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6年半ぶり復活“漆黒の国際線”体験!→「日本最強級に体感時間短いかも…」なぜ? 深夜2時着も“イケる”理由

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トンデモなく広い普通席がウリ

 北九州を拠点とする航空会社スターフライヤーが、運休していた国際線定期便の北九州~台北(桃園)線について、2026年9月2日から運航を再開しました。同路線は2020年3月から運休しており、約6年半ぶりの復活となります。同社の国際線はどのようなものなのでしょうか。今回、その再開初便に乗ってきました。

Large figure1 gallery2スターフライヤー「北九州~台北線」再就航初便の様子(乗りものニュース編集部撮影)。

 スターフライヤーは2006年に運航を開始した航空会社で、導入時は異端ともされた「黒」を基調とした機体デザインを採用するなど、国内の航空会社のなかでも特徴的なブランドイメージを打ち出しています。

 客室のコンセプトは「スマート ラグジュアリー」。使用している旅客機は、エアバスの単通路機「A320ceo」と、その発展型となる「A320neo」の2種類です。

 A320ceoは、同型機では最大180席を配置できるところ、スターフライヤーでは150席仕様とすることで、普通席ながら、座席の前後間隔を広く取っているのが特徴です。また、USBポートや電源コンセント、個人用モニターのほか、レッグレストも備えています。実際に180cm近い身長がある筆者の場合、極端に深く腰掛けてもなお、膝が前席の背もたれにつきません。

 一方、A320neoは2023年に導入された新型機で、A320ceoから客室やシートの仕様が大きく見直されました。シートバックモニターを廃止する一方、薄型シートを導入することで、国内線普通席としては最大級の足元スペースを確保しています。座席にはスマートフォンやタブレット端末を置けるホルダーを設置するほか、USBポートやAC電源も備えます。また、A320neoでは無料の機内Wi-Fiサービスも提供されています。

 北九州~台北(桃園)線の運航は週3往復です。北九州発は日・水・金曜で、801便が23時40分に出発し、台北(桃園)へ翌1時10分に到着します。台北発は月・木・土曜で、800便が午前3時00分に出発し、北九州へ午前6時20分に到着するダイヤです(時刻はいずれも現地時間)。なお、スターフライヤーによると、この路線では基本的にA320neoを使用するとのことでした。

 日本発の再開初便となった9月2日の801便には、A320ceoが使用されました。予定されている飛行時間は2時間20分で、国際線としては比較的短いフライトです。初便の搭乗者には記念品も配布されました。

「体感短すぎる…」実際に乗ってみた感じた違い

 今回復活したスターフライヤーの国際線では、国内線とは異なる機内サービスも提供されます。

Large figure2 gallery3スターフライヤー「北九州~台北線」再就航初便の様子(乗りものニュース編集部撮影)。

 機内ではアルコールを含むドリンクに加え、軽食が提供されました。アルコールメニューには日本酒「獺祭 純米大吟醸45 にごりスパークリング」やビールがあり、このほかホットコーヒー、オニオンスープ、アップルジュース「希望の雫」、コーラゼロなども用意されています。軽食はお菓子を詰め合わせたボックス形式で、有明海苔かりんとうや、北九州市の和菓子店「菓匠きくたろう」の「北九菓」などが入っていました。

 機内サービスは日本時間の午前0時40分ごろから1時間弱にわたって行われ、その直後にはあっという間にシートベルト着用サインが再点灯。日本時間の午前2時15分ごろ(現地時間午前1時15分ごろ)、台北・桃園空港に到着しました。スターフライヤーならではの座席の快適性も相まって、体感的にはあっという間のフライトだったことが印象に残りました。

 同社の町田 修社長はこの路線について、「台湾で仕事が終わった方が家に帰って食事をして、シャワーを浴びて、台湾桃園空港に行って、朝、土曜日の朝に来て、ずっと観光できる」と説明。深夜に台北を出発して早朝に北九州へ到着するダイヤについて、「台湾の方にとってはとても使い勝手のいいダイヤ」と強調しています。一方、日本から利用する場合、往路は台北に深夜到着となるため、人によっては少々使いづらく感じる時間帯かもしれません。

 ただ、桃園空港から台北市内へは深夜帯にもバスが運行されています。筆者が利用した際は時間帯からか道路が空いていたこともあり、約40分で台北市内中心部へ到着しました。街はさすがに昼間のような賑わいとは程遠いですが、深夜から明け方でも台湾グルメを楽しめる飲食店があります。到着後、ホテルに荷物を預けてから夜食を楽しむといった過ごし方も可能でしょう。

 また、台北発は午前3時00分というかなり遅い時間帯です。そのため日本人旅行者にとっても、帰国日の前夜まで台北で過ごしたうえで空港へ向かえるという、一般的な昼間の便とは異なる使い方ができそうです。

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