳、女性)はアニメやゲームなどのいわゆる“オタク系”と呼ばれるカルチャーから何となく距離を置いていましたが、「あつ森」にはしっかりとハマりました。

「ゲームの名前だけはよく聞いていたので、テレビでCMを見て、『随分かわいいゲームなんだな』と興味を持ちました。外出自粛中は主に読書をしていましたが、そればかりだといい加減飽きてきて、別のこともしてみたいという気持ちも出てきました。『あつ森』は話題になっているし、では、やってみようかなと」(Aさん)

 ニンテンドースイッチ本体が品薄になっている中、Aさんは抽選に当たって、運よく手に入れることができました。ゲームへの抵抗感はありましたが、「話題になっているからか(抵抗感は)薄れていました」と話します。一緒に暮らす彼と2人で「あつ森」で遊び、ゲーム中の“無人島生活”を楽しんでいるそうです。

 Bさん(29歳、女性)は社交的で外で遊ぶのが好きという人ですが、友人と「『あつ森』をやってみよう」という話になり、ゲームを始めました。ニンテンドースイッチは以前買っていて、ほぼ使わないままになっていたのを引っ張り出してきました。

「リアルの知り合いでも何人か遊んでいる人がいたので、その人たちとゲームを楽しんでいました。SNSで探してみると『あつ森』サークルのようなものが幾つも見つかって、私は社会人が中心となっているグループに所属することになりました。

メンバーの誰かがいつも、ゲームに参加しているので、一緒に遊ぼうと思えばいつでも遊べます。それが楽しくて、仕事から帰宅したら、まず、ゲームを起動するというのが習慣になりました」(Bさん)

 SNSを同時に活用して、それまで知らなかった人たちと出会っていくのもオンラインゲームの楽しみです。無人島生活をひっそり満喫するAさんとはまた違った方向性の楽しみ方ですが、Bさんは「あつ森」によって、かなり充実した在宅時間を過ごしているようです。

 家族間のコミュニケーションにおいても、ゲームが一役を担うことがあります。家族が顔を合わせる機会の増えた外出自粛期間中、ゲームの存在感が増した家庭もあったようです。

 小学生の孫がいるCさん(62歳、女性)はゲームに関して全くの無知でした。「ゲームは『怠惰で、関わると恐ろしいもの』というイメージがありました」と話すCさんでしたが、孫の影響で変わりました。

 コロナの影響で、Cさんの家では、近くに住む孫を預かることが多くなりました。孫が持参して遊んでいる「あつ森」を後ろで見ていたCさんでしたが、「おばあちゃんもやってみる?」と突然、コントローラーを渡され、戸惑いの中でゲームとのファーストコンタクトを果たします。

「例えば、コントローラーを右に操作すると、ゲームのキャラクターがその方向に歩いて、もうそれだけで感動しました(笑)孫に教えてもらいながら、初めて、ゲームの中で(ゲーム中のキャラクターである)虫を捕まえたときの感動は忘れません」(Cさん)

 今では孫が訪れると、Cさんから、「『あつ森』をやろう」と持ち掛け、Cさんはゲーム内の魚釣りや化石掘りなどを手伝って楽しんでいるようです。

子どもの影響で親がハマる

「あつ森」以外のゲームも人気のようです。

 Dさん(38歳、男性)は小学生の息子に、大人気対戦アクションゲームの「スプラトゥーン2」が欲しいとせがまれました。しかし、ニンテンドースイッチが手に入らなかったため、その前作である「スプラトゥーン」と、家庭用ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」を中古で買ってきました。Dさん本人は人並みにゲームをしてきた自負があり、「息子にいいところを見せたい」という一心で「スプラトゥーン」を始めました。

「スプラトゥーン」シリーズにまつわるエピソードとして、「親が子どもよりハマる」というのをよく耳にしますが、Dさんもその例に漏れず、どっぷりハマりました。といっても、Dさんが「スプラトゥーン」で本格的に遊べるのは、どうしても息子が寝てからになってしまいます。

「ゲームを始めてから、こんなに面白いものを今まで知らずに過ごしていたことへの後悔が生まれました。また、もっと早くから知っていれば、今頃はもっとうまくなれていたのにと思いました。

面白いゲームに出合えたこと自体はよかったのですが、面白くてゲームのやめ時が分からず、ついつい夜更かししてしまうことが増えて、翌日、寝不足のまま出勤することも。ハマり過ぎもよくないので、せめて、息子から尊敬されるくらい上手になったら、いったん落ち着こう(ゲームをする頻度を減らそう)かなと考えています」(Dさん)

 Eさん(42歳、女性)の家には、家庭用ゲーム機「プレイステーション4」が1台ありますが、これをEさん、Eさんの夫、高校生と中学生の息子の4人で取り合っているそうです。

「夫は仕事で家にいない時間が多いのでいいとして、学校が休みになっていた期間は息子2人がほぼ家にいて、主に私を交えた3人で争奪戦をしていました。時間を区切って、順番にゲーム機を回していましたが、誰かが時間を延長して遊ぼうとするものなら、もう家族ゲンカの勃発です(笑)9月に入って学校が始まり、子どもたちが登校するようになって、ようやく自分のペースでゆったりゲームできるようになりました」(Eさん)

 在宅時間を半強制的に増加させる“外出自粛”には、ネガティブなイメージがつきまといますが、自分が楽しいと思える新しい趣味に出合えることもあり、捉えようによってはポジティブな側面も持っています。

 単なる暇つぶしのつもりが趣味になってしまうくらい、ゲームはやはり楽しいものです。コロナについては現在も予断を許さない状況が続いていますが、苦境をうまくやり過ごすために、ゲームは非常に有用なツールであるといえるでしょう。ただし、Dさんのように、日常生活に支障を来すほどハマってしまうのも考えものなので、節度ある範囲で遊ぶことが望ましいと思われます。

フリーライター 武藤弘樹

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