【子育て】よく聞く「バランスよく食べさせる」って何? “本当の意味”を管理栄養士が解説
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子育てをしていて、親として子どもの成長について考えるのは当然のこと。子どもの成長を支える食事について、「バランスよく食べる」という言葉をよく見聞きします。子どもにもよく言ってしまうワードですが、そもそも「バランスよく食べる」の“本当の意味”を知っていますか? そこで、管理栄養士・上級食育アドバイザーの板垣好恵さんに、「バランスよく食べる」の真実について聞きました。子どもにバランスよく食べてもらうためのテクニックも、ぜひ参考にしてみてください。
赤・黄・緑 視覚で伝える工夫も
Q. 食事のアドバイスでよく言われる「バランスよく食べる」について、栄養学的にどんな意味があるのか教えてください。
板垣さん「『バランスよく食べる』とは、『炭水化物』『タンパク質』『脂質』の三大栄養素を適切にとりながら、『ビタミン』『ミネラル』『食物繊維』をさまざまな食材から補うことを指します。
炭水化物は元気に動くためのエネルギー、タンパク質は体をつくる材料、脂質は細胞やホルモンに欠かせない栄養素です。
さらにビタミンやミネラルは体の調子を整え、食物繊維は腸を元気にしてくれます。
つまり、『動く力・体をつくる力・調子を整える力』をまんべんなくとることが、栄養学的な『バランスよく食べる』ことの意味です」
Q. 2~10歳ぐらいの子どもに与えたい理想的な栄養バランスを教えてください。
板垣さん「子どもは成長のために大人よりも多くのエネルギーを必要とします。特に脳のエネルギー源となる炭水化物はしっかり確保することが重要です。
栄養バランスの目安は『炭水化物』が50~65%、『脂質』が20~30%、『タンパク質』が13~20%です。
炭水化物は主食(ご飯・パン・麺)、タンパク質は主菜(肉・魚・卵・大豆製品)、脂質は調理油や乳製品などからとれます。さらに野菜・果物・海藻からビタミン、ミネラル、食物繊維を補いましょう。
献立に置き換えるなら『主食5割・主菜2割・副菜3割』を意識すると自然と理想に近づきます。一汁三菜を実践するのもよいです。毎食で完璧を目指さず、1日~数日単位でバランスを取れば十分。難しく考えず、毎日の食事で少しずつ意識するようにしてみてください」
Q.「バランスよく食べる」を子どもに実践させるには、どうしたらいいですか?
板垣さん「『バランスよく食べる』を子どもに伝えるときは、難しい栄養の言葉よりも子どもがイメージしやすい表現をするのが効果的です。『ご飯は元気のもと』『お肉や魚は体を大きくする』のように、役割をシンプルな表現で伝えると理解しやすくなります。
また、視覚的に伝える工夫もおすすめです。例えば……。
・赤=肉や魚(体をつくる)
・黄=ごはんやパン(エネルギーになる)
・緑=野菜や果物(体を整える)
と色分けし、『今日のご飯は3色そろっているかな?』『体をつくる色のおかずはあるかな?』と会話にすると楽しく学べます。遊び感覚で楽しく習慣づけることで、子どもが自分自身で『バランスよく食べる』を実践しやすくなると思います」
※ ※ ※
「バランスよく食べる」ことは、子どもの元気と成長を支える大切な習慣。なるべく難しく考えず、できることから少しずつ、楽しみながら栄養バランスを意識してみましょう。色や役割を通して、子どもが自分で選び、食べる力を育てる食育を、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
オトナンサー編集部
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