南海フェリー撤退でどうなる? 途中駅ゼロの激短鉄路「和歌山港線」じつは南海の持ち物じゃない!?
- 乗りものニュース |

減便開始、そして撤退へ… 岐路に立つ「南海フェリー」
和歌山港と徳島港を結ぶ南海フェリーは、2026年8月1日から減便を実施しています。1日8往復16便から6往復12便となり、当面の間はこのダイヤで運航を続けるとしています。
南海和歌山港駅(乗りものニュース編集部撮影)
減便の対象となったのは、2隻ある運用船のうち「フェリーかつらぎ」です。乗組員の要員不足により現行ダイヤの維持が困難となったため、安全運航確保の観点から判断したと同社は説明しており、通常運航への復帰時期は未定です。
また、2028年3月末をめどとする「航路撤退」の方針についても、現時点で変更はないとしています。ただし、船舶や設備の老朽化、従業員の確保など安全運航に支障が生じる恐れがある場合には、撤退を早める可能性もあるとのことです。
南海電鉄が撤退の理由として具体的に挙げているのが、1998年の明石海峡大橋開業による陸路へのシフトです。さらに人口減少やコロナ禍による収入減、燃料費高騰も重なり、2021年度以降は債務超過が続いていました。老朽化した「フェリーかつらぎ」の更新も財務的に厳しく、新しい「フェリーあい」1隻での運航継続も不可能と判断されました。
いっぽう、航路そのものを残そうとする動きもあります。和歌山県議会では知事が「新たな事業者による運航継続へ向けた支援」を表明したほか、県トラック協会なども物流・災害時の重要性から航路存続の要望書を提出しています。
実はこのフェリー撤退問題、海の上だけでは終わりません。フェリーのりばに直結している、南海電鉄の「和歌山港線」の存在があるからです。
海の上では終わらない問題 直結する「和歌山港線」はどうなる?
フェリー撤退の発表後、一部メディアの取材に対し、南海電鉄の広報担当者は和歌山港線について「現時点で廃止予定はない」「今後も交通ニーズに応じて運行を続ける」と回答しています。
和歌山港と徳島港を結ぶ南海フェリー減便となった理由とは?(イメージ画像:写真AC)
では、廃止予定はないとされたこの路線は、そもそもどんな鉄道なのでしょうか。
和歌山港線は、和歌山市駅と和歌山港駅を結ぶわずか2.8kmの路線で、そのあいだに途中駅はひとつもありません。かつては終点の先に水軒駅があり、和歌山市〜和歌山港間にも3つの駅が存在していましたが、2000年代前半に相次いで廃止され、現在の形になりました。
特徴的なのは「線路の持ち主」です。和歌山港駅側の2.0km区間は、和歌山県が鉄道施設を保有する第三種鉄道事業者となり、南海電鉄が列車を走らせる第二種鉄道事業者となっています。もともと県がこの区間を整備したのは、当時盛んだった木材貨物を運ぶ臨港鉄道を設けるためでした。
貨物の時代が去った現在、和歌山港線は「南海フェリーとの接続に特化」した運行形態になっています。
フェリーの発着に合わせたダイヤが組まれており、朝夕には難波から特急「サザン」や急行が直通してきます。いっぽう、日中は線内を往復する普通列車が走るだけで、3時間近く列車が来ない時間帯もあります。
現在決まっているのは「南海電鉄グループのフェリー事業からの撤退」であって、鉄道の廃止ではありません。しかし、フェリーとの接続に特化してきた2.8kmの路線だけに、2028年3月以降の運行本数や、特急「サザン」の乗り入れがどうなるかは不透明です。
新たな事業者がフェリーを引き継ぐのか、それとも船が消えてしまうのか。撤退後、この特異な路線がどのような運行形態になるのかが、今後の大きな焦点となるでしょう。
実は損している?
ニュースを読んでポイントが貯まるサービスがあるのを知っていますか?ポイントサイトのECナビでは好きなニュースを読んでポイントを貯めることができるのです。(※ECナビはPeXの姉妹サイトです。)今日読んだニュースが実はお小遣いになるとしたら、ちょっと嬉しいですよね。
ポイントの貯め方はニュースを読む以外にも、アンケート回答や日々のネットショッピングなど多数あるので、好きな貯め方でOK!無料で登録できてすぐに利用できます。貯まったポイントはPeXを通じて現金やAmazonギフトカードなどに交換できます。
運営実績も15年以上!700万人以上の方がポイントを貯めています。毎日好きなニュースを読んでお小遣いを貯めてみませんか?
簡単無料登録はこちらYOUの気持ち聞かせてよ!
| いいね | ![]() |
|
|---|---|---|
| ムカムカ | ![]() |
|
| 悲しい | ![]() |
|
| ふ〜ん | ![]() |







