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「自律神経」ってそもそも何? 体の中でどんな役割?

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自律神経とは?
自律神経とは?

 体調が悪いとき、「自律神経が乱れているのでは?」と言われることがあります。よく名前を聞く「自律神経」ですが、そもそもどういうもので、体の中でどんな役割を果たしているのでしょうか。医療ジャーナリストの森まどかさんに聞きました。

内臓などの機能、「自律」的に調整

Q.そもそも「自律神経」とはどういったものでしょうか。

森さん「神経には、脳(大脳、脳幹、小脳)と脊髄からなる『中枢神経』と、中枢神経からつながって全身の隅々まで分布していく『末梢(まっしょう)神経』があります。

中枢神経は、末梢神経から伝えられた情報を処理し、指令を出す役割があります。一方の末梢神経は、手足を動かすための『運動神経』、感じたものを脳に伝えるための『感覚神経』、内臓などの働きに関係する『自律神経』が含まれています。

自律神経は、自分の意思によらず自動的に(自律的に)血圧や体温の調節、呼吸、消化、排せつなど内臓の機能の調整を担います。『交感神経』と『副交感神経』があり、状況によって、それぞれがバランスを取ることによって機能します。

活発に動くときや緊張したときには、交感神経が優位となって働き、休んでいるときやリラックスしているときには、副交感神経が優位となって働きます。また、一般的には、日中に交感神経が、夜間から朝にかけては副交感神経が優位になります」

Q.「交感神経」について、その役割や、問題があったときに、どうなるかを教えてください。

森さん「交感神経は先述の通り、活動時や緊張時に活発に働き、心拍数を増やしたり、血圧を上げたり、気道を広げたりして、体の機能を調節します。激しいスポーツをしているときに心拍数が上がったり、汗が出たりするのも、交感神経の働きによるものです。

しかし、強いストレス、オーバーワーク(頑張り過ぎている状態)、睡眠不足などが原因で、交感神経が過度に優位になった状態が続くと、興奮状態が続くことになり、体の不調につながります。動悸(どうき)や息苦しさ、頭痛(緊張型頭痛)、肩凝り、口の乾き、体温調節がうまくできないなど、さまざまな症状が現れる場合があります」

Q.「副交感神経」について役割やそれに問題があったとき、どうなるかを教えてください。

森さん「副交感神経は、休息時やリラックスしたときに働き、体を回復させたり、食べ物の消化を促したり、排便や排尿を促したりする役割を持っています。ストレス社会ともいえる昨今では、交感神経が優位になり過ぎて、副交感神経の働きが衰えるケースが多いとも言われています。その結果、胃痛や腹痛、吐き気などの症状がみられることがあります。

また、血管が拡張した状態が続くことによって、片頭痛が誘発されたり、だるい、朝起きられないなどの不調を訴えたりする人もいるようです」

Q.「自律神経が乱れる」とは、どういう状態のことを言い、どんな問題があるのでしょうか。

森さん「『自律神経が乱れる』とは、不規則な生活や過度のストレスなどが原因で、適切なタイミングで交感神経と副交感神経が働かず、どちらか一方が優位になった状態が続くことを言います。

これにより身体に不調をきたし、先述の通り全身に多様な症状が現れるため、日常生活に支障が出ることも少なくありません。また、つらい身体症状が続くことによって、うつ、いらいら、焦燥感、不安感などの精神的症状が現れることもあります」

Q.自律神経が乱れないようにするコツや心構えを教えてください。

森さん「よく言われることですが、生活のリズムを一定にすることと、ストレスを抱えすぎないことが大切です。睡眠不足や昼夜逆転の生活にならないようにし、日々規則正しく就寝、起床、食事を取りましょう。

ストレスは、自覚していなくても、さらされていることがあり、感じ方は人それぞれです。少しでも症状を自覚した場合は、対人関係や労働環境、余暇の過ごし方などを見直してみることも大切です。また、女性ホルモンの変化が自律神経と関わっていることも知られています。生理周期、妊娠出産、更年期などによって自律神経が乱れることがあります。

自分で症状の緩和につなげられる場合もあれば、症状が続くことによってさらに別の症状が出てしまう場合もあります。つらい場合は自己判断せず、出ている症状の原因が他の病気である可能性がないかなど医療機関で診断してもらうことが大切です。“かかりつけ医”があればそこで相談するか、あるいは一般的な内科診療所でよいと思いますが、生理周期や更年期に関係するようであれば婦人科、めまいなどであれば耳鼻咽喉科、精神的症状があれば心療内科など、症状に合った診療科を受診することをお勧めします。」

オトナンサー編集部

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