「“ゆりかもめ”じゃん」 西武新型レオライナーにそっくりの声!? 親子席や車内展示に乗客の反応は?
- 乗りものニュース |

新型車両で大きく変わった点は?
西武鉄道が「レオライナー」こと西武山口線に新型車両のL00系(れおけい)を導入し、2026年3月27日に営業運転を開始しました。この新型車両がどのような形で利用者に受け入れられているのか、実際に乗車して確かめてみました。
西武山口線「レオライナー」の新型車両L00系((c) SEIBU Lions/TEZUKA PRODUCTIONS、柴田東吾撮影)
多摩湖駅と西武球場前駅を結ぶ西武山口線は、大手私鉄では珍しい新交通システムの路線です。L00系は、西武山口線が新交通システムに移行してから40年ぶりの新車として登場しました。
L00系は座席配置が変わりました。従来(8500系)のボックス席によるクロスシートをやめ、窓を背にしたロングシートを採用しています。西武山口線は西武ドーム(ベルーナドーム、埼玉県所沢市)へのアクセス路線でもあり、野球の試合終了時の混雑に対処するため収容力の高い車両としています。また、車いす・ベビーカースペースを倍増して各車両に備えていますが、これは今どきの新型車両で見られるものです。
こうした結果、座席数は半減しています。しかし、乗車時間は10分にも満たない路線でもあり、普段は空いているので、気にならないのかもしれません。
このほか、先頭車では乗務員室に隣接して「kids SEAT」を備えています。この座席は運転席側に向けた座席と1人掛けのロングシートで構成され、運転席側に向けた座席は1.5人掛けに近い寸法として、親子で座れるようなサイズになっています。
さらに、隣接して車いす・ベビーカースペースも設けられています。実際に乗車した時は、若いご夫婦が「kids SEAT」に仲良く座り、脇にベビーカーを置いて乗車を楽しんでいる姿も見られました。
また、中間車の車いす・ベビーカースペースに隣接してショーケースが備えてあります。ショーケースは二つあり、今回乗車した第1編成には片方に埼玉西武ライオンズの選手のサイン入りのボールが、もう片方にはサイン入りユニホームとバット、マスコットキャラクターのレオくんとライナちゃんのぬいぐるみが展示されていました。
サイン入りのボールは20個あり、「どの選手のサインだっけ?」と考えながら眺めているうちに、終点に着いてしまうかもしれません。ショーケースの展示品をスマートフォンで撮影する乗客の姿も見られました。
「新交通ゆりかもめ」とそっくり?
乗車した日は、営業運転開始2日目の日中で、ちょうど西武ドームで「埼玉西武ライオンズvs中日ドラゴンズ」の試合が開催されている最中でした。
試合は終わっていないものの、すでに球場を後にする人々が西武山口線に流れてくるといった状況です。西武山口線も列車を増発して対処していましたが、まだ混雑するほどでもありません。乗車した列車は座席がちょうど埋まるくらいの乗り具合でしたが、先頭車の運転席背後だけは、前の景色を見る乗客で混み合っていました。
新型車両が就役したばかりということで、撮影や乗車を楽しむファンの姿もありましたが、電車のファンよりも野球のファンの方が圧倒していました。西武山口線のホームや通路には新型車両をPRする横断幕が各所にありましたが、これを見て一言「『ゆりかもめ』じゃん」という声も聞こえました。
実際、手持ちの写真で新交通ゆりかもめの車両を見てみましたが、外観というよりも色使いが似ています。外観で「似ている」と判断するならば、西武山口線やゆりかもめと同じく新交通システムを採用している東京都交通局日暮里・舎人ライナーの車両の方が似ているのかもしれません。
実のところ、ゆりかもめ7300系、日暮里・舎人ライナー330形、西武L00系とも車両メーカーは三菱重工で、外観や内装の基本的なデザインはGKデザイン総研広島が担当しています。メーカーもデザイナーも同じとなると、必然的に似てしまうのかもしれません。
しかし、ゆりかもめ7300系と日暮里・舎人ライナー330形は、扉が片側2か所にあり、運転台が進行方向右側にあるのに対し、西武L00系は扉が片側1か所で、運転台が進行方向左側にあるといった違いがあります。
L00系は2027年度までに3編成が登場する計画ですが、車体の配色やショーケースの展示品は編成ごとに変わります。
配色のデザインは西武鉄道・西武ライオンズ・西武園ゆうえんちの社員が集まって検討したもので、第1編成は西武ライオンズをイメージしたデザインです。
2026年度に運行開始予定の第2編成は、夜空のようなネイビーブルーのカラーリングに西武園ゆうえんちの人気イベントである花火やイルミネーションをイメージしたラッピングが採用されます。
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