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名戦闘機「ミラージュ2000D」最終改修版の引き渡し完了! 次世代機開発中止で“2040年代以降”も現役続行か!?

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  • 乗りものニュース
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エリア88では傭兵は乗らない最新鋭機だったのに…!

 フランス国防調達庁(DGA)は2026年7月1日、フランス航空宇宙軍(以下:フランス空軍)の中期改修を終えた最後のミラージュ2000Dを引き渡したと発表しました。

Large figure1 gallery3ミラージュ2000(画像:アメリカ空軍)

 中期改修(RMV:Rénovation à Mi-Vie)の略称をそのまま用いた「ミラージュ2000D RMV」とも呼ばれるこの機体は、ダッソー・アビエーションが改修キットの開発と試作機2機の改修を担当し、その後、フランス航空産業整備局が50機の量産改修を実施しました。

 2015年に開始されたミラージュ2000Dの中期改修計画は、2030年以降も運用を継続できるよう機体寿命を延長するとともに、現代戦の要求に適応させることを目的としています。

 フランス空軍・宇宙軍所属のミラージュ2000D50機と、DGA飛行試験・評価センターの試験機2機を合わせた計52機が対象となっています。

 1990年代に就役したミラージュ2000Dは地上攻撃任務に特化しており、昼夜を問わず、またあらゆる天候下で超低空飛行や高速飛行が可能です。

 改修されたミラージュ2000D RMVではコックピットが近代化されたほか、近距離での火力支援能力を持つ30mm機関砲が搭載されています。

 さらに対地攻撃能力としては、アメリカ製の1000ポンドGBU-48、500ポンドGBU-49、2000ポンドGBU-50 Enhanced Paveway IIなどの精密誘導爆弾が搭載可能となったほか、フランスのサジェムが開発した、通常爆弾を精密誘導兵器にするAASMも運用可能となり、精密誘導兵器の搭載能力が強化されています。

 また自衛用の対空ミサイルもマジック2に代わり、新たな赤外線誘導式ミサイルである「MICA IR」を搭載しています。

 この近代化によりミラージュ2000D RMVは、オープンシステム化によって新たな機能を迅速に追加・更新できる柔軟性を獲得し、最新世代の装備を搭載することで、現在および将来の作戦環境に対応できる能力を備えることとなりました。

 なお、同機が2030年以降の作戦能力維持を目的に改修された背景には、フランス・ドイツ・スペインで共同開発が進められていた「将来戦闘航空システム(FCAS)」の有人戦闘機が完成・配備されるまでの間、既存戦力を補完するという目的がありました。ただし、FCASの有人機開発が2026年6月に正式に中止されたことで、ミラージュ2000D RMVの役割はさらに重要性を増しており、新たにフランスが構想する新型有人戦闘機が登場するまで、場合によっては2040年代以降もラファールとともに運用を補完する可能性があります。

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