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「えっ、今!?」多忙な秋冬の“謎熱・謎頭痛”に解熱鎮痛剤を使って大丈夫?

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  • マイナビウーマン
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■秋冬の“あるある”感染症

秋冬は気温の降下により、空気が乾燥することでウイルス性感染症が拡大しやすくなります。最も多いのがインフルエンザと新型コロナウイルス感染症でしょう。

インフルエンザは38度以上の高熱や強い頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感など急速に症状が全身に広がるのが特徴です。一方、新型コロナウイルスは発症初期に微熱やのどの痛み、頭痛、倦怠感が比較的緩やかに出現し、味覚・嗅覚障害や消化器症状(下痢・嘔吐)が現れやすい点が特徴ですが、オミクロン株では症状が多様化し鑑別が難しくなっています。

こうした感染症以外にも秋冬に多いのが咽頭炎・扁桃炎や副鼻腔炎(蓄膿症)です。咽頭炎・扁桃炎はのどの痛みと共に発熱や頭痛を伴い、「風邪」のケースより強く長引きやすい傾向があります。副鼻腔炎は顔や鼻周囲の痛み、昼から夜間に悪化する頭痛、鼻閉・黄色い鼻汁が主な症状です。さらにウイルス性胃腸炎(ノロ・ロタウイルス等)でも発熱や頭痛が現れることがあります。

■突発的な発熱、頭痛に市販の解熱鎮痛剤を使いたいときに注意すべきこと

突発的な発熱や頭痛を経験した時、市販の解熱鎮痛剤は症状緩和の頼もしい味方になります。しかし、薬を内服する際にはいくつか重要な注意点があります。

まず、38度以上の高熱が3日以上続く場合や、強い息苦しさや全身症状、持病(心臓・肺・腎臓病、妊娠中など)がある場合は無理をせず、早めの医療機関受診が必要です。

インフルエンザやコロナウイルスが疑われる場合は、原則として「アスピリン系」の薬(小児の場合特に)やNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)使用時は合併症リスクに留意する必要があります。特にインフルエンザ脳症などのリスクを避けるため、アセトアミノフェンの適用がより推奨されます。

解熱鎮痛剤は、あくまで発熱や痛み症状の緩和を目的に対処療法として使うもので、病気そのものを治す薬ではありません。疾患が進行している場合や症状が長引く場合は、薬で症状が隠されている場合があり、必ず医師に相談しましょう。

既往歴(胃潰瘍、喘息、肝・腎障害、アレルギー体質)、他剤との併用(抗血栓薬等)、妊娠・授乳中の場合は必ず薬剤師・医師へ事前に確認することが大切です。どの薬も添付文書の用法・用量を厳守し、長期の連用や他剤との重複使用は避けましょう。

■市販の解熱鎮痛剤はどう使い分ける?

市販の解熱鎮痛薬としてよく使われるのは、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソニン(ロキソプロフェン)の3種類です。それぞれ作用の仕方や向いている症状が少しずつ異なります。

アセトアミノフェンは、主に脳の中枢神経に働きかけて体温の調節や痛みの伝わりを抑えます。炎症そのものを抑える力は強くありませんが、副作用が少なく安全性が高いのが特徴です。小さなお子さんや高齢の方、妊娠中の方でも使いやすく、インフルエンザやコロナなどの発熱・頭痛時にも安心して服用できます。ただし、炎症が強い痛みには効果が穏やかに感じられることがあります。

イブプロフェンとロキソニンは、どちらも非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれるタイプで、体内で痛みや炎症を起こす物質(プロスタグランジン)の生成を抑えることで、熱や痛み、腫れを和らげます。

肩こりや生理痛、頭痛、関節痛などにも幅広く使われていますが、胃の不快感や腎臓への影響、喘息症状を誘発することがあるため、続けて飲むときは注意が必要です。

ロキソニンは即効性と持続性のバランスが良く、急に強い痛みが出たときに頼りになるタイプです。イブプロフェンは比較的安全域が広いとされますが、用量や服用期間は守ることが大切です。

体調や体質、症状の強さによって適した薬は違います。高熱や強い頭痛、生理痛にはロキソニンやイブプロフェンが頼りになりますが、微熱や軽い頭痛、風邪のだるさにはアセトアミノフェンが優しく作用します。自分の体調やライフスタイルに合った選び方をすることで、より安心して使うことができます。

■自分に合った解熱鎮痛剤を備えておくことが突発的な熱、痛みに役立つ

多忙な日常のなかで、突然の発熱や頭痛に襲われると不安や焦りが募ります。そうした時こそ、冷静にセルフケアを実践していく姿勢が大切です。

一つ目は「自分に合った解熱鎮痛剤を事前に備えておくこと」です。薬を常備することで、“何かあっても困らない”という安心感が得られ、心理的なストレスが大幅に和らぎます。

また、出張や外出先では小分けにした薬や用法・用量をメモしたカードを携帯しておくと、緊急時にも落ち着いて対応できるでしょう。体調の変化を感じたら「無理せず休む」ことを最優先し、家庭・職場や医療機関に早めに相談することも大切です。

さらに、感染症が流行する時期は他者との接触機会を減らす、手洗いやマスク着用など基本的な感染予防策を習慣化する、自分を責めすぎないことも重要です。「体調不良を隠す」のではなく、必要に応じて速やかに医療機関を受診しましょう。

解熱鎮痛剤は便利なものですが、いつでも自分自身や家族・職場の健康を第一に考え、過度なセルフメディケーションに依存せず、適切なタイミングで専門家に相談できる「余裕」を持つことが、忙しい秋冬を乗り切る心理的な土台となるでしょう。

(監修:中路 幸之助、編集:マイナビウーマン編集部)

※この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。
※画像はイメージです。

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