「推し活」は別れの原因? 長続きするカップルとの違い
- マイナビウーマン |

今回のお仕事ハックは「推し活を優先したいのに、彼氏に理解されない」とのお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。
推し活を優先したいのに、彼氏に理解されない
ライブや遠征にお金と時間を使うことを彼氏に「そんなに大事?」「使いすぎじゃない?」と言われます。私にとっては働くモチベーションそのものなのですが、理解してもらえません。恋人と推し活、どちらかを諦めるしかないのでしょうか。(医療職/20代)
……その彼氏とは別れてヨシ! 他の人を見つけましょ!
と、言いたいところですが。
推し活に理解がある人ならOK、ってわけではないですもんね。恋人として魅力を感じられて、基本的な価値観が合い、一緒にいて楽で、なおかつ推し活への理解がある人。となると、簡単には見つからないかもしれない。
実際、すぐには切り捨てられない魅力が彼氏さんにあるから悩んでいるわけですよね。なので、まずはどうすればうまくいくかを考えてみましょう!
まず、「そんなに大事?」という言葉。ここからにじみ出ているのは、「自分との時間はそこまで大事にされていないのかも」という想いです。
彼氏に聞いてみてください。「自分は大切にされてないって感じてる?」と。もし「うん」と言われたら、「どんな時にそう感じる?」と。
恋人や伴侶の趣味をどこまでなら許せるかって、本当に人それぞれです。だから、まずは彼氏さんにとってのOKラインとNGラインを知る必要があります。
例えば、推しの全国ツアーが始まった時。
自分の住んでいる県と隣の県で開催されるライブ、合計3回参戦するのはOKなのか、NGなのか。
あるいは、ツアー全通、つまり開催される全公演に参加すべく全国を飛び回るのはOKなのか、NGなのか。
ちなみに。ここが重要なんですが、趣味への傾倒具合に絶対的な正解は存在しません。お互いが納得できていればいいのです。
あなたの推し活を理解してくれる人、普通にいると思います。「全通? いいよ別に。俺もしようと思ってたし」とか。「俺も今クールの新作アニメ30本のチェックでしばらく忙しくなるし」とか。「俺も波がある日はサーフィンしたいから夏の間は約束とか難しいし」とか。
で、「えっ、あの子に会うために全通……?」とか「30本……?」とか「波のある日……?」などとモヤモヤするなら、今あなたに苦言を呈している彼氏の気持ちが少し分かった、ということになると思うんですよ。要は「そこまでするの?」という気持ちと、「私と会うことより優先……?」という気持ち。
それを感じるのなら、今の彼氏さんは実はあなたにとってちょうどいい相性かもしれません。なので、「これくらいならどう?」とあなたなりの妥協点を提案するのがおすすめです。たとえ少しであっても「自分の意見を聞いてくれた」という事実は相手の心に残ります。
で、どんなに話し合いをしても着地点を見出せない、あるいは「推し活をセーブする自分なんて自分じゃない」と感じるなら、無理に付き合い続けなくてもいいのでは、と私は思います。理解してくれる人は他にいるはず。
自分の話をすると。私はバッグが好きで、安い物も高い物も一つひとつが私にとってはアートなので、簡単に捨てられません。「多すぎる」「減らせば」と夫にたまに言われます。
が、私は夫の所有する壁一面のCD、どんどん増えるレコード、この一年に私を置いて3回の台湾茶の買い付け旅行、どれにも文句を言ったことがありません。その情熱が一過性のものではなく、彼の人生にとって大切なものであるのが分かるからです。あと、私も文句を言われたくないので(笑)。
結果、本気のけんかにはならずに済んでいます。お互いに、「これは買わないでおこう」「行かないでおこう」と節制する時もあり、そのへんの塩梅も合っているのかもしれません。
といった経験や、周りの夫婦を見ていても、好きなものに注ぐ情熱の量が同じくらいだとうまくいきやすいとは思います。
ただ、そのバランスが取れていなくても続いている夫婦も周りに複数います。その場合、趣味がある男性側が家計を支えているので、女性側はそこで許せているのかも。
……と、最後は現実的な話になってしまいました(笑)。パートナーシップはお金と時間の使い方の擦り合わせ作業でもあるんですよね。
一方で、好きなものへの情熱は、奪ったり奪われたりしないに越したことはない、とも思います。人をイキイキと輝かせるものなので。
趣味に生きるのも、相手に合わせるのも、どちらもアリ。どんな自分で生きていきたいかを考えてみることが、今後を決めるカギになるかもしれません!
Point.
・恋人や伴侶がいる場合の趣味への傾倒具合に、絶対的な正解はない
・相手を大切に思うなら、話し合いでお互いに納得できる妥協点を探してみよう
・好きなものに注ぐ情熱の量が同じくらいだとうまくいきやすいが、違っていても関係が続くケースもある
・どんな自分で生きていきたいか、を考えることが今後を決めるカギになる
(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)
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